- Intel UHD Graphics 620のグラフィック性能ってどのくらいなの?
- グラボなし(CPU内蔵GPU)でもゲームできるの?
- ちょっとした暇つぶしに遊ぶ程度ならOK?
通常ゲームをプレイするのであれば、グラフィック性能が必要となるので、グラフィックボードが必要になってきます。
しかし、CPU内蔵GPUのIntel UHD Graphics 620でも、少しはゲームができるんじゃないか?と疑問があると思うので検証していきます。
先に結論を言うと、
・Intel UHD Graphics 620は、ブラウザ、2D、ギリギリ軽めの3Dゲームまでと考えるべき。
・普通、重めの3Dゲームは設定を下げても厳しい。
その上で、
・ゲームメインで使う場合は、グラフィックボード搭載のゲーミングPCを強くおすすめする。
・主にゲーム以外の使用用途で使う場合、その用途の影響でグラフィックボードを搭載できない方が、ライトにゲームを遊ぶ程度であれば、かろうじてアリ。
≫ 関連記事:ゲーミングPCに必要な目安スペックやおすすめPCを徹底解説!
≫ 関連記事:ゲーミングPCのグラボ性能と目安のベンチマーク結果【12ゲーム/PC30台以上】
では、実際にゲームをプレイした様子やゲーム系ベンチマークで検証した結果と共に、この辺りの結論になった理由も含めて解説していきます。
目次
Intel UHD Graphics 620について
Intel UHD Graphics 620は、Intel製CPUに内蔵されたGPU機能のことです。
CPUで行われる様々な演算処理の内、画面への映像出力などのグラフィック系の処理をCPUの中にあるGPUを処理する部分で行います。
ただ、CPU内蔵GPU(Intel UHD Graphics 620)自体のグラフィック性能はあまり高くありません。
なぜなら、「高価なグラフィックボードを搭載しなくても、映像出力ぐらいはできるCPUがあれば便利だよね!」という感じで、CPU内にGPU機能を搭載しているためです。
そのため、3Dゲームなどの非常に複雑なグラフィック処理が必要な用途で使う場合は、グラフィックボードを搭載して、グラフィック性能を高める必要があります。
3Dゲームの場合、3Dのキャラクターや建造物などの他に、物体が動いた際の影の処理、技などのエフェクトなど複雑な計算をゲーム中ずっと行う必要になるため、映像出力とは桁違いの処理能力が必要になります。
とは言え、Intel UHD Graphics 620などのCPU内蔵GPUも最近は性能が向上しているため、ちょっとしたゲームなら楽しめるようになっています。
主要なグラフィックボードとの比較
3Dゲームをする上で、グラフィックボードの重要性のついて解説しましたが、具体的に、”グラフィックボード“とIntel UHD Graphics 620などの”CPU内蔵GPU“でどの程度グラフィック性能に差があるのか気になると思います。
ここで主要なグラフィックボードの性能を比較してみましょう。
主要なグラフィックボードの性能
GPU | 3DMark |
---|---|
RTX 4090 | |
RTX 4080 | |
RTX 4070 Ti | |
RTX4070 SUPER | |
RTX 3090 | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 4070 | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 4060 Ti | |
RTX 4070 Laptop GPU | |
AMD Radeon RX 6700 XT | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 4060 | |
RTX 3060 | |
RTX 4050 Laptop GPU | |
RTX 4060 Laptop GPU | |
RTX 3060 Laptop GPU | |
RTX 3070 Ti Laptop GPU | |
GTX 1660 Ti | |
GTX 1660 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1660 SUPER | |
GTX 1660 | |
GTX 1660 | |
RTX 3050 Ti Laptop GPU | |
GTX 1650 SUPER | |
Intel Arc A550M | |
GTX 1650 Ti | |
GTX 1650 | |
Intel Iris Xe (CPU内臓) | |
AMD Radeon (CPU内臓) | |
Radeon Vega 8 (CPU内臓) | |
Intel UHD (CPU内臓) |
Intel UHD Graphics 620(630)は、大体330程度です。
一方で、グラフィックボードの中でも一番性能の低いGeForce GTX 1650でも3,300を超えています。
このように、グラフィックボードとIntel UHD Graphics 620では、約10倍程度の性能差があります。
ケンさん
最近では、グラフィックボードも性能が高くなっているので、ゲーム用途であればそれほどハイエンドなものは必要ありません。
ミドルレンジクラスのGTX 1660 SUPER、RTX 3050、RTX 3060がコスパが高く、ゲーミングPCとしてもお手頃価格なのでおすすめです。
