
パソコンってどの程度のスペックが必要なの?
と疑問に思う方も多いと思います。
ですが、価格や用途によって目安のスペックが全然違ってくるので、一言でコレ!とは残念ながら言えません。
この記事では、約18年、色々な用途でパソコンを使ってきた私が、価格別・用途別に分けて、それぞれ目安スペックを徹底的に解説します。
また、それぞれの記事でより詳しく解説した上で、おすすめのパソコンも紹介しているので、購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
パソコンの目安スペックとは?
パソコンのスペックは、ピンからキリで、性能が低いものから高いものまで、ほんとうに幅広いです。
価格帯で言えば、5万円~30万円程度になってきます。
100万など上を見ればいくらでもありますが、普通の人が使う分には、大体この価格帯のパソコンが相場となります。
そんな幅広いスペックの中から、自分の予算内で、使用用途に合ったスペックのパソコンを購入する必要があります。
もし、ここでミスマッチが起きてしまうと、
- スペック不足のため、使いたかった用途で快適に使えなかった
- パソコンの価格の割に、スペックが低い
ということに繋がります。
そこで、適切にパソコンを選べるように、
どのくらいの価格のパソコンを買えば、
どのくらいのスペックで、どのくらいのことができるのか
を知っておく必要があります。
目安スペックを解説する上で、色々な価格帯のパソコン、色々な用途で使われるということを考えた時に、一言でコレ!というのは残念ながらありません。
そこで、次の3つの観点で細かく分けて、目安スペックを解説していきます。
- デスクトップパソコンの価格別目安スペック
- ノートパソコンの価格別目安スペック
- パソコンの用途別目安スペック
では、1つ1つ解説していきます。
デスクトップパソコンの価格別目安スペック
まず、デスクトップパソコンを価格別に目安となるスペックを見ていきましょう。
次の価格帯に分けて解説します。
- 5万円前後のパソコン
- 10万円前後のパソコン
- 15万円前後のパソコン【おすすめの価格帯】
- 20万円前後のパソコン【おすすめの価格帯】
- 25万円前後のパソコン
- 30万円前後のパソコン
使用用途では、◎、〇、△、×で動作状況を解説していますが、意味は次の通りです。
◎ = 快適に問題なく動作
〇 = 基本的に動作するが、一部性能不足を感じることもある。
△ = 初心者や軽めにしかやらない方は良いが、本格的にやる分にはちょっと性能不足。
× = 動作しない。動作しても確実にカクついてストレスになる。
また、同じ使用用途でも、使う人によって必要なスペックが異なってきます。
例えば、同じ動画編集でパソコンを使うにしても、次の2つの使い方では、必要なスペックが変わります。
趣味で動画編集を覚えて、ちょっとしたホームビデオを作りたい
⇒ 最低限動画編集できるスペックがあれば良い。
仕事、プロとして動画編集をしたい
⇒ 作業の効率性も考えてスペックの高いものが良い。
このように、同じ用途でもどういう立場で使うかによっても必要な性能が変わってきます。
そのため、ここでは初心者の方からセミプロレベルの範囲を想定して各用途の動作を判断しています。
例えば、動画編集であれば、Youtubeに動画をあげて収益化をする。という感じで個人の規模感でできることを目安にしています。
一方で、CMやプロモーションなどのプロ向けは、そもそも私に経験が無く、どの程度スペックが必要が分からないので、対象外としているので、その上で参考にして頂ければと思います。
では、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
5万円前後の目安スペック
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Celeron / AMD Athlon / AMD Ryzen 3 / AMD Ryzen 5 |
メモリ | 4GB / 8GB |
GPU | CPU内臓グラフィック |
SSD | 256GB |
HDD | – |
5万円前後となるとパソコンの中では、低価格帯の部類に入ってきます。
スペック的には、5万円を区切りにCPUやメモリのグレードがかわるという感じですね。
Intel Celeron, AMD Athlonは、正直おすすめできません。
ネットサーフィンやオンラインショッピング、Youtubeなどの動画視聴と割り切るのであれば良いです。
しかし、他にも色々と使いたいという場合は、5~7万円の価格帯で、Ryzen 3, 5といったミドルレンジCPUを搭載したパソコンが狙い目ですね。
とは言え、グラフィックボードは基本的に搭載できないので、3Dゲームや3Dモデリングなど、グラフィック性能が要求される用途は厳しいですね。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | 〇 / ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | △ / 〇 |
ゲーム | △ / △ |
ブログ執筆 | 〇 / ◎ |
画像編集 | △ / 〇 |
動画編集 | × / △ |
プログラミング | △ / 〇 |
3DCG・モデリング | × / △ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | △ / 〇 |
データ分析・AI学習 | × / △ |
※スペックの左はCPUがローエンドでメモリ4GB、右はCPUがミドルレンジでメモリ8GBの場合
10万円前後の目安スペック
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 |
メモリ | 8GB / 16GB |
GPU | Geforce GTX 1650 / 1660 |
SSD | 256GB |
HDD | – |
10万円前後となるとパソコンの中では、低価格帯の部類に入ってきますが、価格の割に意外にスペックが高いです。
意外に高性能なCPU、ミドルレンジのグラフィックボードを搭載することができるので、ある程度の用途で使うことができます。
10万円前後でも、ミドルレンジクラスのCPU, GPUを搭載できる上、メモリも最低限欲しい8GBは搭載できるので、結構色々な用途で使うことができます。
パソコン初心者の方や、これから動画編集やゲーム、プログラミングなど色々試してみたいという方には良いですね。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | 〇 |
