- ドラゴンクエストXをしたいけどPCのスペックはどの程度必要?
- 公式で動作環境やベンチマークの評価があるけど、実際にどのくらいのFPSがでるの?
ドラゴンクエストは、30年以上続くシリーズで大人から子供まで幅広く人気のあるゲームです。
第10作目となるドラゴンクエストXは、初のオンラインゲームのMMORPGで、世界中の人と一緒にゲームができます。
3Dゲームに関しては、基本的に高いPCスペックが要求されますが、ドラゴンクエストXは比較的低スペックでも快適に遊べるので、気軽に始めることができます。
この記事では、より具体的に、快適に遊ぶためにどのくらいのグラフィック性能が必要か、公式の動作環境の解説やベンチマーク結果だけでなく、快適さの指標となるFPSも含めて解説していきます。
メーカーから借りたPCでベンチマークした結果も掲載するので参考になると思います。
結論から言うと、最近のゲーミングPCなら、まず問題なく快適に動作します。
グラフィックボードの中でも性能が低めな「GeForce GTX 1650」でも十分です。
ケンさん
ベンチマーク結果を踏まえ、おすすめのゲーミングPCは次の通りです。
セール中 | モデル名 | おすすめな方 | CPU | メモリ | GPU | ストレージ | 画面サイズ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コスパの高いゲーミングデスクトップPC | Intel Core i5-13400F | 16GB | GeForce RTX 3050 | SSD 500GB NVMe | - | 15万円台~ | ||
★ | デザイン重視向けのゲーミングデスクトップPC | Intel Core i5-13400F | 16GB | GeForce RTX 3050 | SSD 500GB NVMe | - | 18万円台~ (15,400円引き) | |
コスパの高いノートPC | AMD Ryzen 7 5800H | 16GB | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU | SSD 1TB NVMe | 15.6 | 16万円台~ |
他のゲームのベンチ結果やゲーミングPCの目安スペック・よくある質問なども解説しています。
目次
DQX(ドラゴンクエストX)のベンチマーク
DQX(ドラゴンクエストX)をプレイするための動作環境やグラフィック設定、ベンチマークスコアの評価などを解説します。
必要・推奨動作環境
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows 8.1 32/64bit 日本語版 Windows 10 32/64bit 日本語版 | |
CPU | Intel Core i3 2.0GHz 相当以上 | Intel Core i3 2.0GHz 相当以上 Intel Core m 2.0GHz 相当以上 |
メモリ | 3GB以上 | |
ストレージ | 32GB以上 | |
GPU | NVIDIA Geforce GT 220 以上 ATI Radeon HD 5550 以上 Intel HD Graphics 4000 以上 | NVIDIA Geforce GT 230M 以上 ATI Mobility Radeon HD 5650 以上 Intel HD Graphics 4000 以上 |
解像度 | 800×600 32bit カラー以上 | |
DirectX | DirectX 9.0c以上 |
動作環境については、推奨動作環境を基準に考えても、それほど高くはありません。
一番グラフィック性能の低いCPU内蔵GPUの「Intel UHD グラフィックス」ですら、推奨動作環境を若干超えているほどです。
最低限、グラフィックボードを搭載しているゲーミング向けPCであれば、余裕で快適に遊ぶことができます。
価格の相場で言うと、10万円前後になってくるかと思います。
標準画質のFHD(1,920×1,080)で、推奨動作環境だと平均35FPS程度はでます。
古いGPUのため同じ構成で計測はできませんが、同程度のGPU性能(Intel UHD グラフィックス)のベンチマークと比較すると、FPSはこのくらいになります。
DQXは、FPSゲームのような動きの激しいゲームでは無いので、40FPS程度でも普通に遊ぶことができます。
性能が低めなグラフィックボードだとしても、標準画質のFHD(1,920×1,080)で、90FPS以上は出るので、比較的低価格なゲーミングPCでも十分楽しめます。
最近のゲーミングPCであれば、CPU、メモリ、GPU、容量の全てにおいて、余裕で事足りるので、動作環境はあまり気にする必要はありませんね。
ベンチマークのダウンロード
DQX(ドラゴンクエストX)は、公式サイトからダウンロードすることができるので、このゲームが気になっている方は、今お使いのPCで動作するか試してみて下さい。
このベンチマークソフトでは、スコアや評価(とても快適、普通など)が分かります。
ただし、FPSがどの程度かは分からないので、私が今まで計測したデータを元に、どのスコアで大体どの程度のFPSがでるのか表にしておくので、そちらも参考にして下さい。
