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GALLERIA UL7C-AA3の実機レビュー|Intel製GPU搭載のゲーミングノートPC

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

GALLERIA UL7C-AA3は、初のIntel製GPUを搭載したゲーミングノートPCです。

IntelがGPUを発売してからデスクトップPC向けは色々な方が検証していますが、ノートPC向けの方ではゲーム性能はどうなのか、価格とのコスパはどうなのか徹底検証していきます。

 

注目ポイント!
  • インテル製GPU搭載モデル「Intel Arc A550M」
  • 軽め・中程度の3Dゲームは最高画質で快適、重めの3Dゲームは画質調整が必要
  • Intel Arc A550M搭載モデルの価格と性能のコスパは若干悪い

 

では、ドスパラで販売している『GALLERIA UL7C-AA3』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。

ケンさん

新しいモデルをレビューする時はいつもワクワクするわ!
MEMO
本製品は、メーカー様より貸与して頂き作成しています。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
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GALLERIA UL7C-AA3の注目ポイント

GALLERIA UL7C-AA3の注目ポイント

GALLERIA UL7C-AA3の注目ポイントについて詳しく解説してきます。

 

インテル製GPU搭載モデル「Intel Arc A550M」

ゲーム向けのグラフィックボードと言えば、NVIDIAのGeForceシリーズやAMDのRadeonシリーズが主流ですが、そこにインテルも参入しました。

インテルは今まで、CPUに内蔵されるGPUであるIntel Iris Xeグラフィックス、Intel UHD グラフィックスを作ってきたものの、3Dゲームをするほどのグラフィック性能はなく、普段使いやビジネス向けに最低限映像を出力するためのものでした。

 

昔にグラフィックボード単体で出していた時期があるようですが、実に24年ぶりということでかなりのブランクがありますね。

 

ノートPC向けのGPUは、6月に登場したArc A370Mに続き、ミドルレンジGPUのArc A550M、ハイエンドGPUのA770Mが登場し、今回レビューするGALLERIA UL7C-AA3は、ミドルレンジのArc A550M搭載のゲーミングPCとなります。

 

実際にゲームの性能をベンチマークして、どの程度快適に遊べるのか、GeForceのどのクラスのGPUになるのか、コスパはどうなのかなど徹底的に検証していきたいと思います。

 

軽め・中程度の3Dゲームは最高画質で快適、重めの3Dゲームは画質調整が必要

ゲーム性能に関して、先に結論をまとめると次のようになります。

軽め・中程度の3DゲームはFHD・最高画質で60~100FPS程度

重めの3Dゲームは最高画質では厳しく、画質調整をして60FPS前後

ApexやFortniteは、標準画質であれば120FPSぐらい

画質調整も含めると、色々な3Dゲームを60FPSの快適ラインで遊ぶことができますが、重い3Dゲームはギリギリという結果です。

ゲームによっては画質調整しても60FPSが出ないものも出てくると思います。

 

また、3Dゲームがいけるので、2Dゲームやブラウザゲームも基本的にはOKですね。

全てのゲームが快適とはいかないものの、快適に遊べるゲームの幅を考えると、まずまずのパフォーマンスです。

GPU3DMark
RTX 4050 Laptop GPU
8584
RTX 4060 Laptop GPU
8387
RTX 3060 Laptop GPU
7868
RTX 3070 Ti Laptop GPU
7637
GTX 1660 Ti
6360
GTX 1660
5444
RTX 3050 Ti Laptop GPU
5241
Intel Arc A550M
4352
GTX 1650 Ti
3577
GTX 1650
3291
Intel Iris Xe (CPU内臓)
1511
AMD Radeon (CPU内臓)
605
Radeon Vega 8 (CPU内臓)
601
Intel UHD (CPU内臓)
338
※スコアは当サイトが計測した平均値
※ノートPC向けのみを表示

3DMarkで計測したグラフィックスコアを比較するとRTX 3050 Ti Laptop GPUとGTX 1650 Tiの中間ぐらいですね。

 

詳しくは、GPU性能やゲームのFPSを計測しているので参考にして下さい。

 