ゲーム | △ |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | 〇 |
動画編集 | △ |
プログラミング | 〇 |
3DCG・モデリング | △ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | 〇 |
データ分析・AI学習 | △ |
パーツや使用用途の詳細、おすすめのデスクトップパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:10万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
15万円前後の目安スペック【おすすめの価格帯】
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 |
メモリ | 16GB |
GPU | Geforce GTX 1650 Super / 1660 Super / 2060 |
SSD | 250GB / 512GB |
HDD | 1TB |
15万円前後となると、CPUは、ハイエンドクラスのものを搭載することができます。
CPUがハイエンドクラスのため、動画編集のエンコードなど高い処理性能が必要な使用用途でも快適に動作します。
メモリも16GBと1段階増えるので、メモリを多く消費しがちなクリエイティブな用途にも手を出すことができますね。
グラフィックボードもミドルレンジからミドルハイまで搭載できます。
RTX 2060であれば、ゲームにもよりますが、重めの3Dゲームでも快適に動くので、幅広いゲームを楽しむことができますね。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | ◎ |
ゲーム | 〇 |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | ◎ |
動画編集 | 〇 |
プログラミング | ◎ |
3DCG・モデリング | 〇 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ |
データ分析・AI学習 | 〇 |
パーツや使用用途の詳細、おすすめのデスクトップパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:15万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
20万円前後の目安スペック【おすすめの価格帯】
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 |
メモリ | 16GB |
GPU | Geforce RTX 2070 SUPER |
SSD | 256GB / 512GB |
HDD | 1TB |
20万円前後となると、CPU、GPU共にハイエンドクラスのものを搭載することができます。
CPU、GPU共にハイエンドで、メモリもある程度の容量を搭載できるので、多くの使用用途で十分なパフォーマンスを発揮してくれるようになります。
メモリに関しては、近年では最低でも8GBぐらいは欲しいという感じなので、16GBあれば大抵は事足りますね。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | ◎ |
ゲーム | ◎ |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | ◎ |
動画編集 | ◎ |
プログラミング | ◎ |
3DCG・モデリング | ◎ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ |
データ分析・AI学習 | 〇 |
パーツや使用用途の詳細、おすすめのデスクトップパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:20万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
25万円前後の目安スペック
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7, i9 / AMD Ryzen 7 |
メモリ | 16GB |
GPU | Geforce RTX 2080 / 2080 SUPER |
SSD | 512GB |
HDD | 2TB |
この価格帯まで来ると
- CPU、GPU共にハイエンド
- メモリ、SSD / HDDなどのストレージ
も十分なスペックになってくるので、多くの使用用途で十分なパフォーマンスを発揮してくれるようになります。
また、この価格帯になると、基本的なスペックだけでなく、
- PCケースをデザイン性の高いものにしたり
- Wi-Fi, Bluetooth付き(標準搭載、オプションで追加など)であったり
デザイン性や機能性にも、予算的にお金をかけることができますね。
※15万前後、20万前後でも選ぶことはできますが、その分スペックとトレードオフになりやすいですね。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | ◎ |
ゲーム | ◎ |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | ◎ |
動画編集 | ◎ |
プログラミング | ◎ |
3DCG・モデリング | ◎ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ |
データ分析・AI学習 | ◎ |
30万円前後の目安スペック
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i9 / AMD Ryzen 7 |
メモリ | 32GB |
GPU | Geforce RTX 2080 Ti |
SSD | 512GB |
HDD | 1TB ~ 3TB |
この価格帯まで来ると、25万円前後よりさらにスペックを高くすることができ、ほとんどの使用用途で十分なパフォーマンスを発揮してくれるようになります。
正直、ここまでのスペックはほとんどの方は必要無いと思っています。
逆に、このスペックが必要な用途が何か気になるところではあります。
- 重めの3Dゲームで、さらに4Kやグラフィック設定を高くしてプレイしたい!
