2021年11月に新型モデルの発表があり、まさに世に出たばかりのゲーミングノートPCです。
今回は、外見やベンチマークだけでなく、新型モデルになってどの部分が変わったのかも含めて解説していきます。
- 新型モデルの特徴まとめ
- 重めの3Dゲームまで楽しめる高いパフォーマンス
- Minecraft同梱版モデルあり(無料)
では、ドスパラで販売している『GALLERIA UL7C-R36』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。
目次
GALLERIA UL7C-R36の注目ポイント
GALLERIA UL7C-R36の注目ポイントについて詳しく解説してきます。新型モデルの特徴まとめ
以前のモデルと新型モデルの違いとしては次の通りです。
- 240Hzの高リフレッシュレートのモニター
- 液体金属グリスで冷却性能アップ
- マグネシウム合金で薄型・軽量
- バッテリー容量増量
従来のモデルでは120, 144Hzのモニターが中心でしたが、本モデルは240Hzと高リフレッシュレートで、画面に引き込まれるような臨場感を楽しめます。
FPSゲームなど1フレーム単位で勝敗が変わってくるゲームにおいては、高リフレッシュレートのモニターの方が、状況判断や行動を1テンポ早くできるメリットがあるため有利になります。
また、サイズも縦は1.5cm、横は0.5cmと少しだけコンパクトになっているにもかかわらず、バッテリー容量が増量しており、より長時間駆動できるようになりました。
重めの3Dゲームまで楽しめる高いパフォーマンス
ハイエンドCPU×ミドルハイGPUということで、全体的なゲーム性能はかなり高めで、ブラウザゲーム、2Dゲームから3Dゲームの中でもグラフィックが綺麗で重めなものまで楽しむことができます。
GPU | 3DMark |
---|---|
RTX 4070 Laptop GPU | |
RTX 4050 Laptop GPU | |
RTX 4060 Laptop GPU | |
RTX 3060 Laptop GPU | |
RTX 3070 Ti Laptop GPU | |
GTX 1660 Ti | |
GTX 1660 | |
RTX 3050 Ti Laptop GPU | |
Intel Arc A550M | |
GTX 1650 Ti | |
GTX 1650 | |
Intel Iris Xe (CPU内臓) | |
AMD Radeon (CPU内臓) | |
Radeon Vega 8 (CPU内臓) | |
Intel UHD (CPU内臓) |
※ノートPC向けのみを表示
今までレビューしたノートPCの中では、かなりハイスコアな結果となりました。
ベンチマークは、全体的に70~170FPS程度で動作しましたが、唯一、重量級ゲームのRed Dead Redemption 2が35FPSとあまり出ませんでした。
とは言え、最高画質設定でこの数値なので設定を変えれば遊べるレベルになるかと思います。
GALLERIAの従来のモデル(GALLERIA XL7C-R36)が同じGeForce RTX 3060でしたが、パフォーマンスがかなり上がっています。
CPUが、第10世代のIntel Core i7-10875Hから第11世代のIntel Core i7-11800Hに代わっていることも大きいと思いますが、3DMarkのスコアが、7684から8424と約10%も向上しています。
そのため、これ1台でほとんどのゲームを快適にプレイ可能ですね。
詳しいベンチマーク結果については、GPU性能(ゲーム含む)を参考にして下さい。
Minecraft同梱版モデルあり(無料)
GALLERIA UL7C-R36では、Minecraft Starter Collection同梱版モデルがあります。同梱していないモデルと価格は変わらないので、Minecraftが無料で付いてくることになります。
画像の真ん中の「Minecraft Starter Collection同梱版モデル」ですね。
Minecraft Starter Collection同梱版モデルは次のものが付いてきます。
- Minecraftのゲーム本編
- 700 Minecoins(ワールド、スキン、テスクチャなどを購入可)
- スターター パックコンテンツ(ワール、スキン、テスクチャなどが4つ付属)
世界中で大人気の『Minecraft』で知っている方も多いですが、「新しくパソコンを買って、マインクラフトをやりたい!」という方には、ドスパラのMinecraft同梱版モデルがおすすめですね。
ベンチマークはしていませんが、自分がMinecraftをプレイしているPCスペックと比較しても、このスペックであれば快適ですね。
