- 用途別に必要なスペックってどんなもんなの?
- ゲームと動画編集をやりたいけど、複数の用途がある場合どうしたらいいの?
- コスパの良いスペックってどのくらいなの?
パソコンを検討する際は、必ず用途に対して、どの程度のスペックが必要かを確認しておく必要があります。
このスペックを見誤り、必要なスペックより低いものを購入してしまった場合、動作がカクついたり、動作しないということがあります。
やりたいことができないのはパソコンを買う意味がないので、そういう事態は絶対に避けなければなりません。
私はPC歴20年以上で、小学生から使い始め色々な用途でパソコンを使ってきました。
ネットや動画視聴といった普段使いはもちろんのこと、ビジネス用途、2D/3Dゲーム、2D/3Dゲーム制作、ブログ・サイト制作、画像・動画編集、3DCG/モデリング、プログラミング(Windows, Android, iOSアプリ, Web系, 人工知能)、データ分析など様々。
これらの経験を元に、どの用途でどの程度のスペックが必要なのか詳しく解説していきます。
パソコンは、5万~30万円と非常に高価な買い物になるので、「せっかく買ったのに、やりたいことができない…」と失敗しないようにしましょう。
また、価格別の目安スペックもまとめているので、相場観を知っておきたい方は参考になると思います。
≫ 関連記事:相場・予算別のPCスペックの目安を解説!【デスクトップ・ノート別】
パソコンの用途・できることについて
パソコンの用途によって必要なスペックが変わってくるので、パソコンを検討する上で用途別のスペックを知っておくことが重要です。
後程、用途別の目安スペックを詳しく解説していきますが、その前に、よりスムーズにパソコンを選べるように用途別スペックについて解説します。
用途別スペックの重要性
パソコンを選ぶ際には、使用する用途に合わせたスペックにすることが重要です。
用途に対して性能が高すぎる場合は、価格は高いもののより快適に作業できると思うことができますが、逆に低い場合だと、そもそもやりたかったことができないので、無駄になってしまいます。
ケンさん
例えば、普段使いやビジネス向けの用途であれば、それほど高いスペックのパソコンは必要なく、普通ぐらいのスペックで大丈夫です。
しかし、3Dゲームであれば、全体的に高めのスペック、特にグラフィック性能が重要になってきます。
このように用途によって必要な性能が違うので、自分がパソコンでやりたいこと(用途)と用途別に必要なスペックがどのくらいか把握しておくことが重要です。
その上で、予算に余裕があるのであれば、より快適にするためにスペックを高くしても良いですし、そのまま安く済ませてもOKですね。
用途別にどのパーツが重要か把握しておく
パソコンは10種類ぐらいのPCパーツによって構成されていますが、その中でスペックに大きく関わってくるのが、CPU、メモリ、GPU、ストレージの4つです。
パソコンを決める際は、用途に対して、この4つのPCパーツどれにするかを選んでいく必要があります。
4つのPCパーツについて簡単に解説しておきます。
PCパーツ | 説明 |
---|---|
CPU | パソコン全体の処理をするためのパーツで、人間に言うと『頭脳』にあたる。 高性能なほど処理速度が早くなり、快適に作業ができる。 |
グラフィックボード (GPU) | グラフィック処理を担当するパーツ。 モニターへの映像出力、3Dゲームなどのグラフィック処理に使われる。 搭載必須ではないものの、3Dゲームや3DCG・モデリングなどでは必須。 |
メモリ | プログラムやデータを一時的に記憶しておくためのパーツ。 容量が多いほど、たくさんのアプリを同時に使うことができる。 メモリが不足すると、アプリを起動できなかったり、動作が遅くなったりする。 |
ストレージ (SSD / HDD) | データを記録するためのパーツ。 3Dゲームや動画編集用途だと扱うデータが大きいため容量に注意。 |
