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CPU末尾のアルファベットを解説!性能や内臓GPUの有無、消費電力の目安など

どうも、パソコンブロガーのケンさん(@pasolog_ken)です。

  • CPUの型番の最後にある”KF”とか”HX”のアルファベットって何か意味があるの?
  • PCを検討する際や自作PCを組む時に何か注意することはあるの?

CPUをどれにするか悩んでいる時に、CPUの末尾のアルファベットが気になったことがあると思います。

末尾のアルファベットにはそれぞれ意味があり、性能や消費電力、CPU内蔵GPUの有無などが分かります。

 

ネットや家電量販店で販売されている既製品のPCやBTOパソコンを検討する際は、最悪気にしなくても動作するので大丈夫です。

しかし、自作PCをする際は、末尾のアルファベットとパーツ構成によっては動作しない場合もあるので注意が必要です。

自作する方向けの注意点も後程解説していきます。

 

他にも、PCメーカーの特徴まとめグラボ別ゲーム性能実機レビューPCケースの選び方用途別の目安スペックなども紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年/自作,プログラミング歴10年、文系新卒でSEとしてIT企業に入り、スマホアプリ/Windowsアプリ開発に携わる。 ハード,ソフト面で長年の知識,経験を元に初心者向けにPCを解説 詳細プロフィール

CPUの末尾のアルファベットの意味について

インテルCPUの末尾のアルファベット

AMDCPUの末尾のアルファベット

CPUの型番の末尾には、”KF”、”HX”など様々なアルファベットが付きます。

これらのアルファベットによって、次のようなことが分かります。

  • デスクトップ向けCPUかノート・モバイル向けCPUか
  • オーバークロックできるCPUなのか
  • グラフィック機能(CPU内蔵GPU)が搭載されているか
  • 省電力設計で発熱が抑えられたCPUなのか

 

パソコン向けCPUの大部分はインテルとAMDの2社ですが、両方とも型番の末尾にアルファベットが記載されています。

各社によって、使われるアルファベットが違ったり、同じでも必ずしも意味も同じとは限らないので分けて解説していきます。

 

※CPUは、インテルとAMD以外にもAppleが開発したMac向けCPUなどもあります。

 

インテル製CPUの末尾

インテル製CPUでは、次のような末尾があります。

【デスクトップ向け】
無印、K、F、KF、KS、X、XE、T、E、KB、B、TE、S、R

 

【ノート・モバイル向け】
HX、HK、HF、H、P、U、UE、HL、G、G7、GRE、HQ、EQ、M、QM、MQ、Y

主に、Intelの主力ブランドであるCore iシリーズを中心に解説しています。

パッと見た感じ数が多いですが、最近主に使われているものに限定すると案外少ないです。

 

過去1,2モデルでしか使われていないマイナーなものもありますが、そこは長くなるので省きます。

 

デスクトップ向けCPU

末尾概要
無印Core i7 8700通常版
KCore i9 13900Kオーバークロックモデル
CPUのクロック周波数を制御できる。
CPUの仕様以上のクロック周波数を出すことで
高い処理性能を発揮。
しかし、CPUに負荷が掛かるため上級者向けで、
BTOパソコンの場合保証対象外ということも。
FCore i9 12490FCPU内蔵グラフィックが非搭載のモデル
通常、CPU内蔵グラフィックにより映像出力できるが、
この末尾はグラフィックボードが必須。
KFCore i9 13900FKKとFを統合したモデル
オーバークロックができる。
グラフィック機能非搭載なので、グラフィックボード必須。
KSCore i9 12900KSKよりもクロック周波数が向上
X, XECore i9 9960X
Core i9 10980XE
Extreme Editionの最上級モデル
オーバークロック可。
超高性能、超高価格です。
EEやXEという表記もあります。
※第10世代まで
TCore i9 12900T超省電力モデル
Sよりさらに性能が低くして、発熱や消費電力を抑えている。
SCore i5 4770S省電力モデル
通常より性能が低い分、発熱や消費電力を抑えている。
※最近では使用されていない

 

ノート・モバイル向けCPU

末尾概要
HCore i9-12900Hハイエンド向けCPU
HKCore i9-12900HKHとKを統合したCPU
オーバークロック可。
HXCore i9-12900HXHよりも高性能
HFCore i7-9750HF内蔵GPU非搭載のCPU
PCore i7-1370P一般ユーザー向けCPU
UCore i5-1240U軽量・コンパクトなモバイルPC向けの
超省電力CPU
G1
G4
G7
Core i7-1195G7CPU内蔵GPUのグレード
G7が一番上
YCore i7-10510Y超低消費電力CPU
冷却ファン不要
※第10世代まで
GCore i7-8809GAMD GPUを組み込んだCPU
※第8世代まで
HQCore i7-7920HQ※第7世代まで
MCore i7 4600Mモバイル向けモデル。
主にノートパソコンで使用される。
デスクトップ向けより発熱や消費電量が
抑えられているので性能は低め。
※第4世代まで
MQCore i7-4910MQ※第4世代まで
MQCore i7-3840QM※第3世代まで

