Fortniteは、Epic Games社が開発したサードパーソン・シューティングゲーム(TPS)で、同時接続プレイヤーが1000万人を超えたこともある人気のあるゲームです。
プレイヤー vs プレイヤーとなるバトルロイヤルモードでは、生き残りを賭けて、100人もの大人数のプレイヤーが同じフィールドで戦います。
多数の武器や乗り物、資材調達や建築を駆使して、狙い・狙われる緊張感のあるバトルには、同接1000万人を超えるだけの魅力がありますね。
おすすめのPCは次の通りです。
モデル名 | おすすめな方 | CPU | メモリ | GPU | ストレージ | 画面サイズ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
高コスパのエントリー向けゲーミングデスクトップPC | Intel Core i5-13400F | 16GB | GeForce RTX 3050 | SSD 500GB NVMe | - | 15万円台~ | |
高FPSもOKなゲーマー向けゲーミングデスクトップPC | Intel Core i5-13400F | 16GB | GeForce RTX 3060 Ti | SSD 1TB NVMe | - | 16万円台~ | |
デザイン重視向けのゲーミングデスクトップPC | Intel Core i5-13400F | 16GB | GeForce RTX 4060 Ti | SSD 1TB NVMe | - | 21万円台~ | |
高コスパのエントリー向けノートPC | AMD Ryzen 7 5800H | 16GB | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU | SSD 1TB NVMe | 15.6 | 17万円台~ |
他のゲームのベンチ結果やゲーミングPCの目安スペック・よくある質問なども解説しています。
Fortniteのベンチマーク
Fortniteをプレイするための動作環境やグラフィック設定、ベンチマークスコアの評価などを解説します。
必要・推奨動作環境
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows 7/8/10 64-bit Mac OS Mojave 10.14.6 | Windows 10 64-bit |
CPU | Intel Core i3-3225 (3.3GHz) | Intel Core i5-7300U (3.5GHz) AMD Ryzen 3 3300U または同等のプロセッサ |
メモリ | 4GB | 8GB以上 |
GPU | Intel HD グラフィックス 4000 Intel Iris Pro グラフィックス 5200 | NVIDIA GeForce GTX 960 AMD R9 280 または同等のDX11対応GPU |
ストレージ | – |
推奨動作環境のスペックは、最近のエントリーモデルのゲーミングPCと比較しても、それほど高い性能ではありません。
かろうじて、ノートPCで見かけるGTX 1650 TiがGTX 960に近く、少し高いぐらいの性能です。
詳細は、後程FortniteのGPU別ベンチマーク結果で動作環境のGPUも含めて、グラフにまとめているので確認してください。
最近のエントリーモデルのゲーミングPCであれば、最低でもCPU:Intel Core i5, メモリ:16GBあるので大丈夫です。
最低でもGTX 1650 Tiレベルのものは搭載されているので、推奨動作環境はゲーミングPCの中から選べばひとまずクリアできますね。
ストレージについては記載がないのですが、実際にインストール、アップデートなども反映させた状態で確認すると約40GBでした。
ゲーミングPCの標準的な512GBでも十分余裕はありますが、他のゲームも色々楽しみたい方は、それらのゲームの容量も考えた上で、512GBのままで良いのか、それとも、1TB, 2TBにアップグレードした方が良いのか検討しましょう!