また、トラップタワーやTNTを大量に爆発させたり、大量のMobが出ていたりと高負荷な状況でも大丈夫です。
GALLERIA UL7C-R36のスペック
GALLERIA UL7C-R36のスペックは次の通りです。製品名 | GALLERIA UL7C-R36 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-11800H (8コア/16スレッド, 2.3GHz Max 4.6GHz) |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU |
ストレージ | 500GB (NVMe SSD) |
サイズ | (横)356 x (縦)234 x (高さ)21.6 mm |
重量 | 本体:約1.96kg |
バッテリー | 約9.6時間 |
ディスプレイ | 15.6インチ 狭額ベゼル リフレッシュレート240Hz 非光沢フルHD液晶 |
インターフェース | USB3.2Gen2 Type-A x3 USB4 Type-C x1(Thunderbolt4/DP1.4対応) マイク入力/ヘッドフォン出力(CTIA) x1 HDMI2.0b x1 2.5Gb Ethernet対応LANポート x1 SDカードリーダー (SDXC/SDHC対応) |
生体認証 | 顔認証 |
価格 | 約18万~ |
※製品仕様や販売価格については、2021/12/03の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。
外観
ガンメタリックをベースとしたシンプルなカラーリング。
光沢のある表面加工がされておりカッコいい仕上がりで、天板は前モデルと大きくは変わりません。
サラサラとした肌触りで指紋はあまり目立ちません。
外観で従来のモデルとの変更点の1つは、LEDが追加された点です。
LEDでガンガン光らせるというより、ワンポイントで控えめなLEDなので落ち着いた印象。
時間経過とともに、グラデーションで色が変わっていきます。
色の変更やON/OFFは設定で変更可。
ファンは左右に2基搭載されていて、排気口は左右と背面にあるので空気の流れは良さそう。
静音性については、ファンの静音性で計測器を用いて検証していきます。
使用用途別の快適度
使用用途 | 快適度 | コメント |
---|---|---|
普段使い (ウェブ, 動画視聴等) | ◎ | とても快適 |
ビジネス用途 (Office, メーラー等) | ◎ | とても快適 |
ブログ執筆 | ◎ | とても快適 |
ゲーム | ◎ | 軽量級・中量級の3Dゲームは、高画質FHD設定でも70~170FPSでるので、とても快適。 重量級は、3Dゲームによって快適かそうでないか分かれます。 |
画像編集 | ◎ | とても快適 |
動画編集 | ◎ | Youtube向けのFHD動画であれば快適に編集・エンコードができます。 ※4K動画編集は未検証。 |
プログラミング | ◎ | Visual Studioなどの開発環境はとても快適に動作します。 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ | とても快適 |
データ分析・AI学習 | ○ | 勉強用レベルであれば快適 大量のデータを処理するのはノートPCは不向き |
本体サイズ・重量
実測値 | 公称値 | |
---|---|---|
横 | 355 mm | 356 mm |
縦 | 230 mm | 234 mm |
高さ | 26 mm | 21.6 mm |
A4より1回りほど大きいサイズ感で、大きめのリュックであれば問題なく持ち運べますね。
従来のモデルと比較すると、同じ15.6インチのノートPCであるにもかかわらず、縦横が数mm~数cm小さくなっています。
(1枚目:本モデル、2枚目:従来のモデル)
本モデル | 従来のモデル (GALLERIA RL5C-R35T) | |
---|---|---|
横 | 355 mm | 360 mm |
縦 | 230 mm | 245 mm |
高さ | 26 mm | 25 mm |
画像を見ても分かるように、A4のクリアファイルから出ている部分が少し、小さくなっているように感じます。
横は分かりにくいかもしれませんが、縦は1.5cm小さくなっているので、違いが分かると思います。
重量について
実測値 | 公称値 | |
---|---|---|
本体 | 約1.9kg | 約1.96kg |
充電器 | 約652g | – |
合計 | 約2.59kg | – |
重さはほぼ公称値通りで、本体と充電器で約2.59kgなので、パソコンと充電器だけを持ち運ぶ分には全然負担になりませんね。
しかし、大学生で本など他の荷物と一緒に運ぶとなると少し重いかなという印象です。
