重めの3Dゲームは、ゲームの種類やグラフィック設定によって快適かどうか分かれてきますが、軽め、普通ぐらいの3Dゲームまでなら快適でした。
約11万円とゲーミングPCの中では安い部類となりますが、価格の割に幅広いゲームを楽しむことができるので全体的にコストパフォーマンスは高く、ライトゲーマー向けのモデルと言えるでしょう。
無料でMinecraft同梱版(Minecraft本体やその他特典付き)のモデルもあるので、Minecraftをプレイしてみたい方には特におすすめ。
先に、良い点・悪い点をまとめておきます。
- 価格が安い割に、2D, 3D含めて幅広いゲームを快適にプレイできる!
- 無料でマインクラフトが付いてくる
- USB, 外部映像出力ポートなどのインターフェースが豊富
- 本体重量+充電器で約2.47kgあるので、他の荷物があると持ち運びが少しつらい
では、ドスパラの『GALLERIA RL5R-G50T』の魅力やスペックを実機で徹底的にレビューしていきます。
また、ドスパラがどんなメーカーなのか知りたい方は、メーカーの解説記事も参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:ドスパラの特徴・評判を解説
ケンさん
目次
GALLERIA RL5R-G50Tのスペック
GALLERIA RL5R-G50Tのスペックは次の通りです。製品名 | GALLERIA RL5R-G50T |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 5 4600H (6コア/12スレッド, 3.0GHz Max 4.0GHz) |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti GDDR 4GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
サイズ | (横)359.8 x (縦)243 x (高さ)20.5 mm |
重量 | 本体:約1.9kg |
バッテリー | 約7.5時間 |
ディスプレイ | 120Hz 薄型狭額ベゼル 15.6インチ フルHD液晶(1920×1080ドット表示) |
インターフェース | USB3.2 Gen2 Type-C x1 USB3.2 Gen1 Type-A ×2 USB2.0 Type-A×1 マイク入力 x1 ヘッドフォン出力 x1 HDMI2.0 x1 miniDP1.2/1.4 x1 SDカードリーダー (SDXC対応) x1 |
生体認証 | × |
価格 | 約11万~ |
※製品仕様や販売価格については、2021/09/03の執筆時点のもので、今後変更される可能性があります。
外観
ガンメタリックをベースとしたシンプルな配色で、天板にはロゴ。
余計な装飾はなく、全体的にシンプルでカッコいいデザインとなっています。
後程詳しく解説しますが、広いタッチパッドに独立したキータイプで操作性は良かったですね。
キーボードもゲーミングPCらしくLED対応です。
表面を細かく見るとザラザラとした感じはありますが、表面処理がされており、つるつるとした肌触りになっています。
全体的に光沢感のあり、カッコいい仕上がりになっています。
ヒンジ部分
ヒンジは両端に2か所、短めな形状をしていたので少し不安に思ったのですが、開閉した感じ結構頑丈ですね。
片手で開閉できる固さなので、使い勝手も良し。
固すぎると両手を使って下側を抑えつつ開く必要がありますし、軽すぎるとディスプレイがグラグラしそうな感じなので、それらが無く丁度良い固さになっています。
ファンの吸気口・排気口
ファンは、裏面の左右1箇所ずつ、合計2つ搭載されています。
軽めの作業であればファンは回転しないのですが、ゲームなどの高負荷な状況だとファンが回転し始めます。
ファンが全開で回っている時は、少しうるさめですが、元々入っている『Gaming Center』からファン回転数を調整することもできるので、うるさい場合は、その辺りを調整すると良いですね。
後程、計測器を用いて静音性もチェックしていきます。
使用用途別の快適度
使用用途別の動作の快適度は、次の通りです。
使用用途 | 快適度 | コメント |
---|---|---|
普段使い (ウェブ, 動画視聴等) | ◎ | とても快適 |
ビジネス用途 (Office, メーラー等) | ◎ | とても快適 |
ブログ執筆 | ◎ | とても快適 |
ゲーム | ○ | 軽め~普通ぐらいの3Dゲームはとても快適に動作。 重めの3Dゲームはグラフィック設定によって普通~快適となる |
画像編集 | ◎ | とても快適 |
動画編集 | ○ | Youtube向けのFHD動画で10分程度の編集は快適。 おそらく1時間程度の動画であれば快適。 ※4K動画編集は未検証。 |
プログラミング | ◎ | Visual Studioはとても快適に動作します。 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | ◎ | とても快適 |
