- 大学生が使うパソコンはWindowsとMac、どっちがいいの?
- 大学で使う専門ソフトはWindowsじゃないと使えないの?
- WindowsとMac、どっちが使えるアプリが多いの?
大学生がパソコンを選ぶ際に、WindowsとMacのどちらを選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。
そこで、WindowsとMacの基本的な違いを始め、大学生がどちらのパソコンにすべきなのかを特徴や大学が推奨するパソコンの仕様などから解説します。
先に結論を言うと、Macにする明確な理由がない方は絶対にWindowsにすべきです。
私も普段はWindowsパソコンを中心に使っていますが、一時期は仕事でMacも使ったことがあり、その辺りの実体験も含めて説明していくので参考にしてもらえればと思います。
大学生が知っておくべきパソコンの選び方やOfficeを無料で使う方法、周辺機器などをまとめて解説しています。
≫ 関連記事:大学生おすすめパソコンを徹底解説!選び方、OS、用途など
目次
大学生のパソコンはWindowsとMacどっちにすべき?
大学用のパソコンを選ぶ際に、そもそもパソコンは必要なのか、ノートとデスクトップどっちが良いのかなど気になる点があると思いますが、それと同じぐらいに、Windowsにするか、Macにするか悩ましいところだと思います。
そこで、そもそもWindowsとMacでは何が違うのかを解説した上で、その違いが大学用のパソコンを選ぶ際にどう関わってくるのか解説していきます。
基本的なWindowsとMacの違いについて
まずは、WindowsとMacの基本的な違いについて見ていきましょう。
- OS自体の違い
- 製品数の違い【Windows製品が圧倒的】
- 対応ソフトの違い【ゲームやトレードはWindows】
- 操作性の違い【細かいところで色々違う】
本記事では、大学生が選ぶならどっちにすべきかフォーカスしたいので、基本的なOSの違いについては簡単に触れる程度にしておきます。
詳しく知っておきたい方は、WindowsとMacはどっちがいいかを参考にして下さい。
OS自体の違い
OSはパソコンを動かすための基本的なソフトウェアで、WindowsとMacが一般的です。
WindowsはMicrosoftが開発し、ビジネスや一般家庭向けに幅広く使われていて、これに対して、MacはAppleが開発し、デザイン関連の仕事で広く使われています。
製品数の違い
MacはApple社のみですが、Windowsの場合は、色々なPCメーカーが出しているので、製品数が圧倒的に多いです。
そのため、Windowsの方が性能や機能、サイズなど色々な観点で自分にピッタリの製品を見つけることができます。
対応ソフトの違い
OSに対応するソフトウェアが多いのはWindowsで、動画編集やゲーム、専門性の高いソフトやトレーディングソフトなどは、Windowsの方が選択肢が多かったり、そもそもMacでは全く対応していない場合があります。
操作性の違い
WindowsとMacの操作性は、細かい点で異なります。
例えば、ソフトの閉じるボタンの位置、タッチパッドのスクロール方向、キーボードの配列などが違います。
慣れが必要なため、OSを途中で変更する場合は戸惑うことが多いですね。
≫ 関連記事:WindowsとMacはどっちがいいか、違いを解説【初心者必見】
主な違いを簡単に解説しましたが、この違いを踏まえた上で、大学生が選ぶならどっちにすべきかを考えていきましょう。
事前に大学が推奨するパソコンの仕様を確認
大学で使うパソコンを選ぶ際には、性能や価格などの点も重要ですが、まずは、大学が推奨するパソコンの仕様(性能)を確認しておきましょう。
大学では課題のレポートやプレゼンの資料を作るために、パソコンを使うのが当たり前になっているので、大学側がどういうパソコンであれば快適に使えるのかまとめてくれているところも多いです。
その仕様にはOSについても書かれていることが多いのですが、10大学ほど調査した結果をまとめると次のようになります。
- WindowsでもMacでもOKだけど問題が起きた時は自分で解決してね。
- 一部の学部で使う専門性の高いアプリはWindowsのみでしか動作しないですよ。
