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raytrek R5-RL5の実機レビュー|RTX 4050搭載のクリエイター向けノートPC

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

raytrek R5-RL5

raytrek R5-RL5は、最近発表された最新GPUであるRTX 4050を搭載したノートPCです。

画像・動画編集などのクリエイティブな用途向けのノートPCですが、GPU性能も高いので3Dゲームもある程度できますし、ゲーム実況(ゲーム+動画編集)も十分可能な性能です。

 

注目ポイント!
  • スマホや一眼レフの画像編集も快適
  • 動画編集もスムーズでエンコードも速い
  • 12タイトルで60~340FPSの快適なゲーム環境

 

では、ドスパラで販売している『raytrek R5-RL5』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。

 

お得情報

2023/05/27執筆時点では、発売記念として価格据え置きで、メモリ32GBのアップグレードモデルもあるのでかなりお得です!

ケンさん

何かとメモリを使いがちなクリエイティブな用途には最適やで!

 

MEMO
本製品は、メーカー様より貸与して頂き作成しています。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
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raytrek R5-RL5の注目ポイント

raytrek R5-RL5の注目ポイント

raytrek R5-RL5の注目ポイントについて詳しく解説してきます。

スマホや一眼レフの画像編集も快適

約1,000~3,000万画素のスマホや一眼レフの大きな画像でも、快適に画像編集できる性能を持っています。

画像全体にエフェクトをかけようとすると多少時間はかかるものの、実際の編集では一部分にエフェクトをかけることが多いと思うので、そう考えると十分快適です。

 

1,800万画素の画像で様々な処理の時間をベンチマークしましたが、重いエフェクト処理でも15秒前後なので、画像の一部やブログやYouTubeのサムネ、アイコンやバナーなど小さい画像であれば、ほぼ待ち時間なしに編集できますね。

 

Adobe Photoshopを使った画像編集のベンチマーク結果は後程解説します。

 

動画編集もスムーズでエンコードも速い

実際にYouTube向けのFHDの動画編集をしてみましたが、特にカクつきなどはなく快適でした。

高いグラフィック性能のおかげで、エンコード時間も動画時間の1/9程度の時間で完了したので、トップクラスの速さです。

 

YouTube向けの動画、ホームビデオなどで動画編集を考えている方は、間違いなく満足のいく性能だと思います。

 

Adobe Premiere Proを使った動画編集のベンチマーク結果は後程解説します。

 

12タイトルで60~340FPSの快適なゲーム環境

12種類の3DゲームをFHD / WQHD・最高グラフィック設定で平均FPSを計測したところ、軽い~普通の3Dゲームが80~340FPS、重めの3Dゲームでも60~170FPSでした。

モニターのリフレッシュレートは、クリエイターPCではあるのものの165Hzもあり、ゲーミングPCにも負けず劣らずの性能で、FPS的にも丁度バランスが取れていて無駄のない仕様ですね。

 

結論としては、平均60FPSの快適ラインを超えているので、幅広いゲームで快適に遊ぶことができます。

 

また、シューティングゲームなどで120, 165などの高いFPSが欲しい場合も、ゲームによっては最高設定でもそのままでも出ますが、超えない場合でも画質設定を調整することで十分狙えるので、高FPSでより有利に戦うこともできます。

ゲーム別・グラフィック設定別の詳しい平均FPSについては、後程のベンチマークで解説します。

 

 

 

raytrek R5-RL5のスペック

raytrek R5-RL5の正面

raytrek R5-RL5のスペックは次の通りです。

 

製品名raytrek R5-RL5
CPUIntel Core i7-13700H
メモリ16GB
GPUNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU (6GB)
ストレージ1024GB
サイズ(横)360 x (縦)245 x (高さ) mm
重量本体:約2.2kg
バッテリー約6.1時間
ディスプレイ15.6インチ ノングレア WQHD液晶(2560×1440ドット表示)
リフレッシュレート 165Hz
インターフェースUSB Type-C:USB3.2 Gen2 x1
USB Type-A:USB3.2 Gen1 x2
USB 2.0 x1
サウンド端子:マイク入力端子×1
ヘッドフォン出力端子x1
HDMI2.1 x1
MiniDP x1
SDカードリーダー×1 (SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応)
1.0Gb Ethernet対応LANポート×1
セキュリティスロット×1
生体認証Windows Hello 顔認証
価格約18万~

