画像・動画編集も軽々できるので、YouTubeに挑戦したい方、動画編集や3DCG・3Dモデリングなどを勉強したい方、GPUも高く幅広いゲームで快適に遊べるので、ゲーム実況をやってみたい方などにおすすめです。
Intel Core i7 × RTX 3060の組み合わせは、人気・コスパが高く、趣味や勉強、セミプロレベルの方がクリエイティブやゲームの用途として使うには十分な性能を持っています。
購入後に、何か新しいことを始めたいとなっても性能不足を理由にできないことはほとんどないので安心できる性能ですね。
- スマホや一眼レフの画像編集も快適
- 動画編集もFHDは快適、4Kも少しOK
- 12ゲームで60~370FPSの快適なグラフィック性能
では、ドスパラで販売している『raytrek MV』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。
raytrek MVの注目ポイント
スマホや一眼レフの画像編集も快適
スマホや一眼レフの画像は、約1,000~3,000万画素とかなり大きいサイズなので、画像全体にエフェクトなどをかけようとするとそこそこの性能が必要になってきますが、raytrek MVであれば十分な性能なので、快適に画像編集を楽しめます。
1,800万画素の画像で様々な処理の時間をベンチマークしましたが、重いエフェクト処理でも15秒前後なので、画像の一部やブログやYouTubeのサムネ、アイコンやバナーなど小さい画像であれば、ほぼ待ち時間なしに編集できますね。
Adobe Photoshopを使った画像編集のベンチマーク結果は後程解説します。
動画編集もFHDは快適、4Kも少しOK
実際にFHDの動画編集をしてみましたが、特にカクつきなどはなく快適でした。
エンコード時間も高いグラフィック性能のおかげで動画時間の1/5程度の時間で出力できたので、YouTube向けの動画、ホームビデオなどで動画編集を考えている方は満足のいく性能だと思います。
ただ、メモリが16GBなのでFHDの動画編集をする際には十分ですが、4K編集となると少し心もとない印象ですね。
たまに4K編集をするぐらいであれば良いですが、日常的に4K編集が中心という方は、32GBへのアップグレードがおすすめです。
Adobe Premiere Proを使った動画編集のベンチマーク結果は後程解説します。
12ゲームで60~370FPSの快適なグラフィック性能
12種類の3DゲームをFHD・最高グラフィック設定で平均FPSを計測したところ、軽い~普通の3Dゲームが平均95~370FPS、重めの3Dゲームでも平均60~170FPSでした。
FHD・最高グラフィック設定で平均60FPSの快適ラインを超えているので、幅広いゲームで快適に遊ぶことができます。
また、シューティングゲームなどで120, 165, 240などの高いFPSが欲しい場合は、ゲームによっては最高設定でもそのままでも出ますが、超えない場合でも画質設定を調整することで十分狙えるので、高FPSでより有利に戦うこともできます。
ゲーム別・グラフィック設定別の詳しい平均FPSについては、後程のベンチマークで解説します。
raytrek MVのスペック
製品名 | |
---|---|
CPU | Intel Core i7-13700F |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB |
ストレージ | 512GB |
サイズ | (横)190 x (縦)360 x (奥行)420 mm |
重量 | 約7.8kg |
インターフェース | 【前面】 USB 3.0 x2 【背面】 USB 2.0 ×4 USB 3.2 Gen2 Type-A ×2 HDMI ×1 DisplayPort ×3 |
価格 | 約17万円~ |
※製品仕様や販売価格については、2023/04/010の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。
外観
ブラックを基調としたシンプルなデザイン、ミニタワーケースで意外と小さい印象のサイズ感です。
最近流行りのLEDライティングや強化ガラスなどの装飾は一切なく、ゲーミングPCばかりレビューしてきた私としては正直少し物足りないがありますが、これはこれで無駄をそぎ落としたシンプルさがあっていいですね。
サイドパネルには無数の穴が開いていて吸気口になっています。
ただ、フィルターがない上、穴も大きめなので、ホコリの溜まり具合が早く掃除するスパンが短くなりそうですね。
使用用途別の快適度
使用用途別の動作の快適度は、次の通りです。