この4つのPCパーツについての役割や基本的な知識、選び方、最近の主流についても解説しているので、分からない方はまずこちらを見ることをおすすめします。
≫ 関連記事:購入前に知っておくべきパソコン基礎知識【初心者向け】
つまり、用途によって必要なパーツが違うため、用途別に必要なスペックを把握しておくことが重要です。
また、同じ用途でも作業内容によって必要なパーツが違う場合もあるので、自分が行う作業内容をよく把握して選ぶことが必要です。
極端な例ですが、同じゲーム用途でも、ブラウザゲームをするのと重い3Dゲームをするのとでは必要なスペックが違います。
3Dゲームだと高いグラフィック性能を中心に、他の性能も高めでないと快適に遊ぶことができませんが、ブラウザゲームであれば、CPU内蔵GPU(グラフィックボード非搭載)でも快適です。
後程解説する用途別の目安スペックでは、同じ用途でも何種類かに分けて詳しく解説しているので安心して下さい。
グラフィックボード(GPU)が必要な用途か見極める
パソコンのスペックを決める4つのPCパーツを解説しましたが、この内グラフィックボードは、必ず搭載しなければいけないパーツではありません。
グラフィックボードを搭載しなくても、CPUに内蔵されているGPU(CPU内蔵GPU)を使って、映像出力などのグラフィック処理を行えるようになっています。
ただ、CPU内蔵GPUは、あくまでCPUの演算処理の片手間にグラフィック処理をするイメージなので、必要最低限のグラフィック性能しかありません。
CPU内蔵GPUとグラフィックボードのグラフィック性能を比較すると、最近主流の中で一番性能の低いグラフィックボードであっても10倍以上の差があります。
そのため、グラフィックボード搭載のパソコンもあれば、非搭載のパソコンもあるので、自分の用途ではグラフィックボードが必要かを知っておく必要があります。
例えば、普段使いやビジネス向けなどのグラフィック性能が不要な用途については、グラフィックボードは必要ありません。
また、軽い画像・動画編集であれば必要ない場合もありますが、ケースバイケースなので用途別の目安スペックを参考にして下さい。
一方で、2D・3Dゲーム、3DCG・モデリングなどでは高いグラフィック性能が要求されます。
特に、3D関連の処理だと、光源の光具合、プレイヤーや建物、その他オブジェクトの影、草原などの草や木々の揺れ、水面やガラスの映り込みなど様々な処理が必要です。
これをリアルタイムで演算し続ける必要があるので、処理しなければいけないことがケタ違いに増えます。
また、動画編集のエンコードやAI学習などでグラフィックボードを演算資源として活用(GPGPU)することもできるので、搭載した方がより快適になります。
グラフィックボードを搭載するかしないかで10倍以上のグラフィック性能差があるので、グラフィック性能が必要な用途であるにもかかわらず、非搭載のパソコンを選んでしまうと満足に動かすことができないので注意しましょう。
用途が複数の場合はパーツ毎に高いものを選ぶ
用途別にスペックを解説していますが、実際にパソコンを使う際は、複数の用途で使うことが多いと思います。
例えば、3Dゲームをメインで使うけど、ゲームの攻略やちょっと気になったことをネットで調べたり、ゲームの動画を視聴するなどの普段使いとしても使うことでしょう。
3Dゲームと普段使いの例であれば、全てのPCパーツで、3Dゲームの標準的なスペックが普段使いを上回っているので、3Dゲームの目安スペックだけを参考にすればいいです。
しかし、3Dゲームと動画編集であれば、ゲームはグラフィック性能、動画編集はCPU, メモリ性能と重視すべきものが変わってくるので、どちらにも対応できるようにしておく必要があります。
予算が厳しく”性能を落とす” or “中古PC”は絶対NG!!【分割払い推奨】
予算で買える範囲のパソコンを見ても、用途に対して性能が足りない…ということもあると思います。
