
BTOメーカー毎の保証ってどうなってるの?
延長保証とか保証の範囲とか比較して、手厚いところで注文したい!
という方に向けて、各BTOメーカーの保証について解説します。
目次
BTOパソコンの保証について
BTOメーカーでは、家電や家具などを購入した際に数年の保証が付いてくるのと同じように、BTOパソコンにも保証が付いています。
無料で1年間の標準保証を付けてくれるところがほとんどです。
もしも故障が発生した際に保証期間内であれば、メーカーに送り返すことで、無償で修理してくれるようになっているので安心ですよね。
しかし、次にような疑問が出てくると思います。
- 保証期間が1年だと短いような気がするので、もっと保証期間を長くできないのか?
- 故障ってどの範囲まで行けるの?
この記事では、特に無料の標準保証期間と延長期間、延長にかかる料金について比較していきたいと思います。
2番目の故障については、故障の定義が各BTOメーカーでとても細かく規定されており、ここで比較していくことが難しいので、各メーカーの保証規定に関するリンクを掲載しますので、個別にご確認ください。
他のサービスの比較、メーカーの良い点・悪い点やセール・コスパ・デザインなどの重視別の紹介もまとめているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:PCメーカーの一覧と重視別おすすめPCメーカーを解説【20社】
保証で抑えておくべきポイント
まず、保証内容を比較していく前に、保証内容で抑えておくべきポイントを解説します。
どういう事かというと、一口に保証と言ってもメーカー毎に、保証期間、保証してくれる範囲などが変わってくるので、そういった項目毎で見た時に、どこを抑えておくべきなのかという話になります。
抑えておくべきポイントは、次の通りです。
- 標準の保証期間
- 延長保証有無と料金
- 保証範囲1:自然故障
- 保証範囲2:故意破損
- 保証範囲3:改造(パーツ増設など)
- BTOメーカー毎の独自のサービス
購入前に、しっかり確認しておくことをおすすめします。
先ほど述べたように、ここでは標準の保証期間と延長保証について比較し、各社の独自のサービスを交えつつ詳しく解説していきます。
もし、BTO購入後の保証期間内にHDD、グラフィックボードなどを増設・改造した場合、保証って切れるの?継続されるの?と疑問に思う方は、別で解説していますのでそちらを参考にしてください。
結論だけ言うと、パソコン工房のみが辛うじて増設可能です。
≫ 参考:BTOパソコンを改造するリスクや保証はどうなるのかという話
購入後のレシートや保証書はしっかり保存しておくようにしましょう。
故障時の保証を受ける際に必ず必要になってきます。
各BTOメーカーの保証内容の比較
では、BTOメーカー毎に保証内容を比較していきます。
比較するBTOメーカーは次の通りです。
- マウスコンピューター
- ドスパラ
- パソコン工房
- ツクモ
- ストーム
- SEVEN
- VSPEC
- サイコム
- フロンティア
保証比較一覧
BTOメーカー | 標準保証期間(無料) | 延長保証(有料) | その他サービス(有料) |
---|---|---|---|
マウスコンピューター | 1年間 | 3年間 | 安心パックサービス |
ドスパラ | 1年間 | 3年間(6%) 3年間(10%) | セーフティーサービス |
パソコン工房 | 1年間 | 3年間(10%) 4年間(15%) | – |
ツクモ | 1年間 | 3年間 | – |
ストーム | 1年間 | 3年間(4,000, 6,000, 12,000円) | – |
SEVEN | 1年間 | 3年間(10%) | – |
VSPEC | 1年間 | 2年間(12,000円) 3年間(24,000円) | – |
サイコム | 1年間 (一部2年間) | 3年間(5%) | – |
フロンティア | 1年間 | 3年間(HDD1年)(11,400円) | – |
※その他のサービスには、延長保証のサービス以外を記載しています。
メーカー名をクリックすることで保証規定を確認できるので、細かい規定についてはそちらで確認してください。
延長保証の()内は、製品購入額の何%で延長保証を追加することができるかを示しています。
ただし、メーカーや価格によって固定額になる場合があります。
例えば、8万円未満は一律5,000円、8万円以上は、10%など。
20万円のパソコンを購入すると延長保証にするためには、10%必要なので22万円になるということですね。
メーカーによっては、このように金額によって一律であったり、パーセンテージであったりと変動するので確認が必要です。
おそらく、パソコンの金額的にパーセンテージになることがほとんどだと思います。
全体としては、ほとんどのBTOメーカーで、
標準保証(無料) ⇒ 1年