Intel Arc A550M搭載モデルの価格と性能のコスパは正直よくない

ゲーム性能については先ほど説明した通りですが、肝心なのがコスパです。

性能に対して価格が高ければイマイチですし、安ければ買いと言えるのですが、正直言ってコスパは良いとはいえないです。

 

同メーカーのノートPCで比較すると次のようになります。

GALLERIA UL7C-AA3GALLERIA RM7C-R35TGALLERIA RL7C-R35H
CPUIntel Core i7-12700H
メモリ16GB
GPUArc A550MGeForce RTX 3050 Ti
GeForce RTX 3050
ストレージ512GB Gen4 NVMe SSD
価格172,980円175,980円164,980円
価格は、2022/12/16時点のものです。

同じ17万円台でみると性能の高いRTX 3050 Tiがありますし、より性能の近いRTX 3050であれば16万円台であります。

数千円の差で収まってはいるのものの他の製品と比較すると、少しコスパは下がりますね。

 

ただ、個人的にレビューする前はもっとコスパが悪いと思っていたので、数千円の差で収まっているのはいい意味で予想を裏切られましたね。

正直コスパを最優先に考えるのであれば他の製品が良いのですが、インテルの1世代目のグラボにしては良い感じに詰めてきた印象です。

 

今後、インテルも本格的に参入し、グラフィックボードメーカーが3社になることで価格競争が起きてグラボ全体が安くなる可能性もあります。

そのため、今後の価格競争を期待したい!単純にインテルの今後を応援したい!というユーザーにおすすめできるかなと思います。

 

 

 

GALLERIA UL7C-AA3のスペック

GALLERIA UL7C-AA3の正面

GALLERIA UL7C-AA3のスペックは次の通りです。

製品名GALLERIA UL7C-AA3
CPUIntel Core i7-12700H
メモリ16GB
GPUIntel Arc A550M
ストレージ512GB
サイズ(横)358.3 x (縦)235 x (高さ)22.3 mm
重量本体:約2.0kg
バッテリー約6.3時間
ディスプレイ15.6インチ リフレッシュレート144Hz 非光沢フルHD 液晶 (1920×1080ドット表示)
インターフェース3.2Gen1 Type-A x3
Thunderbolt4 Type-C x1
(USB4対応/DP1.4対応 / PD非対応)
マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1
(3.5mm / CTIA)
HDMI2.1 x1
生体認証顔認証
価格約17万~

※製品仕様や販売価格については、2022/12/16の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。

 

外観

GALLERIA UL7C-AA3の正面
GALLERIA UL7C-AA3の背面

ガンメタリックを基調としたカラーリング。

ゴツゴツしたかっこいいイメージがあるゲーミングPCですが、最近のデザインの傾向としては、シンプルさ、スマートさですね。

 

GALLERIA UL7C-AA3のデザイン1

(GALLERIA UL7C-AA3)

GALLERIA ZL7C-R37THのデザイン2

(他のモデル)

外見で他のモデルとの大きな違いはエッジ部分が青色になっていることですね。

Intelのイメージカラーを意識しているかのような綺麗な青でオシャレな仕上がりです。

 

GALLERIA UL7C-AA3のデザイン2

以前のモデルより、横2cm・縦1cmほど広くなったトラックパッドで操作性もOK!

 

GALLERIA UL7C-AA3のデザイン3

GALLERIAのロゴは天板とキーボード側の左上に刻印されています。

ゲーミング感のあるかっこいいロゴではあるものの本体カラーとのコントラストが低めなので、ロゴが主張され過ぎず馴染んでいるのが良いですね。

 

ファンの吸気口・排気口

GALLERIA UL7C-AA3の背面のファン
GALLERIA UL7C-AA3の吸気口・排気口

ファンは左右に2基搭載されていて、排気口・吸気口は裏側とリア部分にあります。

排気口となるリア部分の方は目立たない設計になっており、閉じている時は見えません。

 

後程、計測器を用いてファンの静音性も検証していきます。

 