データ分析・AI学習 | ○ | 勉強用レベルであれば快適 大量のデータを処理するのであれば性能不足 |
本体サイズ・重量
GALLERIA RL5R-G50Tの本体サイズと重量について解説します。
本体サイズについて
実測値 | 公称値 | |
---|---|---|
横 | 358 mm | 359.8 mm |
縦 | 243 mm | 243 mm |
高さ | 25 mm | 20.5 mm |
縦横は公式通りですね。
高さに関しては、一番高い部分で計測しているので、少し違います。
A4サイズのクリアファイルや書籍と比較すると感じです。
グラフィックボード搭載の15.6インチのノートPCであれば標準的なサイズ感ですね。
A4クリアファイルの一回り大きいぐらいです。
大きめのバッグなら持ち運びOKですね。
重量について
実測値 | 公称値 | |
---|---|---|
本体 | 約1.9kg | 約1.9kg |
充電器 | 約568g | – |
合計 | 約2.47kg | – |
本体が約1.9kgで、15.6インチのゲーミングPCであればこのぐらいの重量になりますが、他のモデルより気持ち軽いですね。
荷物がパソコンと充電器だけで、他に小物が少しであれば、全然持ち運びOKです。
ただ、他にも荷物をたくさんある中で、パソコンと充電器を持っていくのは、ちょっと辛いと思います。
ディスプレイ
GALLERIA RL5R-G50Tのディスプレイは、15.6インチの-を搭載しています。ディスプレイ | 120Hz 薄型狭額ベゼル 15.6インチ フルHD液晶(1920×1080ドット表示) |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1,920×1,080 |
縦横比 | 16:9 |
リフレッシュレート | 120Hz |
光沢 | 非光沢 |
タッチパネル | × |
基本的にはゲーミングPCの標準的なディスプレイ仕様ですね。
リフレッシュレートが120Hzなので、軽めのゲームであればヌルヌルで快適になります。
光沢について
ディスプレイは、非光沢(アンチグレア)タイプで、光を反射しにくい仕様となっています。
暗い画面での映り込みについては、気になるほどではありませんね。
強い光の反射については、晴天時の窓からの光を当ててみましたが斜めから見ると反射しています。
しかし、真正面から見てみると画像ほど激しくは無いので、画面が見づらいということはありませんでした。
ベゼル(枠)について
ディスプレイ仕様に「狭額ベゼル」とあるように、ベゼル枠は狭めですね。
このモデルは、カメラが下側に付いているので、その分上側のベゼルが狭くなっています。
ケンさん
キーボード・タッチパッド
次は、パソコンの操作性に大きく関わってくる
- キーボード
- タッチパッド
について解説します。
キーボードについて
キー配列 | 日本語配列 |
---|---|
テンキー | ○ |
アイソレーション設計 | ○ |
バックライト | ○ |
RGBライト | ○ |
キーは独立したアイソレーションタイプとなっており、とても打ちやすかったです。
キー配列も特に癖はなくスタンダードなので、目立った打ち間違いもありません。
少し前までは結構癖のあるキー配列だったので、スタンダードなものに慣れている方だと打ちづらかったのですが、改善されてて良いですね。
指をホームポジションに置くとこんな感じ。
キーピッチ・キーストロークについて
実測値 | 標準サイズ | |
---|---|---|
キーピッチ | 19.07mm | 19mm |
キーストローク | 1.41mm | 2~3mm |
キーピッチは標準的ですが、キーストロークが浅めですね。
とは言え、これによって打ちづらいということは全くなかったです。
キーボードのバックライトについて
キーにはバックライトが搭載されているので、暗い場所での作業でもしっかりとキーを確認しつつ、文字入力をすることができます。
一定時間キー入力が無いとLEDはOFFになります。
キーボードからもON/OFFの切り替え、明るさ調整が可能です。
また、独自の管理ソフトウェア『GamingCenter』を使うことで、LEDの色や光り方のパターンなどを設定することができます。
デフォルトでは、ドスパラカラーである青色ですね。
タッチパッドについて
最近のノートPCであればこのくらいのサイズが標準的で、十分な広さですね。
マウスカーソルを左右、上下の端から端まで移動するのに、何回も指を置き直す必要もなく操作性も良いです。
インターフェース
インターフェース周りは次のようになっています。
左側
マイク入力 x1
ヘッドフォン出力 x1
LANポート x1
セキュリティスロット x1
右側
SDカードリーダー (SDXC対応) x1
後側
mini Display Port 1.4 x1
HDMI2.0 x1
USB3.2 Gen2 Type-C x1
電源コネクタ x1
全体的な印象としては「めちゃくちゃ充実している!」です。
