動画編集を始めようと思っているが、ストレージ容量ってどのくらいにすれば良いんだ?
と思われている方に向けて、容量がどの程度必要なのか解説していきます。
結論から言うと、とりあえず、HDDで2TBもあれば十分です。
厳密に計算するのは、ほぼ不可能なので、実際にやってみて必要なら追加(外付けHDDなどを買い足す)というスタイルで行くのがおすすめです。
動画編集のストレージ容量について
動画ファイルは、データサイズが大きくなるため、動画編集用のパソコンには、大容量のストレージが必要となってきます。
具体的に、「どのくらいの容量があれば良いの?2TB?3TB?」と疑問に思うかと思います。
そこで、YoutubeにFHDで10分程度の動画を投稿するという想定で、動画のデータサイズの目安と共に解説していきたいと思います。
手元にある動画ファイルの情報を見ると、次のようになっています。
【編集後の動画データ】
解像度 :FHD(1902 * 1080)
フレーム :30/秒フレーム(30fps)
ファイルの種類:mp4
動画時間 :10分
データサイズ :570MB
次に素材となる動画についてです。
10分の動画を作るためには、素材動画が必要になりますが、編集後の動画が10分になるので、少なくとも素材動画の時間も10分以上になるはずです。
ノーカットであれば10分ですし、カットの多い動画の構成や撮影スタイルであれば、30分、1時間、数日と人それぞれで全然異なってくると思います。
適当に、30分とした場合は、570MB * 3で約1.7GBですね。
※撮影機材によっては、動画のファイルの種類がmp4以外もあるので、この場合はデータサイズが異なってきます。
つまり、1本の動画を作るためには、ざっくりと計算しても約2.3GB必要となります。
仮に、2TBのHDDを全て動画保存用とした場合は、約870本保存できる計算になります。
とは言え、撮影機材や素材データの時間によっても全然異なるので、あまり当てにはなりません。(笑)
容量不足時に柔軟に対応
では、これから動画編集を始めようとする方がどうすれば良いのか?という部分についてですが、ひとまず、2TBのストレージにしてみて、様子を見て足りなくなったらストレージを買い足すという方法が最適です。
パソコン購入時に搭載されているストレージだけを見るのではなく、足りなくなったら柔軟に後から買い足しましょうということですね。
これについては、実に単純で、外付けHDDやポータブルHDDなどの外部ストレージの買い足しです。
2TB~4TBぐらいが一般的なので、これだけあれば、まだまだ十分に動画ファイルを保存することができると思います。
ストレージ不足になっているということは、パソコンのストレージの中には、完成した動画がたくさん保存されていると思います。
完成した動画は、あまり頻繁にはアクセスしないと思うので、そういったファイルを外部ストレージに移しましょう。
動画編集用に、おすすめな外部ストレージは、ポータブルHDDです。
大容量ということなので選択肢としては、
- 外付けHDD
- ポータブルHDD
の2つに絞られてきます。
その中でも、ポータブルHDDは、
- サイズがコンパクトで、収納や持ち運びに便利
- 電源ケーブルが不要なので、配線周りがスッキリ
なので、おすすめです。
パソコン周りは何かとケーブルが多くなりがちなので、できるだけ配線をスッキリさせたいですよね。
また、コンパクトサイズなので、USB接続した後に、パソコン本体の上に乗せておけるので、置き場所にも困りません。
同じく2TBを購入するも良しですし、多めに4TBを購入するも良いですね。
状況に合わせてという感じですが、数千円しか変わらないので、4TBと多めのものをおすすめします。
まとめ:とりあえず2TBにして、足りなかったら外付けで対応
とりあえず、ストレージ容量は2TBとして、足りなくなったらポータブルHDDで後から買い足しという方法を解説しました。
素材となる動画データや編集後の動画データのサイズは、撮影機材、設定などで大きく変わるので、そこから目星を付けるのかなり難しいです。
そのため、始めは適当な容量のストレージにしておいて、実際に動画制作をしていく中で、データの増加具合などから、足りなくなりそうだなと思った段階で、ポータブルHDDを買って容量不足に備えるというのが良いかと思います。
動画編集におすすめなデスクトップパソコンを性能別に紹介で動画編集におけるPCパーツの役割と必要な性能を含めて解説しているので、検討中や迷っている方は是非1度チェックしてみて下さい。