
ゲーミングPCのためのパソコンが欲しいけど、メモリってどのくらいの容量があれば良いの?
という疑問に色々なゲームの推奨動作環境を参考に解説していきます。
結論を先に言うと、最低ボーダーラインは8GBだが、16GBは欲しいところです。
これを踏まえて、ゲーミングPCの目安スペックやおすすめパソコンも紹介しています。
目次
ゲーミングPCにおけるメモリの役割
ゲーミングPCでは、主にゲームから読み込んだゲーム情報、フィールドの情報などをメモリに保存されます。
そのため、最低でもそのデータを保存しておけるだけのメモリ容量が必要となってきます。
メモリ容量が足りない場合について
もし、メモリの容量が不足してしまうということになれば、ゲームの動作が重くなるか、最悪、ゲームを実行できないということが起きます。
メモリ容量が一杯になった時の動作としては、メモリに保存されている優先度の低いデータを一時的にストレージ(HDD/SSD)に退避(移動)させる現象(=スワッピング)が発生します。
退避させたデータがまた必要になった時に、メモリに戻します。
その退避処理は、メモリのデータ転送速度と比べて、ストレージのデータ転送速度はかなり遅い(※)ので、時間がかかってしまいます。
この処理の待ち時間が長くなってしまい、他の処理が進まず、最終的にゲームの動作が重くなることに繋がります。
そのため、メモリ容量は多くなくても良いので、最低限のボーダーラインを超えるようにしておきましょう。
※速いと言われているSSDでもメモリのデータ転送速度と比較するとかなり遅いです。
メモリ容量の検証方法について
では、ゲームをする上で、どのくらいのメモリが必要なのか?ということを調べていきます。
ゲームに必要なメモリと言っても、特定のゲームで調べてしまうと意味が無いかなと思っています。
ゲーミングPCを購入する前に、「このゲームをプレイするために買う!」というような場合は、そのゲームの動作環境を事前に見て、パソコンのスペックを決めることは必須です。
しかし、パソコンを購入した後も「このゲームやってみたいなー」と色々と手を出すことになると思います。
その時に、どのくらいのメモリ容量があれば、どのくらいのゲームをカバーできるかという観点で見るのが大事だと思っています。
そのため、色々なゲームの推奨動作環境を調べて、
- 最低でも何GBのメモリがあれば良いのか
- メモリ容量ごとに、どのくらいのゲームに対応できるか
というのを調査していきます。
次に、調査対象となるゲームについてです。
ゲームを性能面から見ると、次のような分類ができると考えています。
- 2Dゲーム
- 軽めの3Dゲーム
- 重めの3Dゲーム
今回は、3Dゲームを中心に調べていきます。
2Dのゲームは、おそらく3Dゲームができれば問題ありませんからね。
3Dゲームの中でも比較的誰でも名前を聞いたことあるんじゃないか?というメジャーどころ10タイトルを対象にしました。
メモリ容量の検証結果について
実際にゲームの動作環境を調査したデータを元に、どのくらいのメモリ容量があれば良いのか解説していきます。
どれも3Dゲームなので、ゲームの中でも高スペックが要求される部類のゲームとなります。
調べた結果は、次の通りです。
ゲームの動作環境表
推奨動作環境 | 最低動作環境 | |
ゲームタイトル | メモリ | メモリ |
FF15 | 16GB | 8GB |
Battlefield V | 12GB | 8GB |
Call of Duty: Black Ops 4 | 12GB | 8GB |
FF14 | 8GB | 4GB |
モンスターハンター ワールド | 8GB | 8GB |
SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 8GB | 4GB |
PUPG | 6GB | – |
ドラゴンクエストX オンライン | 4GB | 3GB |
PSO2 | 2GB | – |
minecraft | 1GB | 256MB |
※推奨動作環境のメモリの降順で並べています。
販売されているパソコンの多くが、メモリは、4GB, 8GB, 16GB, 32GB, 64GBとなっています。
この選択肢からメモリ容量を選ぶとなると、8GB、16GBあたりが良さそうですね。
メモリ容量が8GBの場合
推奨動作環境で見てみると、7/10タイトルで、8GBあれば動作することが分かりますね。
また、あまりお勧めはしませんが、最低動作環境で見た時には、10/10タイトルで動作します。
メモリ容量が16GBの場合
推奨動作環境で見てみると、10/10タイトルで、16GBあれば動作することが分かりますね。
結論としては、
メモリ容量:8GB ⇒ 7割のゲームをプレイ可能
メモリ容量:16GB ⇒ 10割のゲームをプレイ可能
ということになりますね。
最低でも8GBのメモリは搭載しておくとして、後はメモリ容量と予算との兼ね合いですね。
大体(約7割)のゲームがプレイできれば良い、その分安く済ませたいという方であれば、メモリ容量は8GBで良いでしょう。
やりたいと思ったゲームをメモリ容量なんかで諦めたくないなーと思う方は、16GBにするべきですね。
まとめ:メモリは、8GB・16GBは欲しいところ
ゲーミングPCにおけるメモリの役割と何GBのメモリを搭載すれば良いのかを調査してみました。
メジャーなゲームを10タイトル分の動作環境を調べたところ、ゲーミングPCの場合は、8GB、16GBあたりは欲しいという結論になりました。
8GBが最低ボーダーラインと言った感じですね。
【メモリ容量が8GBの場合】
大体7割程度のゲームをプレイ可能
7割の範囲で遊べるならオッケーで、その分安く済ませたいという方向け。
【メモリ容量が16GBの場合】
全部のゲームをプレイ可能
やりたいと思ったゲームを全てやりたい!メモリ容量なんかで諦めたくない!という方向け。
ゲーミングPCについては、価格別・性能別おすすめのゲーミングPCでも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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どうも、ケンさん(



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