HDDが故障したけど、思い出の写真や動画が入っているから、どうしてもデータを復元させたい!
会社のデータが入っているHDDが故障して、大きな損害に繋がるから、どうしても復元したい!
という方向けに、HDDなどのストレージの故障・障害時におすすめなデータ復旧サービス『デジタルデータ リカバリー』を徹底解説します。
傷や震災等による水没などの物理的な障害にも対応しており、約95.2%と高い復旧率を誇るデータ復旧サービスです。
この復旧サービスの特徴や実績などを紹介しつつ
- HDDなどのストレージの故障・障害について
- フリーや有料のデータ復元ソフトはどうなの?
と言った良くある疑問も解説していきます。
目次
データ復旧サービスについて
データ復旧サービスとは、HDDやSSD、USBメモリやSDカードなどのストレージが故障・障害によって、データを読み込めなくなった場合に、データを復元するためのサービスです。
ストレージが読み込めなくなるケースは経験したことがあるかもしれません。
私も数回ほど経験していますが、突然故障してパソコンが起動し無くなったり、しばらく異音して数日後に読み込めなくなると故障のパターンは様々です。
異音がした場合は、「もうすぐ故障しそうだな…」ということで、バックアップなど対策することはできますが、突然故障する場合はなかなか難しいものです。
一番良いのは、定期的にバックアップを取って、故障した際にバックアップから復元することです。
しかし、長年パソコンを使っているとバックアップを忘れたり、ついつい後回しにしている内に、故障するというパターンもあります。
特に重要なデータを保存していない場合は、「まぁ、いいか」となるのですが、次のような重要なデータが入っているストレージが故障した場合は大変です。
- 大切な思い出の写真・動画(二度と取り返せないデータ)
- 会社の重要なデータ
- 時間をかけて作ったデータ(動画編集、プログラムなど)
特に上の2つの場合は大変で、確実に復旧させるために、データ復旧サービスを利用することを検討する必要がありますね。
大切な思い出の写真・動画(二度と取り返せないデータ)
友達や家族旅行の写真・動画などのデータは、消えてしまうともう二度と取り戻すことはできません。
- 数年前に友達と行った楽しい旅行
- お子さんの運動会や文化祭、大会、日々の記録など長年撮りためた写真や動画
こういったデータは、二度と取り戻せない思い出がたくさん詰まった記録です。
時々振り返ると楽しい思い出が蘇ってきますが、それが消えてしまうとなると非常に悲しいですよね。
こういった二度と取り戻せないデータは、必ずバックアップを取っておきたいところですが、
- バックアップを取っていなかったり
- バックアップを取っていても震災等で全部のストレージが水没等してしまったり
こういう場合には、個人で復旧できる範囲にも限り(※)があるので、技術力、実績のあるデータ復旧サービスにお願いした方が良いですね。
※個人で復旧できる範囲については、後程詳しく解説します。
会社の重要なデータ
会社のデータともなれば、取引先の情報、顧客の情報、請求書や資料と言った重要なデータがたくさん入っていると思います。
頑張れば、取引先や顧客の情報は再度かき集めて、請求書や資料などは再度作成すれば、取り戻せないことはありません。
しかし、情報をかき集める際にデータが消えてしまったことを伝える必要があるということで会社のデータの取り扱い方に不信感を抱かれたり、作成し直すために、データ復旧サービスを利用する以上の人件費や時間が掛かったりします。
企業であれば、データのバックアップを取っていることは前提になってくるので、それが無いということは「この会社のデータの取り扱いはどうなってるんだろう…」と思ってしまいます。
このように、一からデータを集めたり、作成し直すというのは現実的では無い場合に関しては、データ復旧サービスを利用すべきですね。
時間をかけて作ったデータ(動画編集、プログラムなど)
動画編集やプログラムと言ったクリエイティブなデータは、時間がすごくかかるものが多いと思います。
何時間、何十時間、時には何十日とかけて作ったデータになってきます。
自分で作ったデータということで、頑張れば一から作成し直すことはできます。
2回目ということで、さらに短時間で作成することができますが、同じものをもう一度作るというのは、経験上、モチベーションが全く上がりません。
そのため、消えたデータ量と費用にもよりますが、こういう場合も素直にデータ復旧サービスを利用した方が良いですね。
こういった二度と取り戻せないデータや取り戻せるけどすごい時間がかかってしまい現実的ではないというデータの場合は、少々高くてもデータ復旧サービスを利用することをおすすめします。
データ復旧サービス『デジタルデータリカバリー』とは?
