Rainbow Six Siegeは、世界各国の特殊部隊から構成された対テロ特殊部隊「レインボー」の活躍を描くゲームで、立てこもったテロリストに対して突入作戦をメインとした対戦型のオンラインシューティングゲームです。
このゲームは、綺麗目なグラフィックではありますが、思いのほか軽めのゲームなので、それほど高いスペックは必要ありません。
実際に、快適に遊ぶためにどのくらいのグラフィック性能が必要か、公式の動作環境の解説やベンチマーク結果だけでなく、いくつかのPCを使って計測したFPS(※)も含めて解説していきます。
※FPSとは、1秒当たりに描画されるフレーム数(frames per second=フレーム毎秒) を示し、ゲームをする上で快適さを示す指標としてよく使われます。
先に結論から言うと、グラフィックボードは目的別に次のようになります。
Rainbow Six Siegeで60FPSを狙う
⇒ GTX 1650 Ti
Rainbow Six Siegeを120FPS、他の重めの3Dゲームまで幅広く遊びたい
⇒ GTX 1660 SUPER、RTX 3050
GTX 1650 Tiは、最近搭載されているのが少ない上、一番軽い本ゲームに合わせると他のゲームが難しくなるので、GTX 1660 SUPER、RTX 3050がおすすめ。
ベンチマーク結果を踏まえ、おすすめのゲーミングPCは次の通りです。
セール中 | モデル名 | おすすめな方 | CPU | メモリ | GPU | ストレージ | 画面サイズ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コスパの高いゲーミングデスクトップPC | Intel Core i5-13400F | 16GB | GeForce RTX 3050 | SSD 500GB NVMe | - | 15万円台~ | ||
★ | デザイン重視向けのゲーミングデスクトップPC | Intel Core i5-13400F | 16GB | GeForce RTX 3050 | SSD 500GB NVMe | - | 18万円台~ (15,400円引き) | |
コスパの高いノートPC | AMD Ryzen 7 5800H | 16GB | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU | SSD 1TB NVMe | 15.6 | 16万円台~ |
他のゲームのベンチ結果やゲーミングPCの目安スペック・よくある質問なども解説しています。
目次
Rainbow Six Siegeのベンチマーク
Rainbow Six Siegeをプレイするための動作環境やグラフィック設定、ベンチマークスコアの評価などを解説します。
必要・推奨動作環境
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows 7 SP1 / Windows 8 / Windows 8.1 / Windows 10 64bit日本語版 | |
CPU | Intel Core i3 560 (3.3 GHz) AMD Phenom II X4 945 (3.0 GHz) | Intel Core i5-2500K (3.3 GHz) AMD FX-8120 (3.1 GHz) |
メモリ | 6GB | 8GB |
GPU | Nvidia GeForce GTX 460 AMD Radeon HD5770 | Nvidia GeForce GTX 670 AMD Radeon HD7970 / R9 280X |
ストレージ | 85.5GB | |
DirectX | DirectX 11 |
推奨動作環境のCPU, GPUは約10年ほど前のものでスペックとしてはかなり低いので、この環境は最近のゲーミングPCであれば、余裕で満たすことができます。
比較的、控えめなGPUを搭載したゲーミングPCであっても、最高画質設定で平均60FPSは超えてくるので、それほどパソコン選びには苦労しないと思います。
ベンチマークのダウンロード
Rainbow Six Siegeは、Steamで販売されていますが、ベンチマークを無料で配布しているわけではありません。
有料のメインコンテンツの一機能としてベンチマークがあるので、ゲームの購入前にベンチマークをしてみて、今持ってるパソコンでも動作するのか確認することはできません。
ケンさん
ベンチマーク実行中の様子はこのような感じ。
ベンチマーク自体は、約1分半程度で、建物内をメインとして、ちょっとした銃撃戦などのシーンが続きます。
グラフィック設定
ベンチマークのグラフィック設定には、次の5つが用意されています。
- 最高
- 超高
- 高
- 中
- 低
グラフィック設定は、テクスチャーの質感やオブジェクトの影、水などの反射具合などの細かい項目を一括で設定することができます。
また、これらの設定に加えて、1つ1つ細かく設定してカスタムすることも可能です。
具体的に、これらの設定でどの程度の画質が変わるのかまとめたので、プレイ時の目安にして下さい。
また、設定毎のスコアやFPSを後程掲載するので、自分のプレイしたい設定を参考にして下さい。
主に大きく変わるのは、次の2つですね。
- オブジェクトやテクスチャの細かさ
- 影の有無・リアルさ
画質の違いはこんな感じです。
最高
超高