このページをスクロールすると「『ドラゴンクエストX オンライン』ベンチマークソフトのダウンロード」とあるので、そこからダウンロードでき安栖。
ベンチマーク画面から、グラフィック設定や解像度、表示方法を設定することができます。
グラフィック設定については後程詳しく解説します。
ベンチマークは7分程度の長さで、ベンチマークのスコアと評価が表示されます。
ベンチマーク実行中の様子はこのような感じ。
グラフィック設定
ベンチマークのグラフィック設定には、次の3つが用意されています。
- 最高品質
- 標準品質
- 低品質
本ベンチマークでは、1つ1つの項目を設定するというような細かな設定はできず、ざっくりと3つから選択します。
具体的に、これらの設定でどの程度の画質が変わるのかまとめたので、プレイ時の目安にして下さい。
また、設定毎のスコアやFPSを後程掲載するので、自分のプレイしたい設定を参考にして下さい。
主に大きく変わるのは、アンチエイリアス(オブジェクトの縁の滑らかさ)ですね。
最高品質
標準品質
低品質
最高画質・標準画質はあまり変わらず、低品質が全体的にシャープな感じがします。
アンチエイリアスがかかっていないので、人・木と背景の境界線が鋭く、くっきりとした印象です。
特に、目立つ部分を拡大してみましょう。
最高品質
標準品質
低品質
最高画質・標準画質はパッと見あまり変わりませんね。
低品質は、人・木や物などのオブジェクトと背景との境界線がハッキリしていて、ギザギザした感じが分かると思います。
ベンチマークスコアの評価
評価 | 解説 |
---|---|
すごく快適 | グラフィック設定や解像度を低めに設定していた場合は、 ぜひ設定を高くしてお試しください。 高い設定に変更しても、とても快適に遊べると思われます。 |
とても快適 | グラフィック設定や解像度を低めに設定していた場合は、 ぜひ設定を高くしてお試しください。 高めの設定に変更しても、快適に遊べると思われます。 |
快適 | 現在の設定で、ドラゴンクエストXが快適な動作をすると思われます。 グラフィック設定や解像度を低めに設定していた 場合は、 設定を高めに変更してお試しください。 |
普通 | 現在の設定で、ドラゴンクエストXが普通に動作をすると思われます。 グラフィック設定や解像度を高めに設定していた場合は、 設定を少し下げてお試しください。快適に遊べると思われます。 |
やや重い | 現在の設定では、ドラゴンクエストXの動作が、 やや重く感じられると思われます。 グラフィック設定や解像度の設定を低く設定して、 プレイされることをお勧め致します。 |
重い | 現在の設定では、ドラゴンクエストXの動作が、 重く感じられると思われます。 グラフィック設定や解像度を出来るだけ低く設定して、 プレイされることをお勧め致します。 |
動作困難 | 動作に必要な性能を満たしていません。 グラフィック設定や解像度を下げても、 動作が重く感じられると思われます。 |
公式が発表しているベンチマークスコアの評価表で、7項目に分けて結果を出してくれます。
私が実機で計測したデータを元にすると、評価別の大まかなスコア・FPS値は次のようになります。
評価 | スコア | FPS |
---|---|---|
すごく快適 | 10,000~ | 100FPS以上 |
とても快適 | 7,000~10,000 | 70~100FPS |
快適 | 5,000~7,000 | 50~70FPS |
普通 | 3,000~5,000 | 35~50FPS |
やや重い | 2,000~3,000 | 20~35FPS |
重い | 1,000~2,000 | 10~20FPS |
動作困難 | ~1,000 | 10FPS以下 |
最近のグラフィックボードの性能は高く、ゲーミングPCであれば、最低でも「とても快適」になることがほとんどですね。
また、グラフィックボードではなく、CPU内蔵GPUを使うようなスタンダード向け、ビジネス向けPCの場合は、「普通」ぐらいになります。
DQX(ドラゴンクエストX)のGPU別ベンチマーク結果
ベンチマークは、GPU別にFHD(1,920×1,080)解像度、次のグラフィック設定で計測しています。
- 最高品質
- 標準品質
- 低品質
ベンチマークスコアは、実機をお借りして計測したものをGPU毎に平均した値となります。(PC毎の値は、後程掲載しています)
未検証のGPUに関しては、3DMarkのグラフィックスコアを掲載しておくので、大まかの比較はできると思います。
また、必要動作環境と推奨動作環境のGPU性能も比較できるようグラフに含めています。
各項目の左がスコア、右が平均FPSです。
GPU | 3DMark | 最高品質 | 標準品質 | 低品質 |
---|---|---|---|---|
RTX 4090 | - | - | - | |
RTX 4080 | - | - | - | |
RTX 4070 Ti | - | - | - | |
RTX 4070 SUPER | 25046 / 230 | 24952 / 230 | 25162 / 227 | |
RTX 3090 | - | - | - | |
RTX 3080 Ti | - | - | - | |
RTX 4070 | - | - | - | |
RTX 3080 | - | - | - | |
RTX 3070 | 22677 / 199 | 23096 / 201 | 23130 / 205 | |
