
ノートパソコンってサイズが色々あるけど、どのサイズ・大きさが良いの?
決める基準って何があるの?
と疑問に思っている方向けに、ノートパソコンのサイズについて解説します。
結論を先に言うと、“持ち運び頻度・距離”と”作業しやすい画面サイズ”のバランスを考えて、サイズを選ぶ必要があります。
このバランスが崩れると
- ノートパソコンを持っての移動が苦痛になる
- 作業効率が悪くなる
といったことになるので、注意が必要です。
目次
ノートパソコンのサイズ・大きさについて
ノートパソコン(モバイルパソコン、2in1パソコンなども含む)を選ぶ上でサイズ・大きさが重要になってきます。
デスクトップパソコンと違い、持ち運びを前提に設計された小型のパソコンなので、自分にとって持ち運びやすいサイズ感を選ぶことが大切ですね。
- 特に、持ち運んで使う予定はない。
- 自室やリビングなど家の中で持ち運ぶ。
- カフェや大学、仕事場など毎日、あるいは、高い頻度で持ち運ぶ。
といったように、人によって状況は様々です。
この状況によって、適切なサイズ感というのは異なってくるので、この辺りを詳しく解説していきます。
そして、自分に合ったノートパソコンのサイズがどのくらいなのか参考にして頂ければと思います。
サイズの選び方について
ノートパソコンには、13インチ、15インチなど色々な画面サイズがあります。
この画面のサイズによって、ノートパソコン全体のサイズがほぼ決まると言っても過言ではありません。
本体の縦幅・横幅の大部分を占めるのがモニターですからね。
あとは、少しの枠の部分でサイズが決まります。
画面サイズが大部分を占めるので、画面サイズの13インチ、15インチなどを基準に選ぶことになります。
画面サイズは、表示部分に対角線を引いた時の長さです。
画像のSurface Pro 6は、12.3インチなので、約31.2cmです。
画面のサイズには、
10インチの小型なもの~17インチと大型なもの
まで、大体がこの範囲になってくるかなと思います。
また、サイズだけでなく本体の重量も大体決まってきます。
もちろん、画面サイズが同じでも本体サイズや重量は、製品によって異なりますが、画面サイズが大きくなれば、サイズや重量も大きくなるだろう…というイメージは持って頂けるかと思います。
ここで、画面サイズ(本体サイズ)を選ぶ上で重要なポイントが次の2つです。
- 持ち運び頻度・距離
- 作業しやすい画面サイズ
ちなみに残念なことですが、“持ち運び易さ”と”作業のしやすさ”の2つを両立させることは難しいということを先に言っておきます。
どういう事かと言うと、
持ち運び易くするために画面サイズの小さいものにすると、画面が小さく作業領域が小さくなります。
また逆に、作業しやすいように画面サイズが大きいものにすると、サイズが大きくなるので持ち運びにくくなります。
このように、”持ち運び易さ“と”作業のしやすさ“は、反対の関係にあるので、両立させることは難しかったりします。
※後程、デュアルディスプレイを使うことで、限定的ですが両立させる方法も解説します。
そのため、この2つが自分にとって丁度良いバランスであることが必要なのですが、そのバランスを考えるために、上に挙げた2つのポイントが重要になってくるという訳です。
では、ポイントを1つ1つ詳しく解説していきます。
ポイント①:持ち運び頻度・距離
まずは、ノートパソコンの持ち運びに関することです。
用途によって様々だと思いますが、ノートパソコンなので持ち運ぶ機会を想定して、選んでいる方がほとんどだと思います。
もちろん上でも述べましたが、
- 特に、持ち運んで使う予定はない。
- 自室やリビングなど家の中で持ち運ぶ。
- カフェや大学、仕事場など毎日、あるいは、高い頻度で持ち運ぶ。
と人によって使い方は様々で、この持ち運びの頻度・距離を考慮に入れる必要があります。
例えば、持ち運ぶ予定がないのであれば、15インチ、17インチのように大型のものでも問題ありません。
持ち運ばないのであれば、カバンやリュックのサイズを考えたり、重さを気にしたりすることもありませんからね。
また、家の中で場所を変えるために持ち運ぶという場合には、少々画面サイズが大きく、重い大型のノートパソコンでも問題ないでしょう。
持ち運ぶ距離が短いので、それほど大変ではないはずです。
しかし、カフェや大学、仕事場でほぼ毎日持ち運ぶという場合には別ですね。
この場合に、15インチ、17インチと大型なものだと結構厳しいです。
荷物も大きくなりますし、長時間、カバンの場合は手に、リュックの場合は肩に、大きな負担がかかってきます。
ノートパソコンだけでなく、他にも荷物があると思いますし…
大学時代に、15インチのノートパソコンをたまに持っていったことがあったのですが、結構重労働でした。