高
中
低
ちょっと分かりづらいので、特に、目立つ部分を拡大してみましょう。
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 |
---|---|---|---|---|
1枚目の車の画像では、低画質だとかなりのっぺりとしたテクスチャで詳細がほぼ描かれておらず、車の影もぼやっと広がっている印象です。
高画質から、この辺りが気にならなくなるレベルかなと思います。
2枚目の地面の画像では、低画質だと砂部分が最低限しか描写されていません。さらっとした感じですね。
他の画質だと、もっと砂があってじゃりじゃり感のありそうなテクスチャとなっています。
3枚目の画像では、植物のリアルさが違いますね。
総合的に見ると、高画質以上であればOKだが、低画質はかなり粗っぽいので避けたいところ。
ケンさん
ベンチマークスコアの評価
Rainbow Six Siegeのベンチマークでは、スコアや大雑把に”すごく快適”というような結果ではなく、具体的な数値を出してくれます。
- 平均、最小、最大FPS
- CPU, GPU, VRAM, RAMの負荷
- CPU, GPUのレンダリング速度
FPSだけでなく、リソースの負荷やレンダリング速度も分かるのは、今までしてきたゲームベンチマークの中では、かなり詳しいですね。
この中で重要なデータは、平均FPS、最小FPSの2つですね。
平均FPSはゲーム全体を通してどの程度のFPSが出ているのか、最小FPSは高負荷時のFPSが落ちやすい時でもどの程度のFPSが出ているのか確認することができます。
基本的に60FPSを超えていれば快適と判断できますが、シューティングゲームのような動きの激しいゲームの場合は、120FPSを1つの目安と考えても良いでしょう。
120FPSの場合は、早く反応できるようになり、射撃の精度が上がる人もいるようですね。
ただ、モニターが120Hz以上のものを用意する必要があるので、そこだけは忘れないようにしましょう。
敵が多かったり、銃撃戦や爆破シーンであったり、負荷の高いシーンでは一時的にFPSが低くなってしまうので、そういうシーンでも快適にプレイしたい方は、最小FPSを基準に考えると良いでしょう。
Rainbow Six SiegeのGPU別ベンチマーク結果
ベンチマークは、GPU別にFHD(1,920×1,080)解像度、次のグラフィック設定で計測しています。
- 最高
- 超高
- 高
- 中
- 低
ベンチマークスコアは、実機をお借りして計測したものを集計し、GPU別に平均した値となります。
未検証のGPUに関しては、3DMarkのグラフィックスコアを掲載しておくので、大まかの比較はできると思います。
また、必要動作環境と推奨動作環境のGPU性能も比較できるようグラフに含めています。
各項目の左が平均FPS、右が最小FPSです。
GPU | 3DMark | 最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4090 | - | - | - | - | - | |
RTX 4080 | - | - | - | - | - | |
RTX 4070 Ti | - | - | - | - | - | |
RTX 4070 SUPER | 505 / 366 | 502 / 333 | 508 / 366 | 528 / 373 | 584 / 432 | |
RTX 3090 | - | - | - | - | - | |
RTX 3080 Ti | - | - | - | - | - | |
RTX 4070 | - | - | - | - | - | |
RTX 3080 | - | - | - | - | - | |
RTX 3070 | - | - | - | - | - | |
RTX 4060 Ti | 348 / 254 | 350 / 264 | 358 / 266 | 372 / 267 | 421 / 303 | |
Radeon RX 6700 XT | - | - | - | - | - | |
RTX 3070 Ti | 428 / 339 | 427 / 341 | 430 / 342 | 465 / 353 | 530 / 411 | |
RTX 3060 Ti | 376 / 291 | 383 / 306 | 384 / 308 | 425 / 329 | 480 / 369 | |
RTX 4060 | 319 / 247 | 335 / 250 | 349 / 279 | 366 / 284 | 409 / 318 | |
RTX 4050 | 324 / 226 | 326 / 269 | 334 / 278 | 344 / 285 | 365 / 309 | |
RTX 3060 | 343 / 272 | 344 / 272 | 347 / 277 | 386 / 308 | 423 / 324 | |
GTX 1660 Ti | - | - | - | - | - | |
RTX 3050 | 294 / 241 | 295 / 237 | 297 / 240 | 340 / 276 | 383 / 285 | |
GTX 1660 SUPER | 242 / 189 | 243 / 191 | 244 / 198 | 277 / 221 | 312 / 246 | |
