- デスクトップパソコンってどういうポイントで選べば良いの?
- デスクトップパソコン以外にも必要な周辺機器ってあるの?
- デスクトップパソコンの便利な使い方ってあるの?
私のPC歴は約20年で、デスクトップPC、ノートPCの両方を使ったことがありますし、ゲームや動画編集、プログラミングなど色々な用途で使っているので、様々な観点から解説できると思います。
デスクトップパソコンは、基本的に性能と価格、必要な方はデザイン性の3つから選べばOKです。
ノートパソコンだと性能や価格の他に、画面サイズをどれにするかなどもう少し複雑になるので、その点を考えるとデスクトップパソコンは比較的楽に選ぶことができます。
デスクトップパソコンの選び方・選ぶポイント
デスクトップパソコンの選び方・ポイントとしては次の通りです。
- 性能と使用用途から選ぶ
- 価格から選ぶ
- デザインから選ぶ
- インターフェースから選ぶ
- PCケースサイズから選ぶ
- 保証から選ぶ
パソコン選びで一番重要なことは、自分の使用用途に対して性能を満たしているかという点です。
もし、性能不足でやりたいことができないとなれば、意味のないパソコンになってしまいます。
そのため、大枠のデスクトップパソコンの選び方としては、一番が性能、その次に予算に合う価格かどうかです。
その上で、パソコンのデザインも気にしたいのか、PCケースのサイズが大きくても大丈夫なのか、それとも小さい方がいいのかなどを考えていくと良いでしょう。
ケンさん
性能と使用用途から選ぶ
デスクトップパソコンを選ぶ上で一番重要なことは性能で、さらに言うと、使用用途を満たすだけの性能です。
そのため、自分のやりたいことが何なのか、そのやりたいことに対して性能はどの程度必要かを知っておく必要があります。
もし、必要な性能を下回ってしまうと、カクついたり、動作しなかったりするので注意です。
ケンさん
例えば、ネットサーフィンや動画視聴などの普段使いとゲームや動画編集などの比較的重めな用途だと必要な性能が違ってきます。
では、具体的に性能は何で決まってくるのか確認しておきましょう。
パーツ名 | 例 | 説明 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7 AMD Ryzen 7 など | パソコン全体の処理をする。 性能が高いほど、早く処理できるが高価になる。 |
メモリ | 8GB, 16GB など | 処理した際のデータを一時的に保存する記憶装置 容量が多いほど、一度に実行できるアプリが増える |
GPU | CPU内蔵GPU NVIDIA GeForce RTX 3050 など | グラフィック関連の処理をする。 ゲームや3DCG・モデリングなどグラフィック性能 の要求が高い用途はグラフィックボード必須 |
ストレージ (SSD / HDD) | 256GB, 512GB, 1TB など | データを長期的に保存する記憶装置 システムデータや自分で作成した文書、写真、 動画などあらゆるデータを保存する。 容量が多いほど、容量の大きいデータを たくさん保存できる。 |
また、使用用途別に最低限必要な性能を大まかにまとめておきます。
CPU | メモリ | GPU | ストレージ | 使用用途 |
---|---|---|---|---|
Core i5 Ryzen 5 | 16GB | GTX 1650, 1660 RTX 3050, 3060 | 512GB | 3Dゲーム 動画編集 データ分析・AI学習 |
Core i3 Ryzen 3 | 8GB | CPU内蔵GPU | 256GB | 普段使い(ウェブ, 動画視聴等) ビジネス用途(Office/メーラー等) 執筆作業(ブログ/ライティング等) 2D・ブラウザゲーム 画像編集 プログラミング トレード(株/FX/仮想通貨) |
あくまで最低限の目安なので、予算に応じてより快適になるように性能の高いものを選ぶことも検討しましょう。
また、同じ用途であっても、どれだけのことをするかで必要な性能も変わってきます。
例えば、ゲームでも、ブラウザゲーム・2Dゲーム・3Dゲームをするのかで違い、ブラウザ・2Dゲームであれば、それほど性能は必要なく、GPUもCPU内蔵GPUで大体のゲームが快適に動きます。
しかし、3Dゲームを快適に遊ぶためには、GPUも含め高い性能が必要になってきます。
動画編集でも、解像度(FHD/4Kなど)の違いやホームビデオなどで数か所カットするだけなのか、YouTube向けのように細かくカットしたり、モザイク・画像などを入れたりするのかでも必要な性能が変わってきます。
そのため、人気のある用途(ビジネス用途、ゲーム、動画編集、プログラミング、トレード、データ分析・AI学習)については、さらに段階を分けて必要な性能を解説しているので参考にして下さい。