データ復旧サービスを行っている企業は様々ですが、HDDなどのデータ復旧は、故障・障害が発生した精密機器を修復して、データを取り出す作業になってくるので、非常に高い技術力が必要となってきます。
技術力の高さで、どこまでの故障・障害に対応できるかが決まってきます。
失礼ですが技術力の低い企業であれば、「全然復元できずストレージが返ってくる」「修復に失敗してよりひどい状態で返ってくる」という可能性があります。
返ってきて、また別のサービスに依頼するという二度手間や費用は一番避けたいので、信頼性の高いデータ復旧サービスを利用するのが良いですね。
数ある中で高い技術力のあるデータ復旧サービスということでおすすめなのが『デジタルデータ リカバリー』です。
デジタルデータリカバリーの実績は非常に高く、主に次のような実績となっています。
- 95.2%のデータ復旧実績
- 他社で復旧出来なかった案件の復旧(年間343件中205件復旧)
- 11年連続国内売上シェアトップクラス
- 累計ご相談件数:18万件以上
- 中度~重度の論理障害+物理障害に対応
ケンさん
復旧サービスに対応しているストレージの種類
デジタルデータリカバリーでは、次のストレージの復旧に対応しています。
- HDD・SSD
- SDカード・USBメモリ
- RAID構成のストレージ
- Android, iPhone等のスマホ
- ビデオカメラ, デジカメ等の撮影機器
他にも、フォトストレージ、フラッシュATAカード、メモリーカードなどマイナーなものまで幅広く対応しています。
写真や動画の場合、まだパソコンに取り込んでいなかったり、バックアップを取っていなかったりで、撮影機器の中に放置しているままストレージが故障してしまったというケースもあると思います。
また、スマホも同様に、写真などが多く保存されていると思いますが、バックアップする頻度は少ないと思います。
そのため、知らない内に消えてしまった…というケースにも対応してくれるのでありがたいですね。
故障・障害の『論理障害』と『物理障害』について
HDDやSSD、USBメモリなどのストレージの故障・障害には大きく分けて、『論理障害』と『物理障害』の2つがあります。
論理障害:ストレージ自体に故障はないものの、保存されているデータに不具合が発生して読み込めない障害のこと。
物理障害:ストレージ内のパーツ等が故障して、動作しなくなる障害のこと。
さらに、これらの障害には症状に応じて、軽度、中度、重度というように分けられますが、デジタルデータリカバリーでは、軽度~重度の論理障害と物理障害の復旧に対応しています。
※ちなみに、個人でデータ復旧ソフト等を使用して修復できる範囲は、軽度の論理障害のみです。
もう少し、『論理障害』と『物理障害』について深掘りして解説します。
論理障害について
論理障害は、機器や各種部品が物理的に破損していない場合に、データの読み込み等が行えなくなってしまうような場合のことを言います。
論理障害の原因には、大きく次の3つがあります。
- ファイルシステム障害
- 操作ミスなどによる人為的ミス
- コンピューターウィルス
ファイルシステム障害
ファイルシステムとは、HDD・SSDといったストレージにデータを読み書きしたり、データがどの部分に保存されているかを管理するシステムのことです。
このシステムが無ければ、データの読み書きや保存などの操作ができないので、非常に重要なシステムと言えます。
このファイルシステムに障害が発生した場合、次のような症状があります。
- 「Operation System not found」を表示されOSが起動しない
- 「フォーマットされていません」とエラーが出る
一例ではありますが、何らかのエラーによって、ストレージが普段通り動作しなくなります。
操作ミスなどによる人為的ミス
