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ノートPCのバッテリー容量・寿命の確認方法

どうも、パソコンブロガーのケンさん(@pasolog_ken)です。

ノートパソコンや2in1パソコンなどのバッテリーを搭載したパソコンのバッテリー情報を取得する方法を紹介します。

 

今使っているパソコンの

  • バッテリー容量がいくらか
  • バッテリーがどのくらい劣化しているのか

などを確認することができます。

 

また、本当にバッテリーが消耗してバッテリー寿命が短くなっているのかネット接続やバックグラウンドのアプリが原因でバッテリーの持ちが悪いのか切り分けすることもできます。

 

バッテリー寿命が短くなっている場合は、買い替えの目安にもなってくるかと思うので「最近バッテリーの持ちが悪いな…」と思っている方は、ぜひ試してみて下さい。

 

バッテリー容量は実機のレビュー記事でも解説しているので、自分の機種と比較したり、買い替える際の目安にしたりしてください。

 

GPUの有無や各パーツの性能で消費電力は変わってくるので、一概にバッテリー容量だけで駆動時間の優劣は付けられませんが、参考にはなると思います。

 

今回は、2018年10月に発売された Surface Pro 6 を使ってバッテリー情報を取得します。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年/自作,プログラミング歴10年、文系新卒でSEとしてIT企業に入り、スマホアプリ/Windowsアプリ開発に携わる。 ハード,ソフト面で長年の知識,経験を元に初心者向けにPCを解説 詳細プロフィール

バッテリー情報の確認について

今から紹介する方法で取得できるバッテリー情報は次の通りです。

  • バッテリー容量
  • バッテリーの劣化状況
  • 充電回数
  • 充電履歴
  • バッテリー消費のグラフ

などです。

特に、バッテリー容量と劣化状況の情報が役立ちます。

 

出荷時のバッテリー容量と現在のバッテリー容量を確認することができるので、どの程度バッテリーが消耗しているのか分かります。

具体的にバッテリーの消耗具合が数値で分かるので、ノートパソコンの買い替えの目安になりますね。

 

また、出荷時のバッテリー容量と現在のバッテリー容量を比較して、かなり少なくなっているのであれば、バッテリーの寿命が近いと判断できます。

 

一方で、バッテリー容量が少なくなって”いない”にもかからわず、バッテリーの持ちが悪い場合は、長時間のインターネット使用やバックグラウンドでアプリ等が実行され続けている可能性があるので、その辺りを改善すれば長持ちする可能性があると判断できます。

 

バッテリー情報の確認方法

バッテリー情報を取得するためには、Windowsに標準で付いているツールを使って、コマンドを実行します。

ケンさん

コマンドは1行だけでコピペOKやから1分もあればできるで!

 

バッテリー情報を取得するためのツール

Windowsに標準搭載されている「Windows PowerShell」か「コマンドプロンプト」を使用します。

 

【起動方法①】

Windows 10 の場合、画面左下のWindowsボタンを右クリックすると、いくつかメニューが表示されます。

その中に、「Windows PowerShell」か「コマンドプロンプト」が表示されていると思います。

※Windows 10の中でもバージョンがあるのですが、そのバージョンによって表示されている項目が違うようなので、表示されている方を使うと良いでしょう。

 

管理者とそうでないものが2つあると思いますが、どちらでも構いません

 

【起動方法②】

キーボードの「Windowsボタン」 + 「R」で 「ファイル名を指定して実行」ウィンドウが開きます。

そこに「cmd」を入力してOKを押すとコマンドプロンプトが起動されます。

 

バッテリー情報の確認コマンド

画面が出てきたら、以下のコマンドを入力してEnterを押しましょう。

コマンド:powercfg /batteryreport

※コピー&ペーストで入力できます。

 

画像では、Windows PowerShell (管理者)を使用しています。

 

コマンドの入力

ノートPCのバッテリー確認 Windows PowerShell 1

 

Enter入力後

ノートPCのバッテリー確認 Windows PowerShell 2

 

ファイルが保存されれば成功です。

画面にもファイルの場所が表示されますが、バッテリー寿命のレポートが「C:\Windows\System32\battery-report.html」として保存されます。

 

system32のフォルダ内はファイルが多いので、ファイル名で検索すると見つけやすいです。

 

 

出力されたファイルの見方

出力されたファイルに書かれている内容について解説します。

 