価格から選ぶ
デスクトップパソコンを選ぶ際、大体の予算があると思いますが、その予算によってどのくらいの性能のものが買えるのか知っておきましょう。
価格別の性能の目安は次の通りです。
10万円前後 | 15万円前後 | 20万円前後 | 30万円前後 | |
---|---|---|---|---|
CPU | Intel Core i3, i5, i7 AMD Ryzen 3, 5, 7 | Intel Core i5, i7 AMD Ryzen 5, 7 | Intel Core i5, i7 AMD Ryzen 5, 7 | Intel Core i7, i9 AMD Ryzen 7, 9 |
メモリ | 8GB / 16GB | 16GB | 16GB / 32GB / 64GB | 16GB / 32GB / 64GB |
GPU | CPU内臓GPU GTX 1650 | GTX 1650 GTX 1660 SUPER RTX 3050 | RTX 3060 RTX 3070 | RTX 3060 RTX 3070 RTX 3080 |
ストレージ | 256GB ~ 512GB | 512GB | 512GB ~ 1TB | 1TB~ |
パソコンの価格は、オフィスやセキュリティソフト、デザイン、保険・周辺機器などのオプションでも変わりますが、大部分が性能で決まります。
さらに言うと、CPU、GPUのパーツ自体が高価なので、この2つのパーツが価格の5,6割ぐらい占めていると思います。
そのため、基本的には低性能であれば安くなりますし、高性能であれば高くなります。
ケンさん
4つの価格帯で大体の性能をまとめましたが、普段使い、ビジネス用途であれば10万円前後、ゲームや軽い動画編集であれば、15, 20万円前後が人気の価格帯ですね。
パソコンの価格は、PCメーカーや時期によっても大きく異なりますし、CPU・メモリ・GPU・ストレージの性能の幅を広めに見積もっているので、全ての性能で最高のものを探すのは難しいです。
また、5万円前後のPCも見かけますが、PC初心者の方がその価格帯のデスクトップパソコンを選ぶのはおすすめできません。
5万円前後は性能も低く、ネットサーフィンや動画視聴の軽い作業ができる程度なので、本当にその用途でしか使わない、かつ、その用途以外に何ができるか詳しく理解している人がサブ機として使う感じです。
あまり詳しくないと動作が重いと感じた時に、本当に性能不足のせいか判断が難しいですし、買った後にゲームや動画編集、プログラミングなどをしてみたいとなっても対応できません。
価格帯別にどのくらいのことができるのか、おすすめのPCなどを詳しく解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:10万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
≫ 関連記事:15万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
≫ 関連記事:20万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
≫ 関連記事:30万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
デザインから選ぶ
パソコンのデザインは、性能とは関係ないので優先度としては低くなりがちですが、「気に入ったパソコンで作業したい!」「パソコン内部を眺めたい!」というユーザーにとっては重要視したいポイントだと思います。
ケンさん
デザイン性の高いケースを選ぶ際によくある要素としては、オシャレでインテリアにもなる白ケース、メカメカしい内部が見れる強化ガラス、色鮮やかなLEDライティング、高級感・重厚感が感じられるアルミニウムなどの金属ケースなどがあります。
しかし、現状では多くのPCメーカーで汎用的なよくあるデザインのケースがほとんどで、デザイン性が良かったり、ケースの選択肢の多いPCメーカーは少ないです。
パソコンを決める上でデザインは、どうしても性能・価格の次に来るので、メーカー側としても、カラーバリエーションを用意して在庫が多くなったり、製造工程を増やしたりするより、万人受けするカラー・デザインで絞った方が、コスト面や管理面で何かと楽になるという事情があります。
その中でも、自作PC向けのケースをベースにして組んでいるメーカーがあります。
このメーカーでは、PCケースの選択肢が豊富で、ユーザーが自分の好みに合わせたデザインでパソコンを注文することができます。
≫ 関連記事:【10~100種】PCケースを選べるBTOメーカー5選!【外見重視派必見】
≫ 関連記事:かっこいいデスクトップパソコンを紹介!PCケースのデザインにもこだわりたい方向け!