GTX 1660 SUPERとRTX 3050は、ほぼ同じ性能で、重めの3Dゲームまで快適ですが、中にはグラフィック設定を落として遊ぶ必要があるレベルです。
≫ 関連記事:GeForce GTX 1660(SUPER, Ti)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
≫ 関連記事:GeForce RTX 3050(Ti, Laptop GPU)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
RTX 3060はさらにグラフィック性能が高く、重めの3Dゲームまで最高画質で遊べるレベルです。
≫ 関連記事:GeForce RTX 3060(Ti, Laptop GPU)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
Intel UHD Graphics 620搭載の検証用パソコン
今回検証するにあたり、Intel UHD Graphics 620を搭載しているSurface Pro 6を使用します。
Surface Pro 6に性能は次の通りです。
OS | Windows Home |
---|---|
CPU | Intel Core i5-8250U (4コア/ 8スレッド, 1.6GHz Max 3.4GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィック | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 256GB |
CPUやメモリは、ノートPCのミドルレンジ程度のスペックです。
仮に、CPUがIntel Core i7であったり、メモリが16GBであったりしても、これから解説するベンチマークの結果が、大きく変わることは無いので、そのまま参考にしてもらって大丈夫だと思います。
Intel UHD Graphics 620のゲームベンチ検証
今回は、15種類のゲームタイトルでベンチマークをntel UHD Graphics 620で計測しました。
まず、計測したゲームと重さの分類については次の通りです。
ゲーム名 | 重さの分類 |
---|---|
Among US | 2Dゲーム |
BattleBlock Theater | |
Castle Crashers | |
Cell to Singularity | |
Human:Fall Flat | 軽い部類の3Dゲーム |
Snakeybus | |
DQX(ドラゴンクエストX) | |
Minecraft | |
Apex Legends(※) | |
FF14 | 中程度の重さの3Dゲーム |
Fortnite(※) | |
Battlefield V(※) | |
FF15 | 重い部類の3Dゲーム |
GTA V(※) | |
Red Dead Redemption 2(※) |
この中で、※印の5つのゲームに関しては、実際のゲームではなく、3DMarkのグラフィック性能を計測するベンチマークソフトで出しています。
(3DMarkの画面)
中央あたりのゲームタイトルが書かれている部分を切り替えることで、1440p (WQHD)、1080p (FHD)の解像度の平均FPSが分かります。
画質設定は最高で、ゲーム毎に最も高いものが設定されています。
また、このFPS値は、3DMarkを出しているUL Benchmarksが毎年、何百ものPCシステムをテストした結果を元に推定しています。
3DMarkのゲームのFPS計測に関する詳細は、公式ページ(英語)を参考にして下さい。
3DMarkは無料で配布されているベンチマークソフトなので、PCの買い替えを検討する際に、自分のPCと最新PCではどの程度性能が違うのか試してみるのも良いかもしれませんので、公式サイトからダウンロードしてみてください。
この5つのゲーム以外は、ゲーム内のベンチマーク結果や実際にプレイした際に計測したものになります。
ゲームを快適にプレイできる目安としては、1つは60FPSです。
また、シューティングゲームなどの動きの激しいゲームに関しては、60FPSでもプレイ自体は快適にできますが、より快適さを求めるのであれば120FPSを目安と考えましょう。
120FPSだとゲーム画面がより滑らかになりますし、他の人より画面が速く更新されるので、反応速度が速くなり有利になったりもします。
3DMark(5タイトルのゲーム含む)
項目 | スコア |
---|---|
グラフィックスコア | 329 |
グラフィックテスト1 | 2.15 FPS |
グラフィックテスト2 | 1.89 FPS |
CPUスコア | 1890 |
CPUテスト | 6.35 FPS |
総合スコア | 375 |
※ベンチマークソフト「3DMARK」にて、計測しています。
グラフィックスコアが329ということで、かなり低いです。
ミドルレンジのゲーミングPCであれば、3,500~6,000程度
ハイエンドのゲーミングPCであれば、10,000を超えてきます。
3DMarkでは、計測したベンチマーク結果からいくつかのゲームのFPS推定値を算出してくれます。
ゲーム | 設定 | FPS |
---|---|---|