ベンチマークのダウンロード
Fortniteは、公式からのベンチマークの配布はないので、代わりに3DMarkというベンチマークソフトで計測します。
3DMarkは、グラフィック性能を計測するベンチマークソフトですが、グラフィックのスコア以外にも、Fortniteを含む5つのゲームのFPSを算出してくれるので、その数値を参考にします。
3DMarkは無料で配布されているベンチマークソフトなので、自分のPCと当サイトの結果を比較して、PCの買い替え検討の参考にしたい方は、下記からダウンロードして試してみて下さい
3DMarkではなく、Fortniteを実行してFPSを計測した方が確実じゃないの?と思われるかもしれませんが、正直その通りです。
3DMarkで計測するのは、ベンチマーク計測する側の事情で以下のような理由があります。
- お借りする実機PCのストレージ容量が基本512GBで、既に他のゲームを多数インストールしている状況では厳しく、ベンチマーク後にアンインストールして再度別のゲームをインストールするという時間的コストが大きいので避けたい。
- 5つのゲームの平均FPSを一括算出してくれるのは時間的コストを大幅に削減してくれる。
- 60FPS, 120FPSの快適となる基準を超えるかどうかを重要視しており、各ゲームを実行して厳密に何FPSというのは、時間的コストを払ってまで重要視しようとは今のところ思っていない。
今後この方針は変わるかもしれないですが、現状はこの点についてご理解いただいた上で、ベンチマーク結果を見て頂ければと思います。
グラフィック設定
Fortniteには、クオリティプリセットが設けられており、次の4つが用意されています。
- 最高
- 高
- 中
- 低
クオリティプリセットは、描画距離、影、テクスチャ、アンチエイリアスなどの細かい項目を一括で設定することができます。
これらの設定に加えて、1つ1つ細かく設定してカスタムすることも可能です。
設定項目は次の通りです。
クオリティプリセット毎の画質の違いはこんな感じです。
最高
高
中
低
ちょっと分かりづらいので、特に、目立つ部分を拡大してみましょう。
最高 | 高 | 中 | 低 |
---|---|---|---|
クオリティプリセットが”中”、”低”に下がってくるにつれて、全体的にぼやけるような描写になりますね。
実際にプレイしてみると”最高”・”高”は違和感なく、”中”も少し画質が落ちたなとは感じつつも普通にプレイできます。
ただ、“低”になると自分はちょっとプレイに集中できなかったですね。
背景がぼやけるのはまだいいのですが、近くのプレイヤーや建物もぼやけるのはプレイしづらかったですね。
ケンさん
ベンチマークスコアの評価
3DMarkのベンチマーク計測後は、このような結果画面になります。
中央あたりのゲームタイトルが書かれている部分を切り替えることで、Fortniteの平均FPSが分かります。
ゲーム毎に、1440p(WQHD)・1080p(FHD)の解像度で、グラフィック設定が最高画質で計測した時の平均FPSを5FPS刻みで算出してくれます。
この数値は、3DMarkを出しているUL Benchmarksが毎年、何百ものPCシステムをテストした結果を元に推定しています。
3DMarkのゲームのFPS計測に関する詳細は、公式ページ(英語)を参考にして下さい。
FortniteのGPU別ベンチマーク結果
ベンチマークスコアは、実機をお借りして計測したものを集計し、GPU別に平均した値となります。
未検証のGPUに関しては、3DMarkのグラフィックスコアを掲載しておくので、大まかの比較はできると思います。
また、必要動作環境と推奨動作環境のGPU性能も比較できるようグラフに含めています。
各項目の左がFHDの平均FPS、右がWQHDの平均FPSです。
GPU | 3DMark | 1080p/1440p (最高画質) |
---|---|---|
RTX 4090 | - | |
RTX 4080 | - | |
RTX 4070 Ti | - | |
RTX 4070 SUPER | 300 / 110 | |
RTX 3090 | - | |
RTX 3080 Ti | - | |
RTX 4070 | - | |
RTX 3080 | - | |
RTX 3070 | 203 / 143 | |
RTX 4060 Ti | 219 / 65 | |
Radeon RX 6700 XT | 165 / 120 | |
RTX 3070 Ti | 130 / 88 | |
RTX 3060 Ti | 143 / 100 | |
RTX 4060 | 167 / 55 | |
RTX 4050 | 168 / 50 | |
RTX 3060 | 145 / 76 | |
GTX 1660 Ti | - | |
RTX 3050 | 80 / 50 | |
GTX 1660 SUPER | 80 / 55 | |
GTX 1660 | - | |
RTX 3050 Ti | 75 / 60 | |
GTX 1650 SUPER | 65 / 50 | |
Intel Arc A550M | 180 / 35 | |
GTX 1650 Ti | 53 / 35 | |
GTX 1650 | 55 / 30 | |
推奨動作環境相当 | - | |