サイズも大きく、カバンに入れるのも一苦労した覚えがあります。
今は、12.3インチのSurface Pro 6(約1.1kg)を使っており、毎日リュックに入れて持ち運んでいますが、全く苦になりません。
そのため、毎日持ち運ぶという方であれば、画面サイズは13インチ、重量は最大でも1.5kg以内にしておいた方が良いかなと思います。
ポイント②:作業しやすい画面サイズ
画面サイズによって、画面の見やすさであったり、作業領域の広さが変わってきます。
作業しやすいということを考えれば、画面サイズが大きい方が作業しやすいのは確かです。
しかし、上でも述べたように、持ち運びを考えている方は、作業性を多少犠牲にしても、バランスよく両立させるために画面サイズを小さめにする必要があります。
作業性を重視しすぎて、持ち運びが苦痛で、手や肩を痛めるというのは避けるべきですからね。
という訳で、”持ち運び易さ“と”作業のしやすさ“は、画面サイズでほぼ決まりますが、この2つをどっちも最大限良いものにして、両立させるということは残念ながらできません。
※後程、デュアルディスプレイを使うことで、限定的ですが両立させる方法も解説します。
自分の利用シーンに合わせて、折り合いをつけてバランスの取れたノートパソコンを選ぶ必要があります。
サイズは10~17インチまでと幅広い
画面サイズを中心に選ぶポイントを2つ紹介しました。
しかし、これだけ言われても
結局どの画面サイズが良いの?
と疑問に思うでしょう。
そこで、ざっくり画面サイズを分類して、それぞれの特徴を経験則を交えつつ解説していきます。
※ノートパソコンによっては、12.3インチ、13.3インチなど細かいサイズがありますが、近いところの画面サイズで考えてもらえればと思います。
ひとまず、次の3つに分類して解説していきます。
- 10インチ:小さく持ち運びに良いが、作業性が悪い
- 13インチ:ある程度小型で、持ち運び・作業性が両立
- 15インチ以上:大きく作業性が良いが、持ち運びにくい
では、1つ1つ見ていきましょう。
10インチ:小さく持ち運びに良いが、作業性が悪い
外出先で、メールやブラウザなどちょっとした作業をする場合におすすめ。
画面サイズが、10インチ(画面の対角線が約25cm)であれば、コンパクトなサイズで持ち運びに苦労することは無いでしょう。
しかし、画面サイズが小さいので、作業効率が悪くなる場合がありますね。
パッと見た感じ、画面が小さく感じると思います。
10インチのノートパソコンは数が少ないですが、Surface Goが丁度10インチですね。
本体サイズ:245 mm x 175 mm x 8.30 mm
重量:522g
というサイズ感でノートパソコンの中では、結構小さい部類です。
製品によって異なってきますが、大体のサイズ感の目安にはなると思います。
メールやブラウザでネットサーフィンというような、ちょっとした時に、ちょっとした作業をする分には、この画面サイズでも問題ないでしょう。
しかし、
- 一度にたくさん表示させた方が作業効率が高いExcelなど
- 画像・動画制作などのクリエイティブな用途
- 左右でブラウザとテキストなどのように、2つ表示させたい
といった場合には、この画面サイズでは小さいと思います。
小さくてストレスに繋がるかもしれません。
13インチ:ある程度小型で、持ち運び・作業性が両立
毎日、カフェ、図書館、大学、職場など持ち運びたい場合におすすめ。
画面サイズが、13インチ(画面の対角線が約33cm)というのはノートパソコンで最もポピュラーなサイズ感となっています。
10インチよりかはサイズが大きくはなりますが、だからと言って持ち運びに苦労するほどというサイズでもありません。
また、作業的にも13インチあれば、ある程度ストレスなく作業できますね。
例を挙げるとSurface Pro 6が、12.3インチで少し小さいですが、13インチの部類に入るサイズ感です。
本体サイズ:292 mm x 201 mm x 8.5 mm
重量:770g(タイプカバー付きで約1kg)
Surface Proシリーズは、スタイリッシュで軽量なパソコンなので、他の13インチのノートパソコンの場合だと、もう少しだけ大きく重くなってくると思います。
上で述べた、Excel、クリエイティブ用途、2つ表示させたいというようながっつり作業したいと考えている場合は、13インチがおすすめですね。
このサイズ感であれば、毎日持ち運びしても、荷物が重いな…となることも苦痛になることもないかなと思います。
15インチ以上:大きく作業性が良いが、持ち運びにくい
自室やリビングなどの自宅内で移動させたい場合におすすめ。