インターフェースから選ぶ
デスクトップパソコンでは、ノートパソコンと比べてポート類が豊富なので、そこまで重要視する必要がありませんが、一応さらっと確認しておくようにしましょう。
主に見ておいた方が良いポイントは次の通りです。
- 映像出力ポートの数と種類(HDMI, DisplayPort, Type-Cなど)
- USBポート数と種類(Type-A, Type-C)
- USB Type-Cで充電や映像出力できるか
- MicroSDやSDカードが挿せるかどうか
- 盗難防止のセキュリティーロック機構があるか
映像出力ポートは、パソコン本体・モニター共に色々な種類がついていることが一般的なので、ポートの種類が違って繋げれないということはないでしょう。
しかし、デュアルモニター、トリプルモニターなど増やしたい方は、数や種類は要確認です。
USBポートは、フロントに2,4つ、リアに6, 8つぐらいあるので十分です。
ノートパソコンだとType-Cで映像出力や急速充電ができれば便利ですが、デスクトップパソコンの場合は映像出力のポートも十分ありますし、あまり気にすることはないかなと思います。
あとは、ビジネス向けだとMicroSD、SDカードをさせる場合もあるので、使う予定のある方は考えておきましょう。
もちろん、後から周辺機器でSDカードリーダーを買っても良いですね。
ノートパソコンだと数や種類が限定的になっていることも多いので、自分の利用シーンに合わせて慎重に見ていく必要がありますが、デスクトップパソコンの場合は、余裕のあるポート数、種類があるので、あまり気にする必要はないかなと思います。
PCケースサイズから選ぶ
表のように一応分類はされているのですが「ケースのサイズが、縦×横×奥行きそれぞれ何cm~何cmの間のものをミドルタワーと言う」みたいに明確に定義されているわけではないです。
色々なメーカーのパソコンを調べて、どれに分類されているかと仕様の長さを大体まとめたものになります。
人気なのは、3Dゲームや動画編集など重めの作業をする場合はミドルタワー、普段使い・ビジネス向けだとスリム型PCですね。
重めの作業やグラフィック処理が必要な用途だと、大型のCPUクーラーを搭載したり、大きなGPUを搭載する必要があるのでスリム型では対応できず、ミドルタワーが必要になってきます。
ケンさん
他にも、ケースサイズ別の特徴を詳しく知りたい方は、こちらを参考にして下さい。
≫ 関連記事:ミドルタワ―などPCケースのサイズ・大きさを徹底解説!
保証から選ぶ
PCメーカー | 標準保証(無料) | 延長保証(有料) | 物損保証(有料) |
---|---|---|---|
マウスコンピューター | 1年 | 3,5年 (MouseProのみ5年) | 破損盗難保証サービス |
ドスパラ | 1年 | 2,3,4年 | セーフティサービス |
パソコン工房 | 1年 | 3,4年 | 物損保証付き延長保証 |
ツクモ | 1年 | 3年 (物損保証込み) | 延長保証に物損保証を含む |
フロンティア | 1年 | 3年 | × |
SEVEN | 1年 | 3年 | × |
ストーム | 1年 | 3年 | × |
サイコム | 1年 (Premium Lineは2年) | 3年 | × |
VSPEC | 1年 | 2, 3年 | × |
レノボ | 1年 | 2,3,4年 | アクシデント・ダメージ・ プロテクション (物損故障、自然災害故障、 盗難、紛失保証) |
HP | 1年 | 2,3年 | アクシデントサポート (物損故障、盗難保証) |
DELL | 1年 | 2,3,4年 | Premium Support (延長保証 + 物損保証) |
ASUS | 1年 | 3,4,5年 | ASUSのあんしん保証プレミアム |
マイクロソフト | 1年 | 2,3,4年 | Microsoft Complete 保証プラン (物損保証) |
NEC | 1,3年 | 3,4,5年 | あんしん保証サービスパック (物損保証 + 自然災害) |
富士通 | 1,3年 | 3,4,5年 | ワイド保証 |
PCメーカーでは、PCが故障した際に無料で修理してくれる保証が付きます。
通常であれば、工賃や技術料、交換パーツ代などの費用がかかりますが、保証期間内であれば無料となるので安心です。
どのメーカーでも基本的に共通しているのは次の通りです。
- PC購入時に無料で付く標準保証が1年分
- 有料のオプションで2~5年の延長保証を付けれる
- 保証対象は自然故障が基本
- 物損保証や盗難保証はオプション