- 教授や学生でもMacを使う方もいますが、基本的にはWindowsが多いですよ。
大学側は「自由なんだけども、できるだけWindows使った方が良いと思いますよー」という感じのスタンスですね。
WindowsでもMacでも問題ないのですが、何かトラブルが発生した場合は、自分で解決する必要があります。
友人など周りは基本的にWindowsになると思うので、Macだと設定などの手順も違い聞いてもよく分からなかったり、OS固有のトラブルだとになると完全に自分で解決することになります。
また、レポートや資料をするためのオフィスアプリや教授と連絡を取るためのメールアプリ、調べ物をしたり、学内の情報にアクセスしたりするためのブラウザアプリに関しては、WindowsでもMacでも両方あります。
しかし、一部の学部や専攻によっては、3DCADや統計ソフトなどの専門性の高いソフトを使うことがあります。
教授もWindowsを使っていることが大半なので、課題をデータで提出する際に、互換性がなくファイルを開けなかったり、互換性が中途半端でデータのレイアウトが崩れたりする可能性もあります。
そのため、大学側はこのようなガイドラインを設けて、Macを選ぶということはこういったリスクがあるので、それを踏まえた上で選んでくださいね。ということを言っています。
元々、中学高校と個人的にMacを使っていて、ある程度、操作や使い方、トラブルにも対応できる知識があるのであれば問題ないと思います。
しかし、中学高校の授業でしかパソコンを使ったことがない方、自宅に教養のパソコンがあるけど普段調べ物をするぐらいしか使ったことがない方であれば、Windowsを強くおすすめします。
Windowsの方が使えるアプリが多い
WindowsとMacを比較するとWindowsの方が対応するアプリが多く、特に、ゲームやトレーディングアプリは、Macではほぼありません。
Windowsの方がシェアが多いので、様々なソフトがWindowsを前提に作られることが多く、余力のある会社はMac版も作るという流れが多いですね。
ケンさん
大学生が使う基本的なアプリ(オフィス、メール、ブラウザ)はどちらのOSでも大丈夫ですが、一部の学部や専攻によっては、3DCADや統計ソフトなどの専門性の高いソフトを使うことがあります。
最近では、Macでも対応していることが増えましたが、それでもWindowsの方が対応していることが多いので、その点は注意が必要です。
講義で使い方や手順を解説されるのであれば、Windowsを基準に解説されるでしょうし、何かトラブルが起きた時も、周りはWindowsなので内容によっては頼れない状況も出てきます。
実際にその授業を取るまでは、どういうアプリを使うのか分からないので、大学入学前のパソコンを買う段階で、このソフトはMacでも対応しているから大丈夫そうだ…と判断するのは難しいです。
そのため、色々な状況に対応できるWindowsの方が無難ですね。
Macでは全く同じアプリが対応していないという場合でも、同じカテゴリーのアプリは探せば何かしらあると思います。
しかし、使い方も全然違うので、ただでさえ難しい授業に加え、アプリの操作面でも周囲と違う環境で手間取ってしまうのはよくありません。
ケンさん
また、たまにネット上では「MacにWindowsを入れて動かすことができるから、Macでもいい。Macの方が良い」という意見もありますが、私はある程度パソコンに慣れている方でないと難しいと考えています。
また、Windowsのライセンスも別途2万円ぐらいかかるので、おすすめはできません。
Windowsの方が情報量が多いのでトラブルに対処しやすい
WindowsでもMacでも問題ないのですが、何かトラブルが発生した場合は、基本的には自分で解決する必要があります。
トラブルを解説する方法としては、友人やパソコンに詳しい人に聞く、ネットで調べるぐらいになりますが、そもそもWindowsを使っている人が圧倒的に多いので、友人に聞いてもMacは分からないとなったり、ネットで調べても、Windowsをベースに解説されていることが多いです。
そのため、Macにすることで周りに聞いても分からない可能性が増えますし、Windowsをベースに解決策を書かれているものを見て、手順や設定の場所を自分で探す羽目になります。
