
ノートパソコンってどうやって選べば良いの?
何を重点的に考えれば良いの?
と疑問に思っている方に向けて、ノートパソコンを選ぶ上で重要なポイントを解説します。
結論から言うと、
- 性能
- 画面サイズ
- 価格
の3点です。
どんな商品を選ぶにしても同じだと思うので、何となくイメージされていたかと思います。
ノートパソコンを選ぶ上でも同じで、性能と価格が重要になってきますね。
さらに、ノートパソコンの場合だと、画面サイズも重要になってきます。
画面サイズによって、本体サイズや重量が大体決まってくるので、持ち運ぶ頻度によって、適切なものを選ぶ必要があります。
その他にも選ぶ基準として、デザイン面、保証面などがあります。
とは言え、優先度は低くなったり、人によって不要だったりするポイントではあるので、性能、画面サイズ、価格に比べると、重要度は低いかなと考えています。
では、各ポイントを詳しく解説していきます。
目次
ノートパソコンの選び方
ノートパソコンを選ぶ上で、重要なポイントは、上でも述べたように
- 性能
- 画面サイズ
- 価格
の3つが重要になってきます。
ノートパソコンは持ち運びが前提となっているので、持ち運びを考えた時に、画面サイズの選択も重要になってきます。
ノートパソコンの本体サイズや重量は、ほとんど画面サイズで決まってきます。
そのため、毎日、大学や仕事で外出先に持ち運ぶのに、15.6インチのような大きめ、かつ、重量のあるものを選ぶのは、ストレスになったり、疲れたりするので、あまり適しているとは言えません。
デスクトップパソコンの選び方では、重要なポイントとして、性能と価格の2点を解説しました。
しかし、持ち運びの観点から、ノートパソコンの場合は、画面サイズも重要なポイントとなってきます。
性能【重要】
まず、パソコンを選ぶ上で一番重要なのが、性能(スペック)ですね。
パソコンは何かを処理するための道具なので、処理性能というのが一番重要になってきます。
パソコンの購入を検討する際は、
- 動画やネットサーフィンできればいい!
- ゲームをしたい!
- 動画編集をしたい!
など、このために使いたい!というような使用用途があると思います。
使用用途ごとに、どのくらいの性能が必要かというのは全然異なってきます。
そのため、用途毎にどのくらいの性能が必要か確認した上で、その性能を最低限上回るものを選びましょう。
その際に、予算が余っていれば、より快適にするためにパーツをアップグレードしていくという感じですね。
もし、必要な性能を下回ってしまうと、カクついたり、動作しなかったりするので注意です。
こういう用途で使いたかったのに、快適に動かないじゃないか…
ということは避けなければなりません。
ちなみに、ノートパソコンとデスクトップパソコンの性能を比較した場合、同じ価格帯であれば、デスクトップパソコンの方が性能が高くなります。
つまり、安くて高性能なパソコンが欲しいならデスクトップパソコンですね。
そのため、
- 特にパソコンを持ち運ぶ必要はない
- 高い性能が必要な用途で使う
という場合には、デスクトップパソコンの方が良いですね。
デスクトップパソコンかノートパソコンかを迷っているという方は、パソコンの選び方を徹底解説!【初心者必見】を参考にしてみて下さい。
画面サイズ【重要】
次にノートパソコンの画面サイズですね
ノートパソコンは持ち運びを前提に考えられているので、ノートパソコンを選んでいるということは、どこかしらに持っていこうと思っているのではないでしょうか?
自室やリビングなど自宅内で持ち運びたい!
カフェ、図書館、大学、仕事場など毎日外出時に持っていきたい!
などなど…
中には持ち運ばないけど、デスクトップパソコンより、スタイリッシュでコンパクトだからノートパソコンを選ぶという方もいらっしゃると思いますが、それでも全然オッケーです。
持ち運びを考えた時に重要になってくるのが、
- 本体サイズ(画面サイズ)
- 重量
です。
ノートパソコンの大部分はディスプレイなので、本体サイズは、ほとんど画面サイズ(13インチ、15インチなど)で決まります。
正確には、ディスプレイ+ベゼル(枠)という形になってきますが、ベゼルは多少の細い・太いの差はありますが、あったとしても数mmとかだと思うので、あまり本体サイズには影響はしませんね。
つまり、画面サイズ=本体サイズと言っても良いでしょう。
本体サイズが決まれば、大体の重量も決まってきますね。
なので、画面サイズによって、本体サイズ、重量も決まるので、ノートパソコンの使い勝手を大きく左右する
・持ち運び易さ
・作業のしやすさ
の2つが決まります。
しかし、ここで考えておかないといけないのが、基本的に、画面サイズを大きくすれば作業しやすくなりますが、本体サイズや重量が大きくなり、持ち運び易さが無くなります。
一方で、画面サイズを小さくすれば作業しづらくなりますが、本体サイズや重量が小さくなるので、持ち運び易くなります。
画面サイズ【大】⇒ 作業領域:○、持ち運び:×
画面サイズ【小】⇒ 作業領域:×、持ち運び:○
画面サイズ【中】⇒ 作業領域:△、持ち運び:△
というようなイメージですね。
この2つは、逆の関係になっていて、”持ち運び易さ“と”作業のしやすさ“を2つとも良いように両立させることは、残念ながらできません。
そのため、”持ち運び易さ“と”作業のしやすさ“が上手くバランスよく取れているサイズ感のノートパソコンを選ぶ必要があります。
このバランスが悪いと
毎日持ち運ぶのに、こんなに本体サイズが大きく重くてストレスだ!
