15.6インチサイズで、ゲーミングPCということでGPUを搭載しているにも関わらず、約1.77kgとゲーミングノートの中ではかなり軽量な部類です。
ゲーム環境を持ち運びたいという方におすすめのゲーミングノートPCですね。
・ノートPCで場所を問わず、ゲームや作業をしたい
・生体認証(顔認証)で素早くログインしたい
では、マウスコンピューターの『G-Tune E5-144』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。
ケンさん
目次
G-Tune E5-144の特徴・おすすめポイント
G-Tune E5-144の特徴やおすすめポイントを簡単にまとめておきます。- 15.6インチでミドルハイのGPUを搭載して、約1.77kgは軽い
- 素早くパソコン作業を開始できる(NVMe SSDと顔認証)
- 光沢あるグレーで高級感がある
- 99%以上のユーザー満足度を誇る安心感
15.6インチの大きめのモニターに、ミドルハイのGPUを搭載しているということで、結構重そう…とイメージされるかもしれませんが、本体重量は約1.77kgでゲーミングノートの中ではかなり軽量ですね。
ケンさん
そのため、ゲームを家だけでなく、外出先でも楽しみたいという方におすすめのゲーミングノートPCですね。
また、グラフィックボードは、NVIDIA GeForce RTX 2060とミドルハイのものを搭載しており、グラフィック性能が結構要求される重めの3Dゲームも快適にプレイすることができます。
また、OSの起動速度が速くなるNVMe SSD、素早いログインが可能な顔認証システムを搭載しているので、素早く作業を開始したい方にもおすすめですね。
また、マウスコンピューターのユーザーの満足度は約99%とかなり高いので、かなり安心感がありますね。
ケンさん
G-Tune E5-144のスペック
G-Tune E5-144のスペックは次の通りです。製品名 | G-Tune E5-144 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10875H (8コア/16スレッド, 2.3GHz Max 5.1GHz) |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2060 |
ストレージ | 512GB (NVMe SSD) |
サイズ | (横)355.5 x (縦)236.7 x (厚さ)19.9 mm |
重量 | 本体:約 1.77kg |
バッテリー | 約5.5時間 |
ディスプレイ | 15.6型 フルHDノングレア (144Hz) |
インターフェース | USB3.0 ×2 USB3.1 ×1 (※常時給電対応) Thunderbolt 3 ×1 ※ディスプレイ出力と共用 HDMI ×1 LAN (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) ×1 ヘッドフォン出力 ×1 マイク入力 ×1 セキュリティスロット ×1 micro SDメモリーカード(SDXC,SDHC 含む) ×1 |
生体認証 | 顔認証 |
価格 | 179800円 |
※製品仕様や販売価格については、2020/08/31の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。
外観
全体的にグレー1色で、装飾も天板にロゴが控えめに付いているだけという感じで、シンプルな仕上がりとなっています。
表面はつるつるとしていますが、見た目はザラザラ感のあるテクスチャですね。
ケンさん
ロゴは、天板の”G-Tune”とディスプレイ下の”mouse”の2か所ですね。
- mouseは、マウスコンピューターの会社のロゴ。
- G-Tuneは、マウスコンピューターのゲーミングブランドのロゴ。
どちらも主張しすぎず、控えめで良い感じ。
最大でここまで開きます。
他の機種と比べても、結構開く方ですね。
ヒンジ部分
両端に2か所、コンパクトなヒンジが付いていますね。
ゲーミングPCの場合は、わりと周りに合わせてゴツゴツしたデザインが多いのですが、G-Tune E5-144は、スマートな感じですね。
ディスプレイの開閉は軽めで、指1本でスッと開くことができます。