使用用途 | 快適度 | コメント |
---|---|---|
普段使い (ウェブ, 動画視聴等) | ◎ | とても快適 |
ビジネス用途 (Office, メーラー等) | ◎ | とても快適 |
ブログ執筆 | ◎ | とても快適 |
ゲーム | ◎ | 軽量級・中量級の3Dゲームが95~370FPS、重量級の ゲームでも60~170FPS程度出てとても快適なので、 幅広いゲームのプレイが可能。 |
画像編集 | ◎ | とても快適 |
動画編集 | ◎ | Youtube向けのFHD動画であれば快適に編集・エンコードができます。 ※4K動画編集は未検証。 |
プログラミング | ◎ | とても快適 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ | とても快適 |
データ分析・AI学習 | ○ | 勉強・検証用レベルであれば十分快適 データやAIの規模にもよるが本番環境としても視野に入れていい |
本体サイズ
実測値 | 公称値 | |
---|---|---|
横 | 190 mm | 190 mm |
縦 | 357 mm | 360 mm |
奥行 | 420 mm | 420 mm |
大きさはほぼ公称値通りで、同じスペックのパソコンと比べると比較的小さめなサイズ感ですね。
電源ケーブルや映像出力ケーブルを接続する分を考えると、もう少し奥行を確保できる場所が必要です。
インターフェース
インターフェース周りは次のようになっています。
フロント
マイク/イヤホンジャック ×1
リア
USB 3.2 Gen2 Type-A ×2
LANポート ×1
PS/2ポート ×1
HDMI ×1
DisplayPort ×3
マイク/イヤホンジャック ×1
“使用不可”になっている部分にはHDMIやDisplayPortの映像出力ポートがありますが、使えないようになっています。
グラフィックボードの性能を活かすためには、グラフィックボード側の映像出力ポート(下にある横並びになっている部分)に繋げないとパフォーマンスが発揮できないのですが、誤って上側のポートに繋げてしまわないようにするためのものですね。
これを間違えてしまうと、動画編集などでグラフィック処理やエンコードが遅かったり、ゲームでFPSがでなかったりするので、その配慮ですね。
内観・拡張性
将来的に、メモリやストレージの増設も考えている方は、どれだけ空きスロットがあるか確認しておきましょう。
このケースは裏配線できる構造にはなっていないので、パーツ側にケーブルが収められていますね。
強化ガラスなどで中が見えるパソコンであれば、ケーブルを裏側に隠してきれいにするのですが、raytrek MVは中が見えないので、あまり関係ないということからこういった構造になっているのだと思います。
一見、裏配線がなく乱雑になっているように思われますが、ケーブルがぶらついたりしないように長さを調整し、結束バンドでまとめられているので組み立ての丁寧さが伝わってきます。
メモリ
メモリはDDR4規格で、スロットは4スロット中2スロットを使われています。
スロットに空きがあるので、将来的にメモリを増やしたい場合でも、そのまま増設できますね。
空きがなく交換する形になると、使っているメモリが無駄になってしまうので、増設できるのはありがたいです。
また、メモリはCPUクーラーには干渉しないので、他のパーツを外したりといった面倒な作業になることはないですが、周りにパーツなどが多く、奥まで手を入れづらいので作業はしづらいですね。
ストレージ(SSD / HDD)スロット
ストレージのスロットは次の通りです。
・M.2 x2(内1つは標準搭載のSSD)
・3.5インチHDD x4
M.2 SSD スロット
CPUクーラーで少し隠れていますが、1枚目のM.2 SSDスロットはヒートシンク付きで、標準構成のSSDが搭載されています。
マザーボードの規格としてはPCIe4.0(Gen4)対応ですが、標準構成で搭載されているSSDはGen3ですね。
2つ目のスロットは、マザーボードの右下部分にあります。
ケースの底とグラフィックボードがあるので、そのままの状態で増設するのは難しく、一度、グラフィックボードを外してから作業することになります。
HDDスロット
3.5インチベイが4つあるので、ここに最大4台のHDDを搭載することができます。
HDDを箱の中に入れて、両サイドからネジ留めする形で取り付けられます。
しかし、入り口側にはCPUクーラーが邪魔になるので、そのままでは増設できません。
下側の2つ入る部分は、両サイドでネジ留めされているだけなので、一度外して、HDDを入れて付け直せば簡単に増設できます。
