Alienware m15 R3は、高性能なCPU, GPUを搭載したハイエンドなゲーミングPCで、重い3Dゲームも快適にプレイすることができる上、高い冷却性能によって、高パフォーマンスを維持できるモデルとなっています。
Alienware(エイリアンウェア)は、PCメーカーの『DELL』のゲーミングブランドで、エイリアンのロゴマークが特徴的なパソコンです。
- Alienwareらしさのあるカッコいいデザイン
- 重い3Dゲームでも快適にプレイできる高スペック
- 豊富なインターフェース
- 15型ゲーミングPCの中では本体・充電器が重い
では、DELLの『Alienware m15 R3』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。
ケンさん
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また、デル アンバサダープログラムのモニターに参加しています。
2021/06/20時点で、本記事で紹介しているスペックのAlienware m15 R3は販売されていないので、同シリーズを検討する際にデザイン面を参考にして頂ければと思います。
目次
Alienware m15 R3のスペック
Alienware m15 R3のスペックは次の通りです。
製品名 | Alienware m15 R3 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10750H (6コア/12スレッド, 2.6GHz Max 5.0GHz) |
メモリ | 32GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design 8GB GDDR6 |
ストレージ | 256GB |
サイズ | (横)360.3 x (縦)276.32 x (高さ)20.5 mm |
重量 | 本体:約2.11kg~2.5kg |
バッテリー | – |
ディスプレイ | 15.6インチ FHD (1920 x 1080) 144Hz 7ms 300-nits 72% NTSC 色域(ライト) |
インターフェース | – |
生体認証 | × |
価格 | – |
※製品仕様や販売価格については、2021/06/20の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。
外観
カラーは、ルナライト(シルバーホワイト)で、白を基調として、後ろ側が黒色となかなかユニークな配色。
マグネシウム合金で高級感のある質感で、控えめに光る水色のLEDが印象的なモデルです。
カラー展開は、画像のルナホワイトの他に、ダークサイド オブ ザ ムーン(ダークグレー)の2色展開となっています。
指紋などの汚れが軽減する表面コーディングがされており、長時間経過しても変色を防止してくれます。
キーボード側がホワイトで、ヒンジやディスプレイのベゼルは黒色となっています。
リア部分の排気口やインターフェース周りを取り囲むLEDがおしゃれですね。
ピカピカし過ぎず、上品な仕上がりとなっています。
天板と電源ボタンに、Alienware(エイリアンウェア)の顔であるエイリアンのロゴマークがあります。
ヒンジ部分
ヒンジ部分は、よくあるL字型ではなく、少し手前から開閉する特徴的な形となっています。
1つの長く大きなヒンジ機構ということもあり、開閉は安定していますね。
ファンの吸気口・排気口
ファンは2基搭載されており、ハイエンドなCPU, GPUを搭載しているパソコンであれば標準的な仕様。
裏面に吸気口、サイドとリア部分が排気口となっています。
前世代と比較して、冷却周りを大幅に改善しており、発熱量の大きいCPU, GPUに直接冷気を送り込むことで、冷却性能を向上しています。
ファンが搭載されているので、高負荷時のファンの静音性が気になるとことですが、後程、計測器を用いてチェックしていきます。
使用用途別の快適度
使用用途別の動作の快適度は、次の通りです。
使用用途 | 快適度 | コメント |
---|---|---|
普段使い (ウェブ, 動画視聴等) | ◎ | とても快適 |
ビジネス用途 (Office, メーラー等) | ◎ | とても快適 |
ブログ執筆 | ◎ | とても快適 |
ゲーム | ◎ | 重めの3Dゲームまで快適にプレイすることができる。 また、4Kやグラフィック設定を高しても快適にプレイできるほど。 |
画像編集 | ◎ | とても快適 |
動画編集 | ◎ | FHD動画であれば長時間の動画でも快適に編集作業ができます。 4K動画編集は試していませんがスペック的に問題ないと思います。 |
プログラミング | ◎ | Visual Studioなどの開発環境はとても快適に動作します。 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ | とても快適 |
データ分析・AI学習 | ○ | 勉強用レベルであれば快適 大量のデータを処理するのはノートPCは不向き |
- CPU:Intel Core i7-10750H
