
10万円前後でノートパソコンを探しているけど、どんな使用用途(動画編集、3Dゲームなど)に使えるの?
この価格帯のスペックの目安ってどのくらいなの?
と疑問に思っている方に向けて、スペックの目安、使用用途などについて解説していきます。
他の価格帯も含めて、スペックやできることをまとめているので、パソコンの相場感を知りたい方は参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事: 【初心者必見】パソコンの予算・相場感を知って大損しないようにしよう!
10万円前後ノートパソコンの目安スペック
10万円前後となるとミドルレンジのCPUが中心となります。
さらに、グラフィックボードも搭載することができるので、3Dゲームなどのグラフィック性能が必要な使用用途にも使うことができます。
つまり、10万円ぐらいから使用用途の幅が、ぐっと広がってきます。
10万円前後という手の出しやすい価格帯でありながら、色々な用途で使えるので、全体的にコスパの高いところになりますね。
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i3, i5, i7 / AMD Ryzen 3, 5 |
メモリ | 8GB / 16GB |
GPU | CPU内臓グラフィック GeForce MX250 GeForce GTX 1650 Ti GeForce RTX 2060 |
SSD | 256GB ~ 512GB |
HDD | - |
また、グラフィックボードを搭載せず、CPUだけに特化させた場合は、ハイエンドなCPUを搭載するということも可能ですね。
メモリについては、標準的な8GBともう1段階上の16GBとなります。
普段使い、ビジネス用途であれば 8GB、ゲーむやクリエイティブ用途であれば、多めの16GBは欲しいところですね。
グラフィックボードについては、CPU内蔵グラフィックからRTX 2060と幅が広いので、自分の使用用途に応じて、決める必要が出てくるでしょう。
普段使い、ビジネス用途 ⇒ CPU内蔵グラフィックスで十分
ゲーム、クリエイティブ用途 ⇒ MX 250, GTX 1650 Ti, RTX 2060
というのが1つの目安になってくるかなと思います。
GPUの性能をベンチマークサイト「PassMark」で確認すると次のような性能差となります。
CPU内蔵グラフィックス(Intel UHD Graphics 620, 630)のスコアが一番下に来ています。
また、GeForce GTX 1660以上のグラフィックボードは、最低でも10,000ポイント以上とグラフィック性能の高さが分かります。
RTX 2060であれば、軽め~重めの3Dゲームまで幅広く遊ぶことができます。
GTX 1660でも重めの3Dゲームまでできますが、グラフィック設定を良くしたり、一時的に高負荷なシーンだったりすると少し、カクつくかもという感じです。
MX250は、ノートPC向けに開発された専用グラフィックスチップです。
性能としては、CPU内蔵グラフィックスの少し強化したバージョンと言った感じです。
性能はあまり高くないので、3Dゲームも少し楽しむ程度と考えた方が良いでしょう。
コアなゲーマーが搭載するものではなく、メインでビジネス用途で使っていて、たまに暇つぶしにちょっとゲームできれば良いというようなライトユーザー向けですね。
また、グラフィック性能が比較的必要のないクリエイティブ用途であれば、GeForce MX250というのもアリですね。
※3DモデリングやUnityによる3Dゲーム制作の場合は、グラフィック性能が必要なのでおすすめできません。
10万円前後ノートパソコンの使用用途
では、上で紹介したスペックで、どんな使用用途としてノートパソコンを使うことができるのか解説していきます。
使用用途ごとに、どの程度動作するかの目安を「◎、〇、△、×」で評価していきます。
自分の使おうと思っているものだけを見ればオッケーです!
スペックの判断基準は、次の通りです。
◎ = 快適に問題なく動作
〇 = 基本的に動作するが、一部性能不足を感じることもある。
△ = 初心者や軽めにしかやらない方は良いが、本格的にやる分にはちょっと性能不足。
× = 動作しない。動作しても確実にカクついてストレスになる。
※使用用途のリンクは、各用途の目安スペック、PCパーツなどを解説しています。
ライトユーザー向けの使用用途
使用用途 | スペック | 解説 |
---|---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ | 快適に動作する。 |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | 〇 | 基本的に動作する。 Officeの表計算ソフトで数千行単位のデータを扱う時は ちょっと重くなるかもという程度。 |
ブログ執筆 | ◎ | 快適に動作する。 |
クリエイティブユーザー向けの使用用途
使用用途 | スペック | 解説 |
---|---|---|
画像編集 | 〇 | 基本的に動作する。 |
動画編集 | 〇 | 編集作業は普通~快適ぐらいで、エンコード時間はハイエンドCPUであれば速い ※必要に応じてHDDなど追加しておこう |
プログラミング | 〇 | プログラミングは問題なくできる。 しかし、重い開発環境や作成したアプリを動作させる場合は心もとない。 |
3DCG・モデリング | △ | ミドルエンドのグラフィックボードが搭載されているので、 小規模なモデリングあれば問題なし。 |
ベビーユーザー向けの使用用途
使用用途 | スペック | 解説 |
---|---|---|
ゲーム | 〇 | ブラウザゲーム、2Dゲームは問題なく動作する。 3Dゲームも軽め~普通ぐらいのものは動作するが、 重めの3Dゲームはものによっては厳しい場合がある |
トレード (株/FX/仮想通貨) | 〇 | 問題なく動作する。 |
データ分析・AI学習 | 〇 | データ数が多い場合は、分析・学習に時間がかかる。 AIの勉強用と考えるのであれば問題ないが、 本格的な動作環境としては不十分と言える。 |
もし、考えている使用用途を満たせないという場合には、20万円前後のノートパソコンを選ぶことを強くおすすめします。
動作はするかもしれませんが、重くてカクカクで非常にストレスが溜まるということになりかねません。
予算がちょっと足りないという方は、スマホの分割払いと同じように、BTOパソコンも、分割払いで購入することができるので、ぜひ検討してみて下さい。
一番避けたいのが、予算オーバーで無理に価格を下げて、性能が足りずにやりたかったことができない…ということですね。
しかし、分割回数にもよりますが、分割金利手数料は意外と高いので、手数料が無料のキャンペーンを活用して購入しましょう!
割と色々なBTOメーカーが長期間実施しているので、ほぼ確実に利用できると思います。
おすすめの10万円前後ノートパソコン
では、10万円前後で買えるおすすめのノートパソコンを紹介します。
【3Dゲーム向け】約10万円で幅広いゲームを楽しめるゲーミングPC『GALLERIA RL5R-G50T』


