軽めから重めの3Dゲームまで幅広く快適にプレイすることができる上、15.6インチサイズ、GPU搭載のノートPCの割に、約1.85kgと軽量です。
ゲーム環境を持ち運びたいという方におすすめのゲーミングノートPCですね。
・ノートPCで場所を問わず、ゲームや作業をしたい
・コスパの高いゲーミングノートが欲しい
では、ドスパラの『GALLERIA GCL2060RGF-T』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。
また、ドスパラがどんなメーカーなのか知りたい方は、メーカーの解説記事も参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:ドスパラの特徴・評判を解説
ケンさん
目次
GALLERIA GCL2060RGF-Tの特徴・おすすめポイント
GALLERIA GCL2060RGF-Tの特徴やおすすめポイントを簡単にまとめておきます。- 15.6インチでミドルハイのGPUを搭載して、約1.85kgは軽い
- 重めの3Dゲームまで手を出せるノートPCで約16万で高コスパ
- 光沢あるグレーで高級感がある
15.6インチと大きめのモニターに、ミドルハイのGPUを搭載しているということで、結構重いんじゃないかと思われるかもしれませんが、本体重量は、約1.85kgとこのクラスで考えると軽い方ですね。
ケンさん
そのため、ゲーム環境を家だけでなく、外出先でも楽しみたいという方におすすめのゲーミングノートPCですね。
また、グラフィックボードは、NVIDIA GeForce RTX 2060とミドルハイのものを搭載しており、グラフィック性能が結構要求される重めの3Dゲームも快適にプレイすることができますね。
軽いものから重めの3Dゲームまで幅広く楽しめるゲーミングノートPCが約16万というのは、コストパフォーマンスは高いですね。
GALLERIA GCL2060RGF-Tのスペック
GALLERIA GCL2060RGF-Tのスペックは次の通りです。製品名 | GALLERIA GCL2060RGF-T |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10750H (6コア/12スレッド, 2.6GHz Max 5.0GHz) |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2060 (6GB) |
ストレージ | 512GB(NVMe SSD) |
サイズ | (横)359.8 x (縦)243 x (厚さ)19.9 mm |
重量 | 本体:約1.85kg |
バッテリー | 約3.8時間 |
ディスプレイ | 15.6インチ 非光沢フルHD液晶 144Hz |
インターフェース | USB2.0 x1 USB3.2 Gen1 Type-A x2 Type-C x1 マイク入力 x1 ヘッドフォン出力 x1 HDMI2.0 x1 miniDP1.2 x2 SDカードリーダー (SDXC/MSXC対応) ギガビットLANポート x1 |
生体認証 | × |
価格 | 149,980円 |
※製品仕様や販売価格については、2020/08/27の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。
外観
光沢のあるグレーを基調として、天板に『GALLERIA』のカッコいいロゴが小さめ入っています。
全体的に装飾は少なめで、シンプルなデザインですね。
天板のテクスチャはこんな感じです。
光を当てると反射して光沢感ができるので、高級感がありますね。
ヒンジ部分
ヒンジ部分は、両端に2か所付いており、ディスプレイをしっかりと支えています。
重すぎず、軽すぎず、丁度良い力加減で開閉でき、ディスプレイがグラつくこともありません。
ファンの吸気口・排気口
冷却ファンは、左右に2か所搭載されています。
ゲーミングノートPCであれば標準的な構成ですね。
また、後ろだけでなく、両サイド側にも排気口が付いているので、エアフローは良さそうですね。
ファンが搭載されているということで、高負荷時のファンの静音性が気になるとことですが、後程、計測器を用いてチェックしていきます。
使用用途別の快適度
使用用途別の動作の快適度は、次の通りです。
使用用途 | 快適度 | コメント |
---|---|---|
普段使い (ウェブ, 動画視聴等) | ◎ | とても快適 |
ビジネス用途 (Office, メーラー等) | ◎ | とても快適 |
ブログ執筆 | ◎ | とても快適 |
ゲーム | ◎ | 重めの3Dゲームまで快適にプレイすることができる。 とは言え、重めのゲームの中でもゲームや グラフィック設定によっては普通や厳しくなる場合もある。 |
画像編集 | ◎ | とても快適 |
動画編集 | ◎ | Youtube向けのFHD動画で10分程度の編集であれば快適ですね。 ※4K動画編集は試していません。 |
プログラミング | ◎ | Visual Studioはとても快適に動作します。 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ | とても快適 |