だからと言って、予算に無理やり収めるために性能を落としたり、中古パソコンにしたりするのは絶対にやめましょう。
性能を落とすと、そもそも動作しなかったり、カクついて快適に作業ができなかったりします。
また、中古パソコンは確かに購入時は安いですが、故障の高さや無保証といったリスクがあるので、修理やまた買い直したりと最終的には高くつくこともあります。
とは言え、簡単に予算を増やせればいいのですが、現実的に難しい場合もあると思います。
そういう場合は、分割払いをしてでも、きちんと用途に対して十分な性能のあるパソコンを買った方が絶対に良いです。
分割払いは、通常、分割手数料があるのでパソコンの価格が高くなりますが、その手数料が無料になるPCメーカーもまとめているので、参考にして下さい。
≫ 関連記事:【3~5万円お得】PCの分割払い・手数料無料のメーカーまとめ【ゲーミングPCがお得】
中古パソコンのリスクの高さなどおすすめではない理由も解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:中古PCが初心者におすすめではない理由7選
用途別の必要な性能
用途別の必要な性能目安を3つのグループに分けて解説します。
細かく言うと用途別でも変わってきますし、同じ用途でも趣味でするのか仕事としてするのかでも変わってきますが、ある程度同じような性能にグループ分けすることができます。
1対1で用途別に性能を解説するより、ひとまず、1対多でこのくらいの性能があれば、どの用途で使えるのかを伝えたいので、もう用途が決まってる、詳細を知りたいという方は用途別の記事を見てもらえればと思います。
軽めの用途(普段使い・ビジネス・プログラミング・大学生向け)
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
ミドルレンジCPUで普段使いPC、スタンダードPC、ビジネス向けPCと言われる部類のパソコンです。
ネット検索や動画視聴などの普段使い、Officeソフトや資料作成、ビデオ会議などのビジネス用途、WebやWindows・スマホアプリ制作などのプログラミング、レポート作成や受講時のメモなどの大学生向けといった幅広い用途で使うことができます。
また、画像編集や軽い動画編集もできますね。
ただし、グラフィックボードは搭載しておらず、CPU内蔵GPUのみとなるので、3Dゲームや3Dモデリングなどの3Dグラフィック関連は厳しいですね。
性能の低いIntel Celeronであれば、普段使いぐらいしかできないですが、+2~3万円でミドルレンジCPUを搭載したパソコンにすることができます。
そのため、価格に対してできることの幅が格段に広がるので、コストパフォーマンスが高くておすすめです。
CPUは、Intel Core i5, AMD Ryzen 5のパソコンが多く、Core i3, Ryzen 3は比較的少ないですね。
Core i3, Ryzen 3でも性能的には問題ないですが、個人的にはCore i5, Ryzen 5がコスパが高く、滅多なことで性能不足にならないのでおすすめです。
メモリは、8GB, 16GBあたりですが、これらの用途であれば8GBでOKですが、予算に余裕がある方は16GBが良いですね。
特に、10~20個ぐらいのアプリを立ち上げて作業するような場合は16GBにしましょう。
ビジネス使いなどでメーラーや参考資料など、たまにしか使わないんだけど毎回アプリを立ち上げるのが面倒で業務中ずっと立ち上げている方は多いんじゃないでしょうか。
こういった使い方でアプリをたくさん使う方はメモリは16GBですね。
≫ 関連記事:ビジネス用途のパソコンに必要な目安スペックを徹底解説!個人事業主の私が解説
≫ 関連記事:プログラミングに必要な目安スペックを徹底解説!プログラミング歴約15年の私が解説
≫ 関連記事:大学生おすすめパソコンを徹底解説!選び方、OS、用途など
≫ 関連記事:トレード(株/FX/仮想通貨)に必要な目安スペックや選び方を徹底解説!
