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中古PCが初心者におすすめではない理由7選

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  • PC初心者が中古PCって買っても良いの?
  • 金銭的に新品PCが難しい場合は中古PCでも良いの?
  • でも、安いんだったら中古PCもありなんでしょ?

誰かが使ったPCをもう一度市場で販売されるものを中古PCと言いますが、この中古PCは選択肢としてアリなのか解説していきます。

 

私にもちょいちょい「中古PCはアリですか?」という相談を受けることがあるのですが、結論から言うと初心者の方には中古PCはおすすめできません。

主に、性能の判断、寿命、保証、トラブルの観点から手を出すべきではないと考えています。

 

ただ、今から解説するおすすめできない理由に納得して、リスクを承知した上で購入するのであればOKです。

また、金銭的に新しいPCが難しい方もいらっしゃると思うのですが、そういう方向けにもおすすめの購入方法を紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

 

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
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中古PCがおすすめではない理由

中古PCをおすすめしない理由としては、最終的には金額が安いメリットよりもデメリットの方が圧倒的に大きいからです。

デメリットやおすすめできない理由を深掘りすると次のようになります。

  • 劣化具合が分からず寿命が短いリスクがある
  • 性能を判断できる知識が必要
  • 使用用途に対して性能が足りるか判断できる知識が必要
  • 保証が短い or ない
  • 個人・フリマは安心できない
  • 中古PCは”安物買いの銭失い”のリスクがある
  • 金額が安いメリット以上のデメリットがある

 

中古PCは短寿命のリスクが高い

中古PCは、売り出される前は誰かに使われていたPCなので、使われた分だけ各パーツの劣化が進んでいます。

この進み具合が分からないので、購入した後、新品PCと同様に長く使えるのか、それともすぐに壊れるのかが全く分かりません。

 

新しいPCであれば、大体3~5年ぐらいは最低でも使えますが、もし、中古PCが高負荷状態が何時間も続くような過酷な使われ方で、3~5年ほど経過したものだったとしたら、残り1年も使えないかもしれません。

そのため、寿命が短く、またすぐに買い替えする羽目になるリスクがあります。

 

例えば、仮想通貨のマイニングでGPUを使用率100%で24時間動かし続けたものが搭載されているかもしれません。

(仮想通貨のマイニングが分からない方は、GPUに高負荷を”かけ続ける”処理と考えて下さい。)

 

GPUの消費電力は高いので、その場合、電力ユニットにもかなり負荷がかかっているでしょう。

 

また、私の経験上、ストレージ(SSD・HDD)の寿命は2~3万時間ぐらいなのですが、3万時間超えているものが搭載されているかもしれません。

こうなれば使い始めて半年で故障するということも十分考えられます。

 

もちろん、1年未満で中古に出されたり、年月は経っているもののPCの使用時間が少なく状態が良かったりする中古PCもあると思います。

しかし、その劣化具合を見分けることができないですし、注釈でどんな使われ方がされていたか書かれていても本当かどうか分からないので、結局のところ中古PCの安さ以上のリスクが付きまいます。

 

中古PCの性能判断が難しい

PCは、CPU、GPU、メモリ、ストレージのパーツによって大まかな性能が決まるのですが、それぞれの性能を判断するためにはある程度知識が必要なので、初心者の方には難しいです。

 

新品PCであれば、基本的に最新世代(世代交代時は1世代前ぐらいまで)のCPUやGPUが搭載されているので、その中から判断すれば良いです。

しかし、中古PCの場合は、今まで販売されてきた世代全ての中から選ぶ必要があるので、性能の幅がとてつもなく広く、型番などからいつ頃の世代のものかを見分けて判断する必要があります。

 

インテルCPUの末尾のアルファベット

例えば、インテルの主力CPUであるCore iシリーズでは、型番はこのようになっていて、グレードと世代が重要になってきます。

 

最新世代や1世代前ぐらいの中であれば、グレードで大体の性能は分かりますし、比較もできます。

しかし、世代もバラバラだと、たとえCore i7などのグレードが高いものが中古PCに搭載されていても、最新世代と比較すると性能が低く、使い物にならないこともあります。