GTX 1660 | - | - | - | - | - | |
RTX 3050 Ti | - | - | - | - | - | |
GTX 1650 SUPER | - | - | - | - | - | |
Intel Arc A550M | 61 / 33 | 60 / 32 | 61 / 31 | 67 / 35 | 82 / 44 | |
GTX 1650 Ti | 115 / 74 | 119 / 79 | 120 / 70 | 126 / 71 | 149 / 89 | |
GTX 1650 | - | - | - | - | - | |
推奨動作環境相当 | - | - | - | - | - | |
Intel Iris Xe グラフィックス | - | - | - | - | - | |
MX250 | - | - | - | - | - | |
Radeon Vega 8 グラフィックス | - | - | - | - | - | |
Intel UHD グラフィックス | - | - | - | - | - | |
必要動作環境相当 | - | - | - | - | - |
※"-"は未計測です。
※ベンチマーク環境下のみの数値であり、ゲーム全編で保証するものではありません。
最近のGPUは性能が高いので、グラフィックボードの中でも性能が低めな「GTX 1650 Ti」であれば、最高画質設定でも平均70FPSを超えます。
GTX 1650 Tiは、エントリーモデルのゲーミングPC向けに搭載されていますね。
価格の相場としては、大体10~13万円ぐらいで、ゲーミングPCとしては低価格な部類ですね。
Rainbow Six Siegeをプレイする分には問題ないですが、個人的には、ワンランク上のGTX 1660 SUPERがおすすめです。
GTX 1650 Tiだと、重めの3Dゲームを標準画質設定でプレイした時に、平均60FPSを超えないことが多いです。
画質を落とせば超えるゲームもありますが、せっかく新しくゲーミングPCを買うなら綺麗に遊びたいですよね。
GTX 1660 SUPERであれば、Rainbow Six Siegeであれば120FPSを超えますし、重い3Dゲームでも平均60FPSを大体超えてくるので、遊べるゲームの幅がグッと広がります。
+2~3万円ぐらいの相場感で探すことができるので、絶対こっちの方がおすすめですね。
おすすめとしては、次のような感じですね。
Rainbow Six Siegeで60FPSを狙う
⇒ GTX 1650 Ti
Rainbow Six Siegeを120FPS、他の重めの3Dゲームまで幅広く遊びたい
⇒ GTX 1660 SUPER、RTX 3050
GTX 1650 Tiは、最近搭載されているのが少ない上、一番軽い本ゲームに合わせると他のゲームが難しくなるので、GTX 1660 SUPER、RTX 3050がおすすめ。
ケンさん
Rainbow Six SiegeにおすすめなPC
Rainbow Six Siegeを快適にプレイするための、おすすめのゲーミングPCを紹介します。
3Dゲームを中心に解説していますが、2Dゲームやブラウザゲームも問題なく楽しめるので安心して下さい。
では、1つ1つ簡単に解説していきます。
【高コスパ】エントリー向けのゲーミングデスクトップPC『GALLERIA RM5C-R35』
モデル名 | GALLERIA RM5C-R35 |
---|---|
メーカー | ドスパラ |
CPU | Intel Core i5-13400F |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 (8GB) |
ストレージ | SSD 500GB NVMe |
Office | なし (オプション) |
Wi-FiBluetooth | 非対応 (オプション) |
価格 | 15万円台~ (2023/09/01更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
本ゲームはもちろん、他の軽い~普通の3Dゲームが高画質で快適で、重めの3Dゲームも画質設定を普通程度にすれば快適なグラフィック性能。
価格のわりには幅広いゲームができ、コスパが高いです。
また、ゲーム以外にも幅広い用途でそこそこ使えるスペックとなっています。
【デザイン重視】オシャレなPCケースで作業やゲームをしたい方向けのPC『ZEFT Z35DP』
モデル名 | ZEFT Z35DP |
---|---|
メーカー | SEVEN |
CPU | Intel Core i5-13400F |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 (8GB) |
ストレージ | SSD 500GB NVMe |
Office | なし (オプション) |
Wi-FiBluetooth | 対応 |
価格 | 19万円台~ (2023/09/01更新) セール中:18万円台~ (15,400円引き) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
そこで、おすすめしたいメーカーがSEVENで約20種類のPCケースから選ぶことができます。
PCは頻繁に買い替えないものなので、性能だけでなくデザイン面も後悔しないようにしましょう!
