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【ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-T レビュー】約14万円で高性能CPU, ミドルレンジGPUを搭載したゲーミングPC

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

GALLERIA GR2060RGF-Tは、約14万円でAMD Ryzen 7, GeForce RTX 2060を搭載したミドルレンジゲーミングPCです。

 

軽めから重めの3Dゲームまで幅広いゲームを楽しめる上、Minecraft付きのモデルなので、色々なゲームをプレイしたいユーザーやMinecraftをしたいユーザーにおすすめのパソコンです。

 

注目ポイント
  • 色々なゲームが快適にプレイできるスペック
  • Minecraft Starter Collection同梱版でMinecraftが無料で楽しめる。
  • 動画編集などの高負荷なクリエイティブ用途でも使える。
良い点
  • Ryzen 7のハイエンドCPUとRTX 2060のミドルレンジGPUで高いスペック
  • 120Hzディスプレイでゲームがヌルヌルプレイできる。
  • USB, 外部映像出力ポートなどのインターフェースが豊富。
悪い点
  • 高負荷状況だとファンがうるさい(調整可)
  • キーボードのキー配列は少し癖がある(慣れが必要)
  • 本体重量+充電器で約2.5kgあるので、持ち運びが少ししんどい

 

では、ドスパラの『GALLERIA GR2060RGF-T』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。

 

また、ドスパラがどんなメーカーなのか知りたい方は、メーカーの解説記事も参考にしてみて下さい。

≫ 関連記事:ドスパラの特徴・評判を解説

 

 

MEMO
本製品は、メーカー様より貸与して頂き作成しています。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
詳細プロフィール

GALLERIA GR2060RGF-Tのスペック

GALLERIA GR2060RGF-Tの正面

GALLERIA GR2060RGF-Tのスペックは次の通りです。

製品名GALLERIA GR2060RGF-T
CPUAMD Ryzen 7 4800H
(8コア/16スレッド, 2.9GHz Max 4.2GHz)
メモリ16GB
GPUNVIDIA GeForce RTX 2060 GDDR 6GB
ストレージ512GB(NVMe SSD)
サイズ(横)359.8 x (縦)243 x (高さ)20.5 mm
重量本体:約1.9kg
バッテリー約8.8時間
ディスプレイ120Hz 薄型狭額ベゼル 15.6インチ フルHD液晶(1920×1080ドット表示)
インターフェースSDカードリーダー (SDXC/MSXC対応)
ギガビットLANポート x1
USB3.2 Gen2 Type-C x1, USB3.2 Gen1 Type-A ×2, USB2.0 Type-A×1/
マイク入力 x1, ヘッドフォン出力 x1 /HDMI2.0 x1 / miniDP1.2/1.4 x1
生体認証×
価格約14万~

※製品仕様や販売価格については、2021/03/19の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。

MEMO
本記事では、AMD Ryzen 7 4800H / 16GB / NVIDIA GeForce RTX 2060 / 512GB (SSD)の構成(GALLERIA GR2060RGF-T)でレビューしています。

 

外観

GALLERIA GR2060RGF-Tの正面
GALLERIA GR2060RGF-Tの背面

パソコンのデザインは、ガンメタリックのようなグレーを基調としており、天板にはGALLERIAのロゴ。

ゲーミングPCらしいカッコいい仕上がりになっています。

 

GALLERIA GR2060RGF-Tのデザイン1

天板は見た目はザラザラ・キラキラとした感じになりますが、表面処理がされており、つるつるとした肌触りになっています。

 

ヒンジ部分

GALLERIA GR2060RGF-Tのヒンジ1
GALLERIA GR2060RGF-Tのヒンジ2

ヒンジは両端に2か所、短めな形状をしていたので少し不安に思ったのですが、開閉した感じ結構頑丈ですね。

片手で開閉できるレベルの固さなので、使い勝手も良し。

 

固すぎると両手を使って下側を抑えつつ開く必要がありますし、軽すぎるとディスプレイがグラグラしそうな感じなので、それらが無く丁度良い固さになっています。

 

ファンの吸気口・排気口

GALLERIA GR2060RGF-Tの背面のファン
GALLERIA GR2060RGF-Tの吸気口・排気口

ファンは、裏面の左右1箇所ずつ、合計2つ搭載されています。

軽めの作業であればファンは回転しないのですが、ゲームなどの高負荷な状況だとファンが回転し始めますね。

 

