- パソコンのカスタマイズって何?
- 何をどういう風にカスタマイズすればいいの?
- カスタマイズって絶対にしないといけないの?
パソコンを購入する際に、選択したパソコンをベースにPCパーツなどを自分好みにカスタマイズすることができます。
しかし、初めてパソコンを検討する方にとって、いきなり選択肢が多くて、ややこしそうなカスタマイズの画面が出てきても困惑すると思います。
そこで、この記事では、カスタマイズの基本からカスタマイズのやり方、カスタマイズすべき場合、逆にカスタマイズしなくてもいい場合、メーカー毎のカスタマイズの特徴などを解説していきます。
目次
BTOパソコンのカスタマイズとは?
パソコンを販売しているメーカーには、BTOメーカーとPCメーカーの2つがあります。
この内、パソコンの細かい部分までカスタマイズができるのがBTOメーカーです。
まずは、この2つの違いを説明した上で、パソコンのカスタマイズとはどういうものか解説していきます。
BTOメーカーとPCメーカーの違い
BTOメーカーは、Build to orderの略で受注生産という意味です。
受注生産とは、ユーザーのパソコンの注文を受けてから、パソコンを組み立てることで、ユーザーの注文通りのパソコンを生産する方式です。
そのユーザーの注文を細かくヒアリングするために、パソコンを選んだ後に色々な項目を選ぶことができるカスタマイズ画面が用意されているわけです。
一方で、PCメーカーは、すでに生産されたパソコンが通販や店頭に並ぶので、細かいカスタマイズはできません。
しかし、全く選べないと自分の用途にあった性能、Officeソフトの有無まで選ぶことができなくなってしまいます。
そのため、あらかじめ色々な性能やOfficeソフトの有無などを変えてラインナップが用意されています。
このように、ベースとなるパソコンを選んでからカスタマイズする方式とあらかじめ色々なラインナップがある中から選ぶ方式という違いがあります。
とは言え、BTOメーカーでもあらかじめ色々とラインナップを用意していることがほとんどです。
そのため、ある程度大まかに性能を絞り込んでパソコンを選んだ上で、気になるところや予算に合わせて少しカスタマイズすることが多いですね。
BTOメーカーは細かくカスタマイズできる
BTOパソコンでは、自分好みのPCパーツにカスタマイズしたり、Officeやセキュリティソフトの有無、保証や周辺機器をオプションで付けたりすることができます。
カスタマイズできる項目については、BTOメーカーによって異なってきますが、マウスコンピューターやドスパラ、パソコン工房などの大手のBTOメーカーの場合は、カスタマイズできる部分は比較的少なめです。
一方で、SEVEN、VSPECやサイコムなど自作PCに近いレベルでカスタマイズ項目やパーツの選択肢が多いBTOメーカーもあります。
大手だとPCケースは、基本的にベースモデルで選んだものから変えることはできませんが、数多くのPCケースから選べるメーカーもあるので、デザインもこだわりたい方におすすめです。
カスタマイズできる項目の例をあげると次の通りになります。
カテゴリ | カスタマイズできる項目 |
---|---|
PCパーツ | CPU, メモリ, グラフィックボード, ストレージ(SSD/HDD) CPUファン, CPUグリス, 電源ユニット, 無線LAN, Bluetooth, PCケース, 光学ドライブ |
ソフトウェア | OS, Officeソフト, セキュリティソフト |
周辺機器 | マウス, マウスパッド, キーボード, モニター, スピーカー, ヘッドフォン, プリンター, ルーター ゲームコントローラー, ペンタブレット, WEBカメラ, Windows Hello デバイス |
サポート | 保証, 電話サポート |
サービス | データ復旧サービス, パソコン下取りサービス, 出張サービス |
この中でよくカスタマイズするのは、メモリ、ストレージ、Officeソフトを付けたり、マウス・キーボード・モニターの周辺機器を付けたりすることが多いですね。