使用用途別の快適度

GALLERIA UL7C-AA3の使用用途別の快適度

MEMO
快適度は、Intel Core i7-12700H / 16GB / Intel Arc A550M / 512GBの構成(GALLERIA UL7C-AA3)で確認しています。
使用用途快適度コメント
普段使い
(ウェブ, 動画視聴等)
とても快適
ビジネス用途
(Office, メーラー等)
とても快適
ブログ執筆とても快適
ゲーム軽量級・中量級の3Dゲームは、高画質設定で60~100FPSでるので快適。
重量級は最高画質では厳しく画質調整が必要。
画像編集とても快適
動画編集FHD動画であれば長時間の動画でも快適に編集作業ができます。
※4K動画編集は未検証。
プログラミングVisual Studioなどの開発環境はとても快適に動作します。
トレード
(株/FX/仮想通貨)
とても快適
データ分析・AI学習これから勉強し始める方、検証用であればOK
※本番環境用としては、ノートPCだと長時間利用は厳しい
※使用用途毎の目安スペックやPCパーツの役割などについては、それぞれのリンク内で解説しています。

 

本体サイズ・重量

GALLERIA UL7C-AA3のサイズをA4クリアファイルと比較
GALLERIA UL7C-AA3の高さを本と比較
実測値公称値
35.7 mm358.3 mm
23.4 mm235 mm
高さ26 mm22.3 mm (最薄部)
※実測値の高さは、一番高い部分で計測しています。

A4より1回りほど大きいサイズ感なのでリュックであれば問題なく持ち運べますね。

 

重量について

GALLERIA UL7C-AA3の本体の重量
GALLERIA UL7C-AA3の充電器の重量
実測値公称値
本体約2kg約2.0kg
充電器約583.3g
合計約2.6kg

重さはほぼ公称値通りで、本体と充電器で約2.6kgなので、パソコンと充電器だけを持ち運ぶ分には全然負担になりませんね。

ただ、大学生など教科書やプリントなどの荷物が多い方で、それと一緒に運ぶとなると少し重いかなという印象です。

 

充電器は、ゲーム向けだと結構な電力が必要なので重量・サイズが大きめになりがちですが、ゲーミングノートPCであれば大体このくらいのサイズ感になります。

特別、大きいわけでも小さいわけでもないですね。

 

ディスプレイ

GALLERIA UL7C-AA3のデスクトップ画像

ディスプレイ15.6インチ リフレッシュレート144Hz 非光沢フルHD 液晶 (1920×1080ドット表示)
画面サイズ15.6インチ
解像度1920×1080
縦横比16:9
リフレッシュレート144Hz
光沢非光沢
タッチパネル×
ベゼル (枠)(横)7 x (縦)9mm

リフレッシュレートが144Hzで、ゲーミング仕様の高リフレッシュモニターを搭載しています。

過去に240Hzモニター搭載のモデルもありましたが、今回はグラボの性能的にもそこまで高FPSにはならないので、144Hzは丁度良いですね。

 

後程、ゲームのベンチマークもしていきますが、最高画質で軽量級・中量級の3Dゲームが60~100FPS、シューティングゲームなどで画質を調整すれば、安定して120~144FPSはいくと思いますね

シューティングゲームのような1フレーム単位で勝敗を分けるような場合は、高リフレッシュレートモニターの方が状況判断や行動を早く出せて有利なので、そういう面でもメリットがありますね。

 

GALLERIA UL7C-AA3の映り込み1

非光沢液晶なので暗い画面でも映り込みはほとんどないですね。

ケンさん

ゲームのロード画面や映画・ドラマの暗いシーンで自分の顔が映り込んで、現実に戻されることもないで!

 

キーボード・タッチパッド

GALLERIA UL7C-AA3のキーボードとタッチパッド

キー配列日本語配列
テンキー×
バックライト
RGBライト×
タッチパッド(横)13.2 x (縦)8.3cm
キーピッチ19mm (標準:19mm)
キーストローク1.06mm (標準:2~3mm)

キーが独立したアイソレーションタイプで、打鍵感もしっかりとしていて打ちやすかったです。

 

キー配列については、以下のポイントをチェックしています。

  • Ctrlが左下に無い(ショートカットキーが使いづらい)
  • Enterが1マス分(押し間違い)
  • Shiftキーが小さい(押し間違い)
  • DelとBackSpeceがEnterの上に無く変な場所にある
  • 記号キーや矢印キーが変な場所にあったり、小さかったり

ケンさん

これでキーボード入力の効率めっちゃ変わるからな!