ファンが全開で回っている時は、正直結構うるさいですね。

静音性が気になるとことですが、後程、計測器を用いてチェックしていきます。

 

使用用途別の快適度

GALLERIA GR2060RGF-Tの使用用途別の快適度

使用用途別の動作の快適度は、次の通りです。

MEMO
快適度は、AMD Ryzen 7 4800H / 16GB / NVIDIA GeForce RTX 2060 / 512GB (SSD)の構成(GALLERIA GR2060RGF-T)で確認しています。
使用用途快適度コメント
普段使い
(ウェブ, 動画視聴等)
とても快適
ビジネス用途
(Office, メーラー等)
とても快適
ブログ執筆とても快適
ゲーム軽量級・中量級の3Dゲームは、
高画質設定でも80~100FPSでるので、とても快適。
重量級は、3Dゲームによって快適かそうでないか分かれてくる。
画像編集とても快適
動画編集Youtube向けのFHD動画で10分程度の編集は快適。
おそらく1時間程度の動画であれば快適。
※4K動画編集は未検証。
プログラミングVisual Studioはとても快適に動作。
個人の規模感で開発する分には十分な性能
トレード
(株/FX/仮想通貨)
とても快適
データ分析・AI学習勉強・検証用レベルであれば十分快適

※使用用途毎の目安スペックやPCパーツの役割などについては、それぞれのリンク内で解説しています。

  • CPU:AMD Ryzen 7 4800H
    (8コア/16スレッド, 2.9GHz Max 4.2GHz)
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 GDDR 6GB
  • メモリ:16GB

というスペックのことだけはあり、色々な用途で快適に動作しますね。

 

ハイエンドなCPUとミドルレンジとは言いつつも結構性能の高いGPUを搭載しているので、幅広い用途で快適に使用できます。

 

後程詳しくベンチマークをしていきますが、3Dゲームについても重めの3Dゲームまで幅広く快適に楽しむことができます。

重い3Dゲームの中でもさらに重いゲームであったり、重いゲームを4Kやグラフィック設定を上げてプレイしたいという場合は少し厳しいかなというレベルです。

 

本体サイズ・重量

GALLERIA GR2060RGF-Tの本体サイズと重量について解説します。

 

本体サイズについて

GALLERIA GR2060RGF-Tの天板
GALLERIA GR2060RGF-Tの真横
実測値公称値
359 mm359.8 mm
244 mm243 mm
高さ25 mm20.5 mm
※高さは、一番分厚い部分で計測しています。

 

GALLERIA GR2060RGF-TのサイズをA4クリアファイルと比較
GALLERIA GR2060RGF-Tの厚さを本と比較

分かりやすく比較するとこんな感じです。

このパソコンに限った話ではありませんが、15.6インチであればA4よりひとまわり大きいので、持ち運びをする際は大きめのバッグが必要になってきますね。

 

重量について

GALLERIA GR2060RGF-Tの本体の重量
GALLERIA GR2060RGF-Tの充電器の重量
実測値公称値
本体約1.96kg約1.9kg
充電器約787g
合計約2.75kg

本体重量は約2kgで、15.6インチのゲーミングPCであれば、平均的な重量ですね。

 

充電器は、画像を見てもわかるように結構大きいので、持ち運ぶ際は少し手間になってくるという印象です。

ゲーミングPCの場合は、高いパフォーマンスを発揮するため、ワット数が必要になってくるので大きめの充電器になるのが特徴ですね。

 

パソコンの本体と充電器だけを持ち運ぶ分には、特に負担にはならないです。

ただ、例えば大学生で、パソコンの他に教材等と一緒に持ち運ぶといった、他のものも一緒に持ち運びたいという場合には、少し大きく重いかなと思います。

 

ディスプレイ

GALLERIA GR2060RGF-Tのディスプレイは、15.6インチのフルHD液晶を搭載しています。

GALLERIA GR2060RGF-Tのデスクトップ画像
GALLERIA GR2060RGF-Tの自然画像
GALLERIA GR2060RGF-Tの明るい画像
GALLERIA GR2060RGF-Tの暗い画像
ディスプレイ120Hz 薄型狭額ベゼル 15.6インチ フルHD液晶(1920×1080ドット表示)
画面サイズ15.6インチ
解像度1,920×1,080
縦横比16:9
リフレッシュレート120Hz
光沢非光沢
タッチパネル×

基本的には標準的なディスプレイ仕様ですね。

ただ、ゲーミングPCということで、よりゲームを快適に楽しめるように、リフレッシュレートが120Hzとなっています。

 

ケンさん

画面映りも良い感じやで!