※製品仕様や販売価格については、2023/05/27の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。

 

外観

raytrek R5-RL5の正面
raytrek R5-RL5の背面

ガンメタリックを基調としたカラーリングでシンプルなデザインなので、プライベートだけでなく、ビジネスなどシーン問わず使えそうです。

 

raytrek R5-RL5のデザイン1

テンキーを含むキーボード配列で、タッチパッドも広く操作性はOK。

 

raytrek R5-RL5のデザイン2

耐久性の高いアルミボディで、エッジはダイヤモンドカットがされています。

ロゴは、天板の端っこに小さく入っているので、目立ちすぎず良い感じです。

 

raytrek R5-RL5のデザイン3

右側が電源ボタンで、左側はパフォーマンスを変更できるボタンです。

動画編集のエンコードや3Dゲームなどの高負荷な環境では、高い性能を発揮できるようにパフォーマンスモードにすると良いでしょう。

また、物理ボタンだけでなく、Gaming Centerという専用のソフトからも変更できます。

 

ファンの吸気口・排気口

raytrek R5-RL5の背面のファン
raytrek R5-RL5の吸気口・排気口

ファンは左右に2基搭載されていて、排気口はサイド・リア部分、吸気口は背面にあります。

 

GALLERIA ZL7C-R37THのデザイン2

(前回のモデル)

前回のモデルでは、サイドに排気口はない上、リア部分もヒンジによってうまく隠されており、スマートさがあって好きだったので、今回のデザインは個人的には少し残念ですね。

 

後程、計測器を用いてファンの静音性を検証していきます。

 

使用用途別の快適度

raytrek R5-RL5の使用用途別の快適度

MEMO
快適度は、Intel Core i7-13700H / 16GB / NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU / 1TBの構成(raytrek R5-RL5)で確認しています。
使用用途快適度コメント
普段使い
(ウェブ, 動画視聴等)
とても快適
ビジネス用途
(Office, メーラー等)
とても快適
ブログ執筆とても快適
ゲーム最高画質・FHD設定で、軽量級・中量級の3Dゲームが80~340FPS、
重量級のゲームでも60~170FPS程度出てとても快適なので、
幅広いゲームのプレイが可能。
画像編集とても快適
動画編集FHD動画で検証したところ快適、エンコードも高速。
プログラミングとても快適
トレード
(株/FX/仮想通貨)
とても快適
データ分析・AI学習勉強・検証用レベルであれば十分快適
データやAIの規模にもよるが本番環境としても視野に入れていい
※使用用途毎の目安スペックやPCパーツの役割などについては、それぞれのリンク内で解説しています。

 

本体サイズ・重量

raytrek R5-RL5のサイズをA4クリアファイルと比較
raytrek R5-RL5の高さを本と比較
実測値公称値
357 mm360 mm
245 mm245 mm
高さ30 mm20-28mm
※実測値の高さは、一番高い部分で計測しています。

A4より1回りほど大きいサイズ感で、ビジネスリュックであれば問題なく持ち運べますね。

ノートPCを入れることを前提にしているビジネスリュックであれば、PC専用のクッションのついたポケットもあるので安全です。

 

 

重量について

raytrek R5-RL5の本体の重量
raytrek R5-RL5の充電器の重量
実測値公称値
本体約2.2kg約2.2kg
充電器約652.4g
合計約2.9kg

ノートPC本体の重さはほぼ公称値通りで、充電器が650gと重め。

ゲーミングノートも含めGPUを搭載しているモデルだと大きな電力が必要なので、それに伴って充電器も大きく・重くなるので、このモデルだけ特別デカい・重いわけではありません。