これ以外の標準保証が3年であったり、延長保証に物損保証が付いていたりなどの有利なことは業界の標準と比べて、お得と捉えてOKです。
自然故障は正常な使用状況下での故障を言い、物損保証は水没、落下など自分の不注意による故障です。
基本的には保証の対象は自然故障のみで物損保証は対象外となります。
また、外出先によく持っていくから盗難とか心配…という方向けに盗難保障もあります。
データが戻ってこない、データ流出のリスクはあるものの本体はカバーできるので、検討してみましょう。
延長保証をすべきかどうかも解説しているので参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:パソコンの保証や延長保証は必要?何年にすべきなのか解説
機能から選ぶ
デスクトップパソコンには、CPUやメモリ, GPU, ストレージの基本的な性能以外にも、静音性・冷却性能の高さ、OS非搭載のパソコンなど様々な特徴や機能を持ったものがあります。
一般的に性能が高く、作業効率が向上させることができるデスクトップパソコンは、ゲーム用途やクリエイティブ用途などで広く使われています。
特に、静音性の高いパソコンは、作業環境において静かな環境を維持することができ、集中力を保つことができます。
また、高い冷却性能を持つ水冷式CPUクーラーを搭載したパソコンは、長時間の使用でもパフォーマンスを維持することができるため、高負荷になりがちなゲーマーやクリエイターからの支持が高いですね。
さらに、OS非搭載のパソコンは、上級者向きではあるものの自分で好きなOSをインストールすることができるため、自由に環境をカスタマイズしたい方におすすめです。
例えば、Linuxを好んで使う方、パソコンの台数が多く全部にWindows OSを搭載するお金がない、あるいは、節約したい方、プログラマーで特殊な開発環境を構築したい方などには、OSなしのパソコンが最適です。
≫ 関連記事:静音PCの選び方・原因と対策7つを解説!騒音が気になる方必見
≫ 関連記事:水冷式BTOパソコンの解説と紹介!ゲーミングPCにおすすめ
≫ 関連記事:OSなしPCの取り扱いBTOメーカーやインストール手順、価格差について解説
デスクトップパソコンに必要なもの・周辺機器
デスクトップパソコンを使うためには、パソコン本体だけではなく次の周辺機器が必要です。
- マウス
- キーボード
- モニター
PCメーカーの通販サイトからデスクトップパソコン購入する場合、基本的には、これらの周辺機器は付いていません。
標準で付いている場合も少なからずあるので購入時に確認しておきましょう。
もし、こういった周辺機器も欲しい場合は、デスクトップパソコンの購入の際に、オプションでこれらの周辺機器を付ける必要があります。
また、デスクトップパソコンを買い替える場合だと、既に周辺機器を持っているはずなので、それを使い回すのもアリですね。
おすすめとしては、オプションで購入すると若干高めなので、Amazonなどの通販サイトで購入するのがいいです。
安めの価格帯で言うと、マウス・モニターがそれぞれ1,000~2,000円前後、モニターが15,000円前後なので、パソコン本体価格にプラス17,000円ほどかかると見積もっておきましょう。
また、ドスパラではポイントがあるので、ひとまずパソコン本体だけを注文して、そのポイントを周辺機器の足しにするのもおすすめですね。
≫ 関連記事:【最大で購入額の約1割!!】ドスパラポイントの上手な使い方
ケンさん
マウス
マウスは、パソコンのカーソルを動かしたり、クリックでファイルやデータを操作したりするための入力デバイスです。
マウスによって特徴や機能は様々です。
- マウスのサイズ(大/中/小/薄型など)
- サイドに進む・戻るボタンがある
- 有線か無線(Bluetooth, 無線レシーバー)
- 複数台のPCでBluetooth接続の切り替えができる
- 無線の場合、電池式かバッテリー式か
- ファンクションボタン(任意に割り当て可能)
例えば、ノートPCと一緒に持ち運ぶのなら、小型で薄型で持ち運びやすく、Bluetoothで面倒な配線なく使えるマウスが良いでしょう。
また、電池交換や充電が面倒だと思う場合は、有線マウスにするなど自分に合ったものを選びましょう。
私としては、エレコムのEX-Gシリーズのマウスがおすすめですね。
このシリーズのマウスは、ホールドしやすい形状と素材で進む戻るボタンがあるのは共通、その上で、無線・有線、マウスのサイズ、複数台にBluetooth接続ができるなど機能による違いがあります。
価格は全体的に2,000円前後とリーズナブルで、操作のしやすさや製品毎の機能の豊富さを考えるとめちゃくちゃおすすめのマウスです。