- プロで動画編集をする
- 結構データ量の多いAIやデータ分析を行う
という方が手を出すレベルになってくるのかなと考えています。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | ◎ |
ゲーム | ◎ |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | ◎ |
動画編集 | ◎ |
プログラミング | ◎ |
3DCG・モデリング | ◎ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ |
データ分析・AI学習 | ◎ |
パーツや使用用途の詳細、おすすめのデスクトップパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:30万円前後のおすすめパソコンの比較・紹介
ノートパソコンの価格別目安スペック
次に、ノートパソコンを価格別に目安となるスペックを見ていきましょう。
次の価格帯に分けて解説します。
- 5万円前後のパソコン
- 10万円前後のパソコン【おすすめの価格帯】
- 20万円前後のパソコン
- 30万円前後のパソコン
※その他の使用用途の判断基準とは、デスクトップパソコンと同様です。
では、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
5万円前後の目安スペック
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Celeron / Pentium / Core i3 |
メモリ | 4GB / 8GB |
GPU | CPU内臓グラフィック |
SSD | 64GB ~ 256GB |
HDD | – |
5万円前後のノートパソコンとなると、基本的に、CPU、メモリ、SSDとどれをとっても最低限のスペックとなります。
また、グラフィックボードもなく、CPU内蔵グラフィックスのみ。
中には、5~7万円の間でミドルレンジのCPUを搭載したコスパの高いノートパソコンもあるので、ここが狙い目ですね。
5万円以下のノートパソコンの場合であれば、、動画視聴やネットサーフィン、ブログ執筆などの軽い作業が限界となってきます。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | 〇 |
ゲーム | △ |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | 〇 |
動画編集 | △ |
プログラミング | 〇 |
3DCG・モデリング | △ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | 〇 |
データ分析・AI学習 | △ |
10万円前後の目安スペック【おすすめの価格帯】
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i3, i5, i7 / AMD Ryzen 3, 5 |
メモリ | 8GB / 16GB |
GPU | CPU内臓グラフィック GeForce MX250 GeForce GTX 1650 Ti GeForce RTX 2060 |
SSD | 256GB ~ 512GB |
HDD | – |
10万円前後となるとミドルレンジのCPUが中心となります。
さらに、グラフィックボードも搭載することができるので、3Dゲームなどのグラフィック性能が必要な使用用途にも使うことができます。
つまり、10万円ぐらいから使用用途の幅が、ぐっと広がってきます。
また、グラフィックボードを搭載せず、CPUだけに特化させた場合は、ハイエンドなCPUを搭載するということも可能ですね。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | 〇 |
ゲーム | 〇 |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | 〇 |
動画編集 | 〇 |
プログラミング | 〇 |
3DCG・モデリング | △ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | 〇 |
データ分析・AI学習 | 〇 |
パーツや使用用途の詳細、おすすめのノートパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:10万円前後のおすすめノートパソコンの比較・紹介
20万円前後の目安スペック
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5, i7 |
メモリ | 8GB ~ 16GB |
GPU | CPU内臓グラフィック GeForce GTX 1660 Ti GeForce RTX 2070 MAX-Q |
SSD | 256GB ~ 512GB |
HDD | – |
20万円前後となると、CPUはハイエンドクラス、GPUがミドルレンジからハイエンドクラスのものを搭載することができます。
結構良いグラフィックボードを搭載できるようになるので、結構幅広い用途で使えるノートパソコンとなりますね。