軽めとは言え、ディスプレイのグラつきは特になくしっかりと支えています。
ファンの吸気口・排気口
ファンは、両側に2か所搭載されています。
CPUとGPU用に1つずつという感じだと思います。
他のPCと比べると、後ろ側のゴム足が高く設計されています。
これにより下に隙間ができるので、しっかりエアフローを確保することができます。
排気口は、後ろ側と両サイドですね。
ファンが搭載されているということで、高負荷時のファンの静音性が気になるとことですが、後程、計測器を用いてチェックしていきます。
使用用途別の快適度
使用用途別の動作の快適度は、次の通りです。
使用用途 | 快適度 | コメント |
---|---|---|
普段使い (ウェブ, 動画視聴等) | ◎ | とても快適 |
ビジネス用途 (Office, メーラー等) | ◎ | とても快適 |
ブログ執筆 | ◎ | とても快適 |
ゲーム | ◎ | 重めの3Dゲームまで快適にプレイすることができる。 とは言え、重めのゲームの中でもゲームや グラフィック設定によっては普通や厳しくなる場合もある。 |
画像編集 | ◎ | とても快適 |
動画編集 | ◎ | Youtube向けのFHD動画で10分程度の編集であれば快適ですね。 ※4K動画編集は試していません。 |
プログラミング | ◎ | Visual Studioはとても快適に動作します。 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ | とても快適 |
データ分析・AI学習 | ○ | 勉強用レベルであれば快適 大量のデータを処理するのはノートPCは不向き |
※使用用途毎の目安スペックやPCパーツの役割などについては、それぞれのリンク内で解説しています。
- CPU:Intel Core i7-10875H
(8コア/16スレッド, 2.3GHz Max 5.1GHz) - GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060
- メモリ:16GB
というスペックのことだけはあり、色々な用途で快適に動作しますね。
ハイエンドなCPU、ミドルハイなGPU、16GBという十分なメモリということで、スペックは高いですね。
ゲーミングノートPCということで、重めの3Dゲームもある程度快適にプレイすることができます。
それは当然として、動画編集やプログラミングなどのクリエイティブな用途でも使うことができます。
本体サイズ・重量
G-Tune E5-144の本体サイズと重量について解説します。
本体サイズについて
実測値 | 公称値 | |
縦 | 236 mm | 236.7 mm |
横 | 355 mm | 355.55 mm |
厚み | 25 mm | 19.9 mm |
分かりやすく比較するとこんな感じです。
A4のクリアファイルより一回り大きいサイズ感となっています。
厚みは、一般的な本と同じぐらいか少し厚いぐらい。
G-Tune E5-144の場合は、ゴム足が高い分少し厚みがあるという感じですね。
とは言え、持ち運びにくいということは無いので、持ち運びを考えている方にも良いですね。
重量について
実測値 | 公称値 | |
本体 | 約1.77kg | 約 1.77kg |
充電器 | 約841g | – |
合計 | 約2.6kg | – |
このスペックのゲーミングノートPCにしては、本体重量は約1.77kgと軽量です。
しかし、充電器が約841gとちょっと重い上、サイズが大きいですね。
※ゲーミングノートPCの充電器は大体このようなサイズ感
バッテリーも一緒に持っていくとなると約2.6kgになるので、これはちょっと重いかなという印象ですね。
バッテリー駆動時間については後ほど解説しますが、高負荷な処理を長時間しないのであれば、外出時はバッテリーなしで使っても良いかもしれませんね。
ケンさん
ディスプレイ
G-Tune E5-144のディスプレイは、15.6インチのフルHDノングレアを搭載しています。ディスプレイ | 15.6型 フルHDノングレア (144Hz) |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1,920×1,080 |
縦横比 | 16:9 |
リフレッシュレート | 144Hz |