キーボード
キーボードは、パソコンに文字を入力したり、操作したりするためのデバイスです。
キーボードによって特徴や機能は様々です。
- テンキー付きかどうか
- キー配列
- 打鍵感
- 有線か無線(Bluetooth, 無線レシーバー)
- 複数台のPCでBluetooth接続の切り替えができる
テンキーが付いていないとキーボードの上から二段目の横並びのキーで入力することになるので、かなりやりづらいですね。
特に、エクセルやお金の計算などで数字の入力を頻繁にするのであれば、絶対にテンキーはあった方が良いです。
打鍵感については実際に使ってみないと分からないので難しいですが、家電量販店などにいくとキーボードやマウスがずらっと並んでいるエリアがあるので、底で試してみるのもアリですね。
私は、2,000円ぐらいのエレコムのキーボードと高めなFilcoのキーボードを使っていますが、ある程度安くで打ちやすいのであれば何でもいい方であれば、エレコムのキーボードがおすすめですね。
モニター
モニターは、文字や画像、映像、パソコンが処理した結果を表示するためのデバイスです。
モニターによって特徴や機能は様々です。
- モニターサイズ
- マルチディスプレイにするか
- 映像出力(HDMI, DisplayPortなど)ポートの数と種類
- リフレッシュレート(ゲーミングPCの場合)
- 色域(画像・動画編集などのクリエイティブな用途の場合)
- USBハブ機能
モニターサイズは、22, 23インチぐらいが一般的で、エントリーモデルの相場は15,000円前後ですね。
ケンさん
モニターを2枚並べるデュアルモニタ環境は、作業効率が格段に上がるのでかなりおすすめです。
画像ではノートパソコンのモニターと外部モニターの2台で上下に並べていますが、デスクトップパソコンの場合は左右に並べるのが一般的ですね。
≫ 関連記事:効率、生産性ってデュアルモニタで上がるのという話【論文・実体験】
デスクトップパソコンでよくある質問
デスクトップパソコンでよくある質問などをまとめておくので、気になるポイントは事前に見ておいてください。
実際にデスクトップパソコンを購入する前に知っておくべきこともあれば、購入した後により便利に使うための知識などをまとめています。
解説するのは次の通りです。
- デスクトップパソコンにWi-Fi、Bluetooth機能を追加する方法
- デスクトップパソコンは電源つけっぱなしでも大丈夫か
- デスクトップパソコンの各部名称や部品名について
- デスクトップパソコンの置き方の注意点と置き場所について
- デスクトップパソコンの掃除方法
- デスクトップパソコンの廃棄方法
デスクトップパソコンにWi-Fi、Bluetooth機能を追加する方法
デスクトップパソコンは、基本的にWi-FiやBluetoothなどの無線通信規格は使用できないので、インターネットは有線LAN、マウスやキーボードはケーブルでの有線接続となります。
しかし、PCメーカーやパソコンによって変わってきますが、元々Wi-Fi, Bluuetooth機能が付いていたり、オプションで追加することができたりします。
Wi-FiやBluetoothを使えるようにする方法は主に次の通りです。
- パソコン購入時にカスタマイズで「拡張ボード」を追加する【万人向け・パソコン購入前】
- USBのWi-Fi, Bluetoothアダプタを購入して追加【万人向け・パソコン購入後OK】
- Wi-Fi, Bluetoothの拡張ボードを増設【自作PCする人向け・パソコン購入後OK】
簡単な方法は1,2番目で、デスクトップパソコンの購入前ならオプションで追加しておくのが良いかなと思います。
もし、既に購入していても2番目の方法ならパソコン購入後に追加することができるので、手遅れなことはありません。
Wi-Fi, Bluetooth別に、項目ごとに詳したり、おすすめのアダプターなども紹介しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:デスクトップパソコンにBluetoothを追加・増設する方法【3通り】
≫ 関連記事:デスクトップパソコン・自作PCで無線LAN(Wi-Fi)をつける方法【3通り】
デスクトップパソコンは電源つけっぱなしでも大丈夫か
何かツールを実行し続けたり、寝ている間に何か大容量のデータをダウンロードしたりする間、パソコンの電源をつけっぱなしにしたいこともあると思います。
そこで、デスクトップパソコンの電源をつけっぱなしにしても大丈夫なのか疑問になると思いますが、基本的には大丈夫です。
基本的にはと言いましたが、具体的には次の事に注意してください