ゲーミングPC
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
ミドルレンジ以上のCPU, GPUを搭載した3Dゲーム用途に適しているパソコンです。
GPUも搭載してグラフィック性能も高いため、上で解説した軽めの用途+2D, 3Dゲームを楽しめる性能となっています。
2Dゲームのみであれば、ここまでは必要無いですが、3Dゲームであればこのくらいが一般的な性能になってきます。
また、YouTube向けの動画編集もできるので、ゲーム実況などをしたい方にもおすすめですね。
3Dゲームに最も重要なのはGPU性能ですが、ゲーム用途であれば、一番おすすめで人気なのはRTX 3060です。
重い3DゲームまでFHD・最高画質で平均60FPSはでるので、幅広いゲームを快適に遊べます。
GPU別・ゲーム別の平均FPSもまとめているので、どのグラボにすればいいのか迷っている方は参考にして下さい。
≫ 関連記事:ゲーミングPCのグラボ性能と目安のベンチマーク結果【12ゲーム/PC30台以上】
CPUは、RTX 3060以下であれば、Intel Core i5, AMD Ryzen 5のミドルレンジCPUでも十分です。
性能が低いCPUだとGPUの性能を発揮しきれないのですが、このくらいのGPU性能であれば、Core i7, Ryzen 7にしても3Dゲームの平均FPSは大して変わりません。
メモリは3Dゲームをするのであれば、16GB必須ですし、逆にそれ以上は要らないですね。
実際にいくつかのゲームのメモリを検証したところ、8GBではメモリ不足ですし、32GBにしたからと言ってより快適になるわけではありません。
当分はゲーミングPCなら16GBですね。
ストレージは、色々な3Dゲームの容量を調べたところ、1本あたり平均60GBで見ておけばOKです。
あとは、何タイトルぐらいゲームするかで大体必要な容量は見えてきます。
それにプラスして、OSやシステムの容量、長年パソコンを使うことで溜まるシステムやアプリなどのデータ容量、その他の用途で作成するデータなどを含めて、余裕のあるストレージ容量にしようとすると、512GB, 1TBぐらいがおすすめかなと思います。
≫ 関連記事:ゲーミングPCに必要な目安スペックとおすすめPC【12種のゲーム/40台以上レビュー】
クリエイティブPC(画像/動画編集, 3DCG, AIなど)
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
ミドルレンジ以上のCPU, GPUを搭載したクリエイティブな用途に適しているパソコンです。
GPUも搭載してグラフィック性能も高いため、上で解説した軽めの用途+画像編集、動画編集、3DCGも快適な性能となっています。
クリエイティブな用途は、メモリの使用量が多くなるので、ゲーミングPCと比べてメモリ容量が必要な場合もあります。
とは言え、クリエイティブな用途と言っても画像編集や動画編集など様々な上、同じ用途でもどれだけのことをするかで必要なメモリ容量が変わってくるので、8~32GBと幅広くなっています。
例えば、アイコンやブログ・YouTubeのサムネイル、バナーなどの小さい画像であれば8GBでも大丈夫ですが、動画編集なら16GB、動画全体にエフェクトや色調整などの重いことをする場合は32GBという具合です。
このように適切なメモリ用途が異なってくるので、用途別に調べるか、余裕のあるメモリ容量にしておくのが良いですね。
≫ 関連記事:動画編集パソコンに必要な目安スペックを徹底解説!
≫ 関連記事:ディープラーニング・機械学習に必要なPCスペックとおすすめBTOパソコンを解説!