Intel Iris Xe グラフィックス | 30 / 30 | |
MX250 | - | |
Radeon Vega 8 グラフィックス | - | |
Intel UHD グラフィックス | 20 / 20 | |
必要動作環境相当 | - |
※"-"は未計測です。
※ベンチマーク環境下のみの数値であり、ゲーム全編で保証するものではありません。
3DMarkだと最高グラフィックでの平均FPSですが、実際にFortniteで計測したところ、”最高”で65FPS程度、”中”で150FPS程度出ていたので画質設定でかなりFPSは変わりますね。
“中”程度の画質でも良いのであれば、GTX 1650の60FPSを下回っているものでも、120FPS程度は出るんじゃないかなと思います。
GTX 1650 (Ti, SUPER)あたりでも”中”画質ならOKですが、”高”, “最高”で楽しみたいのであれば、GTX 1660 SUPERは欲しいところです。
ライトゲーマーやスペックと価格のコスパを優先的に考えたいのであれば、GTX 1660 SUPERがおすすめですね。
重めの3Dゲームでも、一部は画質を少し落とす必要はありますが、ほとんど快適にプレイできるので、遊べるゲームの幅がグッと広がります。
それでいて、エントリーモデルのゲーミングPC仕様なので、価格も比較的高くなくコスパの高いです。
さらに、高FPS、1440p(WQHD)などの高解像度、グラフィック設定を最高で快適を狙うなら、RTX 3060ぐらいが必要になってきますね。
おすすめとしては、次のような感じですね。
Fortniteができる上、ゲームの幅をグッと広げたい
⇒ GTX 1660 SUPER
高FPS、高解像度、グラフィック設定最高で遊びたい場合
⇒ RTX 3060
FortniteにおすすめなPC
Fortniteを快適にプレイするための、おすすめのゲーミングPCを紹介します。
3Dゲームを中心に解説していますが、2Dゲームやブラウザゲームも問題なく楽しめるので安心して下さい。
では、1つ1つ簡単に解説していきます。
【高コスパ】エントリー向けのゲーミングデスクトップPC『GALLERIA RM5C-R35』
モデル名 | GALLERIA RM5C-R35 |
---|---|
メーカー | ドスパラ |
CPU | Intel Core i5-13400F |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 (8GB) |
ストレージ | SSD 500GB NVMe |
Office | なし (オプション) |
Wi-FiBluetooth | 非対応 (オプション) |
価格 | 15万円台~ (2023/09/01更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
本ゲームはもちろん、他の軽い~普通の3Dゲームが高画質で快適で、重めの3Dゲームも画質設定を普通程度にすれば快適なグラフィック性能。
価格のわりには幅広いゲームができ、コスパが高いです。
また、ゲーム以外にも幅広い用途でそこそこ使えるスペックとなっています。
【性能高め】ゲーマー向けのゲーミングデスクトップPC『GALLERIA RM5C-R36T』
モデル名 | GALLERIA RM5C-R36T |
---|---|
メーカー | ドスパラ |
CPU | Intel Core i5-13400F |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti (8GB) |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
Office | なし (オプション) |
Wi-FiBluetooth | 非対応 (オプション) |
価格 | 16万円台~ (2023/09/01更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
本ゲームはもちろん、重めの3ゲームまで高画質で快適なので、ほぼ全てのゲームで問題なく遊べるでしょう。
また、ゲームによっては画質設定を落として高FPSで有利にプレイすることもできます。
ゲーム以外にも動画編集などの高負荷用途でも使える性能となっています。
【デザイン重視】オシャレなPCケースで作業やゲームをしたい方向けのPC『ZEFT Z41DA』
モデル名 | ZEFT Z41DA |
---|---|
メーカー | SEVEN |
CPU | Intel Core i5-13400F |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti (8GB) |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
Office | なし (オプション) |
Wi-FiBluetooth | 対応 |
価格 | 21万円台~ (2023/09/12更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
そこで、おすすめしたいメーカーがSEVENで約20種類のPCケースから選ぶことができます。
PCは頻繁に買い替えないものなので、性能だけでなくデザイン面も後悔しないようにしましょう!