画面が小さすぎて、Excelとか、画像の編集など細かい作業がやりにくい!
という失敗に繋がります。
これでは、作業効率が悪かったり、ストレスになったりするので、避けたいですよね。
とは言え、一概にこのサイズが一番バランスが良いとは言えません。
自分自身の利用シーンによっても異なってくるので、それを踏まえた上で、それぞれに合わせたサイズを選ぶ必要があります。
主要な画面サイズ毎に、こういう利用シーンに向いているというのを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
また、画面サイズが小さくても作業しやすい環境づくりも解説しています。
≫ 関連記事:ノートパソコンのサイズについて解説!持ち運び頻度と作業性で選ぶ
価格【重要】
次に価格ですね。
もっと言うと、性能と価格のコストパフォーマンスですね。
パソコンの価格は、大部分が性能によって決まります。
そのため、
- 低性能なパソコンは低価格(5万円とか)
- 高性能なパソコンは高価格(30万とか)
となってきます。
他にも、パソコンのデザイン性、保険であったり、オプションなどによっても価格は左右されますが、大部分は性能ですね。
さらに言うと、CPU、GPUのパーツ自体が高価なので、この2つのパーツが価格の5~6割ぐらい占めているんじゃないかなと思います。
ただ、注意しておきたいのは、高性能になればなるほど、価格が跳ね上がるので、コストパフォーマンスで言うと悪くなっていくということです。
具体的なPCパーツで言うと、次のようなハイエンドなものです。
CPU:Intel Core i9
GPU:NVIDIA GeForce GTX 2080 Max-Q
このあたりは、性能が高いことは確かですが、価格当たりの性能(コスパ)で見ていくと悪かったりします。
さらに、使用用途に対して、オーバースペックとなり、全く必要のない性能があったとしても、結局はその性能分を活かすことはできないので、高性能なところにお金をかけた分が無駄になってしまいます。
ちなみに、コストパフォーマンスが高くなるのは、ミドルレンジぐらいですね。
具体的なPCパーツで言うと、次のようなミドルレンジなものです。
CPU:Intel Core i3, i5, AMD Ryzen 3, 5
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060 Ti, 2060
最近のパソコンは、ミドルレンジのものでも色々な用途で使うことができるほどの性能はあるので、個人で趣味や仕事に使うレベルであれば、大体カバーできるかなと考えています。
そのため、コストパフォーマンスを意識して選ぶためには、
- 使用用途別に、必要な性能を把握すること
- 必要な性能を最低限超える、または、予算に合わせて+αの性能を選ぶ
- 性能を高くし過ぎて、活かしきれないということを避ける
ということが重要ですね。
ちなみに、同じ性能であれば、ノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が安くなります。
大体の目安としては、
ローエンドの性能の場合:約数千円~1万円安い
ミドルレンジの性能の場合:約5万円安い
ハイエンドの性能の場合:約10万円安い
という感じで、高性能なパソコンであればあるほど、ノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が安くなります。
そのため、パソコンを持ち運ぶ必要はないという方であれば、デスクトップパソコンがおすすめです。
≫ 関連記事:パソコンの選び方を徹底解説!【初心者必見】
デザイン性
パソコンのデザイン性については、人によっては重要視しておきたいというポイントになるかと思います。
パソコンの性能には、あまり影響しませんが、日々作業する中で、
- スタイリッシュなデザインであったり
- 好きな色であったり
とお気に入りのデザインのパソコンで作業するとテンションが上がったりするので、折角パソコンを買うのであれば、デザイン面も追及していきたいところですね。
ノートパソコンでデザイン面を考えるのであれば、
- アルミやマグネシウム合金などの金属が使われた高級感のあるデザイン
- レッド、ブルー、ゴールドのような比較的珍しいカラーリング
などになると思います。
素材と色なので、デスクトップパソコンよりかはあまりこだわるところがない感じがしますね(笑)
保証
ノートパソコンのBTOパソコンの大部分が、標準(無料)で1年間の保証期間があります。
この期間に故障した場合は、修理代など無しにパソコンを修理してくれるというような内容ですね。
さらに、1年間では短いという方向けに、延長保証(有料)を用意しているBTOメーカーがほとんどですね。
延長保証の期間はメーカーによって、2~5年と幅があります。