誤ってデータを削除してしまったというような人為的な操作ミスにより発生する障害です。
主に次のようなケースが考えられます。
- データを削除してしまった。
- データを上書きしてしまった。
- フォーマットやリカバリをしてしまった。
- データの書き込み途中などに電源を切ってしまった。
何らかの操作のミスにより、データを消したり、破損させてしまうようなケースですね。
データを上書き・削除してしまってもすぐに消えるわけではありません。
ファイルの削除があった場合、WindowsなどのOS上では消えているように見せて(=フォルダから参照できない)、ストレージ内部には保存されています。
その場合は、データ復旧・復元ソフトを使うことで、復元できる可能性はあります。
しかし、色々なデータを新規で書き込むと、削除したファイルに対して上書きしてしまうので、そうなれば復元することができなくなります。
そのため、データ復元・復旧ソフトで一度復元できるか確認しておきたいという方は、『Recoverit』を試してみることをおすすめします。
基本数千円の有料ソフトですが、復元できるデータのスキャン・スキャン結果の確認までは”無料版“で行うことができます。
実際に復元したい場合は、有料版にすれば良いので、「購入して復元できなかったら損だな…」という心配がない点で、おすすめですね。
≫ 関連記事:復元ソフト『Recoverit』の使い方を徹底レビュー!誤操作のデータ削除時の強い味方
コンピューターウィルス
コンピューターウィルスは、ホームページ、電子メールやウィルスが入ったファイルなどから感染して、様々な被害を引き起こすプログラムです。
被害は様々で主に次のようなものがあります。
- 遠隔操作されたり
- 個人情報を流出されたり
- 重要なファイルをロックされ、解除のため身代金を要求(ランサムウェア)したり
- データを削除したり
この内、データを削除されてしまうような場合も論理障害に入ってきます。
このように論理障害にも色々なケースがあります。
個人で、データ復元・復旧ソフトで対処できるのは、誤ってデータを削除してしまった場合に、復元できる”可能性”があるというレベルで、非常に限られています。
そのため、それ以外の場合は、データ復旧サービスに依頼するのが良いかなと思います。
物理障害について
物理障害は、HDDの経年劣化、誤って落下させた場合、水没・火災等により各種パーツ、あるいは、HDD全体が故障してしまうような場合のことを言います。
この場合は、HDDをパソコンに接続してもパソコン側でHDDが認識されないため、データを読み込むことができなくなります。
HDDには、データを保存するための円盤(プラッタ)やデータの読み書きを行うヘッダー、プラッタを回転させるためのモーターなど、多くの部品が搭載されています。
部品点数が多く、駆動部分も多いため、故障するリスクがSSDより高いと言われています。
また、プラッタとヘッダーの間はとても狭いため、衝撃などが加わることで、プラッタに傷がつき、読み込めなくなるという場合もあります。
- HDDから「ジー」「カチッカチッ」というような異音が聞こえたり
- BIOS画面でもストレージを認識しない
という場合は、物理障害の可能性があるので、データ復旧サービスの利用を検討する必要がありますね。
HDDから異音が聞こえる場合は、経験上、数日~数週間後に動作しなくなるパターンが多いので、すぐにバックアップをしましょう。
また、動作しなくなった時に備えて、HDDの交換等も準備しておく必要があります。
しかし、HDDも突然動作しなくなる場合がありますし、SSD等のフラッシュメモリ型のストレージは、突然動作しまくなることがほとんどなので、そうなる前に定期的にバックアップを取っておくことをおすすめします。
データ復元のフリーソフト・有料ソフトはどうなのか?