他にも、PCケースの選択肢が多いメーカーや選び方を解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:【約10~30種】PCケースを選べるBTOメーカー3選!【外見重視派必見】
性能は、CPU、メモリ、GPU、ストレージが同じであれば問題ないです。
【持ち運びOK】部屋移動や外出先でもOKなノートPC『ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500QE』
モデル名 | ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500QE |
---|---|
メーカー | ASUS |
CPU | AMD Ryzen 7 5800H |
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU (4GB) |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
Office | WPS Office 2 |
Wi-FiBluetooth | 対応 |
価格 | 17万円台~ (2023/09/01更新) |
CPUスコア | |
GPUスコア |
1つ目と同様にコスパを重視したモデルで、持ち運びをしたい方向けにノートPCを選びました。
グラフィック性能も同様で、画質設定では重めの3DゲームまでOKです。
Fortniteの実機ベンチマーク結果
今まで実機レビューしてきたPCの中で、1080pの最高画質で、平均60FPS以上出るものを紹介します。
各項目の左がFHDの平均FPS、右がWQHDの平均FPSです。
画像 | モデル名・スペック・3DMark | 1080p/1440p (最高画質) |
---|---|---|
GALLERIA ZA7C-R37T Core i7-12700K RTX 3070 Ti | 140+ FPS / 140+ FPS | |
GALLERIA XA7R-67XT 3700X Ryzen 7 3700X Radeon RX 6700 XT | 140+ FPS / 125+ FPS | |
GALLERIA RM5C-R36T Core i5-11400 RTX 3060 Ti | 140+ FPS / 115+ FPS | |
G-Tune EN-Z Core i7-12700K RTX 3060 | 140+ FPS / 95+ FPS | |
GALLERIA RM5R-R36 Ryzen 5 3600 RTX 3060 | 140+ FPS / 95+ FPS | |
GALLERIA UL7C-R36 Core i7-11800H RTX 3060 | 140+ FPS / 95+ FPS | |
G-Tune E5-165 Core i7-11800H RTX 3060 | 135+ FPS / 90+ FPS | |
GALLERIA XL7C-R36 Core i7-10875H RTX 3060 | 130+ FPS / 85+ FPS | |
GALLERIA RM5C-R35 Core i5-12400 RTX 3050 | 105+ FPS / 75+ FPS | |
GALLERIA RM5C-G60S Core i5-12400 GTX 1660 SUPER | 100+ FPS / 70+ FPS | |
GALLERIA RL5C-R35T Core i5-11400H RTX 3050 Ti | 90+ FPS / 65+ FPS | |
XPS 15(9500) Core i7-10875H GTX 1650 Ti | 65+ FPS / 50+ FPS | |
GALLERIA RL5R-G50T Ryzen 5 4600H GTX 1650 Ti | 65+ FPS / 50+ FPS | |
Lenovo IdeaPad Slim 560 Pro ゲーミングエディション Ryzen 7 5800H GTX 1650 | 60+ FPS / 45+ FPS |
※"-"は未計測です。
※ベンチマーク環境下のみの数値であり、ゲーム全編で保証するものではありません。
他のゲームやグラボ別のベンチ結果はこちらを参考にしてください。
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ゲーミングPCの目安スペックやよくある疑問、検討する上でおさせておきたい知識も解説しています。
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