 

このように、特にCPUとGPUにおいては、中古PCから選ぶとなると性能の幅が広すぎて、型番を読める知識がない状態で買ってしまうと失敗してしまうリスクが高くなります。

新品のPCであれば、最新のパーツな上、最近は全体的に性能が高いので選び方を大きくミスらなければ普通に使えますが、中古PCだとその辺りがシビアになってきますね。

 

用途に対して性能が十分か判断できる知識が必要

中古PCの性能を判断する難しさを解説しましたが、さらに、自分の使用用途に対して性能が足りているかを判断するのも難しいです。

 

例えば、3DゲームのFF15を遊びたくて中古PCを探しているとします。

FF15の動作環境を見れば必要なスペックが書かれているので、PassMarkなどのベンチマークサイトでスペックを比較して確認することができます。

 

ですが、経年劣化により性能を出し切れないかもしれませんし、ゲームもアップデートされていて必要なスペックも少し上がっているかもしれません。

その上、実機をメーカーから借りて12種類のゲームをベンチマークをしている経験則から言うと、動作環境が当てにならないゲームもあります。

 

また、動作環境のスペックを満たせば平均何FPSでるのか分かりません。

そのため、ブロガーやYouTuberが実際にベンチマークして計測したものを参考にすることになりますが、中古PCのような古いスペックだとベンチマークの情報もありません。

 

どうしても、最新のPCを基準に情報が出回るので、古いPCだとこのあたりの情報がなく、どのくらいのパフォーマンスを出してくれるか判断しづらいです。

 

中古PCは保証が短い or ない

中古PCは、保証が短かったり、付いていなかったりするので、購入して数カ月あたりで故障しても、期間外で有償の修理となったり、買い替える羽目になったりします。

 

新品PCの場合は、どのPCメーカーも1年間の標準保証(長いところだと3年)が付いています。

また、長く使う中で故障した時にも対応できるように保証期間を3~5年まで延長できるオプションもあります。

 

これに対して、中古PCは、保証が2週間や1ヶ月とかなり短かったり、あるいは、全くなかったりします。

このグラフは、故障と故障時期の関係をグラフにしたものでバスタブ曲線と言います。

PCなどの精密機器の故障は、比較的初期の方の故障経年劣化による故障が多いです。

 

新品PCの標準保証1年であれば、初期に起こりうる故障は保証で対応できそうですが、中古PCの2週間や1ヶ月だとさすがに短すぎます。

新品の延長保証付きであれば、両方の故障をカバー、標準保証であれば比較的初期の方の故障はカバーできる可能性はありますが、中古PCだとどちらもカバーできない可能性が高いですね。

 

保証がない状態で故障すると、メーカーに修理してもらうか、新しいPCを購入することになります。

しかし、修理に出すと安めに見積もっても5万円程度しますし、新しいPCを買うなら、最初から高くても新品を買っとけば良かった…となると思います。

MEMO
過去にHDDが故障して修理に出した時が5.5万円かかりました。
また、ドスパラの延長保証サービスの中で、修理費の平均が5万円とのこと。

 

でも、壊れず長く使える可能性もあるんでしょ?

確かに長く使えることもあります。

逆に言うと、新品のPCであれば全く故障もしないということもなく、中古PCほどではないですが一定の割合で初期不良などを起こします。

 

中古PCと新品PCで故障の起きやすさの違いはさておき、どうしても起こりうることなので、それが自分のPCが故障するかは、はっきり言って運ですね。

 

ですが、1台10万、20万もする高価なものをそんな運に任せるのはよくありません。

その際に、重要になってくるのが保証です。

 

PCメーカーの保証があれば、期間内であれば無料で修理してくれるので、1週間前後の修理期間はPCは使えないことになりますが、また新しく買い替えることを考えれば圧倒的に良いというわけです。

 

