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CPUの性能の見方と選び方【初心者必見】

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パソコン cpu 選び方

  • CPUって何をするためのものなの?
  • CPUの性能が低い、高いってどこで判断すれば良いの?
  • パソコンの用途毎にどの程度のCPU性能があれば良いの?

パソコンは色々なパーツが組み合わさってできており、パーツ毎の性能によってパソコン全体の性能が決まってきます。

 

しかし、パソコンを初めて選ぶ方にとっては、どのように知識を深め、選んでいけば良いか難しいと思うので、パソコン選びに失敗しないための選び方や基礎知識をまとめて解説しています。

今回はその中のCPU編ですね。

 

私はPC歴約20年で、普段使い、ビジネス用途、ゲーム、動画編集やプログラミングなど様々な用途でパソコンを使い、ブログを運営する上で、メーカーよりパソコンを借りて性能を計測したりしているので、その経験やデータを元に、分かりやすく解説していきます。

 

この記事を読むことで、次のことが分かります。

  • CPUの基本的な知識や性能の見方
  • 使用用途別に、どの程度の性能のCPUを選べば良いか

 

CPUと一言で言っても知識面でかなりのボリュームになってしまいますが、パソコンを初めて選ぶ方を対象に、最低限ここだけは覚えておいた方が良いという内容をできるだけ絞って解説していきます。

 

ケンさん

CPUは、パソコンの処理性能を決める重要なパーツやで!

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
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CPUの役割とは?

CPUの役割とは?

CPU(Central Processing Unit)とは、パソコン全体の処理を担当する部分で、「パソコンの頭脳」とも呼ばれる重要なパーツです。

CPUが一般的ですが、プロセッサー、中央演算処理装置と呼ばれたりもします。

 

この性能によって処理の速度が変わるので、CPUがパソコンの処理速度を決めると言っていいでしょう。

 

このCPUの処理性能が高ければ高いほど処理速度が速くなり、快適に作業することができます。

 

使用用途毎に、必要な性能が変わってくるので、自分がどういう用途でパソコンを使うのかを考えた上で、CPUを決める必要があります。

ここで、必要なCPUの性能を見誤ってしまうと、作業中にカクついたり、動作しなかったりするので、非常に重要なパーツと言えます。

 

一般的に、CPUの性能が高いほど価格も高くなります。

そのため、用途毎に必要なCPU性能を把握せず、ただ安いからという理由でパソコンを選んでしまうと、CPUの性能が悪く、やりたいことができない場合もあるので、注意しましょう。

 

CPUの見方と選び方

CPUが処理速度を決める重要なパーツであることは、分かって頂けたと思いますが、

CPUの性能ってどこを見れば分かるんだ?

と疑問になると思います。

 

CPUを選ぶ上で重要な部分なので、CPUの性能の見方と使用用途別にどの程度のCPUが必要になるか目安を解説していきます。

 

CPUの2大メーカー「Intel」「AMD」

intel

amd

パソコンに搭載されるCPUには、2つのメーカーがあります。

  • Intel(インテル)
  • AMD(エーエムディー)

どこかで名前だけ聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

 

パソコンには、IntelかAMDのCPUが搭載されるので、この2つの型番に見方を知っておくことで、大体のCPUの性能を把握することができます。

 

どちらのCPUメーカーも、低性能なものから高性能なものまで幅広く取り扱っているので、どちらのメーカーのCPU方が高性能とかは無いです。

 

CPUの型番の見方(性能を大体把握)

CPUには型番があり、その型番を見ることで、大雑把に性能を把握することができます。

 

Intel CPU型番

AMD CPU型番

何やら色々書いてて難しそうだな…

と感じたと思います。

 