データ分析・AI学習 | ○ | 勉強用レベルであれば快適 大量のデータを処理するのはノートPCは不向き |
※使用用途毎の目安スペックやPCパーツの役割などについては、それぞれのリンク内で解説しています。
- CPU:Intel Core i7-10750H
(6コア/12スレッド, 2.6GHz Max 5.0GHz) - GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 (6GB)
- メモリ:16GB
というスペックのことだけはあり、色々な用途で快適に動作しますね。
『GALLERIA GCL2060RGF-T』は、ゲーミング向けパソコンではありますが、高いスペックを活かして、普段使い、ビジネス用途はもちろんのこと、動画編集やプログラミングなどクリエイティブな用途でも十分なパフォーマンスを発揮してくれますね。
本体サイズ・重量
GALLERIA GCL2060RGF-Tの本体サイズと重量について解説します。
本体サイズについて
実測値 | 公称値 | |
縦 | 242 mm | 243 mm |
横 | 359 mm | 359.85 mm |
厚み | 24 mm | 19.9 mm |
分かりやすく比較するとこんな感じです。
A4のクリアファイルと比較して一回り大きいので、持ち運びする際は大きめのリュックなどが必要ですね。
厚みは一番分厚いとこで計測しており、約2.5cmです。
とは言え、このくらいの厚さであれば「分厚いな…」感じることは無いですし、リュックなどに入れる際も邪魔になることはありません。
重量について
実測値 | 公称値 | |
本体 | 1.9kg | 約1.85kg |
充電器 | 586g | – |
合計 | 2.486kg | – |
ミドルハイなGPUを搭載したノートPCであるにもかかわらず、約1.9kgと2kgを下回る軽さですね。
GPUを搭載していない普段使い、ビジネス用途のパソコンであれば、14インチで1.2kgぐらいが標準なので、それと比べれば重いです。
しかし、ゲーミングPCのようにGPUを搭載しているのであれば、GPUを搭載している分重くなるのは当然として、他にも
- 冷却するためのパイプやファン
- 消費電力の多いGPUでもバッテリー駆動時間を長くするために大容量のバッテリーを搭載
ということが必要になってきます。
そうなるとゲーミングPCの場合は、必然的に、本体サイズも大きく重量も大きくなってくるので、2kgを超えてくることもあります。
ですが、『GALLERIA GCL2060RGF-T』は約1.85kgと2kgを下回るので、ゲーミングノートPCの中では軽い方です。
実際にリュックに入れて持ち運んでみましたが、特にストレスなく運べるので、ゲーム環境を外でも楽しみたいという方には良いですね。
ですが、充電器が約586gで結構大きめなので、持ち運びの観点から言えば、少し良くないポイントかなと思います。
※ゲーミングノートPCであれば消費電力も高くなるので、充電器が重くなったり、大きくなったりしがちなので、このパソコンに限った話では無いです。
ディスプレイ
GALLERIA GCL2060RGF-Tのディスプレイは、15.6インチのフルHD液晶を搭載しています。ディスプレイ | 15.6インチ 非光沢フルHD液晶 144Hz |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1,920×1,080 |
縦横比 | 16:9 |
リフレッシュレート | 144Hz |
光沢 | 非光沢 |
タッチパネル | × |
15.6インチの非光沢(アンチグレア)、FHD液晶とここまでは一般的なスペックのディスプレイです。
リフレッシュレートが144Hzということで、ここでゲーミングノートPCらしさが出ていますね。
シミュレーションゲームやアクションゲームであれば、それほど必要無いですが、FPSのような動きの激しいゲームであれば、高いリフレッシュレートはありがたいですね。
光沢について
ディスプレイは、非光沢(アンチグレア)で光の反射があまりないタイプですね。
光沢液晶であれば、映画やドラマで暗い画面になった時に、自分の顔が映り込むということがありますが、非光沢液晶の場合はそれがありません。
また、部屋の光や窓から入ってくる光が反射して、画面が全然見えないということもありません。
とは言え、全く反射しないわけではないので注意ですね。
写真では窓の光をディスプレイにあてていますが、少しだけ反射しています。
光の反射が少ない非光沢液晶と言っても、この程度はしかたないですね。
ベゼル(枠)について
横:0.7 cm
縦:0.6 cm
ベゼル幅は狭く、最近のパソコンの標準という感じですね。
ベゼルが狭いとスマートな印象を受けるので、Good。
左右と上側は狭いですが、下側は3cm程度と結構幅が広く、ディスプレイを上側に詰めているような形となっています。
ディスプレイを上側に持ってきていることで、見るときの視点が上に来るので、首が疲れにくそうで良いですね。
キーボード・タッチパッド
次は、パソコンの操作性に大きく関わってくる
- キーボード
- タッチパッド
について解説します。
キーボードについて
キー配列 | 日本語配列 |
---|---|
テンキー | 〇 |
アイソレーション設計 | 〇 |