 

光沢について

暗い画面での顔などの映り込みや強い光によるディスプレイの反射を検証します。

GALLERIA GR2060RGF-Tの映り込み1
GALLERIA GR2060RGF-Tの映り込み2

ディスプレイは、非光沢(アンチグレア)タイプで、光を反射しにくい仕様となっています。

暗い画面での映り込みについては、気になるほどではありませんね。

 

強い光の反射については、晴天時の窓からの光を当ててみましたが斜めから見ると結構反射しています。

しかし、真正面から見てみると画像ほど激しくは無いので、画面が見づらいということはありませんでした。

 

ベゼル(枠)について

GALLERIA GR2060RGF-Tのベゼルの横の長さ
GALLERIA GR2060RGF-Tのベゼルの縦の長さ
(横)7 x (縦)7 mm

ディスプレイ仕様に「狭額ベゼル」とあるように、ベゼル枠は狭めですね。

ケンさん

ベゼル枠が狭いと、全体的にスマート、カッコいい印象になるで!

 

キーボード・タッチパッド

次は、パソコンの操作性に大きく関わってくる

  • キーボード
  • タッチパッド

について解説します。

 

キーボードについて

GALLERIA GR2060RGF-Tのキーボードとタッチパッド

キー配列日本語配列
テンキー
アイソレーション設計
バックライト
RGBライト

キー配列は、正直ちょっと癖があるので癖のないキーボードで慣れている方からすると、ちょっと慣れるまで時間が掛かりますね。

 

癖のある点をあげると次のようになります。

  • Enterキーが横長1マス分なので若干押し間違いがある
  • Enterの上にBack Space, Delがなく、文字やファイル削除がしづらい
  • 「},],む」のキーがEnterの上、「_,\,ろ」のキーが一番下の段にあり打ちづらい

このあたりのキー配列に癖があるので、慣れるまで打ち間違いがあるかなという感じですね。

 

Ctrlキーについては左下にあるので、ショートカットを多用するユーザーからすれば、良いポイントですね。

ケンさん

左下がFnキーだとショートカットしづらいで!

 

GALLERIA GR2060RGF-Tのキーボードのホームポジション

指をホームポジションに置くとこんな感じ。

テンキーがある関係で、少し左寄りになりますね。

 

キーピッチ・キーストロークについて
GALLERIA GR2060RGF-Tのキーピッチ
GALLERIA GR2060RGF-Tのキーボードのキーストローク
実測値標準サイズ
キーピッチ18.6mm19mm
キーストローク1.46mm2~3mm

キーピッチは標準的ですが、キーストロークが浅めですね。

とは言え、これによって打ちづらいということは全くなかったです。

 

キーボードのバックライトについて

キーにはバックライトが搭載されているので、暗い場所での作業でもしっかりとキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。

GALLERIA GR2060RGF-TのキーボードのLED OFF時
GALLERIA GR2060RGF-TのキーボードのLED ON時

デフォルト設定では、充電器接続時にLEDが水色で点灯して、接続していないときは点灯しません。

 

GALLERIA GR2060RGF-TのキーボードのRGB LED1

また、LEDのカスタマイズができるので、赤色などの別の色に設定できたり、色が順番に変わっていくといったパターンにしたりすることができます。

 

タッチパッドについて

GALLERIA GR2060RGF-Tのタッチパッドの横の長さ
GALLERIA GR2060RGF-Tのタッチパッドの縦の長さ
タッチパッド:(横)11.6 x (縦)7.4 cm

タッチパッドは、最近のノートPCであれば標準的になっていますが、結構広めですね。

マウスカーソルを左右、上下の端から端まで移動するのに、何回も指を置き直す必要もなく操作性も良かったです。

 