ノートパソコンであれば周辺機器は一体になっているのでなくても使えますが、デスクトップパソコンの場合は必須なので揃えておきましょう。
基本的に、CPUとグラフィックボードを基準にベースモデルを選ぶことが多いので、この2つをカスタマイズするのはあまりない気がしますね。
また、カスタマイズできる項目や選択肢が多すぎても、選んだり、分からないところを調べたりで疲れてしまうので、必ずしも多いことがメリットになるわけではありません。
そのため、めちゃくちゃ自分好みにカスタムしたいけど、自作PCするほどの知識や時間はない方であれば、選択肢の多いメーカーでも良いと思います。
しかし、パソコン初心者の方、パソコン選びにそんなに時間使うより早くパソコン使いたい方は、ある程度、項目や選択肢が絞られているメーカーがおすすめですね。
ケンさん
カスタマイズは必要無ければそのままでもOK
パソコンのカスタマイズは、基本的には用途に対して適切な性能のパソコンを選べていれば、あまりカスタマイズはする必要はないです。
BTOメーカーによっても違ってきますが、PCパーツや保証、周辺機器などが10~30項目ほどある上に、項目ごとの選択肢も多いです。
そのため、すべての項目を1つ1つ見ていくのはかなり面倒です。
ケンさん
BTOメーカーでも、性能やOfficeソフトの有無で色々なラインナップをが用意されていると説明しましたが、ベースモデルを選ぶ段階で、用途に対して適切な性能のパソコンを選べていれば、それほどカスタマイズすることはありません。
ただ、用途に対してどのくらいの性能が必要なのかが分からない方は、パソコンの基礎知識や用途別の目安性能も解説しているので参考にしてください。
性能部分以外にも、Office、セキュリティなどのソフト関連、マウス、キーボード、モニターなどの周辺機器、保証などもありますが、このあたりは必要があればつける感じですね。
以前、友人に相談されて一緒に選ぶこともありましたが、性能周りのPCパーツはそのままで、ソフトや周辺機器、保証を見てちょこっとカスタマイズする感じが多かったですね。
どういう時にカスタマイズすべきなのか?
カスタマイズはあまり必要ないと言いましたが、具体的にどういう場合にカスタマイズすべきなのか解説します。
主に次のような場合ですね。
- 複数の高負荷な用途で使う場合のカスタマイズ
- 予算いっぱいまで使ってより快適にしたい場合のカスタマイズ
- 容量が大きいデータを扱う場合のカスタマイズ
複数の高負荷な用途で使う場合のカスタマイズ
パソコンを検討する際、例えば、ゲーム用途として考えていても、実際はゲームの他にもネット検索や動画視聴などの普段使いなどにも使うと思うので、複数の用途で使うユーザーがほとんどだと思います。
パソコンの性能は、CPU, メモリ, GPU, ストレージの4つのパーツで大体決まるので、両方の用途で必要な性能を満たす必要があります。
例にあげたゲームと普段使いの用途であれば、比較的高い性能を求められるゲーミングPCを買えば、普段使いでも使うことができます。
この場合は、特にカスタマイズは必要ありません。
≫ 関連記事:ゲーミングPCは普段使いもOKか解説
一方で、複数の高負荷な用途で使う際は、必要な性能の高さの方向性が違うので、両方をカバーできるようにカスタマイズした方がいい場合がでてきます。
例えば、ゲーム用途と動画編集を考えると、ゲームではグラフィックボードの性能が重視され、動画編集ではメモリ、ストレージ容量が重視されます。
ただし、この用途の場合に必ずカスタマイズしないといけないことはなく、FHD(1,920×1,080)で3Dゲーム、FHDでホームビデオやYouTube向けの動画編集レベルであれば、ゲーミングPC、クリエイター向けPCのどちらを選んでも、性能はカバーできるので問題ありません。
ケンさん
しかし、4Kや高FPSで3Dゲーム、FHDで動画全体に重いエフェクトをかけたり、4Kの動画編集をする場合は、必要な性能の高さの方向性が違ってくるので、ゲーミングPCをベースにするのであれば、メモリやストレージをカスタマイズする必要がでてきます。