RTX 4060 Ti | 24662 / 226 | 24668 / 226 | 24984 / 239 | |
Radeon RX 6700 XT | 14375 / - | 16383 / - | 17895 / - | |
RTX 3070 Ti | 21981 / 203 | 22000 / 203 | 22491 / 205 | |
RTX 3060 Ti | 23432 / 214 | 23486 / 214 | 23991 / 216 | |
RTX 4060 | 22230 / 206 | 22147 / 205 | 22598 / 221 | |
RTX 4050 | 17322 / 162 | 17260 / 161 | 18135 / 168 | |
RTX 3060 | 19696 / 192 | 19684 / 193 | 20269 / 212 | |
GTX 1660 Ti | - | - | - | |
RTX 3050 | 24626 / 228 | 24599 / 228 | 24862 / 227 | |
GTX 1660 SUPER | 23635 / 218 | 23600 / 217 | 24005 / 222 | |
GTX 1660 | - | - | - | |
RTX 3050 Ti | 12930 / 125 | 13316 / 128 | 14623 / 139 | |
GTX 1650 SUPER | 22939 / 213 | 22914 / 203 | 23904 / 218 | |
Intel Arc A550M | 8922 / 89 | 10105 / 100 | 11087 / 109 | |
GTX 1650 Ti | 13787 / 152 | 13930 / 153 | 15050 / 168 | |
GTX 1650 | 9476 / 94 | 9636 / 92 | 10183 / 95 | |
Intel Iris Xe グラフィックス | 10236 / 100 | 11029 / 103 | 12139 / 112 | |
MX250 | 7780 / - | 8534 / - | 9670 / - | |
Radeon Vega 8 グラフィックス | 4330 / - | 5703 / - | 6168 / - | |
Intel UHD グラフィックス | 3105 / 30 | 4132 / 35 | 4365 / 46 | |
推奨動作環境相当 | - | - | - | |
必要動作環境相当 | - | - | - |
※"-"は未計測です。
※ベンチマーク環境下のみの数値であり、ゲーム全編で保証するものではありません。
最近のGPUは性能が高いので、グラフィックボードの中でも性能が低めな「GTX 1650」でも推奨動作環境を超えて、平均90FPSなので余裕で遊べますね。
DQX(ドラゴンクエストX)におすすめなPC
DQXを快適にプレイするための、おすすめのゲーミングPCを紹介します。
3Dゲームを中心に解説していますが、2Dゲームやブラウザゲームも問題なく楽しめるので安心して下さい。
では、1つ1つ簡単に解説していきます。
【高コスパ】エントリー向けのゲーミングデスクトップPC『GALLERIA RM5C-R35』
モデル名 | GALLERIA RM5C-R35 |
---|---|
メーカー | ドスパラ |
CPU | Intel Core i5-13400F |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 (8GB) |
ストレージ | SSD 500GB NVMe |
Office | なし (オプション) |
Wi-FiBluetooth | 非対応 (オプション) |
価格 | 15万円台~ (2023/09/01更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
本ゲームはもちろん、他の軽い~普通の3Dゲームが高画質で快適で、重めの3Dゲームも画質設定を普通程度にすれば快適なグラフィック性能。
価格のわりには幅広いゲームができ、コスパが高いです。
また、ゲーム以外にも幅広い用途でそこそこ使えるスペックとなっています。
【デザイン重視】オシャレなPCケースで作業やゲームをしたい方向けのPC『ZEFT Z35DP』
モデル名 | ZEFT Z35DP |
---|---|
メーカー | SEVEN |
CPU | Intel Core i5-13400F |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 (8GB) |
ストレージ | SSD 500GB NVMe |
Office | なし (オプション) |
Wi-FiBluetooth | 対応 |
価格 | 19万円台~ (2023/09/01更新) セール中:18万円台~ (15,400円引き) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
そこで、おすすめしたいメーカーがSEVENで約20種類のPCケースから選ぶことができます。
PCは頻繁に買い替えないものなので、性能だけでなくデザイン面も後悔しないようにしましょう!