インターフェース

インターフェース周りは次のようになっています。

 

左側

GALLERIA GR2060RGF-Tのインターフェースの左側

セキュリティスロット
ギガビットLANポート x1
USB2.0 Type-A×1
マイク入力 x1, ヘッドフォン出力 x1

 

右側

GALLERIA GR2060RGF-Tのインターフェースの右側

SDカードリーダー (SDXC/MSXC対応)
USB3.2 Gen1 Type-A ×2

 

後側

GALLERIA GR2060RGF-Tのインターフェースの後側

miniDP1.2 x1 / 1.4 x1
HDMI2.0 x1
USB3.2 Gen2 Type-C x1

 

全体的な印象としては、USBポートと外部映像出力が充実していますね。

ノートPCの場合は、意外とUSBポートが足りないという場面がありますが、Type-A x3, Type-C x1で合計4つあるので、そんな心配はなさそうですね。

 

また、外部出力コネクタも3つあるので、デュアルだけでなく、トリプルディスプレイも可能

出先などで使う時には、ノートPCのモニター1つで、自宅などでデュアルモニタにするといった使い方が良いかなと思います。

 

他にも、SDカード、LANコネクタ、セキュリティスロットと豊富に揃っていますね。

 

カメラ

GALLERIA GR2060RGF-Tのフロントカメラ

カメラ画素数プライバシー
シャッター
フロントカメラ約100万×
リアカメラ

カメラは、フロントカメラがモニターの下に付いています。

HD画質で、物理的にカメラを遮断できるプライバシーシャッター機能も無いので、必要最低限のカメラですね。

 

ビジネスPCであれば、プライバシーシャッターも付いていたりしますが、ゲーミングPCであればこのカメラ性能は標準的です。

 

 

GALLERIA GR2060RGF-TのCPU・GPU・SSDのベンチマーク

GALLERIA GR2060RGF-Tの各種ベンチマーク

GALLERIA GR2060RGF-Tのベンチマークを計測していきます。
計測内容は次の通りです。

  • アプリ実行の総合的パフォーマンス(PCMark10)
  • ストレージ性能(CrystalDiskMark)
  • CPU性能(CINEBENCH R20)
  • GPU性能(3DMARKスコアと各種ゲームFPS値)
  • ゲーム性能(DQX、FF14、FF15、VRMark)
  • バッテリー容量・駆動時間
  • ファンの静音性
MEMO
本記事では、AMD Ryzen 7 4800H / 16GB / NVIDIA GeForce RTX 2060 / 512GB (SSD)の構成(GALLERIA GR2060RGF-T)でレビューしています。

 

アプリ実行の総合的パフォーマンス

アプリケーションの実行における総合的なパフォーマンスを計測する『PCMark10』のベンチマーク結果です。

ビデオ会議やウェブブラウジングなどの一般的なアプリ、スプレッドシート作業や文書作成などのビジネス向けアプリ、写真・動画編集アプリなどのクリエイティブアプリのパフォーマンスを総合的に測定します。

カテゴリ項目スコア
一般的なアプリアプリの起動9974
ビデオ会議7638
ウェブブラウジング8331
総合スコア
(推奨スコア:4100以上)
8593
ビジネス系アプリスプレッドシート作業8697
文書作成6004
総合スコア
(推奨スコア:4500以上)
7226
クリエイティブ系アプリ写真編集11335
動画編集4349
レンダリング9665
総合スコア
(推奨スコア:3450以上)
7810
総合スコア5632

 

カテゴリ別に推奨されるスコアは以下の通りです。

カテゴリ推奨スコア解説
一般的なアプリ4100以上一般的な用途で様々な簡単なタスクをする場合
ビジネス系アプリ4500以上事務作業と軽いメディアコンテンツ作業をする場合
クリエイティブ系アプリ3450以上写真/動画/その他コンテンツの編集をする場合

(参考:PC Mark10 公式サイト (英語))

各カテゴリの総合スコアを比較すると、大体1.5~2倍程度あるので、十分快適に作業することができます。

実際に、ブラウザやテキストエディタなどの一般的によく使うアプリを使ってみましたが、特に問題はありませんでした。

 