 

合計が約2.9kgなので、同じスペックぐらいのノートPCと比べて300~400gぐらい重いですが、パソコンと充電器だけを持っていく分には負担にはなりませんね。

ただ、教科書やプリントが必要な大学生、紙の資料も必要なビジネスマンなどの他の荷物と一緒に入れるとなると、少し重いかなという印象です。

 

ディスプレイ

raytrek R5-RL5のデスクトップ画像

ディスプレイ15.6インチ ノングレア WQHD液晶(2560×1440ドット表示)
リフレッシュレート 165Hz
画面サイズ15.6インチ
解像度2,560×1,440
縦横比16:9
リフレッシュレート165Hz
光沢アンチグレア
タッチパネル×
ベゼル (枠)(横)7 x (縦)9mm

クリエイティブな用途では、何かとウィンドウを開くことになるので、解像度が高い方が広々使えるので便利です。

例えば、動画編集ツールだと、素材、タイムライン、プレビューの3画面ぐらいに分かれていますし、プログラミングではコードを2つ、ファイル一覧を1つの3画面を並べたりします。

このように、色々と画面分割することの多い用途なので、解像度が高い方が、1つ1つの画面の情報が多くなるので作業効率が上がります。

 

リフレッシュレートが165Hzなので、ゲーム用途としても十分な性能のモニターですね。

WQHDやFHDの最高画質設定で3Dゲームもベンチマークしてみましたが、80~170FPSぐらいが多いので、丁度良いリフレッシュレートです。

 

シューティングゲームのような1フレーム単位で勝敗を分けるような場合は、高リフレッシュレートモニターの方が状況判断や行動を早く出せて有利なので、そういう面でもメリットがありますね。

 

raytrek R5-RL5の映り込み1

アンチグレア液晶なので、暗い画面でも映り込みはほとんどないですね。

うっすら分かりますが、ハッキリ映るわけではないので、それほど気になりません。

 

キーボード・タッチパッド

raytrek R5-RL5のキーボードとタッチパッド

キー配列日本語配列
テンキー
バックライト
RGBライト
タッチパッド(横)11.6 x (縦)7.4cm
キーピッチ18.5mm (標準:19mm)
キーストローク1.28mm (標準:2~3mm)

キーが独立したアイソレーションタイプで、打鍵感もしっかりとしていて打ちやすかったです。

 

キー配列については、個人的に以下のポイントをチェックしています。

  • Ctrlが左下に無い(ショートカットキーが使いづらい)
  • Enterが1マス分(押し間違い)
  • Shiftキーが小さい(押し間違い)
  • DelとBackSpaceがEnterの上に無く変な場所にある
  • 記号キーや矢印キーが変な場所にあったり、小さかったり

ケンさん

これでキーボード入力の効率めっちゃ変わるからな!

この辺りは全然大丈夫ですね。

かなり前のモデルでは、ちょっと納得いかないキー配列もあったのですが、ここは改善され続けてきたので問題ありません。

 

このノートPCだけに限った話ではないですが、キーボードが変われば最初慣れるまでに時間はかかります。

しかし、慣れてしまえば問題なく使える打鍵感、キー配列となっています。

 

キーボードのバックライトについて

キーにはバックライトが搭載されているので、暗い場所での作業でもしっかりとキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。

raytrek R5-RL5のキーボードのLED RGB制御

バックライトをOFFにすることもできますし、付属のツール「Control Center」で、色を変えることもできます。

 

Control Center キーボードのバックライト

バックライトのON, OFF、色と輝度を変えることができます。

虹色にしたり、グラデーションにしたり、キーを押したところから波紋のように光っていくと言った凝ったことはできないので、そういうのが欲しい方は外部のゲーミングキーボードを探すといいでしょう。

 

インターフェース

インターフェース周りは次のようになっています。

 

左側

raytrek R5-RL5のインターフェースの左側

セキュリティスロット×1
USB Type-A 2.0 ×1
マイク入力端子×1
ヘッドフォン出力端子×1

 