ノートPCの場合は、意外と「USBポートが足りない…」ということがありますが、Type-A x3, Type-C x1で合計4つもあるので、そんな心配はなさそうです。
また、映像出力ポートも計3つあるので、デュアルだけでなく、それ以上も可能。
出先などではノートPCのモニター1つで作業して、自宅などではデュアルモニタにして作業するといった使い方が良いですね。
他にも、SDカードリーダー、LANコネクタ、セキュリティスロットと豊富に揃っていますね。
カメラ
カメラ | 画素数 | プライバシー シャッター |
---|---|---|
フロントカメラ | 約100万 | × |
リアカメラ | – | – |
カメラは、フロントカメラがモニターの下側に付いています。
プライバシーシャッター等はなく、ゲーミングPCであれば標準的なカメラ性能ですね。
生体認証
GALLERIA RL5R-G50Tでは、指紋認証、顔認証などの生体認証は付いていません。
外出時に一緒に持っていくというような使い方であれば、セキュリティの観点から何かしらの認証設定は必須ですね。
そのため、そのような使い方を考えている方は、生体認証と比べ少し時間は掛かってしまいますが、パスワード入力による認証になってしまいますね。
ビジネス向けのPCであれば、生体認証を搭載していることは多いですが、ゲーミングPCだと稀に付いているモデルがあるかなという感じです。
GALLERIA RL5R-G50TのCPU・GPU・SSDのベンチマーク
GALLERIA RL5R-G50Tのベンチマークを計測していきます。計測内容は次の通りです。
- アプリ実行の総合的パフォーマンス(PCMark10)
- ストレージ性能(CrystalDiskMark)
- CPU性能(CINEBENCH R20)
- GPU性能(3DMARKスコアと各種ゲームFPS値)
- ゲーム性能(DQX、FF14、FF15、VRMark)
- バッテリー容量・駆動時間
- ファンの静音性
アプリ実行の総合的パフォーマンス
アプリケーションの実行における総合的なパフォーマンスを計測する『PCMark10』のベンチマーク結果です。
ビデオ会議やウェブブラウジングなどの一般的なアプリ、スプレッドシート作業や文書作成などのビジネス向けアプリ、写真・動画編集アプリなどのクリエイティブアプリのパフォーマンスを総合的に測定します。
カテゴリ | 項目 | スコア |
---|---|---|
一般的なアプリ | アプリの起動 | 10310 |
ビデオ会議 | 7435 | |
ウェブブラウジング | 8194 | |
総合スコア (推奨スコア:4100以上) | 8564 | |
ビジネス系アプリ | スプレッドシート作業 | 8142 |
文書作成 | 6188 | |
総合スコア (推奨スコア:4500以上) | 7098 | |
クリエイティブ系アプリ | 写真編集 | 8131 |
動画編集 | 4260 | |
レンダリング | 7377 | |
総合スコア (推奨スコア:3450以上) | 6345 | |
総合スコア | 5219 |
カテゴリ別に推奨されるスコアは以下の通りです。
カテゴリ | 推奨スコア | 解説 |
---|---|---|
一般的なアプリ | 4100以上 | 一般的な用途で様々な簡単なタスクをする場合 |
ビジネス系アプリ | 4500以上 | 事務作業と軽いメディアコンテンツ作業をする場合 |
クリエイティブ系アプリ | 3450以上 | 写真/動画/その他コンテンツの編集をする場合 |
(参考:PC Mark10 公式サイト (英語))
各カテゴリの総合スコアを比較すると、大体1.5~2倍程度あるので、十分快適に作業することができます。
実際に、ブラウザやテキストエディタなどの一般的によく使うアプリを使ってみましたが十分快適でした。
ストレージ性能
GALLERIA RL5R-G50Tでは、NVMeの512 SSDを搭載しています。読み込み速度 | 書き込み速度 | |
---|---|---|
シーケンシャル | 2483.8 MB/s | 1728.2 MB/s |
ランダム | 750.3 MB/s | 991.8 MB/s |
ストレージの速度が速いことで、
- OS・アプリケーションの起動時間
- ゲームのローディング時間
などの短縮が見込めます。
NVMe SSDということで、データの読み込み速度が毎秒約2.5GBと速いですね。
速い部類ではあるものの約3GB越えのモデルもあるので、それと比べるとやや低め。
とは言え、正直なところ、SATA SSDの毎秒約500MBでも体感では十分速いので、毎秒約2.5GBもあれば十分ですね。
毎秒約150MBのHDDとSATA SSDの体感での違いは大きいですが、SATA SSDからNVMe SSDの体感での違いはあまり変わらないです。
そのため、速ければ速いほど良いというより、遅いものを選ばなければOKです。
CPU性能
CPUは『AMD Ryzen 5』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
AMD Ryzen 5の基本性能 | |