この辺りは全然大丈夫ですね。

かなり前のモデルでは、ちょっと納得いかないキー配列もあったのですが、ここは改善され続けてきたので問題ありません。

 

キーボードが変われば最初慣れるまでに時間はかかりますが、慣れてしまえば問題なく使える打鍵感、キー配列となっています。

 

キーボードのバックライトについて

キーにはバックライトが搭載されているので、暗い場所での作業でもしっかりとキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。

GALLERIA UL7C-AA3のキーボードのLED

 

インターフェース

インターフェース周りは次のようになっています。

 

左側

GALLERIA UL7C-AA3のインターフェースの左側

セキュリティロック x1
LANポート x1
3.2Gen1 Type-A x2
マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm / CTIA)

 

右側

GALLERIA UL7C-AA3のインターフェースの右側

Thunderbolt4 Type-C x1 (USB4対応/DP1.4対応 / PD非対応)
3.2Gen1 Type-A x1
HDMI2.1 x1
電源コネクタ

全体的にポートは豊富ですね。

USB Type Aが3つもあるので、全て埋まって足りなくなるということはないでしょう。

 

また、Type-CでDisplayPortに対応しているので、HDMIと本体モニターを合わせて最大3画面のマルチディスプレイができます。

LNAポートもあるので有線で高速通信したい場合も柔軟に対応できます。

 

カメラ

GALLERIA UL7C-AA3のフロントカメラ

カメラ画素数プライバシー
シャッター
フロントカメラ約100万画素×

カメラの画質は画像の通りで、画質・画素数は良くもなく悪くもなく標準的なカメラです。

カメラの位置が上側なので、下に付いているよりも顔映りが良くなるのでおすすめ。

ZOOM会議などやる方はカメラの位置も気にしておいた方が良いでしょう。

 

また、IR専用カメラも搭載しているので顔認証も使うことができます。

面倒なパスワード入力を省き、一瞬でログインすることができます。

ケンさん

自分も顔認証使ってるけどめっちゃ便利やで!

 

 

GALLERIA UL7C-AA3のベンチマーク

GALLERIA UL7C-AA3のベンチマーク

検証機のスペック

製品名GALLERIA UL7C-AA3
CPUIntel Core i7-12700H
(14コア/20スレッド, 2.3GHz Max 4.7GHz)
メモリ16GB
GPUIntel Arc A550M
ストレージ512GB

電源モードは、一番パフォーマンスができるようにするため、”最適なパフォーマンス“で検証していきます。

ネット環境は有線接続です。

 

MEMO
ベンチマーク結果は、パーツ構成、計測する環境・設定、個体差などによって大きく変わる場合があります。

 

アプリ実行の総合的パフォーマンス

アプリケーションの実行における総合的なパフォーマンスを計測する『PCMark10』のベンチマーク結果です。

 

一般的なアプリとクリエイティブ系のアプリの総合スコアは、公式の推奨スコアの約2.5, 3倍と大幅に超えています。

ビジネス系アプリは約1.5倍超と他の項目に比べて低いものの公式の推奨スコアは超えています。

 

ベンチマーク以外にも、ブラウザや動画再生などの普段使い、ゲーム、動画編集、プログラミングなど色々な作業してみましたが、快適でカクつきなどのストレスはありませんでした。

GALLERIA UL7C-AA3のPCMark10のベンチマーク結果

カテゴリ項目スコア
一般的なアプリアプリの起動13885
ビデオ会議8439
ウェブブラウジング10041
総合スコア
(推奨スコア:4100以上)
10556
ビジネス系アプリスプレッドシート作業7078
文書作成7883
総合スコア
(推奨スコア:4500以上)
7469
クリエイティブ系アプリ写真編集15398
動画編集6011
レンダリング11524
総合スコア
(推奨スコア:3450以上)
10217
総合スコア6670

 