右側

raytrek R5-RL5のインターフェースの右側

SDカードリーダー×1 (SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応)
USB Type-A:USB3.2 Gen1 x2

SDカードリーダーが付いているので、カメラの写真・映像の取り込みもいけますね。

 

後側

raytrek R5-RL5のインターフェースの後側

MiniDP x1
USB Type-C:USB 3.2 Gen2 x1
HDMI2.1 x1
LANポート (1.0Gb対応)×1

サイドに排気口があって、ポート類をあまり載せれないので、リア部分に回ってきています。

主に映像出力やLANポート、電源コネクタがあります。

 

Type-AのUSBが3つもあるので、おそらく足りなくなることはないかなと思います。

もし、足りなくなってもUSB Type-Cがあるので、USBハブドッキングステーションなどで拡張することもできます。

 

カメラ

raytrek R5-RL5のフロントカメラ

カメラ画素数プライバシー
シャッター
フロントカメラ約92万画素×

カメラの解像度はHDで約92万画素なので、ノートPCのカメラとしては良くもなく悪くもなく標準的なカメラです。

 

カメラの位置が上側なので、下に付いているよりも顔映りが良くなるのでおすすめ。

ビデオ会議などやる方はカメラの位置も気にしておいた方が良いでしょう。

 

また、IR専用カメラも搭載しているので顔認証(Windows Hello)も使うことができます。

面倒なパスワード入力を省き、一瞬でログインすることができます。

ケンさん

自分も顔認証使ってるけどめっちゃ便利やで!

 

raytrek R5-RL5のベンチマーク

raytrek R5-RL5のベンチマーク

検証機のスペック

製品名raytrek R5-RL5
CPUIntel Core i7-13700H
(14コア/20スレッド, -GHz Max 3.7-5.00GHz)
メモリ16GB
GPUNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU
ストレージ1TB

電源モードは、一番パフォーマンスができるようにするため、”最適なパフォーマンス“で検証していきます。

ベンチマーク環境ではあまり影響はありませんが、ネットは有線接続にしています。

MEMO
ベンチマーク結果は、パーツ構成、計測する環境・設定、個体差などによって大きく変わる場合があります。

 

アプリ実行の総合的パフォーマンス

アプリケーションの実行における総合的なパフォーマンスを計測する『PCMark10』のベンチマーク結果です。

 

一般的なアプリ、ビジネス系アプリにおける総合スコアは、公式の推奨スコアの2倍程度の性能があり、クリエイティブ系アプリについては3.2倍もあります。

ベンチマーク以外にも、ブラウザや動画再生などの普段使い、ゲーム、動画編集、プログラミングなど色々な作業してみましたが、カクつきなどのストレスはなく快適でしたね。

PCMark10

カテゴリ項目スコア
一般的なアプリアプリの起動13603
ビデオ会議7904
ウェブブラウジング10269
総合スコア
(推奨スコア:4100以上)
10335
ビジネス系アプリスプレッドシート作業12360
文書作成7351
総合スコア
(推奨スコア:4500以上)
9531
クリエイティブ系アプリ写真編集14210
動画編集6993
レンダリング13582
総合スコア
(推奨スコア:3450以上)
11051
総合スコア7375

 

カテゴリ別に推奨されるスコアは以下の通りです。

カテゴリ推奨スコア解説
一般的なアプリ4100以上一般的な用途で様々な簡単なタスクをする場合
ビジネス系アプリ4500以上事務作業と軽いメディアコンテンツ作業をする場合
クリエイティブ系アプリ3450以上写真/動画/その他コンテンツの編集をする場合

 

画像編集性能(Adobe Photoshop)

Adobe Photoshopで18MP(1800万画素)の画像を使って、画像を開く、リサイズ、回転などの基本的な操作やフィルター処理の時間を計測し、最終的にカテゴリ別にスコア化しています。

項目スコア
総合スコア908
GPU処理88.3
一般的な処理110.7
フィルター処理70.9

 