他にも、PCケースの選択肢が多いメーカーや選び方を解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:【約10~30種】PCケースを選べるBTOメーカー3選!【外見重視派必見】
性能は、CPU、メモリ、GPU、ストレージが同じであれば問題ないです。
【持ち運びOK】部屋移動や外出先でもOKなゲーミングノートPC『ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500QE』
モデル名 | ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500QE |
---|---|
メーカー | ASUS |
CPU | AMD Ryzen 7 5800H |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU (4GB) |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
Office | WPS Office 2 |
Wi-FiBluetooth | - |
価格 | 16万円台~ (2023/09/01更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
RTX 3050であれば、このゲーム以外にも、軽め・普通ぐらいの3Dゲームは、FHD・最高画質で平均60FPSの快適ラインはクリアします。
また、重めの3Dゲームでもものによっては画質調整は必要なものの遊べるぐらいの性能はありますね。
他にも、軽めの動画編集やプログラミング、ブログなどの用途もOKです。
DQX(ドラゴンクエストX)の実機ベンチマーク結果
今まで実機レビューしてきたPCの中で、画質設定:最高品質で快適にプレイできるものを紹介します。
3DMarkのグラフィックスコアの高い順に並べており、一番下のPCで最高品質 100FPS程度でているので、それ以上のスコアがあるPCであれば快適に遊べると思います。
各項目の左が平均FPS、右が最小FPSです。
画像 | モデル名・スペック・3DMark | 最高品質 | 標準品質 | 低品質 |
---|---|---|---|---|
GALLERIA ZA7C-R37T Core i7-12700K RTX 3070 Ti | 25258 / 232 | 25204 / 232 | 25397 / 229 | |
GALLERIA XA7R-67XT 3700X Ryzen 7 3700X Radeon RX 6700 XT | 14375 / - | 16383 / - | 17895 / - | |
GALLERIA RM5C-R36T Core i5-11400 RTX 3060 Ti | 21789 / 202 | 21910 / 202 | 22737 / 206 | |
G-Tune EN-Z Core i7-12700K RTX 3060 | 25420 / 234 | 25331 / 233 | 25525 / 230 | |
GALLERIA RM5R-R36 Ryzen 5 3600 RTX 3060 | 21463 / 195 | 21485 / 198 | 22126 / 200 | |
GALLERIA UL7C-R36 Core i7-11800H RTX 3060 | 15973 / 166 | 16015 / 169 | 16918 / 157 | |
G-Tune E5-165 Core i7-11800H RTX 3060 | 13677 / - | 13758 / - | 14508 / - | |
GALLERIA XL7C-R36 Core i7-10875H RTX 3060 | 13831 / 131 | 13927 / 132 | 14613 / 159 | |
GALLERIA RM5C-R35 Core i5-12400 RTX 3050 | 24626 / 228 | 24599 / 228 | 24862 / 227 | |
GALLERIA RM5C-G60S Core i5-12400 GTX 1660 SUPER | 23971 / 218 | 24102 / 217 | 24686 / 222 | |
GALLERIA RL5C-R35T Core i5-11400H RTX 3050 Ti | 12930 / 125 | 13316 / 128 | 14623 / 139 | |
XPS 15(9500) Core i7-10875H GTX 1650 Ti | 17136 / 152 | 17230 / 153 | 18265 / 168 | |
GALLERIA RL5R-G50T Ryzen 5 4600H GTX 1650 Ti | 11283 / - | 11481 / - | 12503 / - | |
Lenovo IdeaPad Slim 560 Pro ゲーミングエディション Ryzen 7 5800H GTX 1650 | 9476 / 94 | 9636 / 92 | 10183 / 95 | |
raytrek X4-T Core i7-1165G7 Intel Iris Xe (CPU内臓) | 10236 / 100 | 11029 / 103 | 12139 / 112 |
※"-"は未計測です。
※ベンチマーク環境下のみの数値であり、ゲーム全編で保証するものではありません。
他のゲームやグラボ別のベンチ結果はこちらを参考にしてください。
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