パソコンの用途別の目安スペック
用途別に必要な目安のスペックを解説していきますが、同じ用途でも、いくつか分かれる場合が多いです。
例えば、ゲーム用途であれば、ブラウザゲームや2Dゲームと3Dゲームで違いますし、3Dゲームの中でも重いゲームをしようとすると必要なスペックが異なってきます。
また、動画編集でも、FHD(1,920×1,080)向けの動画編集と4K(3,840×2,160)向け動画編集でも違います。
このように同じ用途でも、必要なスペックが変わってくることが多いので、自分がどの用途でどの程度のことまでやりたいのかイメージしておいた方が良いでしょう。
ゲームの目安スペック
ゲーム用途の場合は、ブラウザゲーム、2Dゲーム、3Dゲームと様々ありますが、それぞれで必要なスペックが変わってきます。
また、高いグラフィック性能(GPU)を要求されるので、グラフィックボードは必須になってきます。
ブラウザゲームや2Dゲームに関しては、あまりスペックは必要ないのですが、3Dゲームの場合は、ある程度スペックが必要になってきます。
3Dゲームの中では、軽量級なゲーム、普通ぐらいのゲーム、重量級のゲームで大きく変わるので、これらを中心に解説していきます。
重めな3Dゲームに最低限欲しい目安スペック
重めの3Dゲームをする際に最低限必要なスペックは次の通りですCPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
重めの3Dゲームまで快適に遊びたい場合は、ミドルレンジからハイクラスな構成が必要です。
ゲームは、FF15、GTA V、Watch Dogs Legion、Red Dead Redemption 2あたりが重めの3Dゲームになってきます。
最近のゲーミングPCでは、CPUがCore i5, Ryzen 5といったミドルレンジ、Core i7, Ryzen 7などのハイエンドが使われ、メモリは16GBが標準ですね。
また、軽めのApex Legendsや普通ぐらいのFortniteであれば、最高グラフィック設定でも高いFPSが出ますし、調整すればもっと高FPSを狙えるので、シューティングゲームなどで有利に戦いたい方にもおすすめですね。
軽め・中程度の3Dゲームに最低限欲しい目安スペック
軽め・中程度の3Dゲームをする際に最低限必要なスペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
軽め・普通ぐらいの3Dゲームであれば、ミドルレンジ構成のスペックで快適に動作します。
普通ぐらいの3Dゲームとしては、FF14、Fortnite、PSO2:NGS、Battlefield V、Far Cry 6あたりです。
RTX 3050であれば、グラフィック設定の調整は必要ですが、一部の重めの3Dゲームも快適に遊べます。
そのため、ゲームのエントリーモデルとして、幅広い3Dゲームをコスパ良く遊びたい方におすすめの構成ですね。
2D・ブラウザゲームに最低限欲しい目安スペック
2D・ブラウザゲームをする際に最低限必要なスペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
ブラウザゲーム、2Dゲーム、軽めの3Dゲームを快適にプレイしたい場合に必要な目安スペックです。
軽めの3Dゲームは、Rainbow Six Siege、DQX(ドラゴンクエストX)、Apex Legends、マインクラフトあたりですね。
CPUやGPU性能はそれほど必要ありませんし、それほど容量の多いゲームもないので、ストレージもそれほど必要ありませんね。
ただ、3Dゲームをメインに色々なタイトルを遊びたい方は、快適にプレイできるタイトルも少なくなってくるので、あまりおすすめできません。
ゲームにおける各性能の役割やおすすめのパソコンなどのより詳しい解説はこちら。
≫ 関連記事:ゲーミングPCに必要な目安スペックを徹底解説!他の用途でも使えるかも含めて解説
動画編集の目安スペック
動画編集は、次の2つで大きく必要なスペックが変わってきます。
- FHD(1,920×1,080)向けの動画編集
- 4K(3,840×2,160)向け動画編集
FHD向けの動画編集
解像度が1,920×1,080のフルHD動画を編集する場合の目安スペックとなります。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
これから動画編集を勉強したい、Youtube向けにFHDの10~30分程度の動画を作りたい方におすすめな構成です。
メモリに関しては、8GBと16GBが選択肢になってきますが、おすすめは16GBです。
メモリが8GBだと、カットやエフェクトが多い編集、また、編集した動画が12~15分あたりになってくるとメモリ不足でカクつきだすので足りませんね。
※メモリの使用量は単純に動画の時間ではなく、カットやエフェクトの量に関わってくるので、必ず12~15分あたりではないですが、YouTube向けの動画などでカット編集が多めな方はカクつきはじめますね。
ただ、家族の旅行や子供の運動会などのホームビデオであれば、カット数も場面が変わるごとなど少なくなると思うので、メモリ8GBでもOKですね。
4K向けの動画編集
解像度が3,840×2,160の4K動画を編集する場合の目安スペックとなります。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
4K動画の編集をしたい方におすすめなハイスペックな構成です。
4K動画となると扱う動画ファイルのデータ量が単純計算で4倍になるので、ストレージ容量にも気を付ける必要がありますね。
動画編集自体の快適さも十分ですし、エンコードの時間もGPU(※)によって短縮することができます。
※動画編集ソフトがGPUによるエンコードに対応している場合のみ。
動画編集における各性能の役割やおすすめのパソコンなどのより詳しい解説はこちら。
≫ 関連記事:動画編集パソコンに必要な目安スペックを徹底解説!
