
自作PCでパーツを選べるレベルで自由度の高いBTOメーカーってないの?
という方に向けて、フルカスタマイズできるBTOメーカーを紹介します。
結論から言うと、各パーツ10~30種類程度から選択できるBTOメーカーが2社あります。
目次
BTOパソコンのフルカスタマイズとは?
BTOパソコンのフルカスタマイズとは、ほぼすべてのパーツをある程度の選択肢の中から自由にカスタマイズできることを指します。
パソコンは、以下のパーツで構成されていますが、フルカスタマイズできるBTOメーカーの場合、このほぼすべてのパーツを変更することができます。
- CPU
- CPUグリス
- CPUファン
- メモリ
- マザーボード
- HDD
- SSD / M.2 SSD
- グラフィックボード
- 光学ドライブ
- 拡張カード
- ケース
- 電源
- OS
- その他ソフトウェアや周辺機器
これに加えて、
- ストレージのパーティション容量設定
- RAID設定
といった設定面もカスタマイズすることができます。
また、CPU1つとっても他にカスタマイズできる選択肢が多く、自由度がかなり高いです。
フルカスタマイズは、かなりのパーツ数なので自由度がかなり高く、自作PCと同じぐらいのレベルでパーツ選びをすることができます。
その分、パーツの知識は必要になってきますが。。。
とは言え、フルカスタマイズできるBTOメーカーは多くありません。
メーカー側からすれば、選択肢が多くなればなるほど、互換性などのチェックや組み立て工程のパターンが多くなるので、それだけ難易度が上がったり、組み立て時間が長くなったりするため、フルカスタマイズできるメーカーは少ないですね。
また、パーツ選択時には、メーカーまで掲載されていることが多いので、どこのパーツが使われているのか分かります。
そのため、メーカーまでこだわりたいという方にも良いかもしれませんね。
マウスコンピューターやドスパラの場合、CPUやグラフィック、マザーボードがベースモデルのパーツから変更することができません。
(もちろん、ベースモデルを変更することで調整できますが。。。)
また、ケースもベースモデルのみか、変更できても数種類しかありませんし、拡張カードの追加もできないという感じです。
「ゲームとか動画編集とかやりたいことができれば、パソコンの中身なんてあまり気にしない!」という方であれば、パーツの選択肢が多すぎるフルカスタマイズは向かないと思います。
一方で、「パーツ選びには興味があって自作PCも考えているけど、パーツの互換性や組み立て時間、失敗した時のリスクを考えると、なかなか自作PCには手が出せない!」という方であれば、自由度の高いフルカスタマイズは、おすすめです。
豊富なパーツから1つ1つ選んでいく中で、ある程度自作PCを作るような体験ができますし、パーツの互換性や時間、失敗リスクをプロに任せてゼロにできるので、メリットが大きいですね。
フルカスタマイズできるBTOメーカーの紹介
では、パーツ変更の自由度が高いBTOメーカーを2社、SEVENとVSPECを紹介していきます。
パーツ選択が画像付きで分かりやすい「SEVEN」
SEVENは、パーツの種類が多くフルカスタマイズができるBTOメーカーですが、1点他のメーカーと違う特徴があります。
それは、ユーザーのことを隅々まで考えられたカスタマイズ画面になっていて、初心者の方でも簡単にカスタマイズできるということです。
主に次にような部分が他のBTOメーカーと違い、カスタマイズ画面が考え抜かれています。
- パーツ選択時に画像を表示してくれている。
- パーツのスペックをその画面でほとんど確認できる。
- ちょうど欲しいところに初心者向けにパーツの解説がある。
パーツ選択時に画像を表示してくれている。
SEVENでは、カスタマイズ画面のパーツ選択時に、画像を表示してくれます。
表示してくれるパーツは、ケース、電源ユニットの変換効率マーク、マザーボード、CPUクーラー、メモリ(一部)、グラフィックボード、無線LAN/Wi-Fi、ケースファン(一部)、液晶モニタ、キーボード、スピーカーなどの周辺機器です。
特にケースが画像付きで簡単にどんなデザインかを確認できるのは良いですよね。
他のBTOメーカーであれば、仮にケースを選択できたとしても、メーカーや型番しか書いていないので、自分で検索してどんなケースかを確認する必要が出てきますが、SEVENではその手間は必要ありません。