普段使い向け、ビジネス向けPCであれば、グラフィックボードを搭載していない(その分CPU性能が高い)といったことがあるので、そこさえ間違えなければ、大きく失敗することは無いでしょう。
3Dゲームや3Dモデリングをしたいのに、グラフィックボードを搭載していないPCはNGです。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | ◎ |
ゲーム | ◎ |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | ◎ |
動画編集 | ◎ |
プログラミング | ◎ |
3DCG・モデリング | ◎ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ |
データ分析・AI学習 | 〇 |
パーツや使用用途の詳細、おすすめのノートパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:20万円前後のおすすめノートパソコンの比較・紹介
30万円前後の目安スペック
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7 |
メモリ | 16GB |
GPU | CPU内臓グラフィック GeForce RTX 2070 SUPER |
SSD | 512GB |
HDD | – |
30万円前後となると、CPU、GPU共にハイエンドクラスのものを搭載することができます。
高性能なグラフィックボードを搭載できるようになるので、重めの3Dゲームも快適にプレイできますね。
また、メモリも16GBがベースとなってくるので、メモリを多く消費しがちなクリエイティブな用途でも対応できますね。
使用用途
使用用途 | スペック |
---|---|
Web閲覧、動画視聴 | ◎ |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | ◎ |
ゲーム | ◎ |
ブログ執筆 | ◎ |
画像編集 | ◎ |
動画編集 | ◎ |
プログラミング | ◎ |
3DCG・モデリング | ◎ |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ |
データ分析・AI学習 | 〇 |
パーツや使用用途の詳細、おすすめのノートパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:30万円前後のおすすめノートパソコンの比較・紹介
パソコンの用途別目安スペック
次に、用途別に目安となるスペックを見ていきましょう。
次の使用用途について解説していきます。
- 動画編集向けPC
- ゲーミングPC
- ビジネス向けPC
- プログラミング向けPC
- トレーディング向けPC
- ディープラーニング向けPC
同じ用途でも、どの程度のことをするのかで必要なスペックが変わってくるので、複数の目安スペックを解説しています。
例えば、動画編集向けのPCであれば、FHD(1,920×1,080)の動画編集と4Kの動画編集では、必要な目安スペックは異なってきます。
こういう場合は、使用用途の中でも、さらに細かく分けて目安スペックを解説します。
では、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
動画編集の目安スペック
フルHD動画編集の目安スペック
解像度が1920×1080のフルHD動画を編集する場合の目安スペックとなります。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
※左から性能の低い順に記載しています。
FHDであれば、ミドルレンジ程度のスペックで動画編集を行うことができます。
グラフィックボードは搭載していなくても、編集作業に差支えはありません。
搭載することで、動画編集ソフトによっては、GPUアクセラレーション機能でエンコードを速く処理することができます。
また、ゲームの実況プレイなどの動画を作りたい場合は、そもそもゲームをプレイするために必要になってきます。
このあたりは、どういう動画を編集するか決めて、搭載するかどうかを決めると良いでしょう。
ストレージに関しては、動画編集ということで、かなり使うので、最低でも512GBは欲しいところです。
具体的な容量については、素材動画の量や動画時間、編集頻度によって人それぞれ違うので、一概にコレ!とは言えないので、足りなくなったら外付けHDDなどを購入して、移すというのもアリですね。
4K動画編集の目安スペック
解像度が3840×2160の4K動画を編集する場合の目安スペックとなります。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
4Kの動画編集の場合は、解像度が単純に4倍になるということで、扱うデータ量が格段に増加します。
データ量が増えれば、
- 編集時の動画読み込みに時間がかかったり
- エフェクトをかけるのにより負荷が掛かったり
- エンコード時間が増えたり
- 動画素材や編集後の動画データが増えたり
と様々な部分で、各種パーツの性能を上げる必要があります。
動画編集におけるパーツの役割やおすすめのパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:動画編集パソコンに必要な目安スペックを徹底解説!