光沢 | 非光沢 |
タッチパネル | × |
他のゲーミングノートと比べると、コントラストが強く、明暗がくっきりしていますね。
発色が良く、1つ1つの色に深みがあり綺麗に映し出されているという印象があります。
光沢について
ディスプレイは、非光沢(アンチグレア)ということで映り込みが少ない仕様となっています。
また、構造的に光を拡散して弱くなった状態で目に入るので、目の負担が軽減できるということで、長時間使用する場合やビジネス用途にも良いですね。
画像の通り、暗い画面でも映り込みが全くありません。
同じ非光沢液晶の中でも映り込みが少ない方ですね。
窓の光の反射もほとんど無かったです。
ベゼル(枠)について
横:0.5 cm
縦:0.6 cm
ベゼルは細く、スマートな印象を受けますね。
キーボード・タッチパッド
次は、パソコンの操作性に大きく関わってくる
- キーボード
- タッチパッド
について解説します。
キーボードについて
キー配列 | 日本語配列 |
---|---|
テンキー | ○ |
アイソレーション設計 | ○ |
バックライト | ○ |
RGBライト | ○ |
キーは、アイソレーションタイプで、1つ1つキーが独立しているタイプですが、他のノートPCより間隔は狭いですね。
キー配列は、スタンダードな配置で悪いところがありませんね。
個人的に嫌なキー配列は次の通りですね。
- Ctrlキーが一番左下に無い(ショートカット入力しづらい)
- Enterキーが1マス分(1マス横長タイプは誤入力が多い)
- Enterの上にBack Space, Delがない(文字やファイルの削除がしづらい)
これが一切ないので、個人的には使いやすいキー配列となっていたので、使いやすかったです。
指をホームポジションに置くとこんな感じ。
テンキー付きキーボードの場合は、どうしても少し左に寄りますね。
打鍵感は、軽くもなく重くもなく丁度良い押し心地です。
キーピッチ・キーストロークについて
キーストローク:1.1mm
キーピッチ、キーストローク共にノートPCであれば標準的な数値となっています。
キーボードのバックライトについて
キーボードにはRGBのバックライトが搭載されているので、暗い場所での作業でもしっかりとキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。
RGB制御
最大で4か所に分けて色を設定することができます。
もちろん1色でもOK。
バックライトのON, OFFは、キーボードの「Fn + Fキー」で素早い操作可能です。
ライトは、5段階の調整ができます。
RGB制御は、元々インストールされている「Control Center」で行います。
白色はないようなので、一般的な白色のバックライトはできなさそうです…
また、一定時間毎に色が変わる設定がありますが、グラデーションで段階的に色が変わるのではなく、パッ…パッ…パッ…と切り替わる感じですね。
手前の部分も光ります。
キーボード以外の部分がRGBで光るのは珍しいですね。
タッチパッドについて
タッチパッドは広い方で、ディスプレイの端から端までマウス移動する際に、指を置き直す必要はないですね。
基本的に、タッチパッドはどのノートPCもツルツルとした肌触りなのですが、G-Tune E5-144は、より一層ツルツルとした肌触りをしています。
操作感に影響が出ることは無いですが、滑らかでいい感じです。
インターフェース
インターフェース周りは次のようになっています。
左側
USB3.1 ×1 (※常時給電対応)
ヘッドフォン出力 ×1
マイク入力 ×1
右側
USB3.0 ×2
後側
※ディスプレイ出力と共用
HDMI ×1
LAN (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) ×1
電源ポート
カメラ
カメラ | 画素数 | プライバシー シャッター |
---|---|---|
フロントカメラ | 約100万 | × |
リアカメラ | – | – |
フロント部分に約100万画素のカメラで、プライバシーシャッターはありませんね。
カメラスペックについては、ゲーミングノートPCであれば必要十分ですね。
生体認証
G-Tune E5-144では、- 顔認証
による生体認証が搭載されています。
でもセキュリティはしっかりしたい!