マウスコンピューターやドスパラのようなパソコン専門のBTOメーカーは、3年がほとんどです。
また、NEC、富士通、東芝などの国内のパソコンメーカーは、3年だけでなく、5年とかなりの長期期間を選択できるようになっていますね。
延長保証については、どの程度保証を重要視したいかで変わってくると思います。
また、延長保証をすべきかどうなのかという観点から、色々なパターンを想定して解説している記事もあるので、参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:パソコンの保証や延長保証は必要?何年にすべきなのか解説
ノートパソコンを選ぶ際の手順
ノートパソコンを選ぶ上で、重要なポイントを解説しましたので、これを踏まえて、どういう流れで選べば良いか解説していきます。
大枠の選び方としては、性能と価格のコストパフォーマンスをベースに、持ち運び頻度を考えて、適切な画面サイズのものを選ぶという感じですね。
最優先は、使用用途に対して、十分な性能かどうかです。
選ぶ際の流れとしては、次のような感じですね。
- 使用用途を明確にして、最低限必要な性能を確認する
- どの程度持ち運ぶのか考え、それに合った画面サイズを選ぶ
- 必要な性能を少し超える程度のパソコンを選ぶ
- 予算に余裕がある場合は、”そのまま安く済ませる“か”各種パーツを少しアップグレード“するか。
- デザイン面などを気にする場合は、決めた性能を維持したまま別のものを探す。
※使用用途別の必要な性能については、記事作成中です。
ある程度、使用用途を明確にしてパソコンを選んでいくと、
- 意外と高くついて予算オーバー
- 予算ピッタリ
- 予算が少し余った
というパターンになるかと思います。
予算オーバーの場合は、性能を下げて安いパソコンを買うのはおすすめできません。
上でも述べたように、使用用途に対して、必要な性能を下回ってしまうと、
- 動作がカクついたり
- そもそも動作しなかったり
するのでNGです。
パソコン専門のBTOメーカーであれば、スマホを購入するときのような分割払いができるというメーカーもあるので、ぜひ検討してみて下さい。
通常、数万円の分割手数料が上乗せされますが、手数料が無料になるキャンペーンも各BTOメーカーで実施されています。
≫ 関連記事:BTOパソコンの分割購入について【金利手数料無料キャンペーン紹介】
また、予算が少し余ったという場合には、
- そのまま安く済ませる
- 各種パーツを少しアップグレード
の2つの選択肢があります。
お!意外と安いやん、ラッキー!
そのままの性能で安く済ませよ!
という感じで、決めるの良いですし、予算一杯まで使うかどうかは別として、さらに快適に動作させるために、もう少しアップグレードするのもアリですね。
アップグレードするパーツは、使用用途によって異なってくるので、一概には言えませんが、主に、CPU, GPU周りになってくることが多いかなと思います。
また、ケースのデザインにこだわってみるというのも良いですね。
まとめ:ノートパソコンは、性能と価格も重要だが、画面サイズも重要
ノートパソコンの選び方について解説しました。
もう一度簡単にまとめると選ぶポイントは次の通りです。
- 性能【重要】
- 画面サイズ【重要】
- 価格【重要】
- デザイン性
- 保証
選ぶ流れとしては、次の通りです。
- 使用用途を明確にして、最低限必要な性能を確認する
- どの程度持ち運ぶのか考え、それに合った画面サイズを選ぶ
- 必要な性能を少し超える程度のパソコンを選ぶ
- 予算に余裕がある場合は、”そのまま安く済ませる“か”各種パーツを少しアップグレード“するか。
- デザイン面などを気にする場合は、決めた性能を維持したまま別のものを探す。
重要なのは、
・使用用途毎に必要な性能を把握して、それと同じか、少し上回るぐらいの性能のパソコンを選ぶ
・持ち運ぶ際に、ストレスのない画面サイズ(本体サイズ、重量)を選ぶ
ことです。
性能に関しては、余裕を持たせるため、少し上回るぐらいの方が良いですね。
性能が高すぎて、活かしきれなければ、その分無駄になったり、コスパが悪くなったりします。
また、性能が低すぎれば、やろうと思っていたことができなかったり、動作がカクついたりします。
性能が高すぎる分には、使用用途の性能を満たすので構わないのですが、性能が低すぎる場合は、絶対に避けたいところですね。
パソコンの延長保証はどうすべきか疑問に思っている方向け
≫ 関連記事:パソコンの保証や延長保証は必要?何年にすべきなのか解説
予算オーバーで欲しい性能のパソコンが買えないという方向け
≫ 関連記事:BTOパソコンの分割購入について【金利手数料無料キャンペーン紹介】
どうも、ケンさん(



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