しかし、初めてパソコンを選ぶという方は、「Intel Core i7」「AMD Ryzen 7」まで知っておけば十分です。

このブランドグレードを見ることで大体の性能が分かるようになっています。

Intel CPUAMD CPU性能目安
ローエンド
(低性能)
CeleronAthlonネットサーフィンやYouTubeなどの動画視聴など
軽めの作業しかできません。
あまり積極的に選ぶCPUではありません。
Pentium
ミドルレンジ
(中性能)
Core i3Ryzen 32D・3Dゲームや動画編集、プログラミングなど、
ローエンドに比べできることが”格段”に増えるグレードです。
パソコンのエントリーモデルとしておすすめ。
Core i5Ryzen 5
ハイエンド
(高性能)
Core i7Ryzen 73Dゲームや実況・配信、動画編集など高負荷な用途で、
ミドルレンジより高い処理能力で作業効率を上げたい方向けの
グレードです。
Core i9Ryzen 9

他にも「Intel Xeon」「AMD Ryzen Threadripper」というものがありますが、これはワークステーション向けCPUで高性能・高価格なものなので選択肢から外してもらって大丈夫です。

 

ミドルレンジからハイエンドCPUに関しては、IntelはCore iシリーズ、AMDはRyzenシリーズで展開しています。

末尾の数字(グレード)によって大体の性能を知ることができ、基本的に数字が高い方が高性能です。

 

同じミドルレンジの中でもCore i3, Core i5とありますが、その中でもCore i5の方が高性能ですね。

 

本当はそれ以降の型番によっても、多少性能や機能の違いがあるのですが、パソコン初心者の方であれば、ここまで知っておけばOKです。

後は使用用途別に、大体必要なスペックを理解して、適切な性能のパソコンを選べば失敗はしないです。

 

ケンさん

これ以降の型番は、自作PCする人なら知っとかなあかんって感じやな!

 

CPU毎の性能目安(使用用途別)

じゃあ、ゲームしたい時はどの性能のCPUを選べばいいの?

CPUの型番から性能を大体把握できるようになったかと思いますが、使用用途別に、どの程度のCPU性能があれば良いのか解説していきます。

 

CPU性能があまり必要ない用途に対して、高性能なCPUを搭載する分には問題ありません。

しかし、CPU性能が必要な用途に対して、低性能なCPUを搭載すると満足に作業できないので、自分の使用用途では、どの程度CPU性能が必要か知ることは重要です。

 

使用用途分類Intel CPUAMD CPU
普段使い
(ネット/動画視聴/通販など)
ミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5
ゲームミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i7Ryzen 3~7
動画編集ミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i7Ryzen 3~7
ビジネスミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5
プログラミングミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i9Ryzen 3~9
トレード
(株/FX/仮想通貨)
ミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5
AI/ディープラーニングミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i9Ryzen 3~9
大学生向けミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5

色々な用途で必要なCPU性能の目安を表にしました。

 

ミドルレンジからハイエンドまで幅広いものもありますが、同じ用途でもどのレベルのことをしたいのかで話が変わってきます。

例えば、動画編集であれば、FHD動画編集なのか、4K動画編集なのかで必要な性能が変わります。

 

その辺りの詳しい解説は、表の「使用用途」欄のリンクから、レベル毎の性能やおすすめのパソコンを紹介しているので参考にして下さい。

 

 

CPUの性能を決める「コア」「スレッド数」「クロック周波数」

CPUの見方で、型番から大体の性能を知る方法を解説しましたが、CPUの性能を決める基本的知識も解説します。

 

CPUの性能を決める大きな要素は、次の2つです。

コア数 / スレッド数 ⇒ 一度に処理できる数

クロック周波数 ⇒ 処理速度

 

コア数 / スレッド数

CPUのコア数は、一度に処理できる数を表しています。

 

パソコン内の処理は、CPUの1つのコアに対して、1つの処理しか実行できません。

 

ですが最近では多コア化が進み、4コア, 8コアが当たり前になってきています。

4コアであれば、4つ同時に処理を実行できることになります。

 

同時にいくつも処理できた方が、作業効率が高いので、コアが多いほど高性能と言えます。

 

また、CPUには、1つのコアで2つの作業を同時に実行する機能があります。

  • Intelの場合は、ハイパースレッディング・テクノロジー
  • AMDの場合は、Simultaneous Multi Threading(SMT)

CPU毎に名称は違いますが機能は同じです。

 