延長保証(有料) ⇒ 3年
※標準保証は、購入時に自動的に付いてくる保証
のところが多いですね。
一部、2年、3年と1年で区切っているメーカーやパソコン工房のように4年まで延長できるメーカーもあります。
では、BTOメーカー毎に特徴のある保証について解説していこうと思います。
マウスコンピューターの安心パックサービス
マウスコンピューターの延長保証とは別に、安心パックサービスがあります。
これは、専用ダイヤル・専任スタッフによるサポートによる24時間電話サービスで対応してくれます。
また、標準保証であれば、修理に1週間程度かかりますが、安心パックサービスの場合は、最短で当日出荷してくれるので、早く修理してほしいという方には安心ですね。
ドスパラのセーフティサービス
ドスパラのセーフティサービスは、ユーザーの過失による故障も保証対象になるサービスです。
基本的に保証は、普通に使っていて故障してしまったという場合のみですが、このサービスは違います。
例えば、パソコンに飲み物をこぼした場合や、パソコンを落としてしまったなどのユーザーが誤って壊してしまったという場合も保証してくれるというものです。
デスクの上に飲み物を置くというのは、割と良くある事だと思います。
デスクトップパソコンの場合は、デスクにあるのはキーボードやマウスだけだと思いますが、ノートパソコンの場合は、キーボードに飲み物をこぼすと全部アウトになるので、とてもありがたいサービスですね。
私の友人に、USBをノートパソコンのキーボードに置いていることを忘れたまま閉じてしまったという人がいます。
結果、ディスプレイが割れてしまって映らなくなってしまったようです。
そんな時も無料で修理してくれるので安心ですね。
ストームの延長保証について
ストームの延長保証は、パソコンのタイプによって異なります。
サーバー、ハイエンドPC:12000円(+税)
スタンダードPC、静音仕様PC、LinuxPC、ゲーミングPC:6000円(+税)
ローエンドPC、省スペースPC:4000円(+税)
フロンティアの延長保証について
フロンティアの延長保証は、パソコン本体が3年間ですが、HDDだけ1年という保証です。
これは正直、いまいちかなという感想です。
パソコンで一番故障するパーツがHDDやSSDといったストレージなので、そこの保証が短いと延長保証した意味がないような感じがします。
パソコンを4,5台使ってきた過去の経験から言うと、今まで故障したパーツは全てHDD, SSDでした。
その他のCPU、メモリ、グラフィックボード、電源ユニットは故障したことがありません。
そのため、丈夫なパーツに関しては、故障率が低めなので3年間と長く設定しておいて、HDDなどの故障しやすいパーツは1年にしているという印象です。
延長保証を付けるべきなのかどうなのか解説した記事に、HDDなどのストレージの故障について詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。
まとめ:結論としてどこの保証が良いのか?
私のおすすめとしては、ドスパラのセーフティサービスとサイコムの延長保証です。
ノートパソコンを購入するならドスパラのセーフティサービス
正直、故障の原因って自然に壊れるというより、ユーザーが壊してしまうということの方が多いと思っています。
ドスパラのセーフティーサービスは、ユーザーが誤って壊してしまったという場合にも保証範囲内になるので、これはかなり心強いと思います。
安心感が他の保証とは、1段階違いますね。
デスクトップパソコンの場合は、基本的に少し離れた場所に置いて、動かしたりしないので不要な気がします。
しかし、ノートパソコンの購入を考えているのであれば、併せてセーフティーサービスも検討してみて下さい。
もしかしたら、飲み物をこぼしてしまうかも。以前にUSBメモリを挟んでしまって故障したという方であれば、加入することをおすすめします。
延長保証ならサイコム
保証を延長したいという方であれば、サイコムがおすすめです。
延長保証料が他のメーカーと比較すると3年保証は大体10%に対して、サイコムは5%です。
単純に半額で済むので、かなりお得だと思います。
また、あんまり保証にお金をかけたくないから延長保証は。。。という方は、Premium Lineシリーズが標準で2年保証なので、そちらがおすすめです。
他のメーカーは全て1年なので、少しだけお得ですね。
他のサービスの比較、メーカーの良い点・悪い点やセール・コスパ・デザインなどの重視別の紹介もまとめているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:PCメーカーの一覧と重視別おすすめPCメーカーを解説【20社】
どうも、ケンさん(

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