バックライト | 〇 |
RGBライト | 〇 |
日本語配列のテンキー付き、アイソレーションキーボードということで、15.6インチのノートPCであれば標準的な仕様となっています。
ですが、ゲーミングノートということで、キーボードのバックライトをRGB制御できるのが大きな違いですね。
指をホームポジションに置くとこんな感じ。
置いた感じ、狭くもなく丁度良いですね。
キーピッチ・キーストロークについて
キーストローク:1.02mm
キーピッチは標準的で、キーストロークは他のノートPCより1,2mm程度浅いですね。
キーストロークが浅いと高速入力ができますが、打ち間違いが多くなることがあります。
とは言え、ゲーム用途であれば、一瞬を争う場面も多いと思うので、素早く入力できるというのは利点ですね。
キーボードのバックライトについて
キーにはバックライトが搭載されているので、暗い場所での作業でもしっかりとキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。
LEDは5段階で、キーボードの「ファンクションキー+Fキー」から調整が可能です。
一応5段階調節ができ、光量も微妙に違いますが、文字を視認するという意味では一番暗い段階でもOKですね。
RGB制御
一般的な白色のバックライトだけでなく、RGB対応で様々な色に光らせることができます。
色の変更は、最初からインストールされている『Gaming Center』というソフトから設定可能です。
タッチパッドについて
タッチパッドは、11.6cmと結構大きい方ですね。
指を置き直すことなく大体の操作ができるので、使い勝手が良いですね。
ケンさん
インターフェース
インターフェース周りは次のようになっています。
左側
ギガビットLANポート x1
USB2.0 x1
マイク入力 x1
ヘッドフォン出力 x1
右側
USB3.2 Gen1 Type-A x2
後側
HDMI2.0 x1
Type-C x1
電源ポート
USBが4つ、映像出力が3つ、さらにSDカード挿せるという豊富なインターフェースとなっています。
ケンさん
カメラ
カメラ | 画素数 | プライバシー シャッター |
---|---|---|
フロントカメラ | 約92万 | × |
リアカメラ | – | – |
フロント部分に約92万画素のカメラで、プライバシーシャッターはありませんね。
カメラスペックについては、ゲーミングノートPCであれば必要十分ですね。
生体認証
GALLERIA GCL2060RGF-Tでは、指紋認証、顔認証と言った生体認証は付いていません。
外出時に一緒に持っていくというような使い方であれば、セキュリティの観点から何かしらの認証設定は必須ですね。
そのため、そのような使い方を考えている方は、生体認証と比べ少し時間は掛かってしまいますが、パスワード入力による認証になってしまいます。
GALLERIA GCL2060RGF-TのCPU・GPU・SSDのベンチマーク
GALLERIA GCL2060RGF-Tのベンチマークを計測していきます。計測内容は次の通りです。
- ストレージ性能(CrystalDiskMark)
- CPU性能(CINEBENCH R20)
- GPU性能(3DMARK)
- ゲーム性能(DQX、FF14、FF15)
- クリエイティブ性能(Filmoraによるエンコード時間)
- バッテリー容量・駆動時間
- ファンの静音性
このパソコンでは、「Officeモード」「ゲームモード」「パフォーマンスモード」の3つがありますが、「ゲームモード」でベンチマークを計測しています。
ストレージ性能
GALLERIA GCL2060RGF-Tでは、NVMeの512 SSDを搭載しています。読み込み速度 | 書き込み速度 | |
---|---|---|
シーケンシャル | 3299.4 MB/s | 2443 MB/s |
ランダム | 785 MB/s | 2392.9 MB/s |
※ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」にて、計測しています。
NVMe SSDということで、データ転送速度は毎秒約3.3GBとトップクラスの速さですね。
実際に、OSの起動時間を計測してみましたが、次の通りになりました。
スリープからの復帰時間:約4秒
かなり速い部類なので、起動してすぐパソコン使いたいという方は、NVMe SSD一択ですね。
CPU性能
CPUは『Intel Core i7-10750H』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
Intel Core i7-10750Hの基本性能 | |
---|---|
コア・スレッド | 6コア / 12スレッド |
クロック周波数 | 2.6GHz(最大 5GHz) |
CPU内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics |
TDP | 45W |
項目 | スコア |
---|---|
CPU | 3087 |
CPU(Single Core) | 494 |
※ベンチマークソフト「CINEBENCH R20」にて、計測しています。
ノートPC向けのハイエンドCPUであれば、このくらいのスコアになってきます。