という方に、必須の機能ですね。
顔認証
顔認証に必要な赤外線カメラが搭載されています。
カメラの右側にある赤く点灯しているところですね。
私も顔認証を使っていますが、本当に一瞬でログインできるので、おすすめの認証方法です。
マスクをしていると認識してくれませんが、眼鏡であれば、眼鏡パターンの顔も登録しておけば認証してくれます。
素早くログインして、作業に取り掛かりたいという方には良いですね。
G-Tune E5-144のCPU・GPU・SSDのベンチマーク
G-Tune E5-144のベンチマークを計測していきます。計測内容は次の通りです。
- ストレージ性能(CrystalDiskMark)
- CPU性能(CINEBENCH R20)
- GPU性能(3DMARK)
- ゲーム性能(DQX、FF14、FF15)
- クリエイティブ性能(Filmoraによるエンコード時間)
- バッテリー容量・駆動時間
- ファンの静音性
ストレージ性能
G-Tune E5-144では、NVMeの512 SSDを搭載しています。読み込み速度 | 書き込み速度 | |
---|---|---|
シーケンシャル | 1865 MB/s | 1575.1 MB/s |
ランダム | 375.8 MB/s | 949.5 MB/s |
※ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」にて、計測しています。
SSDの中でもデータ転送速度の速いNVMe規格のSSDを搭載しており、OSやソフトの起動、ゲームのロード、大容量なファイルの移動などの時間短縮に繋がります。
実際に、OSの起動時間を計測してみましたが、次の通りになりました。
スリープからの復帰時間:約4秒
1回目の起動は少し時間がかかりましたが、2回目は20秒と速いです。
スリープからの復帰時間も速いので、基本的にパソコンを使っていないときは、スリープにしておくというのも良いかもしれませんね。
CPU性能
CPUは『Intel Core i7-10875H』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
Intel Core i7-10875Hの基本性能 | |
---|---|
コア・スレッド | 8コア / 16スレッド |
クロック周波数 | 2.3GHz(最大 5.1GHz) |
CPU内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics |
TDP | 45W |
項目 | スコア |
---|---|
CPU | 3824 |
CPU(Single Core) | 507 |
※ベンチマークソフト「CINEBENCH R20」にて、計測しています。
ノートPC向けのハイエンドCPUであれば、このくらいのスコアになってきます。
ミドルレンジのIntel Core i5-10300H(4コア / 8スレッド 2.5GHz Max 4.5GHz)と比較してみるとスコアは 1721ptsなので、約2.2倍とかなり良いスコアですね。
この性能であれば、3Dゲームや動画編集のエンコード時などの高負荷な作業にも十分快適なパフォーマンスを発揮してくれますね。
GPU性能(ゲーム含む)
GPUは『NVIDIA GeForce RTX 2060』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
NVIDIA GeForce RTX 2060の基本性能 | |
---|---|
コア数 | 1920コア |
クロック周波数 | 1365GHz |
メモリ容量 | 6GB |
TDP | 160W |
項目 | スコア |
---|---|
グラフィックスコア | 6114 |
グラフィックテスト1 | 38.99 FPS |
グラフィックテスト2 | 35.74 FPS |
CPUスコア | 8263 |
CPUテスト | 27.76 FPS |
総合スコア | 6362 |
※ベンチマークソフト「3DMARK」にて、計測しています。
6000を超えていれば、重めの3Dゲームもそこそこ快適に楽しむことができます。
3Dゲームによっては難しかったり、グラフィック設定によっては難しかったりするものもありますが、大抵は快適に動作する性能ですね。
その他、ゲームのベンチマークでグラフィック性能を確認してみましょう。
軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | 11945 | すごく快適 |
標準品質 | 11921 | すごく快適 |
低品質 | 12549 | すごく快適 |
解像度 :1920 × 1080
表示方法:ウィンドウ
軽めの3Dゲームは文句なしの「すごく快適」ですね。
10000以上で「すごく快適」の評価になるので、最高品質設定でも余裕のあるスコアになっています。
普通の3Dゲーム:FF14
設定 | スコア | 平均FPS | 最低FPS | ロード時間 (合計) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
最高品質 | 12103 | 91.7 FPS | 43 FPS | 16 秒 | 非常に快適 |