また、SATA SSDはそのままでは取り付けできないですが、3.5インチに変換するマウンタなどを買えば、付けれると思います。
PCI Express
・・PCI Express 4.0 x16 ×2
・PCI Express 4.0 x1 ×1
ミニタワーケースで小さめマザーボードなので、スロット数は少なめですが、普通に使う分には十分ですね。
PCI Express 4.0 x1があるので、Wi-FiやBluetoothの拡張ボードを追加することもできます。(オプションでも追加可能)
光学ドライブ
光学ドライブは標準の構成では搭載していないので、必要な方はオプションで追加するか、自前で用意して追加しましょう。
ドスパラのPCパーツで光学ドライブもあるので、本体を購入して貰えるポイントで別途購入するのも良いですね。
≫ 関連記事:【最大で購入額の約1割!!】ドスパラポイントの上手な使い方
CPUクーラー
CPUクーラーは、PCCOOLER製の1つファンの空冷式が使われています。
重めの3DゲームのFF15(高品質・FHD)でCPUの温度が大体50度前後だったので十分冷えてますね。
ファンの静音性については、後程、計測器を用いて検証していきます。
マウス・キーボード
ケンさん
とは言え、マウスもキーボードも必要最低限といった印象なので、機能や使用感にこだわる方は、本体購入分のポイントで購入したり、Amazon等で購入するのが良いかなと思います。
マウスについて
左右のクリックとホイールのみのシンプルで必要最低限なマウスです。
サイドに進む・戻るボタンがあった方が作業効率が上がるので、正直そのボタンは欲しかったですね。
キーボードについて
キーボードは、テンキーも付いたフルサイズで、サイズ感やキー配置はスタンダードで変な癖はなく、キー配置による入力ミスはなかったですね。
ただ、打ち心地はいたって普通で必要十分な印象です。
raytrek MVのベンチマーク
検証機のスペック
製品名 | raytrek MV |
---|---|
CPU | Intel Core i7-13700F (16コア/24スレッド, 1.5-2.1GHz Max 4.1-5.1GHz) |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
ストレージ | 512GB |
電源モードは、一番パフォーマンスがでるように”最適なパフォーマンス“で検証していきます。
ネット環境は有線接続です。
画像編集性能(Adobe Photoshop)
Adobe Photoshopで18MP(1800万画素)の画像を使って、画像を開く、リサイズ、回転などの基本的な操作やフィルター処理の時間を計測し、最終的にカテゴリ別にスコア化しています。
項目 | スコア |
---|---|
総合スコア | 1080 |
GPU処理 | 98.3 |
一般的な処理 | 130.5 |
フィルター処理 | 85.5 |
操作別の処理時間については次の通りです。
項目 | 処理時間(秒) |
---|---|
ファイルを開く | 0.99 |
500MBにリサイズ* | 2.12 |
回転 | 0.99 |
マジックワンド選択 | 3.61 |
マスク リファインメント | 5.29 |
ペイントバケット | 1.43 |
グラデーション | 0.38 |
カメラフィルター | 8.45 |
レンズ補正 | 24.11 |
コンテンツに応じた塗りつぶし | 19.36 |
ノイズ低減 | 9.95 |
スマートシャープ* | 12.38 |
フィールドほかし* | 15.16 |
チルトシフトぼかし* | 15.81 |
虹彩絞りぼかし* | 16.03 |
広角補正フィルター | 53.68 |
ゆがみ | 4.19 |
PSDファイル保存 | 88.77 |
PSDファイルを開く | 9.61 |
※「*」はGPU処理
スマホ、フルサイズの一眼レフなどカメラによって画素数が違うので、大雑把にまとめておきます。
- スマホ:約1,000~2,000万画素
- フルサイズの一眼レフ:約2,000~3,000万画素
- FHD(1,920×1,080):約200万画素
今回ベンチマークに使用した画像は、1,800万画素なので、性能高めなスマホで撮影した画像ぐらいになると思います。
縦横のピクセル数で言うと、大体5,200×3,500ぐらいのサイズ感となります。
そのため、一眼レフの写真を編集したい方は、上記の処理時間より少しだけ時間が長くなると考えて下さい。
一方で、FHD(1,920×1,080)は約200万画素なので、そのくらいのサイズ感の画像を扱うのであれば処理時間は1~3秒ぐらいになりますね。