ゲーミングPCということもあり元々のスペックは高いので、普通の作業に使う分には十分すぎる性能ですね。

 

ストレージ性能

GALLERIA GR2060RGF-Tでは、NVMeの512 SSDを搭載しています。

GALLERIA GR2060RGF-TのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果

読み込み速度書き込み速度
シーケンシャル2354.6 MB/s1712.6 MB/s
ランダム747.3 MB/s977.8 MB/s

※ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」にて、計測しています。

 

NVMe SSDということで、データ転送速度は毎秒約2.3GBと速いですね。

ストレージの速度が速いことで、

  • OS・アプリケーションの起動時間
  • ゲームのローディング時間

の短縮が見込めます。

 

最近のゲーミングPCであれば、ほとんど速度の速いNVMe規格のSSDなので、この辺りは心配ないですね。

 

CPU性能

CPUは『AMD Ryzen 7 4800H』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。

AMD Ryzen 7 4800Hの基本性能
コア・スレッド8コア / 16スレッド
クロック周波数2.9GHz(最大 4.2GHz)
CPU内蔵グラフィックスAMD Radeon Graphics
TDP45W

GALLERIA GR2060RGF-TのCINEBENCH R20のベンチマーク結果

項目スコア
CPU4303
CPU(Single Core)448

※ベンチマークソフト「CINEBENCH R20」にて、計測しています。

 

率直に言って、さすが AMD Ryzen のハイエンドCPUという感じですね。

スコアが4,000越えということで、かなり性能は高いです。

 

コア数も多く、一般的な用途であれば余裕で、ゲーミングや動画編集のエンコードなどの高負荷になりがちな用途でも十分対応できる性能です。

 

GPU性能(ゲーム含む)

GPUは『NVIDIA GeForce RTX 2060』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。

NVIDIA GeForce RTX 2060の基本性能
コア数1920コア
クロック周波数1.365GHz
メモリ容量6GB
TDP160W

GALLERIA GR2060RGF-Tの3DMARKのベンチマーク結果

項目スコア
グラフィックスコア5904
グラフィックテスト137.65 FPS
グラフィックテスト234.52 FPS
CPUスコア9232
CPUテスト31.02 FPS
総合スコア6241

※ベンチマークソフト「3DMARK」にて、計測しています。

 

また、3DMarkで算出される各種ゲームのFPSは次の通りです。

ゲーム設定FPS
Battlefield V1440p Ultra60+FPS
1080p Ultra80+FPS
Apex Legends1440p Ultra70+FPS
1080p Ultra100+FPS
GTA V1440p Ultra40+FPS
1080p Ultra60+FPS
Fortnite1440p Ultra65+FPS
1080p Ultra85+FPS
Red Dead Redemption 21440p UltraLess than 30 FPS
1080p UltraLess than 30 FPS
※FPSは平均値で、3DMarkスコアとゲームテストに基づいた見積もりです。
※Ultraはゲームのグラフィック設定が最大を意味します。
※レイトレーシング機能はオフ。

その他、ゲームのベンチマークでグラフィック性能を確認してみましょう。

 

Red Dead Redemption 2は非常に重い部類の3Dゲームで、このゲームのみFPSが30以下ということで、快適なプレイは難しそうです。

他のゲームをFHDでプレイする分には快適そうですね。

 

グラフィック設定を良いもので算出されているFPSなので、標準設定であれば、もう少し伸びると思います。

 

軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX

GALLERIA GR2060RGF-TのDQXのゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア評価
最高品質11824すごく快適
標準品質11789すごく快適
低品質12744すごく快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

普通の3Dゲーム:FF14

GALLERIA GR2060RGF-TのFF14のゲームベンチマーク結果

設定スコア平均FPS最低FPSロード時間
(合計)
評価
最高品質1232891.1 FPS43 FPS13.8 秒非常に快適
高品質13624110.5 FPS46 FPS12.8 秒非常に快適
標準品質14659125.1 FPS47 FPS12.7 秒非常に快適
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

重めな3Dゲーム:FF15

GALLERIA GR2060RGF-TのFF15のゲームベンチマーク結果

グラフィック設定スコア評価
高品質快適6375
標準品質快適8429
軽量品質とても快適10785
【その他の設定】解像度:1920 × 1080, 表示方法:ウィンドウ