ゲーミングPCの目安スペック
軽量級な3Dゲーム・2Dゲーム・Webゲームに最低限欲しい目安スペック
軽量級の3Dゲームをする際に最低限必要なスペックは、次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
グラフィック性能などがあまり必要のないゲームですね。
軽量級な3Dゲームの例を言うと、ドラゴンクエストXのようなゲームです。
軽量級な3Dゲームだけでなく、
- ブラウザゲーム
- 2Dゲーム
も含めています。
全体的に、ミドルレンジと言う中間グレードのスペックとなってきます。
中量級の3Dゲームに最低限欲しい目安スペック
中量級の3Dゲームをする際に最低限必要なスペックは、次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
中量級の3Dゲームは、グラフィック性能などがちょっと必要になってくるゲームですね。
例えば、ファイナルファンタジーXIV(FF14)のようなゲームですね。
軽量級の3Dゲームと比べて、グラフィック性能を中心に、全体的にスペックアップした感じですね。
CPU、GPUについては、ミドルレンジの中でも高いものを選んでいます。
ストレージに関しては、グラフィックの高いゲームであればあるほど、ゲームの容量も大きくなる傾向があるため、容量を増やしています。
重量級めな3Dゲームに最低限欲しい目安スペック
重量級の3Dゲームをする際に最低限必要なスペックは、次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
重めな3Dゲームは、グラフィック性能などが結構必要になってくるゲームですね。
例えば、ファイナルファンタジーXV(FF15)のようなゲームです。
CPU、GPU共に、ハイエンドクラスのものを選択しています。
さらに、Core i9, Ryzen 9と性能の高いものもありますが、大体のゲームは、Core i7, Ryzen 7で十分対応できます。
Core i9, Ryzen 9あたりは、性能は高性能ですが、価格が結構高くなってくるということもあり、コストパフォーマンスが悪くなってきます。
そのため、この辺りのCPUは、予算に余裕のある方向けですね。
ゲーミングPCにおけるパーツの役割やおすすめのパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:ゲーミングPCに必要な目安スペックを徹底解説!他の用途でも使えるかも解説
ビジネスPCの目安スペック
帳簿のデータ入力、見積書、請求書等の一般事務向け
帳簿のデータ入力、見積書、請求書等の一般事務向けで、CPUやメモリ性能がほとんど必要のない用途ですね。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
簡単なデータ入力や見積書や請求書と言った数ページ程度の書類作成であれば、CPUは、ローエンドなCeleron, Pentiumで作業できます。
しかし、個人的には、もう少し余裕の持たせたCore i3, Ryzen 3といったミドルレンジCPU、8GBメモリは欲しいところですね。
データ入力や書類の作成向けに考えましたが、実際業務をする中で、これ以外の仕事を急に振られることもあると思います。
そういった時に作業内容にもよりますが、余裕を持たせたスペックにしておくことで、幅広い仕事に対応できるようにしておくべきです。
表計算や資料作成向け
表計算や資料作成、その他、色々な作業をする方向けで、CPUやメモリ性能がちょっと必要になってくる用途ですね。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
表計算であれば、Excelの関数などを使うと思いますが、その計算にCPU性能が必要になってきますね。
とは言え、表のデータの多さや関数を使う量などによって全然異なってきます。
数十件~数千件レベルまでであれば、ミドルレンジのCPUで事足りるでしょう。
また、受け持ってるプロジェクトによって作業内容が結構変わるという方であれば、ミドルレンジ程度のスペックは欲しいところですね。
作業内容が変わるということは、それに応じて使うツールも変わってくると思います。
こういう場合は、色々なツールを使えるように、余裕の持ったスペックにしておくのが基本ですね。
メモリに関しては、最近の標準である8GBですね。
4GBだとさすがに足りなくなってくると思います。
ビジネス向けPCにおけるパーツの役割やおすすめのパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:ビジネス用途のパソコンに必要な目安スペックを徹底解説!個人事業主の私が解説
プログラミング向けPCの目安スペック
Web、Windows、Androidアプリなどの軽めのプログラミングの目安スペック【一般的】
Web、Windows、Androidアプリなどの軽めのプログラミングの目安スペックは次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
多くの方が、ここに当てはまるのではないかなと思います。
CPUは、Core i3, i5, Ryzen 3, 5とミドルレンジのものを選択しています。
メモリも8GBと最近の標準となる容量ですね。
グラフィックボードに関しては、グラフィック性能を要求されるようなことは、ほとんどないと思うので、CPU内蔵グラフィックスで十分です。
私が普段プログラミングしているPCは、Surface Pro 6(Intel Core i5, 8GB, 256GB, グラボなし)で、これで十分快適に動画しています。
ゲーム制作などのグラフィック性能が必要な目安スペック
ゲーム制作などのグラフィック性能が必要な目安スペックは、次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
ゲーム制作で有名な開発ツールでは、『Unity』があります。
3Dをメインに、2DやVR, ARなどのゲームやアプリケーションを作成することができるゲームエンジンです。