カテゴリ別に推奨されるスコアは以下の通りです。

カテゴリ推奨スコア解説
一般的なアプリ4100以上一般的な用途で様々な簡単なタスクをする場合
ビジネス系アプリ4500以上事務作業と軽いメディアコンテンツ作業をする場合
クリエイティブ系アプリ3450以上写真/動画/その他コンテンツの編集をする場合

 

ストレージ性能

ストレージは、SSDの中でも高速なPCI Express 4.0対応のNVMe SSDが搭載されており、理論上の読み込み速度が最大で7GB/sと高速です。

実測値は、読み込み速度が毎秒約6.7GB, 書き込みが毎秒約4.9GBと高速です。

 

OSやゲームのロード時間も速かったですし、移動先のストレージも同程度の速度であれば、大容量のデータ移動もストレスは無いレベルですね。

GALLERIA UL7C-AA3のCrystalDiskMarkのベンチマーク結果

読み込み速度書き込み速度
シーケンシャル6739.2 MB/s4892.9 MB/s
ランダム888.8 MB/s377.4 MB/s
※ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」にて、計測しています。

 

CPU性能

CPUは『Intel Core i7-12700H』を搭載しており、14コア/20スレッド、クロック周波数が2.3GHz(最大 4.7GHz)と仕様としては、ハイエンドCPUとなります。

 

ノートPCの中で、今までレビューした中で最も性能が高いですね。

実際に使ってみた感じで言うと、軽めの作業は全然余裕で、クリエイティブ用途などの重めの作業でも大丈夫です。

 

特に言うことは無いほど十分な性能です。

PCを買ってから、何か新しいことを始めたい!となっても、スペック不足が理由で断念…ということはよっぽどのことがない限りないですね。

GALLERIA UL7C-AA3のCINEBENCH R20のベンチマーク結果

項目Cinebench R23Cinebench R20
CPU115945729
CPU(Single Core)1769679
※ベンチマークソフト「CINEBENCH R23」「CINEBENCH R20」にて、計測しています。

 

CPUCINEBENCH R20
Core i7-13700H
6095
Core i7-12700H
5729
5618
Ryzen 7 4800H
4303
Ryzen 7 5800H
4056
Core i7-11800H
3806
Ryzen 5 4600H
3314
Core i7-10875H
3055
Core i7-10750H
2816
Core i5-11400H
2678
Core i7-9750H
2576
Ryzen 5 5500U
2327
Core i7-1165G7
1840
Ryzen 5 4500U
1748
Core i5-10300H
1721
Ryzen 5 3500U
1375
Core i5-10210U
1110
※スコアは当サイトが計測した平均値
※ノートPC向けのみを表示

グラフは、計測数の多いCINEBENCH R20を掲載していますが、レビュー時点ではトップの性能。

 

GPU性能(ゲーム含む)

ブラウザゲーム、2Dゲームから3Dゲームの中でもグラフィックが綺麗で重めなものまで楽しむことができます。

先に結論を言うと

軽め・中程度の3DゲームはFHD・最高画質で60~100FPS程度

重めの3Dゲームは最高画質では厳しく、画質調整をして60FPS前後

ApexやFortniteは、標準画質であれば120FPSぐらい

GALLERIA UL7C-AA3の3DMarkのベンチマーク結果

項目スコア
グラフィックスコア4352
グラフィックテスト127.8 FPS
グラフィックテスト225.41 FPS
CPUスコア10110
CPUテスト33.97 FPS
総合スコア4758
※ベンチマークソフト「3DMARK」にて、計測しています。

 

他のGPUと比較すると次のような結果です。

GPU3DMark
RTX 4050 Laptop GPU
8584
RTX 4060 Laptop GPU
8387
RTX 3060 Laptop GPU
7868
RTX 3070 Ti Laptop GPU
7637
GTX 1660 Ti
6360
GTX 1660
5444
RTX 3050 Ti Laptop GPU
5241
Intel Arc A550M
4352
GTX 1650 Ti
3577
GTX 1650
3291
Intel Iris Xe (CPU内臓)
1511
AMD Radeon (CPU内臓)
605
Radeon Vega 8 (CPU内臓)
601
Intel UHD (CPU内臓)
338
※スコアは当サイトが計測した平均値
※ノートPC向けのみを表示

 