 

 

AMD製CPUの末尾

AMD製CPUでは、次のような末尾があります。

【デスクトップ向け】
無印、X、XT、PRO、G、GE、WX
【ノート・モバイル向け】
HX、HS、H、U

AMDの主力ブランドであるRyzenシリーズを中心に解説します。

 

インテルと比べるとだいぶ少なく、スッキリしてますね。

Ryzenシリーズ自体がCore iシリーズと比べて世代が少なかったり、上手く整理されていることが影響してそうですね。

 

デスクトップ向けCPU

末尾概要
無印Ryzen 9 5900通常版
XRyzen 9 7950XRyzenシリーズの上位モデル
オーバークロック可。
XTRyzen 9 3900XTXの高性能版
Xと比べクロック周波数の上限が少し高い
PRORyzen 9 PRO 5945ビジネス(企業向け)向けCPU
セキュリティー向上
品質、信頼性、耐用年数の向上
GRyzen 7 5700GCPU内蔵GPU搭載モデル
小型PC向け(TDP 65W)
※AMDでは”G”以外はグラフィックボード必須
GERyzen 7 5700GECPU内蔵GPU搭載モデル
“超”小型PC向け(TDP 35W)
※AMDでは”G”以外はグラフィックボード必須
WXRyzen Threadripper 3990XRyzen Threadripperシリーズの最上位モデル
EA12-9800E省電力モデル
通常より性能が低い分、発熱や消費電力を抑えている。

 

ノート・モバイル向けCPU

末尾概要
HRyzen 7 6800H高性能モデル
ゲーム・クリエイティブPC向け
HXRyzen 9 6900HX高性能モデル
オーバークロック可能
HSRyzen 9 6900HS高性能モデル
省電力モデル
URyzen 7 6800U超省電力モデル
薄型ノートPC向け

 

 

自作PCを組む際の注意点

既製品のPCやBTOパソコンの場合は気にしなくても良いのですが、自作PCをする方は、末尾のアルファベットとパーツ構成によっては動作しない場合もあるので注意が必要です。

 

次の末尾のCPUの場合は、それぞれPCパーツの構成に気を付けましょう。

  • インテルの”F”・AMDの”G”以外は、グラボが必須
  • インテルの”K”,”X”・AMDの”X”は、純正のCPUクーラーは付属しない
  • CPUをOCする際は、マザーボードのチップセットに注意

自作PCはデスクトップPCのみ話です。

 

インテルの”F”・AMDの”G”以外は、グラボが必須

インテルCPUの末尾が”F”、AMDのCPUの末尾が”G”以外の場合は、CPU内蔵GPUが無いのでグラフィックボードを搭載しないと映像出力ができません。

 

元々、ゲーミングPC向けとかでグラフィックボードを搭載するつもりであれば問題ありません。

グラフィックボード側の映像出力端子にHDMIなどのケーブルを挿せば映像は出ます。

 

ですが、普段使いやビジネス向けPCであれば、グラフィックボードを搭載しないことが多いと思いますが、この場合は、CPUの末尾に注意しましょう。

 

もし、グラフィックボードを搭載しないにもかかわらず、インテルCPUの末尾が”F”、AMDのCPUの末尾が”G”以外を選んでしまうと映像出力ができません。

PCの電源は入りますが、モニターには何も出力されないという状況になるので使い物になりません。

 

インテルの”K”,”X”・AMDの”X”は、純正のCPUクーラーは付属しない

インテルCPUの末尾が”K”,”X”、AMDのCPUの末尾が”X”の場合は、純正のCPUクーラーは付属しないので、別途社外品のCPUクーラーが必要です。

 

CPUは、PC全体の処理を行うので、とても発熱するパーツで、そのCPUを冷却するため専用のCPUクーラーが必須です。

通常であれば、CPUと一緒に付属して、CPUクーラーが付属してきます。

この付属のCPUクーラーは、純正のCPUクーラー、リテールクーラーと言います。

純正のCPUクーラーはこのように小さめなものとなっており、画像のはAMD製で、インテル製も見た目は似たような感じです。

 

しかし、インテルの”K”,”X”、AMDの”X”のオーバークロック向けのハイエンドなCPUは、CPUクーラーが付属していません。

そのため、社外品のCPUクーラーを別途用意する必要があります。

要は、「ハイエンドCPUの熱量を純正クーラーでは冷却しきれないから、自前で用意してね!」ということですね。

社外品の空冷CPUクーラー

(社外品の空冷CPUクーラー)

社外品の水冷式CPUクーラー

(社外品の水冷CPUクーラー)