≫ 関連記事:ゲーミングPCは動画編集もできるのか徹底解説
BTOメーカーでは、ゲーミングPCやクリエイター向け、動画編集向けなどのカテゴリー別にブランドを分けて販売していることが多いので、ゲーミングPCを選ぶにしても、クリエイター向けPCを選ぶにしても、複数の用途でも快適になるように不足している性能をカスタマイズで補うことがあります。
ほとんどの場合は大丈夫ですが、この用途の組み合わせ以外にも、高負荷な用途を色々やっていきたい場合はよく確認しておきましょう。
確認と言っても、自分で判断するには、用途別にどのくらいの性能が必要か知っておく必要があるので、こちらを参考にして下さい。
≫ 関連記事:用途別のPCスペックの目安を解説!【7つの用途】
予算いっぱいまで使ってより快適にしたい場合のカスタマイズ
パソコンを検討する際は、まず始めに用途と予算を決めます。
その上で、用途に対して快適な性能のパソコンを選びますが、予算が余る場合は、予算いっぱいまで性能をグレードアップする選択肢もでてきます。
アップグレードすることで、より処理速度が速くなったり、メモリ容量が大きくなり同時に使えるアプリが多くなるなど、もっと快適なパソコンにすることができます。
このような場合にカスタマイズをすることになりますが、用途毎にどこの性能を上げれば、コスパよく快適になるかを知っておく必要があります。
例えば、3Dゲーム用途であれば、メモリをアップグレードするより、グラフィックボードを上げた方が効率的に性能をアップさせることができます。
この辺りについては性能を決める4つのパーツや用途別の解説を参考にしてもらえればわかると思います。
もちろん、予算いっぱいまでアップグレードさせる必要はなく、できるだけ安く済ませたいのであればカスタマイズしなくてもOKです。
ちなみにですが、予算が足りない場合もあると思いますが、だからと言って、用途に対して必要な性能未満のパソコンや中古PCにするのはおすすめできないですね。
そういう場合は、分割払いを検討しましょう。
≫ 関連記事:【3~5万円お得】PCの分割払い・手数料無料のメーカーまとめ【ゲーミングPCがお得】
容量が大きいデータを扱う場合のカスタマイズ
用途によって大体扱うデータの種類が決まってくると思うので、3Dゲームや動画編集など比較的容量の大きいデータを扱う際は、ストレージ容量をカスタマイズしないといけない場合が出てきます。
例えば、3Dゲームは1本約20~80GB(平均60GB)、動画編集だと素材・完成動画合わせて1本あたり2~5GBぐらい必要なので、どれだけゲームをインストールしたいのか、どのくらいの頻度で動画編集するのかでもカスタマイズすべきかどうかが変わってきます。
最近のゲーミングPCの標準的なSSDの容量は512GBなので、平均60GBで単純計算で8本インストールすることができます。
しかし、パソコンを使うことでシステム周りのデータが増えたり、ゲーム以外に自分で作ったファイルなどを保存したりする容量も確保しておきたいので、実際は、4,5本になると思います。
これぐらいで十分なのであればカスタマイズは不要ですし、新しいゲームをどんどんやるタイプって人は容量を増やしておいた方がいいかもしれないですね。
また、動画編集でもFHD画質で1本あたり2~5GBなので、たまにホームビデオを作るぐらいであれば、そのままでも大丈夫でしょうし、毎日YouTubeに動画投稿するのであれば、512GBはすぐに埋まってしまうでしょう。
また、素材データや完成した動画データをパソコンに保存しておくかどうかでも変わってきます。
例えば、YouTubeにアップしたり、DVDに焼いたりしたので完成動画のデータを消す方もいれば、動画が完成すれば素材データを消す方もいると思うので、この辺りは運用次第になってきますが、動画編集する頻度や運用方法をある程度イメージした上で、大体どのくらいの容量が必要か考えましょう。