充電器は、ゲーム用途で電力が結構必要なので、重量・サイズが大きめになりがちですが、ゲーミングPCであれば大体このくらいのサイズ感になります。
従来よりバッテリー容量も増えているので、軽めの作業をする分には充電器なしで使うのは全然OKです。
ただ、ゲームなどCPU・GPUを高いパフォーマンスで動かしたい時は、充電器必須ですね。
ディスプレイ
ディスプレイ | 15.6インチ 狭額ベゼル リフレッシュレート240Hz 非光沢フルHD液晶 |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1,920×1,080 |
縦横比 | 16:9 |
リフレッシュレート | 240Hz |
光沢 | 非光沢 |
タッチパネル | × |
ベゼル (枠) | (横)5 x (縦)10mm |
リフレッシュレートが240Hzで、従来のモデルには無い高リフレッシュレートのモニターを搭載しています。
以前から、GALLERIAシリーズは60Hzから120Hz, 144Hzと徐々に高いものに変更されてきましたが、今回ついに、240HzとゲーミングノートPCの中で最高クラスのものになりました。
FPSゲームなど1フレーム単位で勝敗を分けるような場合は、高リフレッシュレートモニターの方が、状況判断や行動を早く出せるので有利と言われています。
ケンさん
(1枚目:本モデル、2枚目:従来のモデル)
カメラが上部に付いていますが、それを感じさせないほどベゼルは細く、スリムな印象。
画面占有率は94.5%と高く、従来よりディスプレイと比べても細くなっていますね。
横のベゼルは7mmから5mmとなり、下のベゼルは極太から細目に代わっているのが目に見えて分かると思います。
非光沢液晶なので暗い画面でも映り込みはほとんどないですね。
ケンさん
キーボード・タッチパッド
キー配列 | 日本語配列 |
---|---|
テンキー | × |
アイソレーション設計 | ○ |
バックライト | ○ |
RGBライト | ○ |
タッチパッド | (横)11.6 x (縦)7.2cm |
キーピッチ | 18.52mm (標準:19mm) |
キーストローク | 1.81mm (標準:2~3mm) |
打鍵感は、カチッ、カチッと1つ1つはっきりと打っている感じがあり、光学式のスイッチではあるものの、メカニカルキーボードと同じような打鍵感を味わえます。
また、光学式で直接接点がない方式なので、摩耗して精度が悪くなることがなく高耐久な構造となっています。
キー配列については、個人的に以下のポイントをチェックしています。
- Ctrlが左下に無い(ショートカットキーが使いづらい)
- Enterが1マス分(押し間違い)
- Shiftキーが小さい(押し間違い)
- DelとBackSpaceがEnterの上に無く変な場所にある
- 記号キーや矢印キーが変な場所にあったり、小さかったり
ケンさん
本モデルの場合は、右のShiftキーが小さいので、ちょっと押し間違いがありましたね。
ここは徐々に慣れていけば問題ないかなと思います。
とは言え、それ以外のところはとても使い勝手の良いキー配列となっています。
また、タッチパッドは広くて、滑らかなので操作性は良いですね。
従来のモデルと比較
(1枚目:本モデル, 2枚目:従来のモデル)
キーピッチ自体は変わらないのですが、1つ1つのキーのサイズが大きくなっているので押しやすくなっていますね。
また、テンキーが廃止された代わりに、Home, PageUp, PageDown, Endのキーが追加されています。
キーボードのバックライトについて
キーにはバックライトが搭載されているので、暗い場所でもキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。
プレインストールされている専用のソフトウェアから、RGB制御も可能です。
カラーの変更やAC電源時、バッテリー駆動時の光量などを設定することができます。
インターフェース
インターフェース周りは次のようになっています。
左側
マイク入力/ヘッドフォン出力(CTIA) x1
セキュリティロック
右側
SDカードリーダー (SDXC/SDHC対応)
後側
HDMI2.0b x1
2.5Gb Ethernet対応LANポート x1
USBポート4つ、映像出力2つ、有線LANのコネクタ、SDカードと豊富ですね。
無線ではゲームが遅延する場合もあるので、有線LANが接続できるようになっているのはありがたいです。
これだけポート類があると、ゲーム以外にも色々な状況に対応できますね。
カメラ
カメラ | 画素数 | プライバシー シャッター |
---|---|---|
フロントカメラ | 約100万画素 | – |
リアカメラ | – | – |