高品質 | 12874 | 105.5 FPS | 42 FPS | 17.2 秒 | 非常に快適 |
標準品質 | 14247 | 117.2 FPS | 47 FPS | 15.2 秒 | 非常に快適 |
グラフィック設定:高品質
表示方法 :ウィンドウ
こちらもすべて「非常に快適」となっています。
軽め~普通ぐらいの3Dゲームはグラフィック設定を最高にしても最高評価なので、かなり幅広いゲームを楽しむことができそうですね。
平均FPSも約90~120と十分な数値です。
一番負荷がかかって画面の更新が遅くなるシーンであっても約40FPSはキープしているので、問題なくプレイ可能ですね。
重めな3Dゲーム:FF15
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
高品質 | 6912 | 快適 |
標準品質 | 5862 | やや快適 |
軽量品質 | 9017 | とても快適 |
解像度 :1920 × 1080
表示方法:ウィンドウ
重めの3Dゲームになって、ようやくグラフィック設定によって評価が分かれてきます。
高品質より標準品質よりスコアが低くなっているのが気になりますが、おそらく、一時的にベンチマーク以外の処理などが影響したのかもしれません。
グラフィック設定を下げて軽量品質にすれば「とても快適」となりますが、高品質にすると「快適」と下がってきます。
下がるといっても、「動作困難」、「普通」という評価ではなく「快適」となるので、プレイには問題ないですね。
FPSは、「快適」で60~70台、「とても快適」で100前後と考えて下さい。
RTX 2060で軽めから重めの3Dゲームのベンチマークを行いましたが、重めの3Dゲームまで快適にプレイできるということで、幅広いゲームを楽しむことができますね。
動画編集のエンコード性能
動画編集のエンコード時間は、次の通りです。
エンコード設定 | エンコード時間 |
---|---|
CPUのみ | 00:06:19 |
GPGPU | 00:05:40 |
動画時間:10分23秒
解像度 :FHD(1,920×1,080)
フレームレート:30fps
Youtube向け動画を想定し、素材動画に加え、テロップ、BGMなどを追加しています。
※動画編集ソフト「Filmora」にて、計測しています。
※Filmoraは、GPUアクセラレーションによるエンコードの性能があまり良くないので、少しだけの短縮となりました。
動画編集のエンコードは、基本的にCPU性能が関わってきます。
しかし、動画編集ソフトによりますが、「GPUアクセラレーション」「GPGPU」という機能がある場合に、GPU性能を使用してエンコードすることができます。
GPUでエンコードすることにより、通常のCPUのみのエンコードより時
約10分動画のエンコードを約6分で終えるのは、結構速いですね。
さすが、ハイエンドCPUを搭載していることはありますね。
この速度であれば、頻繁に動画制作をするという方でも、ストレスなく動画編集ができると思います。
ケンさん
バッテリー容量・駆動時間
バッテリーの容量と各種作業中のバッテリー駆動時間は、次の通りです。
バッテリー容量は、GPUを搭載していて、ゲーム用途ということで高負荷で消費電力が多くなりがちなことを考慮して、多めに搭載されています。
GPUを搭載していない普段使い、ビジネス用途のパソコンであれば、約45000mWhぐらいが相場。
また、ゲーミングノートでも約45000mWhのパソコンがある中で、G-Tune E5-144は、多い方です。
バッテリーは結構場所を取る上に重いので、15.6インチの中ではコンパクト・軽量にしつつ、これだけ大容量のバッテリーを搭載するというのは素晴らしいですね。
正直、他の同スペックのゲーミングノートPCより少し割高感が否めなかったのですが、
- 本体のコンパクトさ、軽量さ
- バッテリー容量の多さ
このあたりが差別化になっているんじゃないかなと思います。
また、マウスコンピューターのユーザーの満足度は約99%とかなり高いので、この安心感も含めれば、十分価値はありますね。
≫ 関連記事:BTOメーカー【マウスコンピューター】を徹底解説!評価が高く初心者向き
各作業のバッテリー時間
作業 | 計測時の バッテリー残量 | 駆動時間 | 駆動時間 (100%換算時) |
---|---|---|---|
高負荷 | 100~80% | 00:14:37 | 01:13:06 |
Youtube再生 | 80~60% | 00:33:37 | 02:48:06 |
ローカル動画再生 | 60~40% | 00:31:23 | 02:36:57 |
アイドル状態 | 40~20% | 00:56:31 | 04:42:33 |
合計 | 02:16:08 | 02:50:11 |
※高負荷については、Cinebench R20を繰り返し実行し、CPUが100%の状態
公称値では、約5.5時間となっています。
これは、JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)を元に計測しており、Bluetoothをオフにしたり、ミュート設定、バックライトオフなど都合の良い設定をした上で、アイドル時と動画再生時の駆動時間を合計して2で割ったものです。
パソログでは、BluetoothをONにして、ミュート設定もせずに、より現実の利用シーンに近い環境で、バッテリー時間を計測しています。