ビジネス向けの目安スペック
帳簿のデータ入力、見積・請求書、表計算や資料作成向け
帳簿のデータ入力、見積書、請求書等の一般事務向けで、CPUやメモリ性能がほとんど必要のない用途ですね。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
帳簿のデータ入力や見積・請求書の作成、表計算やプレゼン資料などの一般的な事務、営業が必要とする作業を想定しています。
パソコンのスペックとしてはミドルレンジクラスで、CPUとメモリが重要になってきます。
メモリについては、同時に10個ぐらいまでのアプリしか立ち上げない方は8GBでも大丈夫ですが、15個以上であれば16GBがおすすめです。
私は、メモリ8GBで作業していますが、アプリの種類か数、動作状況にもよりますが、15個あたりでメモリ不足によるカクつきがでてくるので、そういう方は絶対16GBですね。
ビジネス用途であれば、メーラーや資料を参考にする時など、1日を通してちょくちょく使うようなものをアプリの起動が面倒だからとずっと立ち上げていることもあると思います。
それが悪いことではなく、むしろ効率的で私もそういった使い方をするのですが、アプリを起動しておくとメモリを使用することになるので、その分16GBと多めにしておいた方が快適です。
また、エクセルなどの表計算ソフトで、万単位のデータを様々な関数でゴリゴリ計算する機会があるのであれば、Core i7, Ryzen 7などのハイエンドなCPUがおすすめですね。
ビジネス用途における各性能の役割やおすすめのパソコンなどのより詳しい解説はこちら。
≫ 関連記事:ビジネス用途のパソコンに必要な目安スペックを徹底解説!個人事業主の私が解説
プログラミングの目安スペック
プログラミングは、次の3つで大きく必要なスペックが変わってきます。
- Web、Windows、Androidアプリなどの軽めのプログラミング【一般的】
- ゲーム制作などのグラフィック性能が必要なプログラミング
- データ分析などの重い処理や計算などをゴリゴリしていくためのプログラミング
Web、Windows、Androidアプリなどの軽めのプログラミングの目安スペック【一般的】
Web、Windows、Androidアプリなどの軽めのプログラミングの目安スペックは次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
Web制作やパソコン、スマホで動作するアプリケーションを作成したい方向けのスペックです。
プログラミングの場合、コードを書くこと自体にあまりスペックは必要ありませんし、相当変なコードを書かない限り、作ったソフトも動作しますね。
私は、Intel Core i5のSurface Pro 3, 6で計6年ぐらい、Web制作、Windowsアプリ、Androidアプリのプログラミングをしていますが、スペック不足を感じたことはありません。
ゲーム制作などのグラフィック性能が必要な目安スペック
ゲーム制作などのグラフィック性能が必要な目安スペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
Unity, UnrealEngineなどの3Dゲームエンジンを使ってゲーム制作をしたい方向けのスペックです。
ゲーム制作ということで、マップやキャラクター、建造物などの3Dオブジェクトを処理するために、高いグラフィック性能が要求されるため、ミドルレンジからハイエンドクラスが選択肢になってきます。
また、キャラクターや建造物を自前で作りたい場合は、3Dモデリングもする必要が出てくるので、そちらでもグラフィック性能が必要になってきます。
基本的に、3Dゲームを遊ぶのに必要な性能+αというイメージですね。
データ分析などの重い処理や計算などをゴリゴリしていくための目安スペック
データ分析などの重い処理や計算などをゴリゴリしていくための目安スペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
データ分析などの重い処理や計算を高速に行いたい場合のハイスペック構成です。
他の用途の場合は、これ以上スペックを高くしても性能を活かしきれず、無駄になってしまうラインがありますが、この用途の場合は、プログラムの実装方法にもよりますが、スペックが高ければ高いほど高速に処理できる用途になります。
そのため、速度も意識するのであれば、予算が許す限りスペックを高くしておいた方が、後々後悔しないです。
プログラミングにおける各性能の役割やおすすめのパソコンなどのより詳しい解説はこちら。
≫ 関連記事:プログラミングに必要な目安スペックを徹底解説!プログラミング歴約10年の私が解説