(6コア/12スレッド, 2.6GHz Max 5.0GHz) - GPU:NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design 8GB GDDR6
- メモリ:32GB
というスペックのことだけはあり、色々な用途で快適に動作しますね。
ハイエンドなCPU, GPUと豊富なメモリが搭載されているので、性能的にはほとんどの用途で活用することができます。
しかし、動画編集などのストレージを多く必要とする用途の場合は、ストレージ面をアップグレードしておいた方が良いですね。
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本体サイズ・重量
Alienware m15 R3の本体サイズと重量について解説します。
本体サイズについて
実測値 | 公称値 | |
---|---|---|
横 | 360 mm | 360.3 mm |
縦 | 274 mm | 276.32 mm |
高さ | 20.5 mm | 20.5 mm |
15インチのゲーミングノートPCの中では、薄く、縦に長くなった形状をしていて、全体的に少しサイズが大きい目ですね。
高さは標準で20~25mm程度ですが、ハイエンドCPU, GPUを搭載しているモデルは、25mm程度になることが多いです。
そのため、NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPERのハイエンドGPUを搭載して、20.5mmなので結構薄くなっています。
しかし、縦方向は、240~250mmが標準的ですが、このモデルは276mmと結構長いですね。
薄くした分が縦方向に長くなっている印象です。
リュックタイプのビジネスバックにはギリギリ入るので、持ち運びには問題なしです。
A4サイズのクリアファイルや書籍と比較すると感じです。
他の標準的なサイズの15インチのゲーミングPCと比較するとこんな感じで、一目で分かるぐらい縦が長くなっていますね。
重量について
実測値 | 公称値 | |
---|---|---|
本体 | 約2.3kg | 約2.11kg~2.5kg |
充電器 | 約972g | – |
合計 | 約3.272kg | – |
他の15インチのゲーミングPCが約2.0kg前後なので、このモデルの約2.3kgは少しだけ重いです。
他のPCより重い理由としては、おそらく、冷却周りのパーツとバッテリーだと思います。
このモデルは、冷却周りのパーツが強力な上、バッテリー容量が標準の1.8倍程度とスペック表からは読み取れない部分でリッチな構成になっています。
排熱のための熱伝導率を高めるために銅を多く使用し、比較的重いバッテリーを他のPCより大きなものを使用しています。
とは言え、パソコン本体と充電器ぐらいであれば、持ち運びできないことは全くないので心配はいりません。
例えば、大学生でパソコンの他に、教科書と一緒に持ち運ぶ必要があるのであれば、もう少しコンパクトなものを選んだ方が良いかなという感じです。
ケンさん
ディスプレイ
Alienware m15 R3のディスプレイは、15.6インチの-を搭載しています。
ディスプレイ | 15.6インチ FHD (1920 x 1080) 144Hz 7ms 300-nits 72% NTSC 色域(ライト) |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1,920×1,080 |
縦横比 | 16:9 |
リフレッシュレート | 144Hz |
光沢 | 非光沢 |
タッチパネル | × |
リフレッシュレートは、144Hzと高くハイエンドGPUの性能を最大限活かすことができるディスプレイ仕様となっています。
ケンさん
光沢について
非光沢(アンチグレア)液晶のため、暗い画面でもあまり反射しませんね。
キーボード・タッチパッド
次は、パソコンの操作性に大きく関わってくる
- キーボード
- タッチパッド
について解説します。
キーボードについて
キー配列 | 日本語配列 |
---|---|
テンキー | × |
アイソレーション設計 | ○ |
バックライト | ○ |
RGBライト | ○ |
キー配列は、使い勝手の良いスタンダードな配列となっています。
個人的に配列の悪い例として、次のようなものがあります。
- Ctrlが左下に無い(ショートカットキーが使いづらい)
- Enterが2マス分でない(落ち間違い)
- 記号キーや矢印キーが変な場所にあったり、小さかったり
- DelやBackSpaceがEnterの上に無く変な場所にある
この辺りは、個人的に打ち間違いなどが発生しやすく、特殊なキー配列となるため、パソコン買い替え時の時はいつもと感覚が違ってくるため慣れが必要です。
しかし、このモデルは標準的なキー配列なので、打ち間違いもなく使い易かったです。
打鍵感もしっかりとした押し心地で打ちやすいです。
テンキーは無いので数字入力は、上から2段目の横に並んだキーから入力。
パソコンを使う度、数字の入力をするような方は、別途テンキーを持っておいた方が良いかも。
テンキーが無いので、指が真ん中にくるため打ちやすかったですね。