カメラはモニターの上部に付いていて、画質・画素数は良くもなく悪くもなく、いたって標準的なカメラです。
ゲーミングPCであれば標準的な仕様ですね。
カメラが下側に付いているPCもありますが、本モデルのように、上に付いている方がZOOM会議などで顔を出す際に、映りがマシになるのでおすすめ。
また、顔認証用のカメラを搭載されているので、面倒なパスワード入力を省くことができます。
GALLERIA UL7C-R36のベンチマーク
検証機のスペック
製品名 | GALLERIA UL7C-R36 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-11800H (8コア/16スレッド, 2.3GHz Max 4.6GHz) |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU |
ストレージ | 500GB (NVMe SSD) |
今回のベンチマークでは、パフォーマンスモードで検証していきます。
専用のソフトウェアから、バッテリー節電モード、バランスモード、パフォーマンスモードを切り替えることができます。
また、電源ボタンの左側のボタンからも手軽にモードを変更することができます。
パフォーマンスモードでは、高い処理性能を発揮してくれるので、3Dゲームや動画編集など高負荷な用途に向いています。
しかし、その分発熱もすごいため、しっかり冷却できるようにファンの回転数をあげるので静音性が多少犠牲になります。
アプリ実行の総合的パフォーマンス
アプリケーションの実行における総合的なパフォーマンスを計測する『PCMark10』のベンチマーク結果です。
それぞれの項目の総合スコアにおいて、公式の推奨スコアの約2倍前後の性能がありますね。
実際に、ベンチマーク以外にも色々と作業してみましたが、快適に動作しており、カクつきでストレスになることはありませんでした。
カテゴリ | 項目 | スコア |
---|---|---|
一般的なアプリ | アプリの起動 | 12474 |
ビデオ会議 | 7508 | |
ウェブブラウジング | 9553 | |
総合スコア (推奨スコア:4100以上) | 9635 | |
ビジネス系アプリ | スプレッドシート作業 | 12319 |
文書作成 | 7227 | |
総合スコア (推奨スコア:4500以上) | 9435 | |
クリエイティブ系アプリ | 写真編集 | 13847 |
動画編集 | 5599 | |
レンダリング | 10293 | |
総合スコア (推奨スコア:3450以上) | 9275 | |
総合スコア | 6773 |
カテゴリ別に推奨されるスコアは以下の通りです。
カテゴリ | 推奨スコア | 解説 |
---|---|---|
一般的なアプリ | 4100以上 | 一般的な用途で様々な簡単なタスクをする場合 |
ビジネス系アプリ | 4500以上 | 事務作業と軽いメディアコンテンツ作業をする場合 |
クリエイティブ系アプリ | 3450以上 | 写真/動画/その他コンテンツの編集をする場合 |
ストレージ性能
ストレージは、SSDの中でも高速なPCI Express 4.0対応のNVMe SSDが搭載されており、理論上の読み込み速度が最大で7GB/sと高速です。
これに対して、実測値は、読み込み速度が毎秒約5GB, 書き込みが毎秒約2.5GBと高速です。
従来のモデルでは、読み込み速度が毎秒約2.5~3.3GB, 書き込み速度が毎秒約1.7~2.4GBだったので、読み込み速度に関しては数段レベルアップした印象ですね。
読み込み速度 | 書き込み速度 | |
---|---|---|
シーケンシャル | 4974.1 MB/s | 2524.7 MB/s |
ランダム | 1290.8 MB/s | 499.1 MB/s |
CPU性能
CPUは『Intel Core i7-11800H』を搭載しており、8コア/16スレッド、クロック周波数が2.3GHz(最大 4.6GHz)と仕様としては、ハイエンドCPUとなります。
ノートPCの中では、今までレビューした中で最も性能が高いですね。
実際に使ってみた感じで言うと、軽めの作業は全然余裕で、クリエイティブ用途などの重めの作業でも大丈夫です。
項目 | スコア |
---|---|
CPU | 4481 |
CPU(Single Core) | 567 |
CPU | CINEBENCH R20 |
---|---|
Core i9-14900HX | |
Core i7-13700H | |
Core i7-12700H | |
Ryzen 7 4800H | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 5 4600H | |