大学生向けの目安スペック
大学生向けというのは用途とは少し違いますが、これから大学生でパソコンが欲しいけど、どういうものが必要か分からない方も多いと思うので追加しました。
大学生向けのパソコンは、次の2つで大きく必要なスペックが変わってきます。
- 大学のレポートや資料作り向けの目安スペック
- レポートや資料作りの他に色々と使いたい方向けの目安スペック
大学のレポートや資料作りでしか使わない方向け
大学のレポートや資料作り向けの目安スペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
レポートや資料作りだけの用途で考えている方向けのスペックですね。
主に、WordやPowerPoint, ExcelといったOfficeソフトが中心になると思うので、それほど高い性能は必要無いと考えています。
レポートや資料作りの他に色々と使いたい方向け
レポートや資料作りの他に色々と使いたい方向けの目安スペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
レポートや資料作成以外にも色々な用途で使いたい方向けのスペックですね。
大学入学時点ではレポートや資料作成以外にどういった用途で使うのか分からないと思います。
課題によっても色々ソフトを使ったり、負荷のかかる作業があったりするかもしれないので、そういうものに耐えうるパソコンがあった方が良いので、おすすめとしてはミドルレンジクラスです。
また、大学向けの用途以外にも、将来のために何かブログやプログラミング、動画編集など何かスキルを別で身に付けたいと考えている方もこのくらいのスペックは欲しいですね。
大学ということで持ち運びを前提に考えるとやはりノートパソコンが良いのですが、グラフィックボードを付けると本体サイズや重量が大きくなってくるので、GPUが必要無い用途であれば、グラボなしのCPU内蔵GPUがおすすめ。
パソコンの選び方やおすすめのパソコン、OSやノートかデスクトップかなど良くある疑問などのより詳しい解説はこちら。
≫ 関連記事:大学生おすすめパソコンを徹底解説!選び方、OS、用途など
トレード(株/FX)の目安スペック
株、FX、仮想通貨などのトレード用途では、次の2つで大きく必要なスペックが変わってきます。
- スイングトレード、中長期トレード向けパソコンの目安スペック
- デイトレード向けパソコンの目安スペック
スイング、中長期向けトレードの目安スペック
スイングトレード、中長期トレード向けパソコンの目安スペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GT 1030 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
数日単位のスイングトレードや数週間、数カ月単位の中長期トレードの場合は、普通のミドルレンジクラスのスペックがあれば十分です。
また、グラフィック性能も必要無いので、グラフィックボードもなし(CPU内蔵)で十分です。
デイトレード向けの目安スペック【多画面】
デイトレード向けパソコンの目安スペックは、次の通りです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GT 1030 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
デイトレードを行う場合、4画面、6画面といった多画面構成が必要になってきます。
スペックの構成としては1つ目のミドルレンジとほぼ同等ですが、GPUだけ異なります。
グラフィック性能自体はあまり必要ないのですが、多画面にするために映像出力端子がたくさん必要になってきます。
映像出力端子を増やして、多画面にするためにグラフィックボードを搭載する必要があります。
デイトレードで使われるグラフィックボードは性能を重視するというより、映像出力端子の多さを重視します。
そのため、性能が低く比較的安価なグラフィックボードでOKですね。
株・FX・仮想通貨などのトレードにおける各性能の役割やおすすめのパソコンなどのより詳しい解説はこちら。
≫ 関連記事:トレード(株/FX/仮想通貨)に必要な目安スペックや選び方を徹底解説!【デイトレ中心】
AI/ディープラーニングの目安スペック
人工知能(ディープラーニング・機械学習など)の場合、次の2つで大きく必要なスペックが変わってきます。
- 勉強用・検証用に必要な目安スペック
- 本格運用・大規模学習に必要な目安スペック
学習用・検証用に必要な目安スペック
- これからAIについて勉強して、プログラミングしてみたい!