この機能は、CPU毎に対応 / 非対応が分かれており、CPUのスレッド数を見ることで分かります。

パソコンの仕様を見た際に「4コア / 4スレッド」であれば非対応ですし「4コア / 8スレッド」であれば対応しています。

 

コアを物理コア、スレッドを論理コアと呼びます。

 

ちなみに、

  • 4コア / 8スレッド
  • 8コア / 8スレッド

であれば、どちらも8つ同時に処理を実行できることを意味しますが、より高速に処理できのは、後者の「8コア / 8スレッド」となります。

※次で解説する「クロック周波数」が同じ場合です。

 

コア1つ分の性能を2つの処理に分けているので、効率的に作業を割り振ってくれるとは言え、結局はコア1つ分の性能です。

そのため、物理コアが多い方が性能は高いです。

 

クロック周波数

クロック周波数は、CPUの処理する速度を表しています。

 

正確に言うと、コンピュータ内部で複数の電子回路がタイミングを揃えるために発信する信号の数のことを言います。

 

少し難しい方になってしまいましたが、信号の数か多いほど、データを送受信する間隔が短くなるので、高速な処理ができるということです。

つまり、処理する速度ですね。

 

1秒間にどれだけの信号を発信するかをHz(ヘルツ)という単位で表します。

例えば、4.2GHzであれば、毎秒42億回もの信号を発信していることになります。

 

ケンさん

とんでもない数やで(笑)

 

他のCPUとの性能比較はベンチマークサイト

色々なパソコンを検討する中で、CPUの性能を比較したいけど、どうすればいいの?

他のCPUと比較したい場合は、ベンチマークサイトを使います。

私がよく使っているのは、『PassMark』というベンチマークサイトです。

 

CPUの性能は、「コア数 / スレッド数」と「クロック周波数」で決まることを解説しましたが、他のCPUと性能を比較する際に、この2つを比べても分かりません。

 

例えば、次のような場合は比較するのは難しいでしょう。

  • コア数が多くて、クロック周波数が高いCPU
  • コア数が少なくて、クロック周波数が低いCPU

片方が同じの場合は、もう片方の数値で比較することができますが、そのような場合はかなり少ないです。

また、数字が同じだとしても、CPUメーカーが違えば性能も少し変わってきます。

 

そのような場合に、ベンチマークサイトを使えば、スコア数値でCPUの性能を比較することができます。

 

ベンチマークスコアは、ユーザーがそのサイトが提供しているベンチマークソフト(※)を使い、その数値を集計したものなので、収集件数が多く信頼できる指標です。

※ベンチマークソフトは、特定のパーツの性能を計測するために、一定の負荷を掛けることで性能を計測するためのソフトです。

 

 

まとめ:最低でもCPUの型番を見ただけで大体の性能を把握できるようにしよう!

パソコン初心者の方向けに、CPUの基本的な知識や性能の見方、使用用途別にどのCPUを選べばよいかについて解説しました。

 

使用用途分類Intel CPUAMD CPU
普段使い
(ネット/動画視聴/通販など)
ミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5
ゲームミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i7Ryzen 3~7
動画編集ミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i7Ryzen 3~7
ビジネスミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5
プログラミングミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i9Ryzen 3~9
トレード
(株/FX/仮想通貨)
ミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5
AI/ディープラーニングミドルレンジ~ハイエンドCore i3~i9Ryzen 3~9
大学生向けミドルレンジCore i3~i5Ryzen 3~5

CPUは、パソコンの処理速度を決めるパーツで、この良し悪しによってパソコン全体の作業効率が大体決まると言っても良いほどです。

 

使用用途毎に、必要なCPU性能が変わってくるので、

自分が何の用途でパソコンを使うのかはっきりさせておいて、それにあったCPUを選ぶ必要があります。

 

もし、必要とするCPUの性能を下回ってしまった場合、カクついたり、動作しなかったりします。

使用用途毎に必要なCPU性能を把握せず、ただ安いからという理由でパソコンを選んでしまうと、CPUの性能が悪く、やりたいことができずお金が無駄になってしまうこともあるので注意しましょう。

 

CPUだけでなく、他の重要なパーツやパソコン選びに失敗しないための選び方や基礎知識を解説しています。

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