Battlefield V | 1440p Ultra | Less than 20 FPS |
1080p Ultra | Less than 30 FPS | |
Apex Legends | 1440p Ultra | Less than 30 FPS |
1080p Ultra | Less than 20 FPS | |
GTA V | 1440p Ultra | Less than 20 FPS |
1080p Ultra | Less than 30 FPS | |
Fortnite | 1440p Ultra | Less than 20 FPS |
1080p Ultra | Less than 20 FPS | |
Red Dead Redemption 2 | 1440p Ultra | 測定不能 |
1080p Ultra | 測定不能 |
※Ultraはゲームのグラフィック設定が最大を意味します。
※レイトレーシング機能はオフ。
どのゲームも普通~重めの3Dゲームです。
FHD設定(1080p)としても、20FPS以下、30FPS以下なので普通にプレイするのは難しいですね。
アニメーションで、24FPS, 12FPS, 8FPSを比較してみると、24FPSであればギリギリプレイできそうですが、12FPSになるとカクつき感が出てきます。
そもそも、快適にゲームをプレイするためには、60FPS程度欲しいので、24FPSでもギリギリ最低ラインと言ったところです。
グラフィック設定が「Ultra」で最大設定での計測ですが、グラフィック設定を落としても、60FPSには届かないと思います。
2Dゲーム:Among US
グラフィック設定 | 平均FPS |
---|---|
標準(デフォルト) | 60 FPS |
Among USは宇宙をテーマにした人狼ゲームで、割と軽めな2Dゲームです。
FHDで平均60FPSだったので、問題なく快適です。
2Dゲーム:BattleBlock Theater
グラフィック設定 | 平均FPS |
---|---|
標準(デフォルト) | 60 FPS |
BattleBlock Theaterは、謎解き・バトルで仲間を救い出す横スクロール型の2Dアクションゲームです。
FHDで平均60FPSだったので、問題なく快適です。
2Dゲーム:Castle Crashers
グラフィック設定 | 平均FPS |
---|---|
標準(デフォルト) | 348 FPS |
Castle Crashersは、仲間と共に剣や魔法で突き進む2Dアクションアドベンチャーゲームです。
FHDで平均60FPSを余裕で越えているので快適ですね。
モニターが60Hzなので、60FPS以上でてもあまり意味はありません。
2Dゲーム:Cell to Singularity
グラフィック設定 | 平均FPS |
---|---|
標準(デフォルト) | 59 FPS |
Cell to Singularityは、進化、文明について学べるインクリメンタルゲーム(クッキークリッカーと同じクリックゲーム)です。
FHDで平均60FPSに近いので、こちらも快適に遊べます。
軽量な3Dゲーム:Human:Fall Flat
グラフィック設定 | 平均FPS |
---|---|
High(デフォルト) | 17 FPS |
Very Low | 34 FPS |
Human:Fall Flatは、可愛らしいふにゃふにゃしたキャラクターで進むアクションパズルゲームです。
軽い3DゲームではあるのものCPU内蔵GPUだと、FHDでグラフィック設定を一番下にして平均30FPS程度が限界です。
デフォルトのHighでやると平均17FPSで、もっさりとした動きでストレスを感じたので、おすすめはできませんね。
30FPSなら普通にプレイできるのものの、平均なので負荷の高いシーンになると一時的にもっさりとした動きになるかもしれません。
ちなみに、HighからVeryLowの一番大きな変化は、プレイヤーやオブジェクトの影が無くなることで、Human:Fall Flatの世界観が少し薄れる印象ですね。
軽量な3Dゲーム:Snakeybus
グラフィック設定 | 平均FPS |
---|---|
Fast(高速描画優先) | 22 FPS |
Snakeybusは、乗客を目的地に届ければ届けるほど長くなるバスを運転して、どれだけバスを長くできるかというゲームです。
軽い3DゲームではあるのものCPU内蔵GPUだと、FHDでグラフィック設定を一番下にして平均20FPS程度が限界です。
動きが若干もっさりしているので、あまりおすすめはできません。
軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | 3684 | 普通 |
標準品質 | 4902 | 普通 |
低品質 | 5411 | 快適 |
低品質のみ「快適」ですが、標準品質でも「普通」という結果なので、遊ぶことはできますね。
軽量な3Dゲーム:Minecraft
計測シーン | FPS |
---|---|
アイドル時 | 25~35 FPS |
一般的なプレイ時 | 25~35 FPS |
新規マップの生成・読み込み時 | 30~35 FPS |
敵が多い時 | 18~20 FPS |
TNT爆破した時 | 0~30 FPS |