また、サイドパネルがクリアになっているケースであれば中身が見えるので、マザーボード、グラフィックボード、CPUクーラー、メモリなどの画像も役立ちますよね。
形やデザイン、LEDの具合などを確認することができます。
マザーボードの選択
ケースの選択
パーツのスペックをその画面でほとんど確認できる。
例えば、マザーボードのパーツ選択部分であれば、下の画像のように様々な項目が表示されています。
- メーカー:ASUS
- マザーボード規格:ATX
- チップセット:Intel Z390
- 背面端子:USB x6 (3.1 Type-A x6)/7.1chオーディオ 他
- 内部端子:メモリDDR4-2666 4スロット(最大 64GB) M.2(SSD用) x2/SATA3(6Gbps) x6/PCIeスロット:(x16)2、(x1)4
などなどの細かな情報が多く記載されています。
また、メーカーページへの案内もあります。
他のBTOメーカーであれば、マザーボードのメーカーとチップセットぐらいしか書いていません。
型番が分からないということもあるので、実際どのマザーボードが搭載されるのか分からないということもしばしば…
細かく機能などを確認したい場合は、辛いです。
しかし、SEVENは全部記載してくれているので、かなり親切なカスタマイズ画面だと思います。
ちょうど欲しいところに初心者向けにパーツの解説がある。
SEVENでは、各パーツの選択肢の前に、簡単にパーツについての解説があります。
特にグラフィックボードについては、動画やゲームの性能を★マークで表記してくれているので分かりやすいですね。
CPUクーラーの選択
グラフィックボードの選択
フルカスタマイズのBTOメーカーでは、使用用途に必要なだけの性能を持ったパーツかどうかを見極める必要があります。
そのため、特にパーツの選択肢が多くなればなるほど幅広い知識が必要になってきますが、こういった解説や★マークなどの分かりやすい案内のおかげて、比較的簡単に選んでいくことができると思います。
SEVENは、割と高コスパなBTOメーカーなのですが、日替わり、週替わりで常にセールをしているので、さらに割安でパソコンを手に入れることができます。
SEVENも含め、他のセールについては、最新のBTOメーカーのセール情報で確認できるので、是非合わせて確認してみて下さい。
ケースの選択肢が豊富なデザイン性重視の方にもおすすめな「VSPEC」
VSPECは、302種類ものPCケースから選べるデザインを重視する方にとっては、とてもありがたいBTOパソコンメーカーです。(実際は60種ほど)
メーカーページに行くと「VSPECなら302種類のケースから選べます!」とページのタイトルに付けるほど、PCケースの自由度が売りになっていることが分かります。
選択したベースモデルやカスタマイズによって、物理的なサイズなどの理由から選択できるPCケースは多少制限されますが、それでもBTOパソコンメーカーの中では、一番PCケースの自由度は高いですね。
ケースの自由度の高さやケース基準の絞り込み方法などについては、こちらで解説しています。
≫ 連記事:BTOでもPCケースが選べるメーカー2選!デザイン重視派必見
ケースの自由度は述べた通りですが、他のパーツのカスタマイズ性についても、かなり豊富にそろっています。
現時点(2019/03/17)でCPU、マザーボードは15種類程度、グラフィックボード、、SSD(M.2含む)は約30種類、HDD、電源ユニットは約20種類ほどあります。
これだけ充実していれば、結構自由度の高いカスタマイズが可能ですね。
まとめ:フルカスタマイズなら、SEVENかVSPECがおすすめ!
フルカスタマイズしたい方向けに、自由度の高いパーツ選びができる「SEVEN」と「VSPEC」を紹介しました。
特にSEVENがおすすめでして、ただ種類が多いだけという訳ではなく、初心者の方でも簡単にカスタマイズできるように、解説やパーツ詳細が記載されているのが良いですね。
それに加えて、ただでさえコスパの高いBTOメーカーが、セール等でさらにお得になるので、おすすめです。
BTOパソコンを少しでも安く探したい方向けに、期間限定の最新セール情報をBTOパソコンのキャンペーン&割引情報【定期更新】でまとめているので、是非チェックを!!
どうも、ケンさん(

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