個人・フリマの中古PCは安心できない

中古PCは、PCメーカーや家電量販店などの企業、または、メルカリなどのフリマアプリで個人から購入することができます。

ですが、個人から買うのは次の理由からおすすめできません。

  • 「ハイスペック」「ゲーミングPC」などの表記が怪しい時がある
  • 保証がない場合がある
  • 保証があっても、故障した場合に修理やその他対応が不透明
  • 個人との取引はトラブルになる可能性もある

 

フリマアプリを見るとタイトルなどに「ハイスペック」「ゲーミングPC」などの表記がありますが、本来、この表記によってある程度性能を見分けることができます。

例えは、ハイスペックなら、ハイエンドなCPU(Core i7, 9, Ryzen 7, 9など)、GPUが搭載されていることが多いですが、当時はハイスペックであっても、今の環境では全然ハイスペックでないことがあり得ますし、そもそもハイエンドなCPU、GPUを搭載していないこともあります。

 

また、ゲーミングPCであれば、グラフィックボード(GPU)が搭載されていることが当たり前ですが、実際は搭載されておらず、CPU内蔵GPUでゲームをするには性能不足ということもあります。

そのため、仕様から性能を判断せず、書かれている言葉をそのまま受け取ると失敗するかもしれません。

CPU、GPU、メモリやストレージなどのスペックは表記されているので、結局、そこから判断するしかありません。

ケンさん

上でも書いたけどその判断がまた難しいねんな…

 

保証については、PCメーカーの中古PCであれば短いものの保証は付いていますし、保証規約に則って修理などの対応をしてくれます。

しかし、個人の場合、保証が付いていなかったり、付いていても保証規約がないので故障した時にどういう対応をしてくれるか分かりません。

 

個人にそこまでPCを修理する技術があるとは思えませんし、リスクは高いですね…

 

また、PCに関わらず個人との取引では、金銭や商品の発送等のトラブルもたまに聞くので、中古PCを買うなら、せめてPCメーカーにしておいた方が良いでしょう。

 

中古PCは”安物買いの銭失い”のリスクがある

中古PCは、価格だけを見れば確かに安いものの、性能、故障のリスク、保証などを見るとコスパはよくありません。

 

もし、性能をしっかり見極めて、自分の使用用途に対して十分な性能と分かった上で購入したとしても、故障リスクが新品PCより高いのはどうしても避けられません。

PCパーツの劣化はどのぐらい進んでいるか分からない上、保証期間も短いです。

 

中古PCを買って、短い保証期間が過ぎた後、早々に故障した時を考えてみて下さい。

修理費に平均5万円かかるので、また故障するかもしれない…と怖くなって、新品のPCを検討するとしましょう。

 

そうなれば、最初から新品のPCを買っておけばよかった…と後悔することになります。

 

また、中古PCを検討するということは、既に使っていたPCも壊れたなどの事情もあると思います。

せっかく高いお金を出して中古PCを買っても、すぐに壊れて故障続きになってしまうと目も当てられません。

 

それなら、中古PCを買う予算にプラス数万して最新のPCを購入した方が、性能も十分ですし、長く使えて保証もしっかりあるので、圧倒的に満足度が高いです。

 

中古PCには金額が安いメリット以上のデメリットがある

中古PCの最大のメリットは価格が安いことで、価格だけを見ると10万円以内で買えるものが多く、あまりPCに詳しくない方からすると魅力的に見えるかもしれません。

 

ですが、今まで説明した通り、故障のリスクや保証、性能の判断の難しさを考えると、価格が安いというメリット以上にデメリットが多いので、個人的には中古PCはおすすめできません。

 

とは言え、絶対に新品のPCを買ってくれ!という話ではなく、このデメリットを理解した上で中古PCを購入されるのであれば問題ないとも思っています。

一番避けたいのは、こういったデメリットを知らないままに購入して、思っていたものと違うかった…となってしまうことです。

 

 