個人で作れる規模感の3Dゲームの製作を前提に解説しますが、それであれば、ミドルレンジのゲーミングPCぐらいのスペックで大丈夫ですね。
上の軽めのプログラミングの目安スペックに対して、グラフィックボードを追加したようなスペックです。
3Dモデル、3Dゲームを扱う観点から、グラフィック性能がある程度必要になってくるので、CPU内蔵グラフィックスでは性能不足ですね。
データ分析などの重い処理や計算などをゴリゴリしていくための目安スペック
データ分析などの重い処理や計算などをゴリゴリしていくための目安スペックは、次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|
GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
---|
ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|
この用途でプログラミングをしようとする方は少ないと思いますが、ハイエンドなパソコンが必要になってくるかなと思います。
プログラムを書くときは、上でも述べたようにスペックは必要ありませんが、実際に作ったプログラムを動作させるときに、処理性能が必要になってきますね。
ミドルレンジのパソコンでも動作しますが、処理速度もできるだけ早くしたいのであれば、このくらいのスペックがある方が良いです。
とは言え、CPUやGPUなどのリソースを最大限活かして高速に処理させようとすると
- CPUのコアやスレッドを全て使うために並列処理をしたり
- GPGPUというグラフィックボードの高い性能を活用したり
するためのコードを書かないといけません。
また、どこからどこまでを並列処理できるのか、実際にするのかなども考えないといけないので、プログラミングの難易度としては高くなってきます。
プログラミングにおけるパーツの役割やおすすめのパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:プログラミングに必要な目安スペックを徹底解説!プログラミング歴約10年の私が解説
トレーディング向けPCの目安スペック
スイング、中長期向けトレードの目安スペック
スイングトレード、中長期トレード向けパソコンの目安スペックは、次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
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GPU | CPU内蔵 | GT 1030 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
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ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
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この目安スペックでは、スイング、長期トレードということで、1日に数回、1週間に数回というスパンでトレードする(ツールを使う)ことを想定しています。
CPUは、Core i3, Ryzen 3とミドルレンジのものを選択しています。
メモリも8GBと最近の標準となる容量ですね。
4GBでもトレードツール自体は動作しますが、同時に、他にブラウザ等で情報収集するというのであれば、8GBは欲しいですね。
デイトレード向けの目安スペック【多画面】
デイトレード向けパソコンの目安スペックは、次の通りです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
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GPU | CPU内蔵 | GT 1030 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
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ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
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この目安スペックでは、デイトレードでザラ場(寄り付きから引けまでの間の取引時間)をずっと見ているというようなトレードを想定しています。
ずっとトレードツールを見ているということで、目まぐるしく変わる板情報、株価などのデータを受信し、スムーズに表示処理する必要があります。
CPUは、Core i5, Ryzen 5とミドルレンジのものを選択しています。
- 私が、楽天証券のマーケットスピードⅡでデイトレした時のノートPCが、Intel Core i5で快適に動作していたということ。
- 楽天証券のマーケットスピードⅡの推奨動作環境相当(※)ということ。
この2つから考えて、Core i5, Ryzen 5あたりで十分かなと。
※推奨環境には、「Intel i7-3770 3.40GHZ(4コア)以上」とありますが約7年前ぐらいのCPUのため、最近のCPUであれば、ノートPC向けのIntel Core i5相当になります。
グラフィックボードについては、NVIDIA GeForce GT 1030を選択しています。
トレードの用途であれば、グラフィック性能は不要なので、性能の高いグラフィックボードは必要ありません。
しかし、4画面、6画面、8画面といった多画面にしたいのであれば、何かしらグラフィックボードが必要になってきます。
トレーディングPCにおけるパーツの役割やおすすめのパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:トレード(株/FX/仮想通貨)に必要な目安スペックや選び方を徹底解説!
ディープラーニングPCの目安スペック
勉強用・検証用に必要な目安スペック
勉強用・検証用とは、
- これからAIについて勉強して、プログラミングしてみたい!
- 色々分かってきて、ちょっと規模感を大きくして学習したい!