データ復旧サービスについて解説していますが、個人でデータを復旧する方法として、『データ復元・復旧ソフト』があります。
結論から言うと、
対処できる障害の範囲が大きく異なるので、データ復元・復旧ソフトがダメなら、素直にデータ復旧サービスを利用すべき
です。
データ復元・復旧ソフトが対応できる障害は、誤ってデータを削除してしまったというような『軽度な論理障害』までです。
それよりひどい論理障害には対処できませんし、各種パーツの故障による物理障害は、ソフトウェアでは一切対処できません。
一方、データ復旧サービスでは、軽度~重度の論理障害と物理障害に対して、高い技術力を持って、個別に診断・修理をしてくれます。
そのため、
- HDDから「ジー」「カチッカチッ」というような異音
- HDD, SSDが認識しない、読み込めない
- 落下等により変形している
- 水害、火災等の災害により、泥まみれ、焦げ跡が付いている
のような物理障害の場合は、データ復元・復旧ソフトでは一切対処できないので、素直にデータ復旧サービスを利用しましょう。
HDDは動いて基本的には読み込めるけど、特定のデータがない、読み込めないという場合には、データ復元・復旧ソフトで対応できる”可能性“があるので、確認してみる価値はありますね。
データ復旧サービスは結構お金がかかるので、数千円程度で済むデータ復元・復旧ソフトで対応できるのであれば、こちらで済ませておきたいところです。
データ復元・復旧ソフトで一度復元できるか確認しておきたいという方は、『Recoverit』を試してみることをおすすめします。
基本数千円の有料ソフトですが、復元できるデータのスキャン・スキャン結果の確認までは”無料版“で行うことができます。
実際に復元したい場合は、有料版にすれば良いので、「購入して復元できなかったら損だな…」という心配がない点で、おすすめですね。
≫ 関連記事:復元ソフト『Recoverit』の使い方を徹底レビュー!誤操作のデータ削除時の強い味方
これで復元できない(スキャン結果に復元したいファイルが無い)場合は、中度~重度の論理障害の可能性が高いので、素直にデータ復旧サービス『デジタルデータリカバリー』に依頼しましょう。
素直に依頼せずに、自分であれこれ弄ってから、結局ダメでデータ復旧サービスに依頼するということは、おすすめできません。
データ復旧・復元ソフトにもそれぞれ得意・不得意領域があり、品質も様々なため、傷害状況に応じて適切なツールを選択することは個人では非常に難しいです。
また、データ復旧・復元ソフトにより誤った対処(上書きなど)により障害をさらに悪化させてしまう可能性もあります。
デジタルデータリカバリー様に色々質問したところ、このように自分で色々復旧を試みたものの「復旧ソフトで復元できなかった…」という問い合わせが多いようです。
最終的に、「はじめからデジタルデータリカバリーに問い合わせしておけばよかった」という方がほとんどのようです。
そのため、上で解説した『Recoverit』で復元したいデータが戻りそうにない場合は、素直にデジタルデータリカバリーに依頼するのが良いでしょう。
まとめ:思い出の写真や動画、会社のデータなどは確実に復旧できる手段を取るべし!
HDDやSSDなどの故障は、ある日突然起こります。
私は今までHDDやSSDなど計5台ぐらい故障を経験していますが、基本的に突然動かなることがほとんどです。
HDDは異音をした後、数日~数週間で故障するというケースもあり、バックアップする余裕がある時もありますが、突然故障することもあります。
そのため、普段からバックアップを取っておくことが重要ではありますが、もしバックアップを取っていないまま故障してしまった場合には、データ復旧サービスを利用しましょう。
特に、二度と取り返せない思い出の写真・動画、会社の重要なデータ、一から作り直すこともできるが途方もない時間が掛かってしまうというようなデータに関しては、素直にデータ復旧サービスの利用をおすすめします。