ただでさえ、トラブルでストレスが溜まるのに、そういった細かいところで戸惑っていては、さらにイライラします。
この辺りの操作がある程度分かっている方がMacにするのは良いですが、そうでないのであれば、Windowsの方が無難です。
アプリの互換性問題
同じアプリでも、Windows版のアプリとMac版のアプリで互換性の問題で不具合が起きるかもしれません。
大学では、自分のパソコン内で作業が完結しないことも多く、グループワークで友人とデータを共有したり、課題の提出で教授にデータを提出したりする機会があります。
もし、相手のOSと違う場合、同じアプリを使っていたとしても、正しく表示されなかったり、一部機能が使えなかったりします。
例えば、オフィスソフトだとMacで作ったものをWindowsで表示させた場合、さすがにデータを開けない、見れないことはないですが、若干レイアウトが崩れたりする可能性があります。
つまり、自分がMac版のオフィスソフトで作ったデータを提出して見てもらう際に、教授がWindows版のオフィスソフトでデータを表示すると起こり得ます。
Microsoftもオフィスソフトに関しては互換性があると言っていますし、実際に基本的な機能については問題ありません。
しかし、マクロ(VBA)やデザイン・フォーマット、その他特殊な機能で違う可能性もあります。
WindowsとMacでフォントに微妙に違いがあったり、特定のフォントについては一方では入っているが、もう一方では入っておらず、設定とは異なるフォントで表示されることになります。
オフィスソフトは、まだ互換性があるので大丈夫でしょうが、専門性の高いソフトであれば、両方のOSに対応していても、互換性がなくきちんと表示されなかったり、一部の機能が使えなかったりするかもしれません。
基本的に、Windows版を中心に開発されるため、一部機能が使えなくなるのはMacの可能性が高いです。
あくまで、アプリにもよりますし、可能性の話なので、全く問題なくスムーズにいけるかもしれませんが、こういった状態になっときに解決に時間が掛かったり、課題がきちんと評価してもらえないかもしれないというリスクが少なからずあるので、それを踏まえた上で、どちらにするか決めましょう。
社会人になればWindowsパソコンを使うことが多い
ビジネスの現場では、一般的にWindowsパソコンが使われることが多いです。
特にオフィスソフトや業務管理ソフトなど、ビジネスアプリケーションの多くがWindowsに対応していますし、Windowsのシェアもかなり高いです。
デザイン系やエンジニアの業界の一部では、Macが使われることもありますが、基本的にはWindowsが使われています。
そのため、どうせ社会人になった時にWindowsを使うことになるのであれば、大学生の時から慣れておいた方が良いです。
私は、普段Windowsを使っており、一時期、iPhoneアプリ開発のためにMacを使ったことがありますが、操作感や設定項目などが違い過ぎて、慣れるのに時間が掛かります。
これは逆でも同じことが言えるので、大学でMacを使っていた人が、社会人になってWindowsを使うのは操作感や設定項目などの違和感はあるとおもいます。
それを我慢してでも大学でMacを使うという意思があればいいですが、そうでないのであれば、Windowsの方が良いです。
Macは明確な理由とパソコンが得意な方でないとおすすめできない
基本的にはWindowsの方がおすすめなのですが、Macを選ぶとしたらどういう場合かも解説しておきます。
主に次の3つの理由ですね。
- 洗練されたデザインに魅力を感じる
- MacとiPhoneの連携が便利
- iPhoneアプリ開発がしたい
これらのメリットとWindowsの情報量の多さ、トラブルの解決のしやすさなどを比較してどちらが良いのかを検討しましょう。
洗練されたデザインに魅力を感じる
Macのスタイリッシュな外観よさを魅力に感じる方も多いと思います。
シルバーのシンプルなデザインで、高級感のあるデザインで人気は高いですね。