という方向けの目安スペックです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
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GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
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ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
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検証・勉強用パソコンであれば、学習の規模も小さいと思うので、このくらいのスペックでも十分にAI学習は可能です。
私は、Surface Pro 3, 6で勉強や検証をしていたので、グラフィックボードは付いておらず、CPU内蔵グラフィックスでした。
グラフィックボードなしでもAIの勉強はできるので問題ないですが、一般的には、GPUで処理されることが多く、勉強の幅も広がるので、グラフィックボードは、無理でなければ付いていた方が良いですね。
本格運用・大規模学習に必要な目安スペック
本格運用・大規模学習とは、上の事例で紹介したような規模感の学習をしたいという方向けの目安スペックです。
CPU | Intel | Celeron | Pentium | Core i3 | Core i5 | Core i7 | Core i9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMD | – | – | Ryzen 3 | Ryzen 5 | Ryzen 7 | Ryzen 9 |
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
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GPU | CPU内蔵 | GTX 1660 | RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 |
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ストレージ | 120GB | 240GB | 512GB | 1TB | 2TB | 4TB |
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大規模な学習となれば、処理の量が膨大になるので、ハイエンドなCPU、GPUは搭載しておいた方が良いですね。
また、メモリについても、プログラム上で保持しておくデータ量も増えてくるため、それに伴って、メモリ量もそれなりに欲しいところです。
本格的に運用していくのであれば、ある程度、使用する言語、ライブラリは決まってきていると思うので、CPUで処理するのか、GPUで処理するのかが見えてくると思います。
それに合わせて予算の許す限り、CPUかGPUを高性能なものにした方が良いですね。
大規模な学習の具体例なども含めて、ディープラーニング向けPCにおけるパーツの役割やおすすめのパソコンについては、こちらで解説しています。
≫ 関連記事:ディープラーニング・機械学習に必要なPCスペックとおすすめBTOパソコンを解説!
パソコン買い替え時に役立つパソコンスペックの比較方法
今のパソコンと比較して、検討中のパソコンはどの程度スペックが良いの?
パソコンを新しく買い替える際に、誰しもが思う疑問だと思います。
そこで、新旧のパソコンスペックの比較方法を解説します。
3,4年前のパソコンから買い替えるという場合には、新しいパソコンの方がスペックが良いだろう…ということは分かります。
しかし、スペックが何倍ぐらい良くなっているのか具体的にわかった方が、購入時の失敗は少なくなるので、一度調べてみることをおすすめします。
パソコンのスペックを比較する時は、主に次のPCパーツを比較します。
- CPU
- メモリ
- GPU
- ストレージ
メモリとストレージについては単純に容量で比較すれば、ほぼ問題ありません。
ストレージに関しては、SSD(SATA, NVMe)、HDDでデータ転送速度が変わってくるので、ここも重要ですが、SSDの方が速い、HDDが遅いぐらいを理解しておけば簡単に比較できると思います。
問題は、CPUとGPUですね。
パソコンのスペックを決める2大パーツと言っても過言ではないのですが、搭載されている型番(例:Intel Core i9…, NVIDIA GeForce RTX…)だけでは、どのくらいの性能か分かりづらいので、スペックの比較が難しいです。
そこで、ベンチマークサイトで新旧のCPU・GPUの型番を調べることでスペックを比較します。
私がよく使うベンチマークサイトは『PassMark』です。
PassMarkでは、CPU, GPUのベンチマーク結果のスコアが一覧で確認することができます。
(左:CPU, 右:GPU)
ここで型番を検索することで、買い替えた時にどの程度スペックが良くなるのかを調べることができます。
今使っているパソコンのスペックやCPU・GPUの型番の調べ方、具体的なスペックの比較方法については、パソコンスペックの確認方法で解説しています。
まとめ:パソコン選び初心者の方は、まずは相場感を身に付けよう
パソコンのスペックは実に幅広く、そのスペックによって、できることも変わってきます。
しかし、パソコンを初めて選ぶ!という方であれば、どの程度のスペックで、どの程度のことができるのか、どの程度の価格なのかということは分からないと思います。
そのため、上で解説した目安から
大体いくらくらいのパソコンで、どういったことができるのか。
この用途で使いたい場合は、大体どのくらいのスペックが必要なのか。
という大体の相場感を知ることが大切です。
これを知らずに選んでしまうと、
- 安めのパソコンを買ってしまったため、スペックが高くなく、使いたい用途で使えない。
- 価格は結構いいお値段するのに、スペックが全然良くなかった…(ボッタクリ)
ということになるかもしれません。
使いたい用途で使えないパソコンは、無駄な買い物以外の何物でもないので、そうならないために、大体の相場感を身に付けておきましょう。
それぞれの項目で、より詳細なことを知りたいという方はこちらから。
デスクトップパソコンの価格別目安スペック
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ノートパソコンの価格別目安スペック
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パソコンの用途別目安スペック
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どうも、ケンさん(

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