もし、容量がなくなったとしても、外付けポータブルSSDなどもあり、これにデータを移すなどして対応もできるので、厳密に計算しなくても何とかなると言えば何とかなるので、それほど難しく考えなくてOKです。
BTOパソコンの注文・カスタマイズのやり方と流れ
BTOパソコンの注文やカスタマイズのやり方を画像付きで解説します。
カスタマイズ画面を含めると意外と長く、初見だと「どこまで選べば良いんだ…」となってしまうので、事前に流れを知っておいた方が良いでしょう。
大きく分けると次の3ステップですね。
- メイン用途でブランドや用途別カテゴリーから探す
- CPUやGPUを中心にベースモデルを選ぶ
- 用途に合わせて性能関連のパーツをカスタマイズ【必要な場合】
- ソフト, 保証や周辺機器などをカスタマイズ
では、実際にどのような流れか、マウスコンピューターを例に解説します。
メイン用途でブランドや用途別カテゴリーから探す
まずは、用途がある程度決まっていると思うので、その用途からブランドや用途別カテゴリーからパソコンを探します。
例えば、マウスコンピューターであれば、ゲーミングPCは「G-Tune」ブランド、クリエイター向けPCは「DAIV」ブランドです。
また、多くのメーカーで、スタンダード(普段使い)、ゲーム、画像・動画編集というように用途別にカテゴリー分けされているので、そこから探します。
もし、メーカーを決めかねていたり、ブランド名が分からないのであれば、メーカーの特徴や良い点・悪い点でまとめているので参考にしてください。
また、デスクトップPCとノートPCどっちにすべきかも悩みどころだと思うので選ぶ基準を解説しています。
CPUやGPUを中心にベースモデルを選ぶ
次に、CPU、GPU(グラフィックボード)の性能を中心にベースモデルを選びましょう。
用途毎に必要な性能を知った上で、予算と相談しながら、CPUとGPUを決めましょう。
なぜ、CPUやGPUを基準に考えるかというと、性能的にも価格的にもこの2つのパーツが大部分を占めるからです。
構成にもよりますが、この2つのパーツでパソコンの価格の5~7割ぐらいを閉めていると思います。
後々、CPUやGPUを変更しようとすると金額の変動が大きく、予算オーバーになる可能性もあるので、色々カスタマイズしたのに、またベースモデルから選び直しということに繋がります。
また、CPUやGPUをカスタマイズ画面から変更するにも選択肢が少なかったり、全く変更できなかったりと、ベースモデルからCPUとGPUを選ぶことを前提としているためです。
カスタマイズ画面からでも、たくさん選択肢のあるメーカーもありますが、大手メーカーでは少ないですね。
CPUやGPUの電力消費は大きいので、アップグレードなどをすることによって消費電力が大きくなり、メーカー側が標準で付けている電源ユニットのパワーでは不足してしまう可能性があるため、カスタマイズ画面ではなるべく変更して欲しくないという考えがあるのかもしれませんね。
用途に合わせて性能関連のパーツをカスタマイズ【必要な場合】
ベースモデルが決まれば、必要に応じてカスタマイズをしていきます。
先ほど「どういう時にカスタマイズすべきなのか?」で解説したような場合は、用途別の目安性能や利用状況に合わせて、CPU, メモリ, GPU, ストレージで不足している性能を補う形でアップグレードしましょう。
また、他にもCPUクーラー、CPUグリス、PCケースファンなど色々とカスタマイズできますが、基本的にはそのままでも十分快適に使える仕様になっているので、基本的にはカスタマイズしなくても大丈夫です。
もし、これらがどういう役割で、どう変えれば、どの部分に影響してくるというのが分かった上で、変える必要がありそうなのであれば、カスタマイズしてもOKです。
ですが、基本的には、CPU, メモリ, GPU, ストレージの4つが用途に対して適切な性能のパソコンであれば問題ありません。
そのため、カスタマイズできる項目は色々ありますが、最終的には変更したとしても、1,2個、多くても3個ぐらいだと思います。
Kenさん
ソフト, 保証や周辺機器などをカスタマイズ