※テンキー付きのパソコンの場合は、少し左寄りになります。
キーピッチ・キーストロークについて
実測値 | 標準サイズ | |
---|---|---|
キーピッチ | 19mm | 19mm |
キーストローク | 1.72mm | 2~3mm |
キーピッチは標準的で、キーストロークが浅めですね。
浅めの場合、打鍵感が薄れるのですが、このパソコンはキーが重ためなせいか、そのような感じはせず、しっかりとした押し心地がありますね。
キーボードのバックライトについて
キーにはバックライトが搭載されているので、暗い場所での作業でもしっかりとキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。
プレインストールされている『Alienware コマンドセンター』を使うことで、
- キーボードのLED
- 天板ロゴのLED
- リア部分のLED
のON, OFFや光り方、色を変更することができます。
タッチパッドについて
他の15インチのゲーミングPCより小さめになっています。
横が10.5~11.5cm程度が標準ですが、その中では小さい方。
また、縦に関しても7.4cm程度が標準ですが、6cmと小さめです。
小さいことによって操作がしづらそうと思ったのですが、そんなことは無かったです。
縦方向が短いので、カーソルを画面の上から下に移動するのに、何回も指を置き直して操作する必要があると思ったのですが、1回で行けました。
そのため、サイズが小さいことにより操作感が悪いことはありませんでした。
インターフェース
インターフェース周りは次のようになっています。
左側
LANポート x1
USB 3.1 Type-A x1
イヤホン x1
右側
USB 3.1 Type-A x2
後側
MiniDisplayPort x1
Thunderbolt 3 x1
Alienware Graphics Amplifier接続用ポート x1
(別売りの外付けグラボ接続用)
充電コネクタ x1
全体的にインターフェースは充実してますね。
USBポートは3つと十分な数があり、映像出力端子も2つあるので、トリプルディスプレイもできます。
リア部分の右から2番目に見慣れないコネクタがありますが、『Alienware Graphics Amplifier接続用ポート』です。
Alienwareの独自規格で、別売りの外付けグラフィックボードを接続する際に使用するコネクタです。
とは言え、NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPERを搭載しているので、よっぽどのことが無い限り外付けは不要ですね。
カメラ
カメラ | 画素数 | プライバシー シャッター |
---|---|---|
フロントカメラ | 約100万画万 | × |
リアカメラ | 約-万 | – |
フロントカメラのみで、プライバシーシャッターは付いていません。
ビジネス向けPCであれば、プライバシーシャッターまで付いていることがありますが、ゲーミングPCであればこれが標準仕様ですね。
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Alienware m15 R3のCPU・GPU・SSDのベンチマーク
Alienware m15 R3のベンチマークを計測していきます。
計測内容は次の通りです。
- アプリ実行の総合的パフォーマンス(PCMark10)
- ストレージ性能(CrystalDiskMark)
- CPU性能(CINEBENCH R20)
- GPU性能(3DMARKスコアと各種ゲームFPS値)
- ゲーム性能(DQX、FF14、FF15、VRMark)
- バッテリー容量・駆動時間
- ファンの静音性
アプリ実行の総合的パフォーマンス
アプリケーションの実行における総合的なパフォーマンスを計測する『PCMark10』のベンチマーク結果です。
ビデオ会議やウェブブラウジングなどの一般的なアプリ、スプレッドシート作業や文書作成などのビジネス向けアプリ、写真・動画編集アプリなどのクリエイティブアプリのパフォーマンスを総合的に測定します。
カテゴリ | 項目 | スコア |
---|---|---|
一般的なアプリ | アプリの起動 | 10101 |
ビデオ会議 | 7281 | |
ウェブブラウジング | 8622 | |
総合スコア (推奨スコア:4100以上) | 8591 | |
ビジネス系アプリ | スプレッドシート作業 | 8914 |
文書作成 | 6301 | |
総合スコア (推奨スコア:4500以上) | 7494 | |
クリエイティブ系アプリ | 写真編集 | 9840 |
動画編集 | 4106 | |
レンダリング | 2651 | |
総合スコア (推奨スコア:3450以上) | 4749 | |
総合スコア | 4829 |
カテゴリ別に推奨されるスコアは以下の通りです。
カテゴリ | 推奨スコア | 解説 |
---|---|---|
一般的なアプリ | 4100以上 | 一般的な用途で様々な簡単なタスクをする場合 |
ビジネス系アプリ | 4500以上 | 事務作業と軽いメディアコンテンツ作業をする場合 |
