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動画編集にSSDが必要なのか検証!HDDかSSDどっちがいいのか

動画編集のためのパソコンが欲しいけど、ストレージをSSDにするかHDDにするか悩んでいる。

という方に向けて、どっちがおすすめかを解説していきます。

 

ビギナー

先生!動画編集したいのですが、ストレージはSSDとHDDどっちにすべきですか?
動画編集では、SSDほどのデータ転送速度は要らんから、容量重視でHDDにしといた方がええで!

先生

 

結論から言うと、HDDのデータ転送速度で十分対応できるので、容量重視でHDDにすべきです。

 

動画編集におけるSSDとHDDの特徴

まずは、SSDとHDDの違いについて、さらっと解説します。

 

これらのストレージの性能を示す項目としては、「容量」と「データ転送速度」の2つがあります。

 

SSDとHDDでそれそれ得意とするところが違うのですが、

  • SSD ⇒ データ転送速度が速く、容量は少ない。
  • HDD ⇒ 容量は多く、データ転送速度は遅い。

となります。

 

さて今回は、動画編集でパソコンを使う場合については、考えていきたいと思います。

 

SSDはデータ転送速度が速く、HDDはデータ転送速度が遅いです。

具体的には、次のようになっています。

 

ストレージのデータ転送速度(左:SSD(SATA規格), 右:HDD)

SSD(ADATA)単体HDD単体

製品によって異なってきますが、データ転送速度の具体的な数値は、

  • SSD ⇒ 読み込み:毎秒560MB, 書き込み:毎秒325MB
  • HDD ⇒ 読み込み:毎秒150MB, 書き込み:毎秒140MB

となってきます。

 

SSDの速度の方が2~4倍程度速いですが、動画編集をする上でSSDほどの速度が必要か?という話になってきます。

 

動画編集中のデータ転送速度を見て、HDDの速度より遅ければHDDで問題ありません。

しかし、HDDの速度より速く読み書きを行っているのであれば、HDDがボトルネック(※)となって、編集作業が遅くなってしまう可能性があります。

※ボトルネックとは、一部のパーツの性能不足が原因で、他のパーツの性能は問題ないにも関わらず、全体の処理速度が低下することを言います。

 

動画編集の作業では、主に次のような時にデータの転送が行われます。

  • 素材をソフト上で開く
  • 素材の切り貼りやエフェクトを追加する
  • プレビュー時
  • エンコード時

 

では項目毎に、動画編集中のデータ転送速度を確認していきましょう。

 

 

SSDの検証方法について

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この検証では、次のような条件で実施しています。

 

使用したパソコン

2in1タブレットパソコンのSurface Pro 6

ストレージ:NVMe規格のSSD 256GB

 

動画編集ソフト:Filmora 9

 

メモリの確認方法:

・ディスクの読み取り速度・書き込み速度の推移(パフォーマンスタブ)

を参考にしています。

 

動画編集の素材:

1個3分程度の素材動画を10個程度使用して、1時間程度の動画にして、テロップやテキスト、エフェクトなどを50個程度追加してみました。

Youtube向けに上げるような10分, 20分ぐらいの動画であれば、十分参考になるかと思います。

 

 

SSDの検証結果について

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では、先ほどあげた次の項目毎にデータ転送速度を確認していこうと思います。

  • 素材をソフト上で開く
  • 素材の切り貼りやエフェクトを追加する
  • プレビュー時
  • エンコード時

 

特に、データ転送速度の必要な作業は、

  • 素材を開いて読み込む時
  • エンコードで動画を生成してストレージに書き込む時

の2つです。

 

他の項目は微々たるものなので、今回はこの2つについて解説していきます。

 

素材をソフト上で開く際のデータ転送速度について

素材をソフト上で開くので、ストレージから素材ファイルをロードする必要があります。

つまり、読み込み速度に関わってきます。

 

確認したところ読み込み速度は、約47MB/sなので、HDDの150MB/sより低い値です。

HDDより少ない速度で読み込みを行えているため、SSDにする必要はありませんね。

 

素材をソフト上で開く際のデータ転送速度

000327

 

エンコード時のデータ転送速度について

エンコード時は、動画編集ソフトが変換・生成した動画ファイルをストレージに保存する必要があります。

つまり、書き込み速度に関わってきます。

 

確認したところ書き込み速度は、約20MB/sなので、HDDの140MB/sより低い値です。

こちらもHDDより少ない速度で書き込みを行えているため、SSDにする必要はありませんね。

 

エンコード時のデータ転送速度

000326

 

おすすめは、容量重視のHDD

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上の結果から、編集作業中にSSDほどのデータ転送速度は必要ないということが分かりました。

HDDでも十分な速度なので、わざわざ容量の少ないSSDにするメリットはなさそうですね。

 

ただ、エンコードの処理については、CPUの性能が高ければ高いほど、1秒間に生成する動画のサイズは大きくなってくるはずなので、それに伴ってデータ転送速度が速くなるはずです。

とは言え、エンコードの書き込み速度は約20MB/sだったので、高性能なCPUにしたとしてもHDDの速度である150MB/sまで速度が必要になってくるとは考えにくいので、HDDで十分だと思います。

 

それより、動画ファイルというデータサイズの大きなファイルをいくつも扱うことになるので、データ容量を基準にストレージを選んだ方が賢明でしょう。

 

1本あたりの動画時間、動画を作る頻度(1日1本など)にもよりますが、動画編集用のHDDとなれば、少なくとも2TB~4TBのHDDを検討した方が良いです。

容量が一杯になれば、

  • 動画データを外付けHDDなどに移して空きを作る。
  • 内蔵HDDを追加して容量を増やす。
  • 要らない動画データを削除して空きを作る。

などして運用していく良いでしょう。

 

まとめ:動画のファイルサイズは大きいのでHDDにすべし

動画編集の使用用途の場合は、ストレージはSSDほどのデータ転送速度は不要で、むしろファイルサイズが大きいので容量のあるHDDにすべきという話でした。

 

おすすめのストレージ構成としては、OSなどのシステムデータや動画編集などのソフトウェアをSSDに入れて、OSやソフトの起動時間の短縮を図りつつ、HDDに動画データを保存していくのがベストかなと思っています。

そのため、予算に余裕があるのであれば、SSD + HDDの1台ずつ計2台のストレージ構成がおすすめです。

 

とは言え、ストレージの話だけを聞いても、どのパソコンが動画編集に向いているか分からないと思います。

動画編集だけでなく、その他ゲーム・動画視聴などの用途で使うということも考えられます。

 

そこで、これらを踏まえた上でコスパの良いおすすめのBTOパソコンを紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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