中古PCにすべきかの判断基準と注意点

中古PCにすべきか、新品PCにすべきかの判断基準について解説します。

大きく分けると次の3パターンになります。

  • 理由に納得の場合①:新品PCを買う
  • 理由に納得の場合②:PCメーカーで中古PCを買う
  • 金銭的に新品が難しい:分割払いで新品PC【3~5万の分割手数料無料】

 

理由に納得の場合①:新品PCを買う

中古PCがおすすめではない理由で解説したことに納得して頂いて、中古PCはやめておいた方が良さそうだな…、どうしても不安が残るな…という方であれば、新しいPCを検討した方が良いですね。

 

保証もしっかりしていますし、価格に見合った満足度は得られるはずです。

また、故障するかも…と思ってPCを使っていると重要なデータを保存しておくのも怖いですし、PCで作業する上で精神衛生上よくありません。

 

当ブログでは、使用用途別、価格別、保証やPCのデザインなど様々な観点からおすすめのPCを紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

 

理由に納得の場合②:PCメーカーで中古PCを買うのはOK

中古PCがおすすめではない理由で解説したことに納得して頂いて、それでも価格的なメリットなどから中古PCにしよう!という方であれば、中古PCでOKです。

先ほども言ったように、デメリットを知った上で中古PCを購入されるのであれば問題ないと考えています。

 

ですが、フリマアプリなどの個人から中古PCを買うのは、ただでさえ中古PCのリスクがある上、保証やトラブルの面でもリスクを上げることになります。

そのため、中古PCを買うのであれば、PCメーカーなどのPCのプロ、信頼性のある企業から購入した方が良いです。

 

金銭的に新品が難しい:分割払いで新品PC【3~5万の分割手数料無料】

中古PCを検討する方には、デメリットは分かりつつも金銭的に新しいPCを買うだけのお金が厳しい方もいらっしゃると思います。

そういう方は、新品PCの分割払い購入も検討してみて下さい。

 

分割払いであれば、PCの価格や分割回数にもよりますが、月々5,000円前後で購入することもできます。

総額としては新品PCの方が高いことには変わりありませんが、中古PCでも一括で5万,10万必要なことを考えれば、資金繰りはし易いと思います。

 

また、20万円ほどのPCであれば、通常、分割手数料で別途3~5万円ほどかかるのですが、この分割手数料が無料になるPCメーカーも多いので絶対に活用しましょう。

どのPCメーカーが分割払いに対応していて、かつ、手数料が無料なのかもまとめているので、ぜひ参考にして下さい。

≫ 関連記事:【3~5万円お得】PCの分割払い・手数料無料のメーカーまとめ【ゲーミングPCがお得】

 

まとめ:中古PCはリスク承知の上ならOK、それが無理なら絶対やめとけ!!

中古PCのおすすめではない理由、主にデメリット面を解説しました。

中古PCを調べると大半がおすすめなPCメーカーなどの紹介で、デメリットがあまり書かれていないブログなどが多いです。

しかし、中古PCにはそれなりにリスクがあるので、それを知らずに買って後悔する方もいらっしゃると思います。

 

私は、それはユーザーのためにならないと思っており、デメリットを知った上で新品にするか中古にするかを判断して欲しいと考えているので、正直におすすめできない理由を中心に解説しました。

 

再度、おすすめではない理由をまとめると次の通りです。

  • 劣化具合が分からず寿命が短いリスクがある
  • 性能を判断できる知識が必要
  • 使用用途に対して性能が足りるか判断できる知識が必要
  • 保証が短い or ない
  • 個人・フリマは安心できない
  • 中古PCは”安物買いの銭失い”のリスクがある
  • 金額が安いメリット以上のデメリットがある

これらを踏まえた上で、納得の上であれば中古PCも良いと思います。

しかし、個人的には新品PCの方が、購入時は価格面で高いと感じるかもしれませんが、長期的に見ると得ですし、満足度も高いと考えています。

 

≫ 関連記事:使用用途別、価格別、保証やPCのデザインなど様々な観点からおすすめのPC

≫ 関連記事:【3~5万円お得】PCの分割払い・手数料無料のメーカーまとめ【ゲーミングPCがお得】




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