3DMarkでは、グラフィックスコアだけでなく、5タイトルのゲームの推定FPSも算出してくれるので普段は目安として掲載していますが、今回は精度が低かったので省いています。

例えば、Fortniteでは、FHD・最高画質で180FPSと結果がでたのですが、実際にゲームで計測すると80FPS程度で、インテルのグラボのデータが少ないせいか精度の高い数値が出せないのだと思います。

他のゲームも同スペックのグラボの結果とは大きく乖離していたので、ゲーム性能については、3DMark以外のゲームベンチマークのみを掲載します。

 

軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX

GALLERIA UL7C-AA3のDQXのゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア平均FPS評価
最高品質892289.1 FPSとても快適
標準品質1010599.7 FPSすごく快適
低品質11087108.5 FPSすごく快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

普通の3Dゲーム:FF14

GALLERIA UL7C-AA3のFF14のゲームベンチマーク結果

設定スコア平均FPS最低FPSロード時間
(合計)
評価
最高品質885060.8 FPS26 FPS13.5 秒快適
高品質1072471.7 FPS40 FPS12.8 秒快適
標準品質1364894.2 FPS31 FPS13.5 秒とても快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

重めな3Dゲーム:FF15

GALLERIA UL7C-AA3のFF15のゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア平均FPS評価
高品質286632.5 FPSやや重い
標準品質444646.6 FPS普通
軽量品質571061 FPSやや快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

PSO2

GALLERIA UL7C-AA3のPSO2のゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア平均FPS
ウルトラ457548.7 FPS
1265580.6 FPS
最低29534133.5 FPS
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:フルスクリーン

 

Far Cry 6

GALLERIA UL7C-AA3のFar Cry 6のゲームベンチマーク結果

グラフィック設定平均FPS最低FPS最高FPS
最高51 FPS44 FPS56 FPS
60 FPS50 FPS65 FPS
69 FPS58 FPS76 FPS
80 FPS68 FPS89 FPS
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:フルスクリーン

 

Rainbow Six Siege

GALLERIA UL7C-AA3のRainbow Six Siegeのゲームベンチマーク結果

グラフィック設定平均FPS最低FPS最高FPS
最高32.6 FPS61.2 FPS148.5 FPS
とても高い31.5 FPS60.1 FPS148.7 FPS
31 FPS60.9 FPS146.2 FPS
34.8 FPS66.8 FPS160.9 FPS
43.7 FPS82.2 FPS186.1 FPS
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:フルスクリーン

Rainbow Six Siegeは軽い3Dゲームで、このスペックであればで平均150FPSぐらいはでるはずなのですが、32.6FPSとイマイチな結果となりました。

最高FPSは申し分ないですが、現時点ではインテルのグラボとは相性が悪いゲームなのかもしれません。

 

VR:VRMark

VRゲームのパフォーマンスを計測する『VRMark』のベンチマーク結果です。

PCの映像をVR機器に出力した際のFPS値が分かるので、VRでゲームをプレイしたい方は参考になると思います。

GALLERIA UL7C-AA3のVRMarkのベンチマーク結果

VRMark Orange Room
スコア6393
平均FPS139.4 FPS
推奨構成FPS109 FPS
最低構成FPS81 FPS

 

画像編集性能(Adobe Photoshop)

Adobe Photoshopで18MP(1800万画素)の画像を使って、画像を開く、リサイズ、回転などの基本的な操作やフィルター処理の時間を計測し、最終的にカテゴリ別にスコア化しています。

項目スコア
総合スコア869
GPU処理80.6
一般的な処理102.6
フィルター処理71.3

 

操作別の処理時間については次の通りです。

項目処理時間(秒)
ファイルを開く0.96
500MBにリサイズ*3.2
回転1.32
マジックワンド選択4.43
マスク リファインメント6.88
ペイントバケット2.08
グラデーション0.6
カメラフィルター9.02
レンズ補正25.13
コンテンツに応じた塗りつぶし23.45
ノイズ低減15.51
スマートシャープ*18.73
フィールドほかし*18.09
チルトシフトぼかし*15.41
虹彩絞りぼかし*15.44
広角補正フィルター38.68
ゆがみ5.9
PSDファイル保存109.6
PSDファイルを開く10.52
※ベンチマーク用のプラグイン「Adobe Photoshop Puget」にて計測しています。
※「*」はGPU処理