CPUスコア | |
GPUスコア |
他にも普段使いやプログラミング、動画編集、GPUも搭載しているので、グラフィック系の作業も快適です。
使える使用用途の幅に対して、ある程度快適に動作してくれるので、これがy約11万はコスパが良いですね。
【クリエイター向け】動画・写真編集OKでデザイン性高めな『raytrek X4-T』


CPUスコア | |
GPUスコア |
14インチのモバイルノートPCで携帯性が良く、何とっても所有欲を満たすデザイン性の高さがおすすめ。
このモデルは去年の11月に発売された最新のモデルで、今までのドスパラには無い新しいデザインです。
【価格重視】ミドルレンジのスタンダードノートPC『レノボ ThinkBook 15』

CPUスコア | |
GPUスコア |
性能はミドルレンジCPU、メモリ8GBということで、普段使い、Office、プログラミング、動画編集(FHD15分程度)などの幅広い用途で使うことができます。
グラフィックボードが非搭載で、CPU内臓GPUのため、3Dゲームは厳しめ。
ブラウザ、2DゲームはOK。
軽めの3Dゲームであれば息抜き程度にする分には良いですが、ゲームメインの用途で考えている方はグラボ搭載パソコンにすべきです。
【持ち運び重視】13インチのコンパクトノートPC『HP ENVY x360 13 ベーシックモデル』


CPUスコア | |
GPUスコア |
とは言え価格も高くなりすぎず、コスパは高いですね。
性能はミドルレンジCPU、メモリ8GBということで、普段使い、Office、プログラミング、動画編集(FHD15分程度)などの幅広い用途で使うことができます。
指紋認証も付いているので、データの保護はもちろん、パスワード解除も速いです。
【持ち運び・バッテリー重視】14インチで30時間以上駆動するノートPC『ASUS ExpertBook B9』


CPUスコア | |
GPUスコア |
他の2機種と比較して少し価格は高くなりますが、1kg未満の軽さと14インチのコンパクトさで持ち運び易さは抜群。
その上、30時間以上駆動できる大容量バッテリーなので、長時間出先での作業もOKですね。
画面が小さくて作業しづらいという場合は、自宅など限定になりますが、ディアルディスプレイ環境を整えるのもアリですね。
まとめ:エントリーモデルからミドルレンジまで幅広い
10万円前後のノートパソコンの目安スペックとおすすめのBTOパソコンを紹介しました。
10万円前後になってくるとミドルレンジのCPUを基本として、
- CPUに特化させてIntel Core i7などのハイエンドなCPUにするか
- ミドルレンジのグラフィックボードを搭載するか
という選択ができるようになってきます。
3Dゲームや3Dモデリングなどのグラフィック性能が必要な使用用途でも快適に使えるようになるので、使える幅もぐっと広がります。
とは言え、3Dゲームの中でも重めの3Dゲームに関しては、プレイできたり、できなかったりと分かれてくると思います。
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i3, i5, i7 / AMD Ryzen 3, 5 |
メモリ | 8GB / 16GB |
GPU | CPU内臓グラフィック GeForce MX250 GeForce GTX 1650 Ti GeForce RTX 2060 |
SSD | 256GB ~ 512GB |
HDD | - |
他の価格帯のパソコンも含めて、スペックやできることをまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事: 【初心者必見】パソコンの予算・相場感を知って大損しないようにしよう!
どうも、ケンさん(



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