操作別の処理時間については次の通りです。

項目処理時間(秒)
ファイルを開く1.23
500MBにリサイズ*2.46
回転1.28
マジックワンド選択4
マスク リファインメント6.75
ペイントバケット1.75
グラデーション0.45
カメラフィルター9.48
レンズ補正21.09
コンテンツに応じた塗りつぶし20.35
ノイズ低減14.83
スマートシャープ*15.09
フィールドほかし*15.5
チルトシフトぼかし*16.54
虹彩絞りぼかし*17.37
広角補正フィルター72.14
ゆがみ7.28
PSDファイル保存97.67
PSDファイルを開く11.39
※ベンチマーク用のプラグイン「Adobe Photoshop Puget」にて計測しています。
※「*」はGPU処理

フルサイズの一眼レフは2000万画素以上が主流なので、ベンチマークで使用した1800万画素は、それより少し小さい解像度です。

縦横のピクセル数で言うと、大体5,200×3,500ぐらいになります。

そのため、一眼レフの写真を編集したい方は、上記の処理時間より少しだけ時間が長くなると考えて下さい。

 

処理時間については、一眼レフのような大きい画像の編集経験がそれほどないので何とも言えませんが、1800万画素の画像が、重い処理でも15~20秒で処理できるのは、なかなか良いんじゃないでしょうか。

編集する際は、画像全体ではなく、一部分のみにエフェクトをかけることも多いと思うので、実際は状況によってはもっと早くなると思います。

 

一方で、FHD(1,920×1,080)は約200万画素なので、そのくらいのサイズ感の画像を扱うのであれば処理時間は1~3秒ぐらいになりますね。

ブログに使う図や画像、イラスト制作、アイコン・ロゴ・バナー制作などの小さい画像の編集は余裕ですね。

 

動画編集性能(Adobe Premiere Pro)

Adobe Premiere Proで、YouTube向けを想定した動画編集でハードウェアエンコードをした場合の時間を計測します。

raytrek R5-RL5のAdobe Premiere Proのエンコード結果

エンコード時間:00:01:16
※約10分のFHD/30p動画をH.264形式、[YouTube 1080p フル HD]プリセット、ハードウェアエンコードで書き出した時間
※動画は過去にYouTubeに公開したもので、カット、テロップ、BGMなど一般的な解説動画向けの編集をしています。

10分の動画が1分ほどで編集できているので、トップクラスの速さで十分快適です。

メモリも16GBなので長時間の編集でもOKで、編集時も特にカクつくことはなかったですね。

 

ストレージ性能

ストレージは、SSDの中でも高速なPCI Express 4.0対応のNVMe SSDが搭載されており、理論上の読み込み速度が最大で7GB/sと高速です。

実測値は、読み込み速度が毎秒約6.5GB, 書き込みが毎秒約4.9GBとトップクラスの速さです。

raytrek R5-RL5のCrystalDiskMarkのベンチマーク結果

読み込み速度書き込み速度
シーケンシャル6523.3 MB/s4986.9 MB/s
ランダム964.3 MB/s454.4 MB/s
※ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」にて、計測しています。

 

CPU性能

CPUは『Intel Core i7-13700H』を搭載しており、14コア/20スレッド、ターボブースト時のクロック周波数は最大でPコアが5.00GHz, Eコアが3.7GHzのハイエンドCPUとなります。

 

ノートPCの中では、今までレビューした中で最も性能が高いですね。

実際に使ってみた感じで言うと、軽めの作業は全然余裕で、クリエイティブ用途などの重めの作業でも大丈夫です。

 

特に言うことは無いほど十分な性能です。

PCを買ってから、何か新しいことを始めたい!となっても、スペック不足が理由で断念…ということはよっぽどのことがない限りないので安心です。

 

raytrek R5-RL5のCINEBENCH R23のベンチマーク結果
raytrek R5-RL5のCINEBENCH R20のベンチマーク結果
項目Cinebench R23Cinebench R20
CPU152886173
CPU(Single Core)1838693
※ベンチマークソフト「CINEBENCH R23」「CINEBENCH R20」にて、計測しています。