他にも、PCケースの選択肢が多いメーカーや選び方を解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:【約10~30種】PCケースを選べるBTOメーカー3選!【外見重視派必見】
性能は、CPU、メモリ、GPU、ストレージが同じであれば問題ないです。
【持ち運びOK】部屋移動や外出先でもOKなゲーミングノートPC『ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500QE』
モデル名 | ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500QE |
---|---|
メーカー | ASUS |
CPU | AMD Ryzen 7 5800H |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU (4GB) |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
Office | WPS Office 2 |
Wi-FiBluetooth | - |
価格 | 16万円台~ (2023/09/01更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
RTX 3050であれば、このゲーム以外にも、軽め・普通ぐらいの3Dゲームは、FHD・最高画質で平均60FPSの快適ラインはクリアします。
また、重めの3Dゲームでもものによっては画質調整は必要なものの遊べるぐらいの性能はありますね。
他にも、軽めの動画編集やプログラミング、ブログなどの用途もOKです。
Rainbow Six Siegeの実機ベンチマーク結果
今まで実機レビューしてきたPCの中で、画質設定:最高で、平均60FPS以上出るものを紹介します。
まだ、Rainbow Six Siegeを計測し始めたばかりなので台数は少ないのですが、3DMarkのグラフィックスコアから60FPS以上でると思われるPCも含めています。
3DMarkのグラフィックスコアの高い順に並べており、一番下のPCで最高画質 60FPS程度でているので、それ以上のスコアがあるPCであれば快適に遊べると思います。
各項目の左が平均FPS、右が最小FPSです。
画像 | モデル名・スペック・3DMark | 最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 |
---|---|---|---|---|---|---|
GALLERIA ZA7C-R37T Core i7-12700K RTX 3070 Ti | 428 / 339 | 427 / 341 | 430 / 342 | 465 / 353 | 530 / 411 | |
GALLERIA XA7R-67XT 3700X Ryzen 7 3700X Radeon RX 6700 XT | - | - | - | - | - | |
GALLERIA RM5C-R36T Core i5-11400 RTX 3060 Ti | - | - | - | - | - | |
G-Tune EN-Z Core i7-12700K RTX 3060 | 339 / 271 | 337 / 266 | 342 / 272 | 387 / 309 | 446 / 347 | |
GALLERIA RM5R-R36 Ryzen 5 3600 RTX 3060 | - | - | - | - | - | |
GALLERIA UL7C-R36 Core i7-11800H RTX 3060 | - | - | - | - | - | |
G-Tune E5-165 Core i7-11800H RTX 3060 | - | - | - | - | - | |
GALLERIA XL7C-R36 Core i7-10875H RTX 3060 | - | - | - | - | - | |
GALLERIA RM5C-R35 Core i5-12400 RTX 3050 | 294 / 241 | 295 / 237 | 297 / 240 | 340 / 276 | 383 / 285 | |
GALLERIA RM5C-G60S Core i5-12400 GTX 1660 SUPER | 242 / 189 | 243 / 191 | 244 / 198 | 277 / 221 | 312 / 246 | |
GALLERIA RL5C-R35T Core i5-11400H RTX 3050 Ti | - | - | - | - | - | |
XPS 15(9500) Core i7-10875H GTX 1650 Ti | 115 / 74 | 119 / 79 | 120 / 70 | 126 / 71 | 149 / 89 |
※"-"は未計測です。
※ベンチマーク環境下のみの数値であり、ゲーム全編で保証するものではありません。
他のゲームやグラボ別のベンチ結果はこちらを参考にしてください。
≫ 関連記事:ゲーミングPCのグラボ性能と目安のベンチマーク結果【12ゲーム/PC30台以上】
ゲーミングPCの目安スペックやよくある疑問、検討する上でおさせておきたい知識も解説しています。
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