 

軽量・普通の3Dゲームは問題なくプレイできますね。

FF14のローディングタイムも速いので、ロード時間が長くてイライラするということは少ないと思います。

 

重めの3Dゲームをプレイする場合に、快適かどうかが分かれてきます。

FF15であれば、まだ快適にプレイが可能な結果となっていますが、Red Dead Redemption 2となってくると厳しくなってきます。

 

とは言え、GeForce RTX 2060で軽め・普通・一部の重め3Dゲームまで快適にプレイできるので、結構幅広いゲームを楽しむことができます。

 

VR:VRMark

VRゲームのパフォーマンスを計測する『VRMark』のベンチマーク結果です。

PCの映像をVR機器に出力した際のFPS値が分かるので、VRでゲームをプレイしたい方は参考になると思います。

VRMark Orange Room
スコア7578
平均FPS165.2
推奨構成FPS109
最低構成FPS81

平均165FPSなので、十分快適と言える結果です。

VRで60FPS以下ぐらいになってくると、カクつき感からVRへの没入感が下がってしまうので、FPSは非常に重要ですが、165FPSもあれば十分ですね。

 

HTCVive, OculusRiftが推奨する構成のパソコンで映像出力した際の平均FPSが109で、大体1.5倍程度あるので、VRによるゲームも問題ないですね。

 

軽量な3Dゲーム:Minecraft

ドスパラのゲーミングPCには、Minecraft Starter Collection同梱版モデルがあるので、MinecraftのFPSもベンチマークしておきます。

同梱版モデルでも料金は変わらないので、Minecraftをプレイしたい方は同梱版がおすすめですね。

 

まず普通に散策している時のFPSです。

(左:バッテリー接続時, 右:バッテリー”未”接続時)

バッテリー接続時と未接続時の2パターンでの検証です。

接続時 :115FPS(平均)

未接続時:47FPS(平均)

バッテリー接続時は、100FPS越えで十分快適にプレイできますね。

未接続時は電力が下がるので、47FPSとなりました。

 

快適にプレイできるFPS値を60FPS以上と考えているのですが、47FPSでも特にカクつきはなく、個人的には全然アリでしたね。

 

今度はバッテリー接続時で高負荷な状況になった場合のFPS値を計測していきます。

Minecraftで高負荷な状況は色々ありますが、今回はTNTを大量に爆破した時のFPSです。

76FPS(平均)

爆発して地形などが反映された直後で、76FPSでした。

爆発中はもう少し下がっていましたが、めちゃくちゃカクついて止まりそうになるということは無かったので、高負荷なシーンでも快適と言えますね。

 

これだけできるのであれば、高負荷になりがちな敵が多数出てきた時やトラップタワーなどでも問題ないかなと思います。

 

バッテリー容量・駆動時間

GALLERIA GR2060RGF-Tのバッテリーベンチマーク結果

バッテリーの容量と各種作業中のバッテリー駆動時間は、次の通りです。

バッテリー容量:46,740 mWh

ゲーミングPCであれば、バッテリー容量は大体45,000mWhが標準になってきます。

それより、ちょっと多いという感じですね。

 

各作業のバッテリー時間

作業計測時の
バッテリー残量
駆動時間駆動時間
(100%換算時)
高負荷100~80%00:11:4200:58:30
Youtube再生80~60%00:20:0101:40:05
ローカル動画再生60~40%00:18:2701:32:15
アイドル状態40~20%00:22:5701:54:45
合計01:13:0801:31:25

※高負荷については、Cinebench R20を繰り返し実行し、CPUが100%の状態

 

高負荷状況、ネット環境、ローカル環境の動画再生など色々な状況のバッテリー駆動時間を計測しました。

 

正直、他のノートPCと比較するとバッテリー駆動時間は短いですね。

CPUがIntel Core i7-10750HのGALLERIA GCL2060RGF-Tの場合(他のスペックは同じ)、100%換算時の駆動時間が約2時間20分だったので、それと比較しても少し短かったかなという印象です。

 

AMD Ryzen 7がIntel Core i7-10750Hより高性能であるため、その分消費電力が上がっており、駆動時間が短くなっているかもしれませんね。

また、バッテリーの検証回数が1回なので、たまたま短く出てしまった可能性もあります。

 