最後に、性能関連以外のOfficeやセキュリティソフト、保証期間の長さやカバーできる故障範囲、マウスやキーボードなどの周辺機器をオプションで付けていきます。
保証については、多くのメーカーで無料の標準保証1年が付いており、自然故障の修理がタダになります。(故障時の平均修理費は5~6万円程度)
これを3年や5年に延長したり、飲み物をこぼしてしまったり、落下させてしまったりといった物理故障にも対応してくれるようにカスタマイズできます。
≫ 関連記事:BTOメーカーの保証の内容や期間を徹底比較!【保証重視の方必見】
周辺機器は、ノートパソコンであれば一体になっているのでなくても使えますが、デスクトップパソコンの場合は必須です。
基本的に、デスクトップパソコン本体のみで、2,000円~の有料オプション付けることになりますが、まれに標準で付けてくれるメーカー、モデルもあるので、よく確認しておきましょう。
また、シングルモニタよりデュアルモニタの方が作業効率が上がるのでおすすめですね。
モニターの選び方やデュアルモニタ環境で作業効率の違いを論文や実体験を元に解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:パソコンモニターの選び方・よくある疑問を徹底解説
カスタマイズできるBTOメーカー
カスタマイズできるBTOメーカーは次の通りです。
- マウスコンピューター
- ドスパラ
- パソコン工房
- フロンティア
- SEVEN
- ストーム
- サイコム
- VSPEC
- ツクモ
ここでは、カスタマイズに焦点を絞って解説するので、メーカー全体の特徴や良い点・悪い点などを知りたい方は、PCメーカーの一覧と重視別おすすめPCメーカーを解説【20社】か各メーカーの解説ページを参考にして下さい。
また、デザイン重視の方向けにPCケースを色々と選べるBTOメーカーも紹介しています。
マウスコンピューター
マウスコンピューターのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- 解説や見易いカスタマイズ画面で初心者向き
- カスタマイズしなくても十分快適なパーツ構成
カスタマイズ画面
カスタマイズできる項目と選択肢がピンポイントな部分に絞られているので初心者向きと言えます。
難しい項目がなく、「?ヒント▼」マークを押すとその項目の解説が出てくるので、比較的サクサク選んでいけますね。
普段使い向け、ゲーム向け、クリエイター向けとラインナップが多い上、ユーザーの満足度も99%以上と高く、4~8万円割引きのセールもあったりとおすすめですね。
≫ 関連記事:初心者向きメーカーのマウスコンピューターの特徴を解説!評判が良く安心
ドスパラ
ドスパラのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- 解説や見易いカスタマイズ画面で初心者向き
- カスタマイズしなくても十分快適なパーツ構成
- 周辺機器はカスタマイズで付けずにポイントで別途購入が最適
カスタマイズ画面
カスタマイズできる項目と選択肢が丁度良いですし、「選び方のポイント」もあるので、あまり戸惑うことなく選んでいけます。
ドスパラと言えば、ゲーミングPCブランド「GALLERIA」に力を入れているので、ゲームメインで考えている方は選択肢に入ってくるかなと思います。
実機レビューたくさんしているので、ゲーム性能などの参考にして下さい。
全体的に静音性が高く、どの製品も安定しているなど仕様からは分からない部分のパフォーマンスもかなり優秀でおすすめですね。
≫ 関連記事:ドスパラの実機レビュー
また、ドスパラではポイント制を導入しているので、20万円のパソコンを買えば、最大2,000~4,000ポイントほど貰えるので周辺機器に使えるのも良いですね。
ドスパラポイントの上手な使い方でも解説していますが、購入する際は、あえてパソコン本体のみにしておいて、後からドスパラの周辺機器などから選ぶとお得に揃えることができます。
≫ 関連記事:ドスパラの特徴・評判を解説|ゲーミングPCのコスパが高い!