Core i7-10875H | |
Core i7-10750H | |
Core i5-11400H | |
Core i7-9750H | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1165G7 | |
Ryzen 5 4500U | |
Core i5-10300H | |
Ryzen 5 3500U | |
Core i5-10210U |
※ノートPC向けのみを表示
GPU性能(ゲーム含む)
ハイエンドCPU×ミドルハイGPUということで、全体的なゲーム性能はかなり高めです。
ブラウザゲーム、2Dゲームから3Dゲームの中でもグラフィックが綺麗で重めなものまで楽しむことができます。
FPSは、全体的に70~170程度で快適に遊べます。
計測した中では、唯一、Red Dead Redemption 2が35FPSであまり出なかったのですが、最高画質設定でこの数値なので、設定を変えれば普通に遊べると思います。
項目 | スコア |
---|---|
グラフィックスコア | 8280 |
グラフィックテスト1 | 55.19 FPS |
グラフィックテスト2 | 46.57 FPS |
CPUスコア | 9352 |
CPUテスト | 31.42 FPS |
総合スコア | 8424 |
また、3DMarkで算出される各種ゲームのFPSは次の通りです。
ゲーム | 設定 | FPS |
---|---|---|
Battlefield V | 1440p Ultra | 80+ FPS |
1080p Ultra | 100+ FPS | |
Apex Legends | 1440p Ultra | 95+ FPS |
1080p Ultra | 140+ FPS | |
GTA V | 1440p Ultra | 50+ FPS |
1080p Ultra | 75+ FPS | |
Fortnite | 1440p Ultra | 85+ FPS |
1080p Ultra | 120+ FPS | |
Red Dead Redemption 2 | 1440p Ultra | 30+ FPS |
1080p Ultra | 35+ FPS |
※Ultraはゲームのグラフィック設定が最大を意味します。
※レイトレーシング機能はオフ。
GPU | 3DMark |
---|---|
RTX 4070 Laptop GPU | |
RTX 4050 Laptop GPU | |
RTX 4060 Laptop GPU | |
RTX 3060 Laptop GPU | |
RTX 3070 Ti Laptop GPU | |
GTX 1660 Ti | |
GTX 1660 | |
RTX 3050 Ti Laptop GPU | |
Intel Arc A550M | |
GTX 1650 Ti | |
GTX 1650 | |
Intel Iris Xe (CPU内臓) | |
AMD Radeon (CPU内臓) | |
Radeon Vega 8 (CPU内臓) | |
Intel UHD (CPU内臓) |
※ノートPC向けのみを表示
今までレビューしたノートPCの中では、かなりハイスコアな結果となりました。
GPUで言うと、前の世代の1ランク上のGeForce RTX 2070 SUPERを超えてきているので、なかなかのパフォーマンスです。
また、同じGeForce RTX 3060で言うと、GALLERIAの従来のモデル(GALLERIA XL7C-R36)をレビューしましたが、パフォーマンスはかなり上がっています。
CPUが、第10世代のIntel Core i7-10875Hから第11世代のIntel Core i7-11800Hに代わっていることも大きいと思いますが、3DMarkのスコアが、7684から8424と約10%も向上しています。
その他、ゲームのベンチマークでグラフィック性能を確認してみましょう。
軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX
グラフィック設定 | スコア | 平均FPS | 評価 |
---|---|---|---|
最高品質 | 15973 | 165.9 FPS | すごく快適 |
標準品質 | 16015 | 169.2 FPS | すごく快適 |
低品質 | 16918 | 157.1 FPS | すごく快適 |
普通の3Dゲーム:FF14
設定 | スコア | 平均FPS | 最低FPS | ロード時間 (合計) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
最高品質 | 16233 | 117.1 FPS | 56 FPS | 12 秒 | 非常に快適 |
