- Filmoraのモザイク機能ってどんな感じ?
- モザイク機能で何ができて、何ができないの?
動画編集ソフトに一般的な機能である『モザイク』ですが、Filmoraにも当然その機能が付いています。
私は、Filmoraを使ってYoutube向けに動画編集をしていますが、たまに個人情報や顔など映ってはいけないものが映ってしまった時に、モザイクをかけています。
モザイクは、毎回使うというわけでは無いと思いますが、基本的な機能なので覚えておいて損のない編集方法ですね。
また、基本的なモザイク機能の使い方だけでなく、どんなモザイクができるのか、できないのか、まで解説していきます。
何となくモザイク機能はどれも一緒のようなイメージがありますが、細かいところまで見ると他の動画編集ソフトと違うので、自分がモザイクでどこまでしたいのかを考えつつ検討してみて下さい。
(引用元:Filmora公式チャンネル)
他にも動画編集の目安スペックやおすすめPC、"無料"で5つの結婚式エフェクトが付いてくる超お得な『Filmora Wedding』についても解説しています。
ケンさん
目次
Filmoraのモザイク機能(ぼかし機能)
モザイク機能は、特定のカット、特定の場所などにモザイクをかけることで、その部分を見えないように加工することができます。
ぼかし機能とも言われ、動画編集ソフトであれば基本的な機能ですね。
個人情報(名前、住所、年齢等)、何かしらの請求書等の金額、下品な内容など映るとまずいものを消すために重宝する機能です。
撮影時には気づかなかったものの動画編集時に気づくというのは割とあるので、モザイク機能は使えるようにしておきましょう。
Filmoraのモザイクでは、次のようなことができます。
- 画面の一部分、あるいは、全部にモザイク
- モザイクの種類が変更可能
- モザイクの適用範囲、サイズを自由に調整可能
- モザイクの粗さ、不透明度を自由に調整可能
- モザイクの追従(モーショントラッキング機能)
動画であればモザイクしたい対象が動き回るということはよくあることですが、それを自動的にトラッキングすることもできます。
固定のモザイクをちまちま動かしつつ入れていくより、かなり効率的なので覚えておきたいですね。
一方で、モザイクのフェードイン・フェードアウトはできません。
Youtubeを見ていると、徐々に粗さが増してモザイクになっていったり、逆に粗さが軽減してモザイクが消えていったりといったモザイクのかけ方をしているのを見かけます。
モザイクの粗さを徐々に変えることで、モザイクがフェードイン・フェードアウトしているようなイメージです。
Filmoraでは、徐々にモザイクの粗さを変更する設定がないので、このような演出はできないません。
この辺りの柔軟なモザイクのかけ方ができないと困る場合は、より高機能な動画編集ソフトの方が良いと思います。
短時間のモザイクエフェクトをいくつも追加して段階的にぼかし具合を変えれば、疑似的に再現することができますが、編集時間が結構かかってしまいますね。
≫ 関連記事:Filmoraのダウンロード・購入方法をたった3ステップで解説【画像付き】
モザイク機能の基本的な使い方
Filmoraのモザイクでは、主に次のようなモザイクをかけることができます。
- 固定モザイク(一般的な機能)
- 追従モザイク(モーショントラッキング機能)
固定モザイク(一般的な機能)
モザイクは、[エフェクト]タブ -> [ビデオエフェクト] -> [ユーティリティ] -> [モザイク]から追加します。
追加は、ドラッグ&ドロップ、または、モザイクにカーソルを合わせると「+」ボタンが出てくるのでそれを押します。
すると、タイムライン上に黄色い枠が表示され、モザイクが追加されます。
タイムラインの方でモザイクを適用させる範囲(時間)を調整することができます。
また、モザイクは動画を制作する上で、わりと使うエフェクトですが、結構階層の深い場所、覚えづらい場所にあります。
面倒だなと思う場合は、エフェクトのモザイクにカーソルを合わせると「★」マークが出てくるので、それをチェックしましょう。
チェックしたエフェクトは、左メニューの[個人]にお気に入りとして登録されるので、次回行は楽に使えます。
モザイクの設定は、タイムライン上のモザイクを選ぶと右に編集画面が表示されるので、そこから変更します。
設定項目は、次の通りです。
- タイプ(モザイクの柄)
- ぼかし具合
- 不透明度
モザイクのタイプとぼかし具合はよく使いますね。