Windowsでもデザイン性の良いパソコンはたくさんあるので「Macのデザインも良いんだけど、パソコンそれほど得意じゃないからな…」という方は、Windowsの中から探してもいいかもしれませんね。
MacとiPhoneの連携が便利
Apple社によって開発されたMacとiPhoneは、画像やテキストなどのデータをシームレスに連携することが可能で、その機能性は非常に便利です。
iPhoneを使っている高校生・大学生が多いと思うので、iPhoneの機能や便利さを最大限引き出すためにもMacにしたいという方もいると思います。
MacとiPhoneでどういうった連携ができるのか、一部を紹介していきます。
連携機能 | 説明 |
---|---|
Handoff | 一つのデバイスで始めた作業を別のデバイスで続けることができます。 例えば、iPhoneでメールを作成し始めた後、 Macでそのメールの作成を完成させることができます。 |
Universal Clipboard | iPhoneでコピーしたものをMacでペーストすることができ、逆も可能です。 デバイス間でテキストや画像を共有するのが簡単になります。 |
AirDrop | iPhoneとMac間でファイルの送受信が非常に簡単になります。 画像、ビデオ、ドキュメントなどをワイヤレスで素早く共有することができます。 |
iCloud | 写真、メモ、カレンダー、ドキュメントなどを自動的に同期します。 どちらのデバイスでも最新の情報を参照することができます。 |
Continuity Camera | Mac上で直接、iPhoneのカメラを使って写真を撮ることができます。 |
Apple Pay | Macから直接、iPhoneやApple Watchを使ってApple Payの支払いを 認証することができます。 |
このように、あると便利な連携が標準機能として数多く提供されています。
WindowsとAndroid・iPhoneでもデバイス間のテキストや画像などのデータ共有はできますが、自分でいい感じのアプリを探す必要があるので、こういった連携が強いのは、同じApple社から作られているからこそですね。
iPhoneアプリ開発がしたい
大学に入るのだから新しいことを始めてみたい、せっかくiPhoneも持ってるし、iPhoneアプリを作ってみたいということで、プログラミングを始めたいと考えている場合は、Macが必要です。
iPhoneアプリを開発するためには、開発環境であるXcodeが必要ですし、App Storeにアプリを公開する際にも必要になってきます。
まとめ:Macにする明確な理由がない方は絶対にWindowsにすべき
WindowsとMacの違いを踏まえた上で、大学生がパソコンを選ぶならどっちがいいか解説してきました。
結論を言うと、Macにする明確な理由がない方は絶対にWindowsにすべきということになります。
特に、次のような方はWindowsがおすすめですね。
- 大学生になって初めてパソコンを使うという方
- 中学高校の授業でしかパソコンを使ったことがない方
- 自宅に教養のパソコンがあるけど普段調べ物をするぐらいしか使わない方
Windowsの方がシェアが高いので、それだけ世に出ている情報も多いので、設定やトラブルの解決策の情報も多いです。
大学の周りの友人もWindowsが多くなると思うので、トラブルがあった時に、もしかしたら同じ経験をしていて解決策を持っているかもしれません。
また、課題やレポートなど自分で作ったデータを他の人のパソコンで開く機会もあると思うので、そういう場合に互換性の観点から、Windowsにしてできるだけ揃えておいた方が安心です。
一方、Macには、洗練されたデザインやiPhoneとの連携の便利さ、iOSアプリ開発などの魅力があります。
ただ何となくいい感じだからという理由でMacを選んでしまうのは、後々後悔するかもしれないのでおすすめしません。
しかし、Macじゃないといけない明確な理由があって、Windowsで利点が全くなくても自分で何とかする!という方は選んだOKです。
大学生が知っておくべきパソコンの選び方やOfficeを無料で使う方法、周辺機器などをまとめて解説しています。
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