Intel Core i5-10300H(4コア / 8スレッド 2.5GHz Max 4.5GHz)と比較してみるとスコアは 1721ptsなので、約1.8倍とかなり良いスコアですね。
この性能であれば、3Dゲームや動画編集のエンコード時などの高負荷な作業にも十分快適なパフォーマンスを発揮してくれますね。
GPU性能(ゲーム含む)
GPUは『NVIDIA GeForce RTX 2060』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
NVIDIA GeForce RTX 2060の基本性能 | |
---|---|
コア数 | 1920コア |
クロック周波数 | 1365GHz |
メモリ容量 | 6GB |
TDP | 160W |
項目 | スコア |
---|---|
グラフィックスコア | 5965 |
グラフィックテスト1 | 37.98 FPS |
グラフィックテスト2 | 34.93 FPS |
CPUスコア | 6115 |
CPUテスト | 23.98 FPS |
総合スコア | 6115 |
※ベンチマークソフト「3DMARK」にて、計測しています。
3DMARKだとFPSはあまり出ませんが、FF14のベンチマークでは、90~120FPSは出るので、十分な性能です。
その他、ゲームのベンチマークでグラフィック性能を確認してみましょう。
軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | 11892 | すごく快適 |
標準品質 | 12055 | すごく快適 |
低品質 | 12686 | すごく快適 |
解像度 :1920 × 1080
表示方法:ウィンドウ
軽めの3Dゲームは余裕ですね。
10000以上で「すごく快適」の評価になるので、最高品質設定でも余裕のあるスコアになっています。
普通の3Dゲーム:FF14
設定 | スコア | 平均FPS | 最低FPS | ロード時間 (合計) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
最高品質 | 12835 | 94.1 FPS | 43 FPS | 15.6 秒 | 非常に快適 |
高品質 | 14188 | 113.7 FPS | 47 FPS | 14.4 秒 | 非常に快適 |
標準品質 | 15007 | 124 FPS | 50 FPS | 15.1 秒 | 非常に快適 |
グラフィック設定:高品質
表示方法 :ウィンドウ
中級クラスの3Dゲームも余裕ですね。
平均で 90~120FPSが出ているので、快適にプレイすることができますね。
最も負荷がかかり、一時的にFPSが下がる場面でも40FPSをキープしているので、特にプレイに支障をきたすレベルでは無いですね。
重めな3Dゲーム:FF15
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
高品質 | 6439 | 快適 |
標準品質 | 8387 | 快適 |
軽量品質 | 10236 | とても快適 |
解像度 :1920 × 1080
表示方法:ウィンドウ
重めの3Dゲームで、ようやく評価が分かれてきます。
分かれるといっても、高品質で「快適」なので十分ですね。
FPSは、快適で60~70台、とても快適で100前後と考えて下さい。
RTX 2060で軽めから重めの3Dゲームのベンチマークを行いましたが、重めの3Dゲームまで快適にプレイできるということで、幅広いゲームを楽しむことができますね。
動画編集のエンコード性能
動画編集のエンコード時間は、次の通りです。
エンコード設定 | エンコード時間 |
---|---|
CPUのみ | 00:06:47 |
GPGPU | 00:06:17 |
動画時間:10分23秒
解像度 :FHD(1,920×1,080)
フレームレート:30fps
Youtube向け動画を想定し、素材動画に加え、テロップ、BGMなどを追加しています。
※動画編集ソフト「Filmora」にて、計測しています。
※Filmoraは、GPUアクセラレーションによるエンコードの性能があまり良くないので、少しだけの短縮となりました。
動画編集のエンコードは、基本的にCPU性能が関わってきます。
しかし、動画編集ソフトによりますが、「GPUアクセラレーション」「GPGPU」という機能がある場合に、GPU性能を使用してエンコードすることができます。
GPUでエンコードすることにより、通常のCPUのみのエンコードより時間短縮が見込めます。
10分の動画を6分程度でエンコードできるということで、結構速いです。
さすが、ハイエンドCPUを搭載していることはありますね。
この速度であれば、頻繁に動画制作をするという方でも、ストレスなく動画編集ができると思います。
ケンさん
バッテリー容量・駆動時間
バッテリーの容量と各種作業中のバッテリー駆動時間は、次の通りです。
バッテリー容量は、GPUを搭載しているパソコンにしては少ないですね。
CPUよりGPUの方が消費電力は高いので、もう少し欲しいというのが正直なところですね。
ちなみに、GPU非搭載の普段使い、ビジネス用途向けのパソコンでも、45,000mWh前後あります。