タイプも色々な種類が用意されており、全7種類です。
一般的な四角のモザイク以外もあるので、動画の全体的なスタイル、デザインに合わせて選ぶことができますね。
ぼかし具合は、0~100で選ぶことができます。
(左:ぼかし具合 0, 右:ぼかし具合 10)
(左:ぼかし具合 50, 右:ぼかし具合 100)
0に関してはぼかしはありません。
10だと少ししかぼかすことができず、全然隠せない感じですね。
一般的には、デフォルトの50程度は欲しいところですね。
また、モザイクの周りにある緑の丸いところをドラッグすることで、モザイクの大きさを変更することができます。
ここで画面の一部にモザイクをかけたり、全体にかけたり調整します。
≫ 関連記事:Filmoraのダウンロード・購入方法をたった3ステップで解説【画像付き】
追従モザイク(モーショントラッキング機能)
Filmoraでは、モーショントラッキング機能を使うことで、動きのある対象に合わせてモザイクの追従が可能です。
今回はモザイクを例に解説しますが、他にエフェクトやテロップ、画像なども追従させることも可能です。
そのため、モーショントラッキング機能は、動画編集の幅を大きく広げる機能と言えますね。
モーショントラッキング機能は、最近追加された新機能で対応状況は次の通りです。
対応OS:Windowsのみ
バージョン:10.2以上
例として、電池を転がした動画の電池にモーショントラッキングでモザイクをかけていきます。
まず、事前にモザイクのエフェクトを追加しておきます。
そして、モザイクをかけるカットを選択して、右の編集メニューを表示します。
[ビデオ] -> [AIツール]を選択します。
モーショントラッキングのチェックを有効にします。
プレビュー画面を見ると白い枠が表示されるので、これを対象に合わせます。
事前に追加したモザイクは、デフォルトでは中央にあるので、そのモザイクのせいで白枠が見えづらいので、一旦モザイクを端っこによけておきましょう。
白枠をトラッキングした対象物に合わせます。
今回の例で言うと、電池に合わせます。
合わせた後、編集メニューの「クリックしてモーショントラッキングを開始」を押します。
数秒のモーショントラッキングの分析が始まり、対象物を追いかけている様子が分かります。
確認ができたら、[モザイク]を選択して、設定したモーショントラッキングとモザイクを紐づけます。
他のエフェクトやテロップを追加したい場合も、事前にタイムラインに追加しておけばここで表示されます。
動画のカットと同じ時間に追加されているエフェクトやテロップなどが選択できるようですね。
モーショントラッキングが紐づくとタイムライン上のモザイクにリンクマークが付きます。
紐付けたら、モザイクの位置やサイズを調整します。
調整して再生してみると、動きに合わせてモザイクも同じように動いていることが分かります。
複数に追従のモザイクをかけたいんだけど…
場合によっては、同じカットに複数個所モザイクをかけたい時があると思います。
通常、1つのカットに対して、1つのモーショントラッキングしか付けることができません。
しかし、カットをコピーして、それぞれにモーショントラッキングとモザイクを追加していき、不要なカットを非表示にすれば複数個所にモザイクをかけることができます。
詳しくは、公式ページで解説しているので、気になる方は確認してください。
(引用元:Filmora公式チャンネル)
モザイク以外にもエフェクトやテロップにも使えるので、動画編集の幅がかなり広がりますね。
実際に使ってみましたが、結構簡単にモーショントラッキングすることができました。
≫ 関連記事:Filmoraのダウンロード・購入方法をたった3ステップで解説【画像付き】
まとめ:動画編集の基本機能のモザイクについて
動画編集の基本である『モザイク』の使い方、できること、できないことを解説しました。
モザイクは、あまり多用しないものの、まずいものが映ってしまった際には必須の機能です。
撮影時には気づかなかったものの動画編集時に気づくのは割とよくあるので、モザイク機能は使いこなせるようになっておきたいですね。
モザイクの基本的なことはしっかり押さえられており、直感的な操作で簡単にモザイクをかけることができます。
Filmoraのライセンスはサブスクだけでなく、お得な買い切りタイプもあるので、これから動画編集始めたいという方にはおすすめです。
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