ブログに使う図や画像、イラスト制作、アイコン・ロゴ・バナー制作などの小さい画像の編集は余裕ですね。
動画編集性能(Adobe Premiere Pro)
Adobe Premiere Proで、YouTube向けを想定した動画編集でハードウェアエンコードをした場合の時間を計測します。
※動画は過去にYouTubeに公開したもので、カット、テロップ、BGMなど一般的な解説動画向けの編集をしています。
約10分の動画が2分程度、1/5の時間でエンコードができるので十分快適ですね。
メモリも16GBと十分なので、FHD動画を編集するのであれば長時間の編集でもOKで、編集時も特にカクつくことはなかったです。
また、Pugetというプラグインを使って、4K編集向けのパフォーマンスもチェックしました。
Adobe Premiere Proで4Kの素材動画を使って、編集した動画の再生(1倍、2倍、4倍速、マルチカメラ)、エフェクト、動画のエンコードをベンチマークし、最終的にカテゴリ別にスコア化しています。
項目 | スコア |
---|---|
総合スコア | 717 |
出力処理 | 69 |
ライブ再生 | 89.8 |
エフェクト処理 | 56.4 |
GPU処理 | 69.8 |
操作別のパフォーマンスについては次の通りです。
カテゴリ | 項目 | FPS / スコア |
---|---|---|
4K H.264 150Mbps 8bit | マルチカメラのライブ再生 | 12.48 FPS |
ライブ再生 | 58.14 FPS | |
2倍速のライブ再生 | 102.99 FPS | |
4倍速のライブ再生 | 31.62 FPS | |
エンコード(H.264 40Mbps UHD) | 106.58 FPS | |
エンコード(PRORES 422HQ UHD) | 45.7 FPS | |
ライブ再生スコア | 114.5 | |
エンコードスコア | 77.4 | |
4K ProRes 422 | マルチカメラのライブ再生 | 27.15 FPS |
ライブ再生 | 59.64 FPS | |
2倍速のライブ再生 | 109.39 FPS | |
4倍速のライブ再生 | 109.79 FPS | |
エンコード(H.264 40Mbps UHD) | 125.42 FPS | |
エンコード(PRORES 422HQ UHD) | 33.17 FPS | |
ライブ再生スコア | 83.9 | |
エンコードスコア | 70.9 | |
4K RED | マルチカメラのライブ再生 | 12.44 FPS |
ライブ再生 | 59.29 FPS | |
2倍速のライブ再生 | 66.37 FPS | |
4倍速のライブ再生 | 20.85 FPS | |
エンコード(H.264 40Mbps UHD) | 66.17 FPS | |
エンコード(PRORES 422HQ UHD) | 23.98 FPS | |
ライブ再生スコア | 71.1 | |
エンコードスコア | 58.7 | |
4K Heavy GPU Effects | アドバンスドエフェクト(Prores 422HQ UHD) | 21.7 FPS |
エクストリームエフェクト(PRORES 422HQ UHD) | 9.23 FPS | |
エフェクトスコア | 38.1 | |
4K Heavy CPU Effects | アドバンスドエフェクト(Prores 422HQ UHD) | 51.01 FPS |
エクストリームエフェクト(PRORES 422HQ UHD) | 12.46 FPS | |
エフェクトスコア | 74.7 |
※「*」はGPU処理
4K編集なのでプロ向けにはなりますが、4K H.264だとライブ再生(プレビュー再生)は、2倍速までコマ落ちなしでスムーズに再生することができます。
しかし、4倍速となると若干コマ落ちするので、編集を倍速でチェックする場合、見落としやカクつきが気になると思います。
※エンコード後の動画でコマ落ち、カクつきがあるという意味ではなく、動画編集時のプレビュー時に4倍速するとカクつくという意味です。
エンコードは106FPSなので、10分の動画であれば5分半ぐらいで出力できます。
また、動画全体にエフェクトをかける場合、エフェクトによっては重くなりますが、一部分のモザイクとかであれば問題ないと思います。
4K編集でこのパフォーマンスなら解像度が1/4となるFHD編集であれば快適に編集できますね。
ただ、メモリが16GBが少し不安な面があるので、がっつり4K編集を中心にする方は32GBへのアップグレードがおすすめです。