高品質 | 18039 | 132.2 FPS | 55 FPS | 12.2 秒 | 非常に快適 |
標準品質 | 18906 | 138.7 FPS | 59 FPS | 12 秒 | 非常に快適 |
重めな3Dゲーム:FF15
グラフィック設定 | スコア | 平均FPS | 評価 |
---|---|---|---|
高品質 | 8537 | 89.9 FPS | 快適 |
標準品質 | 11136 | 114.6 FPS | とても快適 |
軽量品質 | 13494 | 138.7 FPS | 非常に快適 |
VR:VRMark
VRゲームのパフォーマンスを計測する『VRMark』のベンチマーク結果です。
PCの映像をVR機器に出力した際のFPS値が分かるので、VRでゲームをプレイしたい方は参考になると思います。
VRMark Orange Room | |
---|---|
スコア | 10352 |
平均FPS | 225.7 FPS |
推奨構成FPS | 109 FPS |
最低構成FPS | 81 FPS |
動画編集のエンコード性能
Adobe Premiere Proで、YouTube向けを想定した動画編集でハードウェアエンコードをした場合の時間を計測します。
※動画は過去にYouTubeに公開したもので、カット、テロップ、BGMなど一般的な解説動画向けの編集をしています。
10分の動画が1分半なので、かなり早いです。
バッテリー容量
GALLERIAの従来のモデルと比較すると、かなり容量アップしています。
今まで、46,740mWh、または、62,320mWhだったので、今回は1.5倍、2倍となっているので、より長時間の作業が可能となります。
ファンの静音性
FF15のFHD、標準画質設定のベンチマークを実行してファンの静音性を計測しました。
(左:バッテリー接続時、右:バッテリー未接続時)騒音レベル | |
---|---|
高負荷時 (バッテリー接続時) | 53.6 dBA |
高負荷時 (バッテリー未接続時) | 35 dBA |
アイドル時 | 0 dBA |
騒音レベルの目安
デシベル(dBA) | 目安① | 目安② | 具体例 |
---|---|---|---|
70 | うるさい | かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない | ・騒々しい街頭 ・セミの鳴き声 (2m) |
60 | 非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる | ・普通の会話 ・洗濯機、掃除機、テレビ | |
50 | 普通 | 大きく聞こえる、通常の会話は可能 | ・家庭用クーラー (室外機) ・換気扇 (1m) |
40 | 聞こえる会話には支障なし | ・静かな住宅地 ・図書館 | |
30 | 静か | 非常に小さく聞こえる | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
20 | ほとんど聞こえない | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
バッテリー未接続時は電力が低いので、CPUクロックが下がり、ファンの回転数も低くなるので、35dBA程度で抑えられています。
35dBAであればファンの音は聞こえますが、そこまで不快な音では無いです。
作業中でも気になるほどではありませんでした。
バッテリー接続して高負荷な状況になると53.6dBAになるのですが、結構うるさかったです。
ただ、ゲーミングノートPCで高負荷になると、どのPCでもこの程度にはなりますね。
イヤホンやヘッドフォンを使って、作業やゲームをするのであれば大丈夫ですが、そのままだと人によっては不快と感じるかも。
GALLERIA UL7C-R36の実機レビューまとめ
ドスパラの『GALLERIA UL7C-R36』を実機レビューしました。
- 新型モデルの特徴まとめ
- 重めの3Dゲームまで楽しめる高いパフォーマンス
- Minecraft同梱版モデルあり(無料)
ハイエンドCPUとミドルハイGPUを搭載した新型モデルということで、パフォーマンスだけでなく、マグネシウム合金であったり、高リフレッシュレートモニターであったり、バッテリー容量であったりと様々な部分でグレードアップしていると感じました。
ゲームについては、70~170FPSは出ているので、ほとんどのゲームを快適に楽しむことができます。
3DMarkでは、高画質設定での実施なので、標準画質などの調整をすれば、もっとFPSがでると思います。
ノートPCとして場所を問わず作業できる環境が欲しい、その上で、ゲームも楽しみたい方にはおすすめの1台ですね。