テクスチャ変更時 | x32, x64, x128:25~30 FPS x256:14~16 FPS |
≫ 関連記事:Surface Pro 6でMinecraftが快適か検証
決して、FPSが高いとは言えませんが、30FPS前後でプレイできるので、ギリギリカクつかないです。
ただ敵が多い時は、20FPS以下になるので、カクつきを感じますね。
普通の3Dゲーム:FF14
設定 | スコア | 平均FPS | 最低FPS | ロード時間 (合計) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
最高品質 | 1056 | 6.4 FPS | 3 FPS | 72.4 秒 | 設定変更を推奨 |
高品質 | 1492 | 9.7 FPS | 2 FPS | 63.7 秒 | 設定変更が必要 |
標準品質 | 1984 | 12.9 FPS | 2 FPS | 73.4 秒 | 設定変更が必要 |
どのグラフィック設定でも「設定変更が必要」という結果で、平均FPSは一番よくても約13FPSです。
ベンチマーク画面を見ても、結構カクついていたので、プレイするにはかなり厳しい感じでした。
重めな3Dゲーム:FF15
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
高品質 | 未測定 | 未測定 |
標準品質 | 未測定 | 未測定 |
軽量品質 | 777 | 動作困難 |
軽量品質でも「動作困難」なので、プレイは厳しいです。
普通の3Dゲームでも厳しいので、この結果は当然ですね。
3DMarkの5つのゲームは、普通の3Dゲーム、重めの3Dゲームになるので、FF14, FF15も含めて、普通の3Dゲーム以上は、プレイはできないと考えて方が良さそうです。
その他、2Dゲームは全て平均60FPSは出ているので問題なく遊べそうですね。
何かよほどグラフィックが他のゲームと比べて群を抜いてめちゃくちゃ綺麗とかならない限りは、どの2Dゲームも遊べるでしょう。
また、2Dゲームができるのであれば、ブラウザゲームもできると思います。
軽めの3DゲームであるドラゴンクエストX、Minecraftであれば、決してFPSは高くありませんが、プレイできなくはないというレベルです。
とは言え、敵が多い状況など少し負荷がかかると、カクつきを感じると思います。
以上の結果から、2Dゲームをメインにする方であれば快適に遊べますが、3Dゲームをメインに考えている方はグラフィックボードを搭載しているゲーミングPCで検討することを”強く”おすすめします。
Intel UHD Graphics 620でゲームをしてOKな人とそうでない人
Intel UHD Graphics 620でも2Dゲームや軽めの3Dゲームまでであれば、ギリギリプレイできるというベンチマーク結果となりました。
では、この結果を踏まえて、どういう方がIntel UHD Graphics 620でゲームをプレイして良いのか、どういう方がしないのが良いのか解説していきます。
大きく分けると次のようになります。
- 2Dゲームしかやらない方は、Intel UHD Graphics 620でもOK
- 3Dゲームメインで使う場合は、Intel UHD Graphics 620は絶対NG
- 主にゲーム以外の使用用途で使う場合、ライトにゲームを遊ぶ程度ならOK
2Dゲームしかやらない方は、Intel UHD Graphics 620でもOK
2Dゲームはどのゲームでも平均60FPSでているので、ストレスやカクつきなく快適に遊ぶことができます。
そのため、3Dゲームには興味がなくて、2Dゲームを主に遊びたい方であれば、CPU内蔵GPUでも問題ないです。
モニターが60Hzなので、ほとんどのゲームで60FPSで制限をかけていますが、Castle Crashersのように平均348FPSで制限をかけていないゲームもあります。
ここまででる意味はありませんが、CPU内蔵GPUでも、2Dゲームであれば300FPSを超えるグラフィック性能を持っているということなので、2Dゲームであれば余裕で遊べることになります。
CPU内蔵GPUのPCも紹介しているので参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:【2022年】10万円前後のおすすめノートパソコンの比較・紹介
3Dゲームメインで使う場合は、Intel UHD Graphics 620は絶対NG
3DゲームをメインでPCの購入を考えている方は、Intel UHD Graphics 620などのCPU内蔵GPUでは、グラフィック性能が圧倒的に不足しています。
ベンチマーク結果でも分かる通り、軽めの3Dゲームがギリギリで遊べる程度と考えて良いでしょう。
仮に購入したとしても、プレイできるゲームの種類の少なさ、ゲームの快適さで、すぐに満足できなくなります。
3Dゲームがメインであれば、将来的に色々なゲームをプレイできるような余裕のある性能にしておくべきなので、グラフィックボード搭載のゲーミングPCを”強く”おすすめします。
最近のグラフィックボードは全体的に性能が良いので、そこまで高いものでなくても大丈夫です。
PCの本体価格が、約10~15万円のゲーミングPCにすることで、快適にプレイできるゲームが”格段”に増えます。
≫ 関連記事:ゲーミングPCに必要な目安スペックやおすすめPCを徹底解説!
