- パソコンとスマホって何が違うの?
- スマホで全部できるしパソコンなんていらん!
最近では、パソコンは全員とは言えませんが1人1台に近いほど普及し、スマホに至っては1人1台と言えるほど普及しています。
パソコンの普及により、ネットで調べ事をしたり、動画を楽しんだり、色々なことができるようになりました。
さらに、スマホが登場して以降、より多くの人がより手軽に色々なことができる時代です。
一見、パソコンもスマホも同じようなことができるので、「それなら小さくて使い勝手の良いスマホがあれば十分じゃないか?」と思いがちです。
本体や画面の大きさの違い、機能の違いなど細かい違いは色々ありますが、今回は本質的に何が違うのかを解説します。
結論から言うと、本質的な違いは
スマホ ⇒ コンテンツを”消費”するためのデバイス
パソコン ⇒ コンテンツを”生産”するためのデバイス
「いやいや、スマホでも動画編集できるし…」と思うかもしれませんが、この辺りも含めて解説していきます。
ケンさん
パソコンが必要という方は、購入する上で知っておくべき選び方や性能を決める重要なパーツなどの基礎知識も解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:購入前に知っておくべきパソコン基礎知識【初心者向け】
目次
パソコンとスマホの本質的な違いについて
では、パソコンとスマホが本質的にどう違うのか解説していきます。
スマホはコンテンツ消費
スマホは、コンテンツを”消費”するためのデバイス
基本的にスマホは、YouTubeを見たり、SNSをしたり、ゲームをしたり、何か気になることを調べたり…と誰かが作ったコンテンツを見て楽しむためのものです。
ネット上には膨大な情報やコンテンツがありますが、その中で欲しいものを取捨選択し、次々に見ていきます。
1つ見終わったら、次のものを見て…を繰り返し、どんどんコンテンツを消費していきます。
YouTubeなどで動画を見終わった後、自分が見たくなるような動画が、おすすめ動画として並んでいます。
それを時間の許す限り、次々に見てしまう…という経験はないでしょうか?
コンテンツを消費するという意味ではパソコンでも同じことが言えます。
しかし、スマホの方が小さく携帯性に優れているため、コンテンツを消費する点においては、どちらかと言うとスマホの方が向いています。
パソコンはコンテンツ生産
パソコンは、コンテンツを”生産”するためのデバイス
基本的にパソコンは、動画を編集・制作したり、書類や資料を作ったり、ゲームを作ったり…と誰かに見てもらうためのコンテンツを生産するためのものです。
このように、コンテンツを消費する誰かに対して、
- 楽しんでもらうため
- フォローして欲しいため
- 役立つ情報を届けるため
- 自社商品・サービスを買って欲しいため
と目的は様々ですが、コンテンツを生産することに向いているのがパソコンです。
また、パソコンは携帯性が悪いので利便性には欠けますが、スマホと同様に、YouTubeを見たり、ゲームをしたりとコンテンツ消費ができるので、“生産”と”消費”の両方を兼ね備えているデバイスと言えます。
パソコンとスマホの違いのあれこれ
「スマホで何でもできるし、パソコンなんて不要だ!」
「パソコンは生産とか言うけど、スマホでも動画編集できるし!」
たまにネット上で議論されることがある話題ですが、この辺りを含め、パソコンとスマホをどう捉えるべきなのか解説していきます。
「スマホで何でもできるし、パソコンは不要だ!」は視野が狭い
確かにスマホで多くのことができます。
年々、便利なアプリケーションやスマホの機能が続々登場し、できることが多くなっています。
ですが、”パソコンは不要“というのは言い過ぎです。
その思ってしまうのは、
自分がスマホの範囲内でできる”コンテンツの消費”しかしていないから
です。
動画編集、資料作成やプログラミングなどのコンテンツの生産を日常的にやってないので、それならスマホで十分と言う考えになります。
コンテンツの消費だけしかしていないから良い悪いという話ではなく、”パソコンは不要“を全員に対して言えるかと言うとそうではありませんよね。
「スマホでも動画編集とか生産できる!」は作業効率が入っていない
中には、スマホでも動画編集できるから、コンテンツの生産もできるという方がいます。
それは正しいです。
言ってることが違うじゃないかと思われるかもしれませんが、生産はできます。