パソコン工房
パソコン工房のカスタマイズの特徴は次の通りです。
- 解説や見易いカスタマイズ画面で初心者向き
- カスタマイズしなくても十分快適なパーツ構成
カスタマイズ画面
パソコン工房もカスタマイズできる項目と選択肢が、多すぎず少なすぎず良い感じに絞られているので選びやすいです。
難しい項目はなく、「あなたにおすすめのポイント」にはグラフなどを使って詳しく教えてくれるので、サクサク進めると思います。
普段使い向け、ゲーム向け、クリエイター向けとラインナップが多く、同じ性能帯でかなり安くなっているパソコンもあったりするのでおすすめですね。
≫ 関連記事:初心者向きPCメーカーのパソコン工房を解説!保証・相談体制が神!
フロンティア
フロンティアのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- カスタマイズ画面が見易く項目も絞られていて初心者向き
- カスタマイズしなくても十分快適なパーツ構成
カスタマイズ画面
フロンティアもカスタマイズできる項目と選択肢が、ピンポイントな部分に絞られているので初心者向きですね。
他のメーカーのようなヒントや解説はないですが、基本的な知識があれば比較的簡単に選んでいけると思います。
このメーカーの一番の特徴は、セール・キャンペーンの頻度が高い(常にやっている)上に、めちゃくちゃ安くなる点ですね。
同じ性能帯で一番安いパソコンも出てくるので、一度見てみることをおすすめします。
≫ 関連記事:セールで超安いBTOメーカーのフロンティアを徹底解説!
SEVEN
SEVENのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- 選択項目が多くカスタマイズの幅が広い
- PCパーツ解説や見やすい画面でカスタマイズしやすい【初心者もOK】
- PCパーツの画像付きでイメージしやすい【BTOメーカーでは珍しい】
- 実現できないパーツ構成の場合、理由を添えて教えてくれる。
- 選ぶのが大変だがそれでいい!【カスタマイズなしでも十分】
カスタマイズ画面
カスタマイズの項目や選択肢が多いBTOメーカーなので、自作PCに近い自由度で自分好みにカスタマイズしたい方におすすめですね。
また、PCパーツの型番も掲載されているので、パーツのメーカーなどにこだわりのあるかたもいいですね。
ケンさん
また、カスタマイズの項目や選択肢毎に詳しい解説や仕様が掲載されているだけでなく、画像も載っているのでイメージが付きやすいカスタマイズ画面になっています。
選択肢が多いので、規格などの問題から選べない組み合わせも出てきますが、その際は理由付きで教えてくれるので変更がスムーズなのも良い点ですね。
PCケースが約20種類とデザインを重視したい方にも良いですし、日替わり・週替わりセールで数万円の割引きもしているので、かなりおすすめ。
≫ 関連記事:BTOメーカーのSEVENを徹底解説【高コスパ・セール・PCケース豊富】
ストーム
ストームを確認するのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- カスタマイズがシンプルで初心者の方でもOK
- カスタマイズしなくても十分快適なパーツ構成
カスタマイズ画面
カスタマイズの項目や選択肢が必要最低限となっており、OS, Officeの有無や種類、メモリ、ストレージ容量のカスタマイズが中心ですね。
パーツの説明などは特にありませんが、ソフトと容量だけの説明要らずのシンプルさなので問題ないと思います。
PCケースは自作PCで使われるものをベースにしており、おしゃれ、カッコいいものが多いのでデザイン性を重視したい方にもおすすめのメーカーです。
≫ 関連記事:BTOメーカーのストームを徹底解説【豊富なPCケース】