フルサイズの一眼レフは2000万画素以上が主流なので、ベンチマークで使用した1800万画素は、それより少し小さい解像度です。

縦横のピクセル数で言うと、大体5,200×3,500ぐらいになります。

そのため、一眼レフの写真を編集したい方は、上記の処理時間より少しだけ時間が長くなると考えて下さい。

 

一方で、FHD(1,920×1,080)は約200万画素なので、そのくらいのサイズ感の画像を扱うのであれば処理時間は1~3秒ぐらいになりますね。

ブログに使う図や画像、イラスト制作、アイコン・ロゴ・バナー制作などの小さい画像の編集は余裕ですね。

 

動画編集性能(Adobe Premiere Pro)

Adobe Premiere Proで、YouTube向けを想定した動画編集でハードウェアエンコードをした場合の時間を計測します。

GALLERIA UL7C-AA3のAdobe Premiere Proのエンコード結果

エンコード時間:00:02:21
※約10分のFHD/30p動画をH.264形式、[YouTube 1080p フル HD]プリセット、ハードウェアエンコードで書き出した時間
※動画は過去にYouTubeに公開したもので、カット、テロップ、BGMなど一般的な解説動画向けの編集をしています。

もう少し性能の高いGPUであれば、1分ちょいぐらいになりますが、それでも10分の動画が2分なら十分快適なレベルです。

メモリも16GBなので長時間の編集でもOKで、編集時も特にカクつくことはなかったです。

 

また、Pugetというプラグインを使って、4K編集向けのパフォーマンスもチェックしました。

Adobe Premiere Proで4Kの素材動画を使って、編集した動画の再生(1倍、2倍、4倍速、マルチカメラ)、エフェクト、動画のエンコードをベンチマークし、最終的にカテゴリ別にスコア化しています。

項目スコア
総合スコア1013
出力処理59.8
ライブ再生204.9
エフェクト処理39.1
GPU処理46.2

 

操作別のパフォーマンスについては次の通りです。

カテゴリ項目FPS / スコア
4K H.264
150Mbps 8bit
マルチカメラのライブ再生59.94 FPS
ライブ再生59.94 FPS
2倍速のライブ再生119.88 FPS
4倍速のライブ再生192.94 FPS
エンコード(H.264 40Mbps UHD)85.78 FPS
エンコード(PRORES 422HQ UHD)62.01 FPS
ライブ再生スコア437.7
エンコードスコア76.3
4K ProRes 422マルチカメラのライブ再生59.94 FPS
ライブ再生59.94 FPS
2倍速のライブ再生117.13 FPS
4倍速のライブ再生106.64 FPS
エンコード(H.264 40Mbps UHD)89.92 FPS
エンコード(PRORES 422HQ UHD)40.69 FPS
ライブ再生スコア104.2
エンコードスコア62.8
4K REDマルチカメラのライブ再生41.68 FPS
ライブ再生43.04 FPS
2倍速のライブ再生18.35 FPS
4倍速のライブ再生11.21 FPS
エンコード(H.264 40Mbps UHD)35.64 FPS
エンコード(PRORES 422HQ UHD)22.45 FPS
ライブ再生スコア72.8
エンコードスコア40.3
4K Heavy
GPU Effects
アドバンスドエフェクト(Prores 422HQ UHD)15.62 FPS
エクストリームエフェクト(PRORES 422HQ UHD)3.15 FPS
エフェクトスコア19.7
4K Heavy
CPU Effects
アドバンスドエフェクト(Prores 422HQ UHD)45.69 FPS
エクストリームエフェクト(PRORES 422HQ UHD)8.11 FPS
エフェクトスコア58.4
※ベンチマーク用のプラグイン「Adobe Photoshop Puget」にて計測しています。
※「*」はGPU処理

4K編集なのでプロ向けにはなりますが、4K H.264だとライブ再生は、2倍速までコマ落ちなしでスムーズに再生することができます。

しかし、4倍速となると若干コマ落ちするので、編集の見落としやカクついてストレスになるかもしれません。

 