性能の高いCPU・GPUを搭載していて電力を多く消費する分、高いパフォーマンスを発揮しているとも言えますが、バッテリーなしでの長時間利用は、少々厳しいかなという印象です。

 

ファンの静音性

GALLERIA GR2060RGF-Tのファン静音性のベンチマーク結果(バッテリー接続時)
GALLERIA GR2060RGF-Tのファン静音性のベンチマーク結果(バッテリー未接続時)
(左:バッテリー接続時、右:バッテリー未接続時)

騒音レベル
高負荷時
(バッテリー接続時)
49.1 dBA
高負荷時
(バッテリー未接続時)
33.6 dBA
アイドル時0 dBA

 

騒音レベルの目安

デシベル(dBA)目安①目安②具体例
70うるさいかなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない・騒々しい街頭
・セミの鳴き声 (2m)
60非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる・普通の会話
・洗濯機、掃除機、テレビ
50普通大きく聞こえる、通常の会話は可能・家庭用クーラー (室外機)
・換気扇 (1m)
40聞こえる会話には支障なし・静かな住宅地
・図書館
30静か非常に小さく聞こえる・郊外の深夜
・ささやき声
20ほとんど聞こえない・ささやき
・木の葉のふれあう音

バッテリー未接続時は、電力が低くなるため、CPUクロックが下がり、ファンの回転数も低くなるので、33dBAに抑えられているという感じですね。

このレベルであればファンの音は聞こえますが、そこまで不快な音では無いです。

 

しかし、バッテリー接続して高負荷な状況(ファン全開)になると、50dBA弱になるのですが、ここまでくると結構ファンの音がうるさい印象です。

 

高負荷時にフォーカスして解説しましたが、他の作業の時はファンが回転せず無音か、回転したとしてもそれほど気になるレベルでは無いですね。

 

GALLERIA GR2060RGF-Tでは、『Gaming Center』というソフトが元々インストールされており、このソフトからファンの回転数を制御することができます。

(左:Gaming Centerのファン設定、右:モード切替ボタン)

 

このノートPCには、次の3つのモードがあります。

  • Officeモード
  • ゲームモード
  • ターボモード

 

モード切替は、電源ボタンの左側に付いているボタンからでき、Officeモードの場合は、『Gaming Center』で、「何度の場合は、何割ぐらい…」というように、ファン回転数を調整することができます。

静かな場所で使うから、ファンの回転を抑えめにしておきたい…

という場合は調整してみると良いと思います。

 

 

GALLERIA GR2060RGF-Tの実機レビューまとめ

手に持った時のGALLERIA GR2060RGF-T

ドスパラの『GALLERIA GR2060RGF-T』を実機レビューしました。

 

注目ポイント
  • 色々なゲームが快適にプレイできるスペック
  • Minecraft Starter Collection同梱版でMinecraftが無料で楽しめる。
  • 動画編集などの高負荷なクリエイティブ用途でも使える。
良い点
  • Ryzen 7のハイエンドCPUとRTX 2060のミドルレンジGPUで高いスペック
  • 120Hzディスプレイでゲームがヌルヌルプレイできる。
  • USB, 外部映像出力ポートなどのインターフェースが豊富。
悪い点
  • 高負荷状況だとファンがうるさい(調整可)
  • キーボードのキー配列は少し癖がある(慣れが必要)
  • 本体重量+充電器で約2.5kgあるので、持ち運びが少ししんどい

 

ベンチマークから分かる通り、軽めから重めまで様々な3Dゲームを快適に楽しむことができます。

重めの3Dゲームの中には、快適なものもあれば、少し厳しいかな…と分かれてくるので、プレイしたい重めの3Dゲームがあるのであれば動作環境を調べておいた方が良いですね。

 

また、Minecraftも付いてくるので、Minecraftを始めたいというユーザーはおすすめです。

 

バッテリー駆動時間については少し短めなので、そこがデメリットではあります。

外出先で長時間使いたいという場合には、充電器も必須になってきますね。

 

とは言え、ミドルハイGPUを搭載して3Dゲームをここまで楽しめるゲーミングノートPCが約14万というのは、コストパフォーマンスが高いのでおすすめですね。

 

 




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