3Dゲームや動画編集、GPGPUを使ったデータ分析などのGPU処理をする際、GPUのメモリ不足で処理が遅くなっていないか、次GPUを買い替える際どのくらいのメモリがあれば足りるのかなど、GPUの使用メモリなどを確認したい時が少なからずあると思います。
GPUによっては、メーカーが出しているユーティリティから確認できるものがありますが、全てに付属しているわけではありません。
そこで手軽にGPUメモリを確認できる2つの方法を紹介します。
他のパーツのスペックを確認する方法はこちらで解説しています。
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Windows のタスクマネージャーでGPUメモリを確認
みなさんご存じかもしれませんが、Windows に標準搭載されているタスクマネージャーです。
タスクマネージャーのパフォーマンスタブのGPU項目
タスクマネージャーから「パフォーマンス」タブの「GPU」項目に進みます。
GPU 0, GPU 1とありますが、GPU 0 は、CPUに内蔵されているIntel HD Graphicsの項目です。
GPU名が書かれているのでお間違いのないように。
ここでは、GPUの使用率とメモリ使用率が確認できます。
専用GPUメモリとは、ディスプレイに画像を表示するために必要なデータを保持するためのメモリ領域のこと。
このメモリ領域は、GPUだけがアクセス可能で使用できるメモリです。
共有GPUメモリとは、専用GPUと同じようにGPUからアクセス可能ですが、それだけでなくOSやその他のソフトウェアからもアクセスすることができるメモリ領域のこと。
TechPower の GPU-ZでGPUメモリを確認
紹介するのは、TechPower の 「GPU-Z」というフリーソフトです。
実際にGPUを確認した画像でGPUの最大メモリと使用中メモリを確認してみます。
グラフィックボード情報
「Graphics Card」のタブでは、搭載しているGPUのチップ名、メーカー名、その他詳細なGPUの仕様が表示されます。
最大メモリについては、画面中段ぐらいにある「Memory Size」から確認できます。
このGPUの場合は、8GBとなります。
また、複数のGPUを搭載しているパソコンの場合、左下のGPU名のプルダウンメニューから表示するGPUを選択することができます。
グラフィックボードのセンサー情報
「Sensors」タブでは、使用中のGPUのリアルタイムな情報が表示されます。
使用中のメモリは、画面中段あたりにある「Memory Usage (Dedicated)」「Memory Usage (Dynamic)」から確認できます。
その他にもクロック数、ファンの回転数、温度などが分かるので、モニターするには最適なフリーソフトです。
まとめ
- Windowsのタスクマネージャーを使って確認。
- フリーソフトのGPU-Zを使って確認。
GPU-Zは、メモリの使用量だけでなく、様々な情報をモニターしたい際に最適です。
GPUの購入を検討されている方向けに、GPUのコストパフォーマンスを調査した記事があるので、そちらも参考にしてみて下さい。
GPUの価格に対して、どれだけの性能を発揮してくれるのかGPUチップ毎に数値で算出しています。