サイコム
サイコムのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- 選択項目が多くカスタマイズの幅が広い
- PCパーツのメーカーや仕様、画像も分かりカスタマイズし易い
- 実現できないパーツ構成の場合は教えてくれる
カスタマイズ画面
カスタマイズ画面(CPUクーラー選択時)
カスタマイズできる項目と選択肢が多く、1つ1つ選んでいくのは比較的大変ですが、PCパーツの型番まで載っているので、メーカーやパーツにこだわりたい方におすすめです。
「?」マークからパーツの仕様や画像も載っているので、パーツが分からなくても安心して選べるのは良いポイントですね。
選択肢が多いので、規格などの問題から選べない組み合わせも出てきますが、その際は教えてくれるのでスムーズに進めることができます。
≫ 関連記事:BTOメーカーのサイコムを徹底解説!豊富なゲーミングPC、ユニークなPCが売り
VSPEC
VSPECのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- パーツが多く自作PCレベルのフルカスタマイズが可能【BTOメーカーで一番】
- PCケースの画像を見るには「フルカスタムコース」を選択
- フルカスタマイズなのでPC上級者向き
カスタマイズ画面
他のBTOメーカーと比べて、圧倒的な数のカスタマイズ項目と選択肢があるメーカーで、上級者向きと言えるでしょう。
選ぶのは大変ですが、その分、自作PCの近い自由度の高さで、自分好みの1台を作れるので、とことんこだわりたい方におすすめです。
フルカスタマイズしたい方は、カスタマイズ画面の一番上に「シンプルコース」と「フルカスタムコース」があるので、始めに「フルカスタムコース」を選んでおきましょう。
途中で変更すると今まで設定したカスタマイズが戻ってしまうので注意。
PCケースも多くデザインを重視したい方にもおすすめですが、画像が中途半端にあったり、なかったりするので、1つ1つ型番で検索するのが正直面倒な部分ではありますね。
≫ 関連記事:フルカスタマイズOKなBTOメーカーのVSPECを徹底解説!【自由度の高さ・PCケース約100種】
ツクモ
ツクモのカスタマイズの特徴は次の通りです。
- 解説や見易いカスタマイズ画面で初心者向き
- カスタマイズしなくても十分快適なパーツ構成
カスタマイズ画面
カスタマイズできる項目と選択肢が、多すぎず少なすぎずで絞られているので、比較的サクサク選べると思います。
項目毎に「CPUの詳細はこちら」などのリンクがあり、詳細に教えてくれるので、初心者の方でも安心ですね。
≫ 関連記事:PCメーカーのツクモを解説!初心者向きでカスタマイズがシンプル
まとめ:カスタマイズは必要に応じてちょっと変える程度でOK
パソコンのカスタマイズについて、どういう場合にカスタマイズすべきなのか、カスタマイズの手順などを解説しました。
パソコンを購入する上で一番重要なのが、用途に対して適切な性能のパソコンかどうかです。
これを満たさないと、動作がカクついて快適ではなかったり、最悪動作しなかったりします。
特に、3Dゲームと動画編集と言ったような複数の高負荷な用途で使う際は、BTOメーカーがゲーミングPCや動画編集向けPCのように1つの用途を想定した構成で作っているため、カスタマイズが必要となる場合があります。
この時に、適切にカスタマイズできるように、用途別の性能の目安、用途別にCPU, メモリ, GPU, ストレージのどれが重要かをしっかりと把握しておきましょう。
その上で、不足している部分の性能を補う形でカスタマイズしていきましょう。
≫ 関連記事:購入前に知っておくべきパソコン基礎知識【初心者向け】
≫ 関連記事:用途別のPCスペックの目安を解説!【7つの用途】