- パソコンの掃除(ホコリが溜まり冷却性能が落ちたり、ホコリにショートして火事になる可能性があるため)
- 温度管理(CPU/GPU温度が90度以上と高すぎないこと、特に夏場室温が高すぎないこと)
- エアフローに余裕のあるミニタワー、ミドルタワークラスのPCケースサイズ(スリム型・ミニPCは微妙)
- ノートPCは冷却性能が低いので絶対NG
私の実例ですが、自作のデータ分析やAIのプログラムを動かすため、2台ほど2~3年間電源を24時間入れっぱなし(※)にしていたことがありますが、火事もなく、不具合もなく安定して稼働し続けてくれました。
1台目:約6年経過したパソコン、最近1~2年は24時間使用。それ以外は1日6時間程度
2台目:約2年経過したパソコン、購入当初から24時間使用
パソコンの負荷の具合はバラバラですが、1台はCPUの使用率が常時60~80%前後、もう1台は、CPU使用率が30~40%前後、GPUの使用率が70%~100%とかなり高負荷な状況ですが問題はありません。
※パソコン内部の清掃やパーツの交換、増設時には停止しています。
ただ電源をつけっぱなしにするだけでなく、高負荷な環境で年単位で動かし続けた上で問題がなかったので、デスクトップパソコンであればつけっぱなしでも大丈夫と考えています。
実体験ですが、PCパーツの品質や負荷具合などの様々な環境が違うので、つけっぱなしにする場合は自己責任でお願いします。
ケンさん
≫ 関連記事:パソコンの電源をつけっぱなしでも大丈夫か問題について。
デスクトップパソコンの各部名称や部品名について
デスクトップパソコンをスムーズに検討できるように、周辺機器やポート類、PCパーツの名前や役割は最低限知っておくべきです。
必要に応じて検索したり、パソコンに詳しい人に聞いたりすることもあるので、そういう際にある程度名称を知っておかなければ検索も聞くこともできません。
大きく分けると次の3つのカテゴリがあります。
- デスクトップパソコン全体の名称
- デスクトップパソコン本体の各名称(外部/ポート類)
- デスクトップパソコン本体の各名称(内部/パーツ類)
デスクトップパソコン全体の名称
名称 | 役割 |
---|---|
デスクトップパソコン本体 | 様々な処理をしたり、周辺機器を繋げたりできるパソコンの本体部分 |
モニター | パソコン本体が処理した結果を表示するための映像出力デバイス |
マウス | パソコンのカーソルを動かしたり、クリックでファイルやデータを 操作したりするための入力デバイス |
キーボード | パソコンに文字を入力したり、操作したりするための入力デバイス |
デスクトップパソコン本体の各名称(外部/ポート類)
名称 | 役割 |
---|---|
電源ボタン | パソコンを起動するためのボタン |
リセットボタン | パソコンを再起動するためのボタン |
アクセスランプ | ストレージにアクセス中かどうかを判断するためのLED |
USBポート | USBメモリ、マウスなどのUSB機器を接続するポート |
マイク/イヤホンジャック | マイクやイヤホンを接続するためのジャック |
映像出力ポート (HDMI, DisplayPortなど) | モニターとケーブルを接続して映像を出力する |
LANポート | インターネットを有線接続するためのポート |
PS/2ポート | 古いマウスやキーボードを接続するためのポート |
SDカードリーダー | SDカードやmicroSDカードを接続するためのポート |
デスクトップパソコン本体の各名称(内部/パーツ類)
名称 | 役割 |
---|---|
CPU | パソコンの中心となる演算処理装置で、パソコン全体の処理をする |
CPUクーラー | CPUを冷却するためのクーラー |
GPU | グラフィック処理を担当する演算処理装置 |
メモリ | 様々な処理の中で、一時的に使用するデータの保存を担う |
ストレージ(SSD/HDD) | データを永続的に保存するためのもので、大きく分けると SSDとHDDの2種類がある |
マザーボード | CPU, GPU, メモリなどの各PCパーツを接続し、データのやり取り、 電源供給などをするための基盤 |
電源ユニット | パソコンに必要な電力を供給するための部品 |
PCケース | 全てのPCパーツを入れるための収納箱で、様々なポートや冷却用の PCケースファンが付いている |
PCケースファン | 内部の空気を循環して、パソコン全体を冷却するためのファン |
光学ドライブ | CDやDVD, Blue-Rayなどの読み込み、書き込みをするための装置 |