タイムライン上でカットやモザイクのエフェクトなどをかける度メモリ使用量が多くなるので、編集ポイントが多い動画、長時間の動画になってくる少し心配ですね。
GPU性能(ゲーム含む)
12ゲームのFPSを計測したところ、最高グラフィック設定で軽量級・中量級の3Dゲームが95~370FPS程度、重量級のゲームでも60~170FPS程度はでるので、基本的に快適に遊ぶことができます。
シューティングゲームなどの動きの速いゲームをするためにもっと高FPSにしたい場合は、画質設定を少し落とせばOKですね。
項目 | スコア |
---|---|
グラフィックスコア | 8596 |
グラフィックテスト1 | 56.76 FPS |
グラフィックテスト2 | 48.73 FPS |
CPUスコア | 11900 |
CPUテスト | 39.98 FPS |
総合スコア | 8969 |
また、3DMarkで算出される各種ゲームのFPSは次の通りです。
ゲーム | 設定 | FPS |
---|---|---|
Battlefield V | 1440p Ultra | 85+ FPS |
1080p Ultra | 175+ FPS | |
Apex Legends | 1440p Ultra | 95+ FPS |
1080p Ultra | 140+ FPS | |
GTA V | 1440p Ultra | 55+ FPS |
1080p Ultra | 170+ FPS | |
Fortnite | 1440p Ultra | 70+ FPS |
1080p Ultra | 245+ FPS | |
Red Dead Redemption 2 | 1440p Ultra | 35+ FPS |
1080p Ultra | 95+ FPS |
※Ultraはゲームのグラフィック設定が最大を意味します。
※レイトレーシング機能はオフ。
GPU | 3DMark |
---|---|
RTX 4090 | |
RTX 4080 | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 4070 | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 4060 Ti | |
RTX 3070 | |
AMD Radeon RX 6700 XT | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 | |
GTX 1660 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1660 SUPER | |
GTX 1660 | |
GTX 1650 SUPER |
※デスクトップPC向けのみを表示
その他、ゲームのベンチマークでグラフィック性能を確認してみましょう。
Rainbow Six Siege(軽い3Dゲーム)
グラフィック設定 | 平均FPS | 最低FPS | 最高FPS |
---|---|---|---|
最高 | 375.5 FPS | 295.5 FPS | 466 FPS |
とても高い | 377.8 FPS | 298.4 FPS | 468.1 FPS |
高 | 380.3 FPS | 304.4 FPS | 467.4 FPS |
中 | 427.7 FPS | 339.8 FPS | 532.9 FPS |
低 | 439.4 FPS | 335.6 FPS | 580.8 FPS |
ドラゴンクエストX(軽い3Dゲーム)
グラフィック設定 | スコア | 平均FPS | 評価 |
---|---|---|---|
最高品質 | 25414 | 233.8 FPS | すごく快適 |
標準品質 | 25335 | 232.4 FPS | すごく快適 |
低品質 | 25538 | 342.7 FPS | すごく快適 |
FF14(中程度の3Dゲーム)
設定 | スコア | 平均FPS | 最低FPS | ロード時間 (合計) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
最高品質 | 21272 | 145.6 FPS | 77 FPS | 9.1 秒 | 非常に快適 |
高品質 | 22500 | 154.6 FPS | 81 FPS | 8.6 秒 | 非常に快適 |
標準品質 | 30919 | 222.2 FPS | 90 FPS | 8.5 秒 | 非常に快適 |
PSO2(中程度の3Dゲーム)