クリエイティブ系アプリ | 3450以上 | 写真/動画/その他コンテンツの編集をする場合 |
(参考:PC Mark10 公式サイト (英語))
一般的なアプリ、ビジネス系アプリ、クリエイティブ系アプリと全てのカテゴリで、推奨スコアをクリアしています。
特に、一般的なアプリとビジネス系に関しては、大幅に上回っているので、十分快適に作業することができます。
ストレージ性能
Alienware m15 R3では、NVMeの256GB SSDを搭載しています。
読み込み速度 | 書き込み速度 | |
---|---|---|
シーケンシャル | 741.5 MB/s | 177.6 MB/s |
ランダム | 365.8 MB/s | 178.2 MB/s |
NVMeのSSDが搭載されていますが、NVMeの割に少し遅いかなという印象の結果に。
とは言え、SATA SSDよりは速いデータ転送速度のため、OSの起動時間やゲームのロードなどの読み込みに関しては高速です。
NVMe SSDで3000MB/s程度の速度が出たとしても、他の性能が足を引っ張るので、SATA SSDとNVMe SSDの体感速度はあまり変わらないのが現状です。
そのため、NVMeにしては遅い結果にはなりましたが、約750MB/sもあれば体感的にはかなり速いので、問題ないですね。
CPU性能
CPUは『Intel Core i7-10750H』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
Intel Core i7-10750Hの基本性能 | |
---|---|
コア・スレッド | 6コア / 12スレッド |
クロック周波数 | 2.6GHz(最大 5GHz) |
CPU内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics |
TDP | 45W |
項目 | スコア |
---|---|
CPU | 2544 |
CPU(Single Core) | 404 |
普段使いやゲームなどの快適さには特に影響はないですが、Intel Core i7の中では少しスコアが低いモデルになります。
価格は別にして、Ryzen 7やCore i7 10800台の方が魅力的ですね。
GPU性能(ゲーム含む)
GPUは『NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Designの基本性能 | |
---|---|
コア数 | 3072コア |
クロック周波数 | 1650GHz |
メモリ容量 | 8GB |
TDP | 250W |
項目 | スコア |
---|---|
グラフィックスコア | 8608 |
グラフィックテスト1 | 55.37 FPS |
グラフィックテスト2 | 49.93 FPS |
CPUスコア | 5818 |
CPUテスト | 19.55 FPS |
総合スコア | 8030 |
また、3DMarkで算出される各種ゲームのFPSは次の通りです。
ゲーム | 設定 | FPS |
---|---|---|
Battlefield V | 1440p Ultra | 85+FPS |
1080p Ultra | 105+FPS | |
Apex Legends | 1440p Ultra | 95+FPS |
1080p Ultra | 140+FPS | |
GTA V | 1440p Ultra | 50+FPS |
1080p Ultra | 80+FPS | |
Fortnite | 1440p Ultra | 90+FPS |
1080p Ultra | 125+FPS | |
Red Dead Redemption 2 | 1440p Ultra | 30+FPS |
1080p Ultra | 40+FPS |
※Ultraはゲームのグラフィック設定が最大を意味します。
※レイトレーシング機能はオフ。
Red Dead Redemption 2は非常に重い部類の3Dゲームで、FPSが40程度なので、カクつきがなどを感じ”ない”ギリギリのラインだと思います。
他のゲームをFHDでプレイする分には80~140FPS程度出ているので十分快適ですね。
グラフィック設定を良いもので算出されているFPSなので、標準設定であれば、もう少し伸びると思います。
軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | 11455 | すごく快適 |
標準品質 | 11664 | すごく快適 |
低品質 | 11983 | すごく快適 |
普通の3Dゲーム:FF14
設定 | スコア | 平均FPS | 最低FPS | ロード時間 (合計) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
最高品質 | 14102 | 110.5 FPS | 47 FPS | 16.1 秒 | 非常に快適 |
高品質 | 14826 | 122 FPS | 47 FPS | 15.7 秒 | 非常に快適 |