画面サイズが、15インチ(画面の対角線が約38cm)であれば、結構広々しているので作業はし易くなると思います。
ですが、本体サイズが大きく、重量もそれなりになってくるので、持ち運びにくくなってきます。
例を挙げるとマウスコンピューターのm-Book N シリーズが15.6インチと少し大きいですが、15インチの部類に入るサイズ感です。
本体サイズ:377 mm × 257 mm × 25.4mm
重量:約 2.0kg
横が37cmって結構大きいですね。
重量も2kg前後になってくるので、頻繁に持ち歩くには少し重たいかなという印象で、おすすめはできません。
上でも述べましたが、15インチのノートパソコンを大学時代に持ち運びしていましたが、結構辛かった覚えがあります。
そのため、自宅で移動するぐらいに留めておくべきかなと思います。
自室やリビングなど自宅内で移動する分には、作業のしやすさも含めておすすめかなと思います。
このように、画面サイズによっておすすめな利用シーンは異なってくるので、自分の用途を一度想定してから考えてみることをおすすめします。
画面サイズの小ささをカバーする方法:デュアルディスプレイ
“持ち運び易さ“と”作業のしやすさ“を両方いいものにしたくてもできないという解説をしました。
ですが、もう1つ外部モニターを用意して、デュアルディスプレイにすることで限定的ですが、両立させることができます。
例えば、持ち運びさすさを重視して、10インチ~13インチ程度のノートパソコンを持っているとします。
このサイズ感であれば、持ち運びには申し分ないでしょう。
コンパクトで、長時間運んでも苦にならない重量ですね。
作業のしやすさも、10インチは少し狭いですが、13インチであればそこそこです。
ですが、めちゃくちゃ作業領域が広いというわけではないですよね。
その作業領域をデュアルディスプレイにして補うことで、作業のしやすさを格段に向上させることができます。
私は、Surface Pro 6を愛用していますが、次のような感じでデュアルディスプレイにしています。
ノートパソコンでデュアルディスプレイにする場合は、上下で設定することが一般的かなと思います。
※デスクトップパソコンの場合は、左右が一般的。
・マイクロソフト曰く、複数モニタで生産性を9%~50%向上
・技術コンサルタント曰く、複数モニタで生産性を42%向上
・98%のユーザーが、デュアルディスプレイの方が効率が高く、イライラが少ないと実感
デュアルディスプレイのメリットを研究論文を参照しながら解説しています。
≫ 関連記事:効率、生産性ってデュアルモニタで上がるのという話【論文・実体験】
ですが、上でも書いたように、あくまで”限定的“です。
ノートパソコンを持っていった先に、外部モニターがあることが前提になってきます。
そのため、カフェや図書館など外出先では難しいと思います。
自宅や仕事場に、外部モニターを置いている時のみ、作業領域を拡張できるという感じですね。
私の場合は、
- カフェなどの外出時 ⇒ Surface Pro 6のみ
- 自宅 ⇒ Surface Pro 6 + 21インチ外部モニター
という感じで作業をしています。
これを踏まえたうえで、外出時だけ多少作業のしやすさを犠牲にして、持ち運び易いコンパクトなノートパソコンを選ぶというのも手ですね。
まとめ:ノートパソコンのサイズ決めは難しい!
正直、人の利用シーンによって様々なので、このサイズが良い!というのは言い切れません。
ですが、上のポイントを踏まえて検討すれば、自分に合ったサイズ感のノートパソコンを選ぶことができるかなと思います。
重要なポイントをもう一度おさらいすると、
- 持ち運び頻度・距離
- 作業しやすい画面サイズ
ですね。
この2つは両立が難しいので、どこかで折り合いをつけて自分の利用シーンに合わせて、バランスの取れたサイズ感にする必要があります。
また、小さめにしておいて、デュアルディスプレイで補うという方法も良いかもしれませんね。
大雑把にサイズ別に特徴をまとめると
- 10インチ:小さく持ち運びに良いが、作業性が悪い
- 13インチ:ある程度小型で、持ち運び・作業性が両立
- 15インチ以上:大きく作業性が良いが、持ち運びにくい
という感じです。
個人的に、毎日外出先に持ち運ぶ方は、13インチがおすすめですね。
外出先で、メールやブラウザでちょっと使うぐらい…という方であれば、10インチの小型でも良いかもしれませんね。
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≫ 関連記事:BTOパソコンのセール&割引情報まとめ【定期更新】
どうも、ケンさん(



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