そのため、CPUクーラーが付属されていないCPUを買う時は、社外品のCPUクーラーも決めておきましょう。

社外品の方が、ファンが大きいので静音性が高く、熱を移動させるヒートシンク部分も大きいので冷却性能が高いです。

 

製品によって、対応CPUソケットが違うので、CPUやマザーボードの対応ソケットをよく確認しておきましょう。

社外品のCPUクーラーは複数のソケットに対応していることがほとんどなので、それらの中に、CPUやマザーボードの対応ソケットがあるかを見ます。

 

また、サイズが大きいものだとPCケースに入らない場合もあるので、PCケースとCPUクーラーのサイズ(主に高さ)に注意です。

PCケースの仕様を見ると、どのくらいの高さのCPUクーラーまで対応しているか書いているのでチェックしておきましょう。

 

これを知らずに、CPUを買ってしまうと「あれ?CPUクーラーないの?」となってしまいます。

最悪、お店や通販でまた買えば良いので、手間がかかるだけで金銭面的に損することは無いのでご安心を。

 

CPUをOCする際は、マザーボードのチップセットに注意

インテルCPUの末尾が”K”,”X”、AMDのCPUの末尾が”X”は、オーバークロック(OC)する際に、マザーボードのチップセットがOCに対応しているかを確認しましょう。

OCとは、定格のクロック周波数の上回る周波数で動作させることで、例えば、定格のクロック周波数が4.2GHzのCPUを4.7GHzで動作させることです。

 

マザーボードのチップセットには主に次のようなものがあります。

【インテル向けマザボ】

Z:ハイエンドモデル

H:ミドルクラスモデル

B:エントリーモデル

【AMD向けマザボ】

X:ハイエンドモデル

B:ミドルクラスモデル

A:エントリーモデル

マザーボードの型番を見ると”Z790″とか”H670″とか書かれているのですが、このアルファベットでグレードが分かります。

 

この内、OCをするためには、ハイエンドモデルの”Z”や”X”である必要があります。

ただ、最近のインテル向けマザボのチップセットだとミドルレンジの”H”、エントリーモデルの”B”もOCに対応しているようです。

 

そのため、インテルCPUの末尾が”K”,”X”、AMDのCPUの末尾が”X”で、マザボがOCに対応していない場合は、OCはできません。

OCができないと言っても、定格で動作させることはできるので、そこは安心して下さい。

 

また、無印と”K”や”X”では、OCと関係なく定格のクロック周波数が高いので、性能としては上位に位置します。

 

例えば、Intel Core i7 12700″K”と12700″F”で比較してみます。

12700″K”:Pコア 3.6 – 4.9GHz、Eコア 2.7 – 3.8GHz

12700″F”:Pコア 2.1 – 4.8GHz、Eコア 1.6 – 3.6GHz

インテルのCPUは、12世代から高負荷向けのパフォーマンスコア(Pコア)と効率重視のコア(Eコア)と分かれ、それぞれで下限、上限の2つがあるので、計4つの数字が出てきます。

下限は1.0~1.5GHzほど高く、上限は0.1~0.2GHzと少しだけ高くなっています。

 

「オーバークロックしないと”K”モデル買った意味ないじゃん!」というユーザーもいますが、個人的にはOCをしなくても、クロック周波数が高くて基本性能が高いからと言う理由で使うのも全然ありです。

 

私は、OCしてませんが、インテルの末尾が”K”のCPUを使っていて、その辺りの議論についても解説しているので参考にしてみて下さい。

関連記事:Intel CPU 「K」モデルでオーバークロックしないのは悪なのか。

 

 

まとめ:CPUの末尾のアルファベットは性能やGPUの有無、消費電力の目安になる。

CPU末尾のアルファベットをインテル製CPU・AMD製CPU、デスクトップ・ノートに分けて解説しました。

 

再度まとめると、末尾のアルファベットによって次のような違いがあります。

  • 性能
  • 内蔵GPUの有無
  • オーバークロックできるか
  • CPUクーラーが付属しているか
  • 消費電力

同じ型番であっても、末尾が変わるだけで違いが出てくるので、覚えておいて損はないでしょう。

 

また、ネットや家電量販店で売られている既製品のPCやBTOパソコンであれば、最悪動作はするので問題ありません。

しかし、自作PCであれば、グラフィックボードを搭載しない構成で組もうとした時に、インテルCPUの末尾が”F”を選んでしまうと映像出力ができなかったりと最悪動作しないことがあるので、しっかり確認しましょう。

 

インテルCPUの末尾のアルファベット

 

AMDCPUの末尾のアルファベット

 

とは言え、末尾の違いよりもCPUのグレードや世代の方が全体的な性能への影響が大きいので、CPUを選ぶ際はそちらを重要視しましょう。

 

他にも、PCメーカーの特徴まとめグラボ別ゲーム性能実機レビューPCケースの選び方用途別の目安スペックなども紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。



どうも、ケンさん(@pasolog_ken)でした。

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