- 色々分かってきて、ちょっと規模感を大きくして学習したい!
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
これから人工知能のプログラミングを勉強してみたい、大量のデータを使ってAIを学習させたいけど、その前にどういうAIを使えば良いのか小規模で検証したいという方におすすめの構成ですね。
こちらの場合は、ノートPCでもデスクトップPCでも良いかなと考えています。
私がAIの勉強や検証する際は、このクラスのスペックであるSurface Pro 6(Core i5, 8GB, 256GB)で行っていました。
とは言え、AIの構成であったり、データ量、処理の方法などによって、処理が完了する時間が大きく変わるので、それによってはできないケースもあるということは頭に入れておきましょう。
本格運用・大規模学習に必要な目安スペック
本格運用・大規模学習とは、上の事例で紹介したような規模感の学習をしたいという方向けの目安スペックです。CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | - | - | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | - | |
GPU | CPU内蔵 | GTX 1650 GTX 1660 RTX 3050 | RTX 3060 | RTX 3070 | RTX 3080 RTX 3090 | RTX 4070 RTX 4080 RTX 4090 | |
ストレージ | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB | - |
※オレンジ色より低性能は、動作のカクつきや動作しない場合があります。
※オレンジ色より高性能は、より快適に動作させたい、将来より高負荷なことをやる方向けです。
勉強や検証をし終えて、大量のデータを使ってAIを学習させて、実際何かの問題解決に役立てたいという場合は、かなりのスペックが必要になってきます。
他の用途の場合は、これ以上スペックを高くしても、性能を活かしきれず無駄になるというパターンが多いのです。
しかし、AIの用途では、基本的にスペックが高ければ高いほど高速に処理できる用途になります。
そのため、予算が許す限りスペックを高くしておいた方が良いですね。
また、学習には長時間かかることを想定しているので、デスクトップPCが前提です。
エアフローがしっかり確保されて熱がこもりにくくなっているので、長時間、高負荷な状況に耐えることができます。
人工知能(ディープラーニング・機械学習など)における各性能の役割やおすすめのパソコン、私の実例を含めたより詳しい解説はこちら。
≫ 関連記事:ディープラーニング・機械学習に必要なPCスペックとおすすめBTOパソコンを解説!【実例含む】
まとめ:用途に合ったスペックを選ばないと失敗するので要注意!
パソコンを選ぶ上で重要なことは、次の2点です。
- 自分がどういう用途でパソコンを使うのか
- その用途で必要なスペックはどの程度か
自分が何をしたいか決まっていないにも関わらずパソコンを買ってしまうと、そもそも適切なスペックが分からないので、安さ重視で低スペックのパソコンを買ってしまうの可能性があります。
そうなると、ほとんど何もできないので、いざやりたいことがでてきでも、スペック不足で動作がカクついたり、動作しないといったことになります。
そうならないためにも、まずは”パソコンで何をしたいのか(用途)“をしっかりと決めましょう。
その上で、用途別に解説した目安スペックを参考にパソコンを選びましょう。
また、パソコンを購入する上で知っておくべき選び方や性能を決める重要なパーツなどの基礎知識、価格別の目安スペックもまとめているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:購入前に知っておくべきパソコン基礎知識【初心者向け】
≫ 関連記事:相場・予算別のPCスペックの目安を解説!【デスクトップ・ノート別】