エンコードは85FPSなので、10分の動画であれば7分程度で出力できます。

また、動画全体にエフェクトをかける場合、エフェクトによっては重くなりますが、一部分のモザイクとかであれば問題ないと思います。

 

4K編集でこのパフォーマンスなら解像度が1/4となるFHD編集であれば快適に編集できますね。

 

バッテリー容量・駆動時間

GALLERIA UL7C-AA3のバッテリーベンチマーク結果

バッテリー容量:62,320 mWh

GALLERIAのモデルの中では標準的な容量です。

今までレビューしてきた中では、46,740mWh、62,320mWh、82,044 mWhのパターンが多かったのですが、このモデルでは丁度中間ですね。

 

ファンの静音性

GALLERIA UL7C-AA3のファン静音性のベンチマーク結果(普段使い時)

普段使い時

GALLERIA UL7C-AA3のファン静音性のベンチマーク結果(ゲーム時)

ゲーム時

GALLERIA UL7C-AA3のファン静音性のベンチマーク結果(CPU高負荷時)

CPU高負荷時

騒音レベル
アイドル時33.1 dBA
普段使い時 (PCMark10)29.6 dBA
ゲーム時 (FF15 / FHD / 標準品質)47.8 dBA
CPU高負荷時 (Cinebench / CPU100%)47.6 dBA

アイドル時と普段使いは30dBA前後とファンは静かですね。

集中力も途切れることなく作業することができます。

 

一番音が大きいゲーム時で47.8dBAなので目安としては普通の範囲ですが、PCとしては少しうるさいです。

ケンさん

このモデルが特別うるさいんじゃなくて、ゲーミングノートPCは全体的にこんな感じやで!

他のモデルでは、55dBA前後出ていたケースもあるので、それと比べるとマシですが、それでも音を気にする方は厳しいでしょう。

 

動画視聴やネットサーフィンなど普段使いであれば、無音か気にならないレベルです。

しかし、ゲームをすると結構うるさく、シューティングゲームで足音などの小さな音、どこから向かってきているのか音の方向性も聞き分けようとすると難しかったです。

 

ここまで求める方は、ヘッドセットをするか、ゲーム時も40dBA以下で安定したデスクトップのGALLERIAシリーズが静かでおすすめ。

 

騒音レベルの目安

デシベル(dBA)目安①目安②具体例
70うるさいかなりうるさい、かなり大きな声を
出さないと会話ができない
・騒々しい街頭
・セミの鳴き声 (2m)
60非常に大きく聞こえうるさい、
声を大きくすれば会話ができる
・普通の会話
・洗濯機、掃除機、テレビ
50普通大きく聞こえる、通常の会話は可能・家庭用クーラー (室外機)
・換気扇 (1m)
40聞こえる会話には支障なし・静かな住宅地
・図書館
30静か非常に小さく聞こえる・郊外の深夜
・ささやき声
20ほとんど聞こえない・ささやき
・木の葉のふれあう音

 

 

GALLERIA UL7C-AA3の実機レビューまとめ

ドスパラの『GALLERIA UL7C-AA3』を実機レビューしました。

 

注目ポイント!
  • インテル製GPU搭載モデル「Intel Arc A550M」
  • 軽め・中程度の3Dゲームは最高画質で快適、重めの3Dゲームは画質調整が必要
  • Intel Arc A550M搭載モデルの価格と性能のコスパは若干悪い

 

インテル製のミドルレンジGPUを搭載したゲーミングノートPCをレビューしましたが、全体的にゲーム性能は悪くなく、軽め・中程度なら快適です。

重めの3Dゲームは画質調整が必要なものの快適ラインではありますが、ゲームによっては厳しいものも出てくるという結果になりました。

 

24年ぶりにグラフィックボードに参入したインテルですが、その第1世代目にしては思っていたよりも悪くはなく、快適にゲームできる性能は出してきています。

価格的に少しコスパは悪いものの、今後グラフィックボードのメーカーが3社になって価格競争による値下がりを期待したり、単純にインテルを応援したいユーザーにはおすすめの1台ですね。

 




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