 

CPUCINEBENCH R20
Core i9-14900HX
7927
Core i7-13700H
6173
6095
Core i7-12700H
5618
Ryzen 7 4800H
4303
Ryzen 7 5800H
4056
Core i7-11800H
3806
Ryzen 5 4600H
3314
Core i7-10875H
3055
Core i7-10750H
2816
Core i5-11400H
2678
Core i7-9750H
2576
Ryzen 5 5500U
2327
Core i7-1165G7
1840
Ryzen 5 4500U
1748
Core i5-10300H
1721
Ryzen 5 3500U
1375
Core i5-10210U
1110
※スコアは当サイトが計測した平均値
※ノートPC向けのみを表示

 

GPU性能(ゲーム含む)

GPU, ゲーム性能については、主に次の方法で計測しています。

  • 3DMarkを使ったグラフィック性能と5タイトルの解像度別の(FHD, WQHD)推定FPS
  • グラフィック設定別の7タイトルの平均FPS
  • VR向けのベンチマーク

結論から言うと、最高のグラフィック設定、WQHDで、重めの3Dゲームでも60~170FPS程度出ているので、幅広いゲームを快適に遊ぶことができます。

軽め・普通の3Dゲームで80~340FPと十分ですし、2Dゲーム、ブラウザゲームももちろんOKです。

raytrek R5-RL5の3DMarkのベンチマーク結果

項目スコア
グラフィックスコア8395
グラフィックテスト155.68 FPS
グラフィックテスト247.41 FPS
CPUスコア11878
CPUテスト39.91 FPS
総合スコア8781
※ベンチマークソフト「3DMARK」にて、計測しています。

 

また、3DMarkで算出される各種ゲームのFPSは次の通りです。

ゲーム設定FPS
Battlefield V1440p Ultra85+ FPS
1080p Ultra175+ FPS
Apex Legends1440p Ultra95+ FPS
1080p Ultra140+ FPS
GTA V1440p Ultra55+ FPS
1080p Ultra170+ FPS
Fortnite1440p Ultra50+ FPS
1080p Ultra240+ FPS
Red Dead Redemption 21440p Ultra30+ FPS
1080p Ultra95+ FPS
※FPSは平均値で、3DMarkスコアとゲームテストに基づいた推定値です。
※Ultraはゲームのグラフィック設定が最大を意味します。
※レイトレーシング機能はオフ。
GPU3DMark
RTX 4070 Laptop GPU
12253
RTX 4050 Laptop GPU
8395
8584
RTX 4060 Laptop GPU
8387
RTX 3060 Laptop GPU
7868
RTX 3070 Ti Laptop GPU
7637
GTX 1660 Ti
6360
GTX 1660
5444
RTX 3050 Ti Laptop GPU
5241
Intel Arc A550M
4352
GTX 1650 Ti
3577
GTX 1650
3291
Intel Iris Xe (CPU内臓)
1511
AMD Radeon (CPU内臓)
605
Radeon Vega 8 (CPU内臓)
601
Intel UHD (CPU内臓)
338
※スコアは当サイトが計測した平均値
※ノートPC向けのみを表示

その他、ゲームのベンチマークでグラフィック性能を確認してみましょう。

 

Rainbow Six Siege(軽い3Dゲーム)

raytrek R5-RL5のRainbow Six Siegeのゲームベンチマーク結果

グラフィック設定平均FPS最低FPS最高FPS
最高343.6 FPS230.9 FPS401.6 FPS
とても高い344.8 FPS284.1 FPS404.1 FPS
344.7 FPS285.4 FPS404.2 FPS
346.4 FPS287.6 FPS408.6 FPS
349.2 FPS291.6 FPS409.7 FPS
【その他の設定】解像度:2560×1440, 表示方法:フルスクリーン

 