項目は次の通りです。

項目内容
Battery report (基本情報)コンピューター名、製品名、BIOS、OSのビルド情報や取得日。
Installed batteries搭載されているバッテリーに関する情報。
容量や充電回数が分かります。
Recent usage最近(過去3日間)の電力状態。
Battery usage最近(過去3日間)のバッテリーの使用量
Usage historyACとバッテリーの使用履歴
Battery Capacity historyバッテリーの充電能力の履歴
この履歴でバッテリーの劣化具合を確認することができます。
Battery life estimates取得したデータをもとにした残りの駆動時間の見積もり。

 

では、実際にSurface Pro 6で取得したバッテリー情報を例に見ていきます。

 

Battery report 基本情報

ノートPCのバッテリー確認_1_Battery_report

コンピューター名、製品名などを含め、コマンドを実行したパソコンの基本的な情報を確認することができます。

 

Installed batteries

ノートPCのバッテリー確認_2_Installed batteries

名前、製造メーカー、個体識別番号、バッテリーの種類、設計上のバッテリー容量、実際の充電容量、充電回数が確認できます。

 

設計上(出荷時)のバッテリー容量は、45000mWh, 実際の充電容量は、48760mWhです。

購入直後は、設計上の容量より実際の充電容量の方が多いみたいですね。

 

Recent usage

ノートPCのバッテリー確認_3_Recent usage

最近(過去3日間)の電力状態を確認することができます。

SOURCEがACの場合は、電源ユニットを接続して充電している時の履歴で、Batteryの場合は、電源ユニットを接続せず、バッテリー駆動で使用している時の履歴です。

その時々で、バッテリーの残量がパーセンテージとmWhで確認できるようです。

 

データを確認すると101%, 102%と100%を超えちゃってますが、設計上のバッテリー容量をもとに計算しているからでしょうか。

 

Battery usage

ノートPCのバッテリー確認_4_Battery_usage

最近(過去3日間)のバッテリーの使用量をグラフで確認することができます。

DURATIONの時間分で、どれだけバッテリーを消費したかがわかるようです。

 

Usage history

ノートPCのバッテリー確認_5_Usage_history

バッテリー駆動をしている時(BATTERY DURATION)と電源ユニットを接続している時(AC DURATION)の履歴が確認できます。

 

Battery Capacity history

ノートPCのバッテリー確認_6_Battery_Capacity_history

バッテリーの充電能力の履歴で、これを確認することで劣化具合の推移を確認することができます。

劣化具合を見るには、FULL CHARGE CAPACITYを確認します。

 

Surface Pro 6 のバッテリーを確認すると次のようになります。

2018-10-30 –> 47910mWh

2018-11-27 –> 47020mWh

最大バッテリー容量が少しだけ少なくなっていることがわかります。

 

Surface Pro 6 を購入したのが、2018-11-21ですが、それ以前の履歴もありますね。

製造されて動作確認などで起動した際のデータが残っているのでしょうか。

 

製造されてから1か月で、約900mWh減っているようです。

 

結構減っているような気がしますが、この減り具合が一般的なのか分からないので何とも言えないですね。

また、人によってパソコンの使用時間が違うので、それによっても減り具合は全然違ってくるでしょう。

 

Battery life estimates

ノートPCのバッテリー確認_7_Battery_life_estimates

取得したデータをもとにした残りの駆動時間を確認することができます。

 

AT FULL CHARGE の ACTIVEが、バッテリー駆動で使用し続けた場合の駆動時間。

AT FULL CHARGE の CONNECTED STANDBYが、スタンバイ状態にし続けた場合の駆動時間。

 

2018-11-27を確認すると、残り6時間52分使い続けることができます。

スタンバイ状態だと、残り269時間19分3秒持ちます。

おそらく6%で16時間持ったからというデータをもとに計算しているのだと思います。

 

バッテリーの寿命・買い替えの目安

現在、ノートパソコンに使われるバッテリーのほとんどは『リチウムイオンバッテリー』で、スマホやモバイルバッテリーなど幅広く使われているものになります。

 

リチウムイオンバッテリーの場合は、充電回数が500回程度とされています。

また、500回充電するとバッテリー容量が大体60%程度まで減少するとされています。

 

※500回を超えたからと言って、バッテリーが使えず、充電できなくなるというわけではありません。

参考 リチウムイオン電池の概要https://electric-facilities.jp/

 

ちなみに、2020/11/17に再度バッテリー情報を確認(購入から約2年)したところ、次のようになりました。

ノートPCのバッテリー確認_20201117

設計上容量 :45,000mWh

フル充電容量:26,600mWh

充電回数  :521回

設計上の容量が45,000mWhであるのに対して、フル充電容量は、26,600mWhなので、大体4割減少しています。

そのため、500回充電すると約60%程度になるというのは大体合っていますね。

 