グラフィック設定 | スコア | 平均FPS |
---|---|---|
ウルトラ | 20182 | 96.5 FPS |
中 | 43378 | 161.2 FPS |
最低 | 48741 | 174.3 FPS |
Far Cry 6(中程度の3Dゲーム)
グラフィック設定 | 平均FPS | 最低FPS | 最高FPS |
---|---|---|---|
最高 | 96 FPS | 84 FPS | 107 FPS |
高 | 109 FPS | 96 FPS | 121 FPS |
中 | 126 FPS | 117 FPS | 140 FPS |
低 | 143 FPS | 127 FPS | 163 FPS |
FF15(重い3Dゲーム)
グラフィック設定 | スコア | 平均FPS | 評価 |
---|---|---|---|
高品質 | 8866 | 93.1 FPS | 快適 |
標準品質 | 12136 | 124.4 FPS | 非常に快適 |
軽量品質 | 15780 | 160.7 FPS | 非常に快適 |
Watch Dogs: Legion(重い3Dゲーム)
グラフィック設定 | 平均FPS | 最低FPS | 最高FPS |
---|---|---|---|
最高 | 62 FPS | 19 FPS | 106 FPS |
とても高い | 83 FPS | 41 FPS | 115 FPS |
高 | 96 FPS | 43 FPS | 139 FPS |
中 | 107 FPS | 39 FPS | 156 FPS |
低 | 111 FPS | 46 FPS | 158 FPS |
VR:VRMark
VRゲームのパフォーマンスを計測する『VRMark』のベンチマーク結果です。
PCの映像をVR機器に出力した際のFPS値が分かるので、VRでゲームをプレイしたい方は参考になると思います。
VRMark Orange Room | |
---|---|
スコア | 12469 |
平均FPS | 271.8 FPS |
推奨構成FPS | 109 FPS |
最低構成FPS | 81 FPS |
CPU性能
CPUは『Intel Core i7-13700F』を搭載しており、16コア/24スレッド、クロック周波数が1.5-2.1GHz(最大 4.1-5.1GHz)と仕様としては、ハイエンドCPUとなります。
ゲーミングPCであればグラフィック性能が重要なので、ミドルレンジCPUのCore i5とRTX 3060でも十分ですが、クリエイティブ用途となると比較的CPU性能も重要になってきます。
Core i5でもいけますが、より快適に動画編集などをしたい方にはおすすめですね。


項目 | Cinebench R23 | Cinebench R20 |
---|---|---|
CPU | 17323 | 7633 |
CPU(Single Core) | 1989 | 765 |
ミドルレンジのIntel Core i5-13400FだとCINEBENCH R23で、13,000ポイントほどなので約30%も性能が高くなっていますね。
クリエイター気質がある方だと色々なことをやってみたくなると思いますが、パソコン購入した後でも、何か新しいことを始めようと思った時に性能不足で断念するということはまずないでしょう。
CPU | CINEBENCH R20 |
---|---|
Core i7-12700K | |
Core i7-13700F | |
Core i7-12700 | |
Core i5-13400F | |
Ryzen 7 3700X | |
Core i5-12400 | |
Core i7-10700 | |
Core i5-11400 | |
Ryzen 5 3600 | |
Core i7-10700F | |
Ryzen 5 3500X |
※デスクトップPC向けのみを表示
アプリ実行の総合的パフォーマンス
アプリケーションの実行における総合的なパフォーマンスを計測する『PCMark10』のベンチマーク結果です。
カテゴリ別の総合スコアにおいて、どの項目も公式の推奨スコアの2倍以上の性能があります。
クリエイティブ系アプリに関しては、約3.6倍とかなりいい結果ですね。
実際に、色々なアプリケーションで軽く作業してみましたが、快適でカクツキや処理速度が遅いなどのストレスはありませんでした。
カテゴリ | 項目 | スコア |
---|---|---|
一般的なアプリ | アプリの起動 | 15198 |
ビデオ会議 | 8047 | |
ウェブブラウジング | 11094 | |