ドラゴンクエストX(軽い3Dゲーム)

raytrek R5-RL5のDQXのゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア平均FPS評価
最高品質17375161.9 FPSすごく快適
標準品質17381161.9 FPSすごく快適
低品質18308169.5 FPSすごく快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

FF14(中程度の3Dゲーム)

raytrek R5-RL5のFF14のゲームベンチマーク結果

設定スコア平均FPS最低FPSロード時間
(合計)
評価
最高品質17807126 FPS63 FPS12.3 秒非常に快適
高品質20119144.7 FPS65 FPS11.6 秒非常に快適
標準品質20987151.3 FPS68 FPS11.5 秒非常に快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

PSO2(中程度の3Dゲーム)

raytrek R5-RL5のPSO2のゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア平均FPS
ウルトラ1611088 FPS
37789150.9 FPS
最低48021173.3 FPS
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:フルスクリーン

 

Far Cry 6(中程度の3Dゲーム)

raytrek R5-RL5のFar Cry 6のゲームベンチマーク結果

グラフィック設定平均FPS最低FPS最高FPS
最高94 FPS84 FPS105 FPS
107 FPS97 FPS119 FPS
121 FPS111 FPS137 FPS
134 FPS92 FPS151 FPS
【その他の設定】解像度:2560×1440, 表示方法:フルスクリーン

 

FF15(重い3Dゲーム)

raytrek R5-RL5のFF15のゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア平均FPS評価
高品質856890.2 FPS快適
標準品質12066124.1 FPS非常に快適
軽量品質14936153.1 FPS非常に快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

Watch Dogs: Legion(重い3Dゲーム)

raytrek R5-RL5のWatch Dogs: Legionのゲームベンチマーク結果

グラフィック設定平均FPS最低FPS最高FPS
最高62 FPS4 FPS133 FPS
とても高い85 FPS11 FPS127 FPS
92 FPS10 FPS160 FPS
101 FPS36 FPS151 FPS
103 FPS26 FPS189 FPS
【その他の設定】解像度:2560×1440, 表示方法:フルスクリーン

 

VR:VRMark

VRゲームのパフォーマンスを計測する『VRMark』のベンチマーク結果です。

PCの映像をVR機器に出力した際のFPS値が分かるので、VRでゲームをプレイしたい方は参考になると思います。

raytrek R5-RL5のVRMarkのベンチマーク結果

VRMark Orange Room
スコア10287
平均FPS224.3 FPS
推奨構成FPS109 FPS
最低構成FPS81 FPS

 

バッテリー容量・駆動時間

raytrek R5-RL5のバッテリーベンチマーク結果

バッテリー容量:62,320 mWh

GPUを搭載したノートPCであれば、46,740、62,320、82,044mWhあたりが主流ですが、このモデルは真ん中の容量です。

ただ、搭載しているCPU, GPU、冷却効率など様々な違いによって、バッテリーの消費も変わってくるので、必ずしも多ければ長時間持つというものではありません。

 

そこで実際に、作業別にどのくらいの時間持つのか計測してみました。

PCメーカーの公式サイトでは、JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver. 2.0)を元に計測されていますが、私の方法は、バッテリー消費を抑えるような設定はせずに、Bluetooth, Wi-FiはON、輝度100%と一般的なシーンを想定して、より実際の環境に近い形で計測しています。

作業別に、バッテリーの20%を消費するまでの時間を計測し、その作業をずっとした場合を想定して100%換算もしています。

 

各作業のバッテリー時間

作業計測時の
バッテリー残量
駆動時間駆動時間
(100%換算時)
高負荷 (Cinebench / CPU100%)100~80%00:17:3001:27:30
ローカル動画再生80~60%00:27:1002:15:49
普段使い作業 (PCMark10)60~40%00:19:5201:39:22
アイドル状態40~20%00:27:1402:16:11
合計01:31:4601:54:43
※一般的な利用シーンを想定して、BluetoothやWi-Fiを切ったり、画面の明るさを暗くしたりなどせず計測
※高負荷については、Cinebench R20を繰り返し実行し、CPUが100%の状態