---|---|
コア・スレッド | 6コア / 12スレッド |
クロック周波数 | 3GHz(最大 4GHz) |
CPU内蔵グラフィックス | ○ |
TDP | 45W |
項目 | スコア |
---|---|
CPU | 3314 |
CPU(Single Core) | 449 |
3,300ポイントを超えて、IntelのハイエンドCPU Core i7と同等レベルの結果となりました。
コア数も多く、一般的な用途であれば余裕で、ゲームや動画編集のエンコードなどの高負荷な用途でも十分対応できる性能です。
GPU性能(ゲーム含む)
GPUは『NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti』を搭載しており、基本性能とベンチマーク結果は、次の通りです。
NVIDIA GeForce GTX 1650 Tiの基本性能 | |
---|---|
コア数 | 896コア |
クロック周波数 | 1410GHz |
メモリ容量 | 4GB |
TDP | 75W |
項目 | スコア |
---|---|
グラフィックスコア | 3427 |
グラフィックテスト1 | 22.34 FPS |
グラフィックテスト2 | 19.64 FPS |
CPUスコア | 6741 |
CPUテスト | 22.65 FPS |
総合スコア | 3699 |
また、3DMarkで算出される各種ゲームのFPSは次の通りです。
ゲーム | 設定 | FPS |
---|---|---|
Battlefield V | 1440p Ultra | 40+ FPS |
1080p Ultra | 55+ FPS | |
Apex Legends | 1440p Ultra | 50+ FPS |
1080p Ultra | 65+ FPS | |
GTA V | 1440p Ultra | Less than 30 FPS |
1080p Ultra | 40+ FPS | |
Fortnite | 1440p Ultra | 40+ FPS |
1080p Ultra | 50+ FPS | |
Red Dead Redemption 2 | 1440p Ultra | Less than 20 FPS |
1080p Ultra | Less than 20 FPS |
※Ultraはゲームのグラフィック設定が最大を意味します。
※レイトレーシング機能はオフ。
Red Dead Redemption 2は、結構重めの3Dゲームで、さすがにGeForce GTX 1650 Tiでは厳しそうですね。
他のゲームは、1,920×1,080のFHDで、40~65FPSなので、普通~快適と言ったところです。
とは言え、これらのベンチマークはグラフィックが最高に設定されているので、ここを調整すれば快適ぐらいでプレイできるかと思います。
軽量な3Dゲーム:ドラゴンクエストX
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | 11283 | すごく快適 |
標準品質 | 11481 | すごく快適 |
低品質 | 12503 | すごく快適 |
普通の3Dゲーム:FF14
設定 | スコア | 平均FPS | 最低FPS | ロード時間 (合計) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
最高品質 | 10011 | 68.4 FPS | 25 FPS | 14.2 秒 | 非常に快適 |
高品質 | 12006 | 88.4 FPS | 29 FPS | 13.9 秒 | 非常に快適 |
標準品質 | 13355 | 108.2 FPS | 29 FPS | 13.5 秒 | 非常に快適 |
重めな3Dゲーム:FF15
グラフィック設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|
高品質 | 4005 | 普通 |
標準品質 | 5600 | やや快適 |
軽量品質 | 7350 | 快適 |
ドラクエX、FF14の軽量級、中量級の3Dゲームであれば、すべてのグラフィック設定で快適となっているので問題は無いです。
重めのFF15になって初めてグラフィック設定によって評価が分かれてくる感じですね。
とは言え、高品質設定で無ければ快適の部類にはなるので、グラフィックは普通ぐらいで十分と考えている方であれば、楽しめると思います。
VR:VRMark
VRゲームのパフォーマンスを計測する『VRMark』のベンチマーク結果です。
PCの映像をVR機器に出力した際のFPS値が分かるので、VRでゲームをプレイしたい方は参考になると思います。
VRMark Orange Room | |
---|---|
スコア | 5178 |
平均FPS | 112.9 |
推奨構成FPS | 109 |
最低構成FPS | 81 |
平均112FPSなので、推奨構成FPSの109FPSと同等レベルですね。