間隔はバラバラなのですが、定期的に約3年分のバッテリー情報を取得したので、バッテリーの推移をグラフにしておきます。

バッテリー推移

計測日バッテリー容量充電回数
2018/10/3047,910 mWh
2018/11/2247,020 mWh
2019/7/3044,240 mWh260
2019/12/740,360 mWh372
2020/11/1426,600 mWh521
2021/11/3026,000 mWh545

ノートPCのバッテリー確認 バッテリー容量の推移

ちなみに、Surface Pro 6は、1日12時間以上、基本的にACアダプタ接続しっぱなしという過酷な状態で約3年間使ってきたので、かなり劣化している方だと思います。

 

充電器は、ほぼ接続しっぱなしだったので、どういう基準で充電回数がカウントされているかは不明です。

また、2020/11/14から2021/11/30までは、それ以前と比べて減少具合がほぼ無くなったのも良く分からないですね。

 

ただ、ここまで減少すると、スマホと同じように特定の区間ですごい勢いでバッテリーが無くなる現象が起きたり、バッテリー残量が40%ぐらいになると急に画面が切れてシャットダウンとかスリープとかになったります。

 

充電なしでのバッテリー駆動だと、作業内容にもよりますが、1,2時間ぐらいしか持ちませんね。

 

ここまでくると、充電ありでパソコンを使う方であれば問題ないですが、充電なしのバッテリー駆動のみでも使うという方であれば、正直厳しいので、買い替えをおすすめします。

※体感的には、70%ぐらいで持ちが悪いなと感じるので、もう少し早くても良いぐらいです。

 

ちなみに、今まで実機レビューで確認したところ、ビジネス向けノートPC, ゲーミングノートPCに関わらず、45,000mWh前後ということが多いです。

 

ですが、ハイスペックなノートPCを取り扱っているGIGABYTE AORUS 15Gでは、約95,000mWhと大容量だったりします。

また、マウスコンピューターのG-Tune E5-144では、62,000mWhと少し多いですね。

 

とは言え、一般的なものが45,000mWhでGIGABYTE AORUS 15Gが2倍以上の95,000mWhあるからと言って、駆動時間が2倍になるわけでは無いので注意しましょう。

この辺りは、パーツの構成やシステム設定、冷却性能などによって駆動時間が変わってきます。

 

 

バッテリー寿命をできるだけ長持ちさせる方法

バッテリー寿命を減らさないようにできるだけ長持ちさせる方法としては、一般的に次のことが知られています。

原因:満充電(残量100%の状態)にしない

対策:ACアダプターを繋ぎっぱなしにしない

原因:残量0%の状態で放置

対策:定期的に充電する

満充電にし続けるというのは、バッテリー寿命を短くしてしまう原因になるようです。

 

この対策をした場合としていない場合のバッテリー寿命の推移を確認したわけでは無いので、実際のところは分かりませんが、対策できるのであればしておいた方が良いでしょう。

 

私は、Surface Pro 6を繋ぎっぱなしで1日12時間以上使っているので、バッテリーの減りは早い方かと思います。

 

 

まとめ:バッテリー寿命を確認して買い替えの目安としましょう!

ノートパソコンのバッテリー情報を取得する方法と数値の確認方法を解説しました。

 

最近バッテリーの持ちが悪いな…
そろそろ寿命かな…

と感じている方は、簡単に確認できるので、ぜひ一度試してみて下さい。

 

やり方は、「Windows PowerShell」か「コマンドプロンプト」を開いて次のコマンドを実行するだけです。

コマンド:powercfg /batteryreport

※コピー&ペーストで入力できます。

 

ケンさん

メーカーの仕様表では分からん情報が見れるから面白いで!

 

バッテリー情報を見ることで、

  • バッテリーが消耗して寿命が近づいているのか
  • ネット接続やバックグラウンドのアプリが原因でバッテリーの持ちが悪いのか

切り分けすることもできるので、改善や買い替えの目安になると思います。

 

バッテリーが設計上の容量(DESIGN CAPACITY)が60~70%ぐらいになると体感的にも「バッテリーの持ちが悪い…」と感じると思うので、不便を感じるようであれば、それを目安に買い替えを検討すると良いと思います。

 

ノートパソコンの実機レビューをする際は、バッテリー情報も取得としているので、容量の多いものが欲しい方は参考にしてみて下さい。

≫ 関連記事:実機のレビュー記事



どうも、ケンさん(@pasolog_ken)でした。

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