総合スコア (推奨スコア:4100以上) | 11070 | |
ビジネス系アプリ | スプレッドシート作業 | 12586 |
文書作成 | 8436 | |
総合スコア (推奨スコア:4500以上) | 10304 | |
クリエイティブ系アプリ | 写真編集 | 14280 |
動画編集 | 8298 | |
レンダリング | 17234 | |
総合スコア (推奨スコア:3450以上) | 12687 | |
総合スコア | 8109 |
カテゴリ別に推奨されるスコアは以下の通りです。
カテゴリ | 推奨スコア | 解説 |
---|---|---|
一般的なアプリ | 4100以上 | 一般的な用途で様々な簡単なタスクをする場合 |
ビジネス系アプリ | 4500以上 | 事務作業と軽いメディアコンテンツ作業をする場合 |
クリエイティブ系アプリ | 3450以上 | 写真/動画/その他コンテンツの編集をする場合 |
ストレージ性能
ストレージは、SSDの中でも高速なNVMe SSD(Gen3)が使われていて、読み込み速度が毎秒3GBほどで十分な速度です。
OSやアプリの起動時間、ゲームのロード時間も早くなりますが、クリエイティブな用途であれば、ファイルの読み込みが早くなるのがありがたいですね。
動画編集だと、プロジェクトにファイルを入れた際のサムネの表示、プレビュー時の動画再生の滑らかさなどに影響するので、データ転送速度は重要です。
読み込み速度 | 書き込み速度 | |
---|---|---|
シーケンシャル | 2947 MB/s | 1224.9 MB/s |
ランダム | 467.7 MB/s | 112.6 MB/s |
ファンの静音性
騒音レベル | |
---|---|
アイドル時 | 37.8 dBA |
普段使い時 (PCMark10) | 38 dBA |
ゲーム時 (FF15 / FHD / 標準品質) | 45.4 dBA |
CPU高負荷時 (Cinebench / CPU100%) | 37.8 dBA |
静音性は、全体的に静かで集中して作業ができるレベルです。
ゲーム時は他と比べて少し高くて、40台を超えていますが、うるさいということはないので安心して使えますね。
ゲーム時の騒音が高くなったのは、グラフィックボードに小さいファンが1基だけというのが原因だと思います。
同じドスパラのゲーミングPC「GALLERIA」であれば、2基搭載されていることが多く、同じRTX 3060でゲーム時を計測した際は、35.4dBAでした。
10dBAほど高くはなっているものの、全然許容できないというレベルではないので「音に敏感で少しでも音が小さい方がいい!」という方でなければ、全然OKですね。
騒音レベルの目安
デシベル(dBA) | 目安① | 目安② | 具体例 |
---|---|---|---|
70 | うるさい | かなりうるさい、かなり大きな声を 出さないと会話ができない | ・騒々しい街頭 ・セミの鳴き声 (2m) |
60 | 非常に大きく聞こえうるさい、 声を大きくすれば会話ができる | ・普通の会話 ・洗濯機、掃除機、テレビ | |
50 | 普通 | 大きく聞こえる、通常の会話は可能 | ・家庭用クーラー (室外機) ・換気扇 (1m) |
40 | 聞こえる会話には支障なし | ・静かな住宅地 ・図書館 | |
30 | 静か | 非常に小さく聞こえる | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
20 | ほとんど聞こえない | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
raytrek MVの実機レビューまとめ
ドスパラの『raytrek MV』を実機レビューしました。
- スマホや一眼レフの画像編集も快適
- 動画編集もFHDは快適、4Kも少しOK
- 12ゲームで60~370FPSの快適なグラフィック性能
クリエイティブな用途として、画像・動画編集を中心にベンチマークや解説をしましたが、両方の用途で快適に使えますね。
なかなか性能の高いCPU、GPUを搭載しているので、3DCGや3Dモデリング、3DCADでもそこそこ使えると思います。
また、ゲーム性能も高いので、ゲーム+動画編集でゲーム実況をしたい方にもおすすめです。
動画編集や3Dゲームなど高負荷な用途をそつなくこなすことができるので、パソコンを買ってから他の用途で使いたいとなった場合でも、性能不足で全く動作しないということはないですね。
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