バッテリー駆動では、大体2時間弱となるので、外出先でガッツリ長時間作業する方は、充電器も必須ですね。

他のGPUを搭載したゲーミングノートPC, クリエイター向けノートPCと比較すると、2時間半~3時間ぐらいが多いので、それと比べると少し短いですね。

 

ファンの静音性

raytrek R5-RL5のファン静音性のベンチマーク結果(普段使い時)

普段使い時

raytrek R5-RL5のファン静音性のベンチマーク結果(ゲーム時)

ゲーム時

raytrek R5-RL5のファン静音性のベンチマーク結果(CPU高負荷時)

CPU高負荷時

騒音レベル
アイドル時0 dBA
普段使い時 (PCMark10)32.9 dBA
ゲーム時 (FF15 / FHD / 高品質)50.7 dBA
CPU高負荷時 (Cinebench / CPU100%)51.9 dBA

アイドル時はファンは停止しているので無音です。

一番音が大きいのはCPU高負荷時で51.9dBAほどで目安としては普通の範囲ですが、パソコンとしては少しうるさいですね。

ゲーム時もほぼほぼ同様です。

 

実際に聞いてみても、ファンの音は結構するので音が気になる方は厳しいでしょう。

raytrek R5-RL5が特別うるさいわけではなく、GPUを搭載したゲーム向けやクリエイター向けノートPCの標準的な静音性となっています。

 

動画視聴やネットサーフィンなど普段使いであれば、無音か気にならないレベルの音がでる程度です。

しかし、ゲームをすると結構うるさく、シューティングゲームで足音などの小さな音、どこから向かってきているのか音の方向性も聞き分けようと思うと中々難しかったです。

 

ここまで求める方は、ヘッドセットをするか、ゲーム時も40dBA以下で安定したデスクトップのGALLERIAシリーズが静かでおすすめ。

 

騒音レベルの目安

デシベル(dBA)目安①目安②具体例
70うるさいかなりうるさい、かなり大きな声を
出さないと会話ができない
・騒々しい街頭
・セミの鳴き声 (2m)
60非常に大きく聞こえうるさい、
声を大きくすれば会話ができる
・普通の会話
・洗濯機、掃除機、テレビ
50普通大きく聞こえる、通常の会話は可能・家庭用クーラー (室外機)
・換気扇 (1m)
40聞こえる会話には支障なし・静かな住宅地
・図書館
30静か非常に小さく聞こえる・郊外の深夜
・ささやき声
20ほとんど聞こえない・ささやき
・木の葉のふれあう音

 

 

raytrek R5-RL5の実機レビューまとめ

ドスパラの『raytrek R5-RL5』を実機レビューしました。

 

注目ポイント!
  • スマホや一眼レフの画像編集も快適
  • 動画編集もスムーズでエンコードも速い
  • 12タイトルで60~340FPSの快適なゲーム環境

 

クリエイティブな用途として、画像・動画編集を中心にベンチマークをしましたが、両方の用途で快適に使えますね。

趣味レベルはもちろんのこと、YouTubeで収益を目指すようなセミプロレベルの方であれば、十分な性能です。

 

また、性能の高いCPU、最新のGPUを搭載しているので、画像編集以外にも、3DCGや3Dモデリング、3DCADでもそこそこ使えると思います。

 

ゲーム性能も最高グラフィック設定で、重い3Dゲームでも平均60FPS以上は出るので、大体の3Dゲームはできますし、2Dゲーム、ブラウザゲームも快適です。

クリエイター向けノートPCなので、動画編集はもちろんのこと、3Dゲームも楽しめるので、ゲーム実況(ゲーム+動画編集)もできますね。

 

ただ、静音性が低いので、喋るながら撮影する際は、ファンの音が入らないようにマイクを使ったり、環境音やノイズ除去をしたりする必要があると思います。

 

動画編集や3Dゲームなど高負荷な用途で快適に使えるので、パソコンを買ってから他の用途で使いたいとなった場合でも、性能不足で全く動作しないということはないですね。

 




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