詳しい場所については写真付きで解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:デスクトップパソコンの各部名称や部品名を解説【初心者向け】
デスクトップパソコンの置き場所や注意点について
デスクトップパソコンを購入する際、部屋のどこに置くか検討すると思いますが、その際の注意点や置き方のパターンを紹介します。
当たり前なものもありますが、デスクトップパソコンの置き方の注意点は次の通りです。
- 安定した場所に置く
- 周囲に余裕を持たせ風通しを良くする
- 直射日光を避ける
- 電源コンセントに近い場所に置く
また、置き場所については、一般的にはデスクの下、横、上に置くパターンがあります。
デザイン性の高いデスクトップパソコンであれば、いつでも見れるようにデスクの上に置いたりしますが、地震が起きた時の落下のリスクやデスクが狭くなることから、デスクの下や横に置くのが多いですね。
詳しく知りたい方は、画像付きで解説しているので参考にして下さい。
他にも、小型PCや複数台持っている場合、スリム型の横置きなどの特殊な置き方についても紹介しています。
≫ 関連記事:デスクトップパソコンの置き場所・置き方について解説【6パターン】
デスクトップパソコンの掃除方法
ホコリが溜まることで、パフォーマンスの低下や騒音などの原因に繋がるので定期的な掃除が必要です。
掃除の頻度としては、半年~1年に1回程度の頻度ぐらいがおすすめですが、ホコリの溜まり具合は、環境や使用時間で変わってくるので、ホコリが目立ってきた時点で掃除するもの良いでしょう。
特に、隙間や凹凸のあるキーボードや空気の流れになっている吸気口・排気口に溜まりやすいです。
吸気口・排気口にホコリが溜まることで、冷却性能が落ち、本来のパフォーマンスがでなくなったり、冷却性能を維持するためにファンの回転数を上げて音が大きくなったりします。
掃除に必要な道具や準備、清掃箇所を画像付きで解説しているので、ぜひ参考にして下さい。
≫ 関連記事:デスクトップパソコンの掃除方法と必要な道具を徹底解説【写真付き】
デスクトップパソコンの廃棄方法
デスクトップパソコンの廃棄は、資源有効利用促進法によってメーカーによる回収とリサイクルが義務づけられているので、普通ゴミと同じようにゴミ袋に入れて出すことはできません。
廃棄するための方法はいくつかありますが、その中でおすすめしている方法が次の2つです。
- パソコン買い替え時に下取りに出す
- ただ廃棄したいならリサイクル業者に出す
新しいパソコンを購入する際に下取りオプションがあるので、それを選択して古いデスクトップパソコンを送ります。
オプションを決めた時点で、PCメーカーによって違いますが、新しいパソコンの価格が1,000円程度割り引かれるのでお得になります。
ケンさん
また、パソコンを廃棄する際は、写真や動画、公的な書類などの個人情報を含むデータは削除するようにしましょう。
基本的には法律に従って、再資源化施設でデータ破壊や分解等の工程を経て再資源化され、樹脂や金属といった素材として再利用されることになっていますが、もし、悪い業者だと、そのまま横流しして中古市場に流れる可能性もゼロではありません。
≫ 関連記事:デスクトップパソコンを廃棄する方法4選と注意点【下取りが一番お得】
まとめ:デスクトップパソコンは性能と価格で選んでOK!
デスクトップパソコンを選ぶ上で一番重要なことは、使用用途に対して性能が十分かどうかです。
まず、一番避けないといけないことは性能不足でやりたいことができないことなので、どの程度の性能が必要か知っておきましょう。
その上で、デザイン性やインターフェースも軽く見て、必要であればこだわっていくという流れが一番良いです。
予算が大体決まっているのであれば、価格別におすすめのPCを紹介しているので参考になると思います。
価格別に、どのくらいの性能のものを買えるのか、何ができるのかも解説しています。
≫ 関連記事:10万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
≫ 関連記事:15万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
≫ 関連記事:20万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
また、使用用途別にもまとめているので、用途が決まっているのであれば参考になると思います。
同じ用途でも何をするかによって、若干必要な性能も変わってくるので、その辺りも深掘りして解説しています。
≫ 関連記事:使用用途別のPC目安スペック解説!