標準品質 | 14979 | 122.9 FPS | 48 FPS | 15.4 秒 | 非常に快適 |
重めな3Dゲーム:FF15
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
高品質 | 7810 | 快適 |
標準品質 | 10044 | とても快適 |
軽量品質 | 11123 | とても快適 |
FF15でも標準品質までは『とても快適』なので、軽量級から重量級まで幅広い3Dゲームを快適にプレイできそうです。
ただ、Red Dead Redemption 2のような重量級の中でも重い部類のゲームになってようやく評価が分かれてくる印象です。
VR:VRMark
VRゲームのパフォーマンスを計測する『VRMark』のベンチマーク結果です。
PCの映像をVR機器に出力した際のFPS値が分かるので、VRでゲームをプレイしたい方は参考になると思います。
VRMark Orange Room | |
---|---|
スコア | 8014 |
平均FPS | 174.7 |
推奨構成FPS | 109 |
最低構成FPS | 81 |
VRで60FPS以下ぐらいになってくると、カクつき感からVRへの没入感が下がってしまうので、FPSは非常に重要ですが、174FPSもあれば十分ですね。
HTCVive, OculusRiftが推奨する構成のパソコンで映像出力した際の平均FPSが109で、大体1.6倍程度あるので、VRによるゲームも問題なさそうです。
バッテリー容量
バッテリーの容量と各種作業中のバッテリー駆動時間は、次の通りです。
15インチのゲーミングPCの中では、トップクラスでバッテリー容量が多いです。
他のゲーミングPCでは、46,0000mWh、または、65,000mWh程度なので、それらと比べると多いですね。
ファンの静音性
(左:バッテリー接続時、右:バッテリー未接続時)騒音レベル | |
---|---|
高負荷時 (バッテリー接続時) | 44.3 dBA |
高負荷時 (バッテリー未接続時) | 44.2 dBA |
アイドル時 | 0 dBA |
騒音レベルの目安
デシベル(dBA) | 目安① | 目安② | 具体例 |
---|---|---|---|
70 | うるさい | かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない | ・騒々しい街頭 ・セミの鳴き声 (2m) |
60 | 非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる | ・普通の会話 ・洗濯機、掃除機、テレビ | |
50 | 普通 | 大きく聞こえる、通常の会話は可能 | ・家庭用クーラー (室外機) ・換気扇 (1m) |
40 | 聞こえる会話には支障なし | ・静かな住宅地 ・図書館 | |
30 | 静か | 非常に小さく聞こえる | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
20 | ほとんど聞こえない | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
バッテリー接続時、未接続時に関わらず、高負荷な状況では44dBA前後という結果に。
実際に聞いてみると、騒音レベルの目安の「普通」ぐらいだが、静かな部屋で聞くとちょいうるさめという印象でした。
他のゲーミングPCでは、バッテリー未接続時は消費電力の節約のためか、CPUやGPUのクロック数は抑えられるのですが、このモデルは、抑えられることなく最大限のパフォーマンスを発揮していました。
そのため、バッテリー接続時と未接続時でどちらもパワー最大なので、ファンの回転数や騒音も同程度になりました。
ただ、プレインストールされている『Alienware コマンドセンター』を使うことで、CPUとGPUのファンの回転数を制御することができます。
使用率が高いのに極端に回転数を小さくするのはNGですが、温度を見つつ適切な設定をすることでファンの騒音を小さくすることができますね。
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Alienware m15 R3の実機レビューまとめ
DELLの『Alienware m15 R3』を実機レビューしました。
- Alienwareらしさのあるカッコいいデザイン
- 重い3Dゲームでも快適にプレイできる高スペック
- 豊富なインターフェース
- 15型ゲーミングPCの中では本体・充電器が重い
高性能なCPU, GPUを搭載したハイエンドなゲーミングPCで、ゲーミングブランド『Alienware』らしさのあるカッコいいモデルでしたね。
重い3Dゲームも快適にプレイすることができる上、高い冷却性能によって、高パフォーマンスを維持できます。
2021/06/20時点で、本記事で紹介しているスペックのAlienware m15 R3は販売されていないので、同シリーズを検討する際にデザイン面を参考にして頂ければと思います。
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