各作業のバッテリー時間
作業 | 計測時の バッテリー残量 | 駆動時間 | 駆動時間 (100%換算時) |
---|---|---|---|
高負荷 | 100~80% | 00:11:50 | 00:59:09 |
Youtube再生 | 80~60% | 00:29:56 | 02:29:38 |
ローカル動画再生 | 60~40% | 00:26:16 | 02:11:19 |
アイドル状態 | 40~20% | 00:47:50 | 03:59:10 |
合計 | 01:49:51 | 02:17:19 |
※高負荷については、Cinebench R20を繰り返し実行し、CPUが100%の状態
高負荷状況、ネット環境、ローカル環境の動画再生など色々な状況のバッテリー駆動時間を計測しました。
他のノートPCと比較するとバッテリー駆動時間は少し短いですね。
同程度のスペックのゲーミングノートPCと比較しても約2割ほど短い結果です。
ファンの静音性
(1枚目:バッテリー接続時、2枚目:バッテリー未接続時、3枚目:ファン全開)
騒音レベル | |
---|---|
高負荷時 (バッテリー接続時) | 47.8 dBA |
高負荷時 (バッテリー未接続時) | 34.4 dBA |
ファン全開 | 52.0 dBA |
アイドル時 | 0 dBA |
騒音レベルの目安
デシベル(dBA) | 目安① | 目安② | 具体例 |
---|---|---|---|
70 | うるさい | かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない | ・騒々しい事務所の中 ・騒々しい街頭 ・セミの鳴き声(2m) |
60 | 非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる | ・普通の会話 ・洗濯機(1m) ・掃除機(1m) ・テレビ(1m) ・アイドリング(2m) | |
50 | 普通 | 大きく聞こえる、通常の会話は可能 | ・静かな事務所 ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
40 | 聞こえる会話には支障なし | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 | |
30 | 静か | 非常に小さく聞こえる | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
20 | ほとんど聞こえない | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
バッテリー未接続時は、消費電力を抑えるためか、CPUクロックが下がるので、発熱が下がりファンの回転数も抑えられています。
そのため高負荷時であっても、約35dBAと比較的静かに駆動します。
バッテリー接続時の高負荷時やファン全開時は、50dBA前後と結構うるさくなってきます。
長時間この音量だとちょっと不愉快になってくるかなという印象ですね。
高負荷時にフォーカスして解説しましたが、他の作業の時はファンが回転せず無音か、回転したとしてもそれほど気になるレベルでは無いですね。
GALLERIA GCL2060RGF-Tでは、『Gaming Center』というソフトが元々インストールされており、このソフトからファンの回転数を制御することができます。
(左:Gaming Centerのファン設定、右:モード切替ボタン)
このノートPCには、次の3つのモードがあります。
- Officeモード
- ゲームモード
- パフォーマンスモード
モード切替は、電源ボタンの左側に付いているボタンからできます。
また、Officeモードの場合は、『Gaming Center』で、「何度の場合は、何割ぐらい…」というように、ファン回転数を調整することができます。
静かな場所で使うから、ファンの回転を抑えめにしておきたい…
という方にも良い機能です。
ゲームモードの場合は、システムが自動的に調節してくれるので、普段使いとゲームの時で、いちいち細かく設定を変える必要はありません。
ケンさん
GALLERIA GCL2060RGF-Tの実機レビューまとめ
ドスパラの『GALLERIA GCL2060RGF-T』を実機レビューしました。
もう一度簡単におさらいすると
・ノートPCで場所を問わず、ゲームや作業をしたい
・コスパの高いゲーミングノートが欲しい
特徴・おすすめポイントは、次の3点ですね。
- 15.6インチでミドルハイのGPUを搭載して、約1.85kgは軽い
- 重めの3Dゲームまで手を出せるノートPCで約16万で高コスパ
- 光沢あるグレーで高級感がある
15.6インチで約1.85kgと軽く持ち運びもOKなゲーミングノートPCとなっています。
重めの3Dゲームも快適にプレイできるので、かなり幅広いゲームを楽しめる一台ですね。
バッテリー駆動時間については少し短めなので、そこが唯一のデメリットではあります。
外出先で長時間使いたいという場合には、充電器も必須になってきますね。
とは言え、ミドルハイGPUを搭載して3Dゲームをここまで楽しめるゲーミングノートPCが約16万というのは、コストパフォーマンスが高いのでおすすめですね。