ExcelなどのOfficeツールやブラウジングなどの軽めの作業は、大体2~4時間程度で考えた方が良いですね。
また、CPU100%になるほどの高負荷環境の場合は、1時間前後になるので、3Dゲームをプレイする際は、1.5~2時間と考えておいた方が良さげ。
一見短そうに見えますが、バッテリー容量が多くなっているので、その分長持ちはします。
同じぐらいのスペックの約45,000mWhのバッテリーの場合だと、100%換算時の駆動時間が、2時間20分ぐらいなので、30分ほど長いですね。
約1.2倍長くなっているので、バッテリーが増えた分、そのまま駆動時間も増えていますね。
ファンの静音性
(1枚目:バッテリー接続時、2枚目:バッテリー未接続時、3枚目:ファン全開)
騒音レベル | |
---|---|
高負荷時 (バッテリー接続時) | 47.1 dBA |
高負荷時 (バッテリー未接続時) | 33.1 dBA |
ファン全開 | 52.0 dBA |
アイドル時 | 0 dBA |
騒音レベルの目安
デシベル(dBA) | 目安① | 目安② | 具体例 |
---|---|---|---|
70 | うるさい | かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない | ・騒々しい事務所の中 ・騒々しい街頭 ・セミの鳴き声(2m) |
60 | 非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる | ・普通の会話 ・洗濯機(1m) ・掃除機(1m) ・テレビ(1m) ・アイドリング(2m) | |
50 | 普通 | 大きく聞こえる、通常の会話は可能 | ・静かな事務所 ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
40 | 聞こえる会話には支障なし | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 | |
30 | 静か | 非常に小さく聞こえる | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
20 | ほとんど聞こえない | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
他のゲーミングノートPCと同じぐらいの値ですね。
バッテリー未接続時の場合、消費電力を抑えるためかCPU性能が抑えられるので、その分発熱せずファンは静かになります。
バッテリー接続時の高負荷な処理は、ファン全開とほぼ同じレベルで、結構うるさく感じますね。
高負荷時にフォーカスして解説しましたが、他の作業の時はファンが回転せず無音か、回転したとしてもそれほど気になるレベルでは無いですね。
図書館ぐらいの静かな場所は微妙なところですが、カフェやコワーキングスペースとかであれば、周囲の迷惑にはならなさそうです。
また、G-Tune E5-144では、『Gaming Center』というソフトが元々インストールされており、このソフトからファンの回転数を制御することができます。
(左:Gaming Centerのファン設定、右:モード切替ボタン)
このノートPCには、次の2つのモードがあります。
- Officeモード
- ゲームモード
モードは、電源ボタンの左側に付いているボタンで切り替えることができます。
Officeモードの場合は、『Gaming Center』で、「何℃の場合は、何割ぐらい…」というように、ファン回転数を調整することができます。
静かな場所で使うから、ファンの回転を抑えめにしておきたい…
という方にも良い機能です。
ゲームモードの場合は、システムが自動的に調節してくれるので、普段使いとゲームの時で、いちいち細かく設定を変える必要はありません。
ケンさん
G-Tune E5-144の実機レビューまとめ
15.6インチのミドルハイクラスのゲーミングノートPC『G-Tune E5-144』を実機レビューしました。
もう一度簡単におさらいすると
・ノートPCで場所を問わず、ゲームや作業をしたい
・生体認証(顔認証)で素早くログインしたい
特徴・おすすめポイントは、次の4点ですね。
- 15.6インチでミドルハイのGPUを搭載して、約1.77kgは軽い
- 素早くパソコン作業を開始できる(NVMe SSDと顔認証)
- 光沢あるグレーで高級感がある
- 99%以上のユーザー満足度を誇る安心感
15.6インチで約1.77kgと軽く持ち運びもOKなゲーミングノートPCとなっています。
重めの3Dゲームも快適にプレイできるので、かなり幅広いゲームを楽しめる一台ですね。
バッテリー容量もミドルハイのGPUを搭載してるということもあり、多めの容量を搭載しています。
正直、CPU、メモリ、GPU、SSDのスペックと価格を見た時に、約20万と少し割高感があったのですが、
- 本体のコンパクトさ、軽量さ
- バッテリー容量の多さ
このあたりが差別化になっているんじゃないかなと思います。
また、マウスコンピューターのユーザーの満足度は約99%とかなり高いので、この安心感も含めれば、十分価値はありますね。
≫ 関連記事:BTOメーカー【マウスコンピューター】を徹底解説!評価が高く初心者向き