スマホが登場して10年ぐらい経ちますが、初期の頃と比べ、スマホの性能が向上し、それに伴ってアプリケーションも充実してきました。
画像や動画を編集するアプリもあるので、コンテンツを生産できるかできないかで言うとできます。
ですが、そこには作業効率の考えが入っていません。
上でも解説したようにコンテンツを生産する目的は様々ですが、生産する先には収益が絡んでくることが多いです。
- フォロワーや視聴回数を獲得することで広告依頼が来たり
- 自分の商品やサービスを使ってもらうことで収益を得たり
収益が絡むということは、コンテンツを生産する際の製作時間(=人件費)などの費用が入ってきます。
つまり、製作時間が短ければ短いほど安く仕上がります。
スマホで生産するより、パソコンで生産した方が作業効率が高いので圧倒的に有利です。
ケンさん
スマホが絶対越えられない壁:作業効率
スマホでもコンテンツを生産できるか、できないかで言うと、できます。
しかし、作業効率を考えた時に、スマホでのコンテンツ生産は現実的ではありません。
個人で楽しむ分にコンテンツを生産する分にはスマホでも良いですが、収益や費用などが絡むビジネス的な視点で言うとスマホを使っていくのはなかなか厳しいです。
パソコンは、スマホと比べて
- 高い処理能力
- マウスやキーボードの操作性
- 広いモニターでの作業のし易さ
が圧倒的に違います。
携帯性を重要視するスマホだと、画面の大きさは精々6インチが限界な上、いちいちスマホにマウスやキーボードを接続して操作性を高めようとはなりません。
そのため、スマホの場合は、全体的な作業効率においてパソコンを上回ることほぼ確実にありませんし、今後も無いと言っていいでしょう。
つまり、作業効率が重要となるコンテンツの生産においては、スマホは絶対に超えられないので、パソコンがメインになってきます。
元々パソコンとスマホの比較ではなく使い分けが重要
パソコンとスマホの本質的な違いを解説してきたにもかかわらず、その全てを覆すようで申し訳ないですが、そもそもパソコンとスマホを比較するのが間違いです。
スマホはコンテンツの消費、パソコンはコンテンツの生産と言ったように、そもそも土俵が違うので比べるのが違う気がしています。
つまり、本質的にはそれぞれ全くの別物なので、パソコンとスマホの使い分けが重要になってきます。
通勤や通学中は、SNSを見たり、YouTubeを見たりすると思いますが、これはスマホの方が適しています。
このために、わざわざパソコンを持っていくことは無いはずです。
一方で、資料を作成したり、動画を編集したり、プログラミングをする場合、パソコンの方が適しています。
パソコンとスマホを両方持っている方であれば、わざわざ、スマホの小さい画面こういったことをしようとは思わないはずです。
このように、パソコンとスマホで携帯性、作業性の違いがあるので、それぞれ向き不向きがあります。
つまり、違いを理解して、作業ごとに適したデバイスで行うことが重要です。
その作業の切り分けの目安が、次がベースになるわけです。
コンテンツを”消費” ⇒ スマホ
コンテンツを”生産” ⇒ パソコン
とは言え、昔はスマホも無かったですし、初期の頃はコンテンツを作ったり、編集したりできるアプリは無かったので、今のように選択肢が増えること自体は良いですね。
まとめ:それぞれの特徴を理解して使い分けるのが重要
機能面などの違いはさておき、パソコンとスマホの本質的な違いについて解説しました。
スマホ ⇒ コンテンツを”消費”するためのデバイス
パソコン ⇒ コンテンツを”生産”するためのデバイス
最近では、スマホの性能向上やアプリケーションの充実により、色々なことができるようになりました。
簡単な画像・動画編集や資料作成などもできるか、できないかで言うとできます。
しかし、コンテンツを生産する際は作業効率も重要になってくるので、この点を考えるとスマホではパソコンには太刀打ちできません。
本質的な違いを踏まえた上で重要なことは、パソコンとスマホの使い分けです。
それぞれ作業毎に、適している部分、適していない部分があるので、それを知って自分のやり易いデバイスでやるのが正解です。
その上でパソコンが必要という方は、購入する上で知っておくべき選び方や性能を決める重要なパーツなどの基礎知識も解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:購入前に知っておくべきパソコン基礎知識【初心者向け】