推奨構成FPSは、HTCVive, OculusRiftのVR機器メーカーが推奨する構成のパソコンで映像出力した際の平均FPSが109です。
VRで60FPS以下ぐらいになってくると、カクつき感からVRへの没入感が下がってしまうのですが、112FPSもあれば十分ですね。
バッテリー容量・駆動時間
バッテリーの容量と各種作業中のバッテリー駆動時間は次の通りです。
15.6インチのゲーミングノートやスタンダードなノートPCであれば、このぐらいのバッテリー容量が多いですね。
各作業のバッテリー時間
作業 | 計測時の バッテリー残量 | 駆動時間 | 駆動時間 (100%換算時) |
---|---|---|---|
高負荷 | 100~80% | 00:13:53 | 01:09:24 |
Youtube再生 | 80~60% | 00:29:52 | 02:29:21 |
ローカル動画再生 | 60~40% | 00:29:19 | 02:26:35 |
アイドル状態 | 40~20% | 00:34:14 | 02:51:09 |
合計 | 01:47:18 | 02:14:07 |
公式の仕様では7.5時間なのでだいぶ違うのですが、この結果は実際のパソコンの使用状況に近い形で計測しているためです。
Wi-FiやBluetoothなど普段使う機能などもONにしたまま計測しているので、割と現実的なのではないかなと考えています。
他のミドルレンジのゲーミングノートPCと比べてみても、バッテリー駆動時間が少なすぎることも長すぎることもなく、普通ぐらいですね。
普段使いの用途であれば、大体3時間弱ぐらいの駆動時間になると思うので、外出先で長時間パソコンを使いたい時は、充電器も持っていった方が良いと思います。
ファンの静音性
(左:バッテリー接続時、右:バッテリー未接続時)騒音レベル | |
---|---|
高負荷時 (バッテリー接続時) | 43 dBA |
高負荷時 (バッテリー未接続時) | 34 dBA |
アイドル時 | 0 dBA |
騒音レベルの目安
デシベル(dBA) | 目安① | 目安② | 具体例 |
---|---|---|---|
70 | うるさい | かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない | ・騒々しい街頭 ・セミの鳴き声 (2m) |
60 | 非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる | ・普通の会話 ・洗濯機、掃除機、テレビ | |
50 | 普通 | 大きく聞こえる、通常の会話は可能 | ・家庭用クーラー (室外機) ・換気扇 (1m) |
40 | 聞こえる会話には支障なし | ・静かな住宅地 ・図書館 | |
30 | 静か | 非常に小さく聞こえる | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
20 | ほとんど聞こえない | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
バッテリー未接続時は電力が低くなるため、CPUクロックが下がり、ファンの回転数も低くなるので、34dBAに抑えられているという感じですね。
34dBAであればファンの音は聞こえますが、そこまで不快な音では無いです。
バッテリー接続して高負荷な状況(ファン全開)になると、43dBAになるのですが、ここまでくると結構うるさい印象です。
高負荷時を中心に解説していますが、他の作業の時はファンが回転せず無音か、回転したとしてもそれほど気になるレベルでは無いですね。
また『Gaming Center』という制御ソフトを使うことで、CPU温度に対して、ファンの回転数を設定することができるので、自分で調整することもできます。
※ファン回転を落とすことは、冷却性能を落とすことになるので調整には注意が必要です。
GALLERIA RL5R-G50Tの実機レビューまとめ
ドスパラの『GALLERIA RL5R-G50T』を実機レビューしました。
約11万円のエントリー向けのゲーミングノートPCで、価格の割に幅広いゲームが快適にできるスペックとなっています。
- 価格が安い割に、2D, 3D含めて幅広いゲームを快適にプレイできる!
- 無料でマインクラフトが付いてくる
- USB, 外部映像出力ポートなどのインターフェースが豊富
- 本体重量+充電器で約2.47kgあるので、他の荷物があると持ち運びが少しつらい
ベンチマーク結果でも分かる通り、軽量級・中量級の3Dゲームは快適にプレイできます。
そのため、ブラウザゲームや2Dゲームも基本的に問題ないでしょう。
重量級のゲームでも、ゲームによって違ってきますが、グラフィック設定を気にしなければ、快適にプレイできるものもあるので、全体的に見れば幅広いゲームを楽しむことができそうです。
約11万円で色々なゲームができると考えるとコストパフォーマンスは高いですね。
また、無料でMinecraft同梱版(Minecraft本体やその他特典付き)のモデルもあるので、Minecraftをプレイしてみたい方には特におすすめ。