グラフィックボードで言うとGTX 1660 SUPERやRTX 3050あたりがおすすめです。
≫ 関連記事:GeForce GTX 1660(SUPER, Ti)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
≫ 関連記事:GeForce RTX 3050(Ti, Laptop GPU)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
主にゲーム以外の使用用途で使う場合、ライトにゲームを遊ぶ程度ならOK
主にゲーム以外の使用用途で使う場合に、その用途の影響でグラフィックボードを搭載できないという方が、ライトにゲームを遊ぶ程度であれば、かろうじてアリです。
例えば、大学生が自宅や大学でレポート作成の用途でノートPCを使う場合を考えてみます。
大学生がノートPCを大学に持っていく場合、別に教科書もあるので、できるだけ軽いPCが良いということで、重量を重視したいとします。
そこで、少し小さめで軽量な14インチのノートPCを検討しますが、14インチでゲームができるほどのグラフィックボードを搭載したノートPCは、おそらくありません。
レポート作成という用途で、軽量ということを重視した結果、その影響でグラフィックボードを搭載できないノートPCになってしまいます。
その上で、ちょっとした空き時間などに、暇つぶし程度でライトにゲーム楽しむ分には、CPU内蔵GPUはかろうじてOKかなという感じです。
「とりあえず、軽めの3Dゲームの中から遊べたら良いし、やってみてカクついたり、動作しなかったりすれば、別のゲームに変える。」
「(ゲーム内で負荷が高い場面で)少しカクついても、一時的なら全然我慢できる。」
という感覚でゲームができる方であれば良いかなと思います。
CPU内蔵GPUのPCも紹介しているので参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:【2022年】10万円前後のおすすめノートパソコンの比較・紹介
まとめ:Intel UHD Graphics 620でもゲームはできなくはないが、3DゲームメインであればゲーミングPCを”強く”おすすめ!
CPU内蔵GPUのIntel UHD Graphics 620がどの程度のゲーム性能があるかベンチマークしてみました。
結論としては、
・Intel UHD Graphics 620は、ブラウザ、2D、ギリギリ軽めの3Dゲームまでと考えるべき。
・普通、重めの3Dゲームは設定を下げても厳しい。
その上で、
・ゲームメインで使う場合は、グラフィックボード搭載のゲーミングPCを強くおすすめする。
・主にゲーム以外の使用用途で使う場合、その用途の影響でグラフィックボードを搭載できない方が、ライトにゲームを遊ぶ程度であれば、かろうじてアリ。
最低限、映像出力程度のグラフィック性能しか持ち合わせていないCPU内蔵GPUですが、2Dゲームであれば快適に遊べるようです。
とは言え、グラフィック性能をグラフィックボードと比較すると、約1/10程度になるので、3Dゲームをメインしたい方は、グラフィックボードを搭載したゲーミングPCにすることを”強く”おすすめします。
≫ 関連記事:ゲーミングPCに必要な目安スペックやおすすめPCを徹底解説!
また、グラフィックボード別のおすすめとしては、GTX 1660 SUPER、RTX 3050、RTX 3060あたりがコスパが高く、ゲーミングPCとして人気があります。
GTX 1660 SUPERとRTX 3050は、ほぼ同じ性能で、重めの3Dゲームまで快適ですが、中にはグラフィック設定を落として遊ぶ必要があるレベルです。
≫ 関連記事:GeForce GTX 1660(SUPER, Ti)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
≫ 関連記事:GeForce RTX 3050(Ti, Laptop GPU)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
RTX 3060はさらにグラフィック性能が高く、重めの3Dゲームまで最高画質で遊べるレベルです。
≫ 関連記事:GeForce RTX 3060(Ti, Laptop GPU)の仕様・ゲーム性能やおすすめPCの紹介
ケンさん
他のグラフィックボードやゲームのベンチマーク結果を見たい方はこちらを参考にしてください。
≫ 関連記事:ゲーミングPCのグラボ性能と目安のベンチマーク結果【12ゲーム/PC30台以上】
エルデンリングやるのは無理だなとわかって助かりました
PS4買います
CPU内蔵GPUだとさすがにエルデンリングは厳しいですね…
PS4で正解だと思います!