ルーターからパソコンまで遠いから有線はキツい!
コード設定の手間が嫌だ!
という方に向けて、購入前、購入後でもOK、自作PC未経験でも経験者でも簡単に無線LAN(Wi-Fi)にする方法を3通り紹介します。
BTOパソコンをもう既に購入しているけどまだ間に合う?という方も大丈夫です。
購入後でも問題なく、無線LAN(Wi-Fi)をつけることができます。
初心者の方向けにデスクトップパソコンに関する知識(性能/用途/価格/デザイン性など)も幅広く解説しているので参考にして下さい。
≫ 関連記事:デスクトップパソコンの選び方・よくある疑問を徹底解説
目次
デスクトップパソコンに無線LAN(Wi-Fi)をつけるメリット・デメリット
まず、デスクトップパソコンに無線LANをつけるメリット・デメリットを簡単に紹介しておこうと思います。
【メリット】LANケーブルの用意・設置などの面倒な作業が不要
面倒な設置作業が必要ないというのが大きなメリットですね。
有線の場合だと、
- LANケーブルを壁に沿って這わせたり
- 扉の下のわずかな隙間に通したり
ととにかく設置が面倒です。
ただでさえ面倒な設置作業ですが、ルーターとデスクトップパソコンまでの距離が長いと悲惨ですね。
私の場合は、ルーター(2階)とパソコン(3階)が違う階にあるので、約10mのLANケーブルを階段や廊下、自室とかなりの距離で設置作業をしました。
床にはケーブルを設置しないように、天井に迂回させたりしているので、どうケーブルを設置するかを考えるのも面倒でした。
Kenさん
【デメリット】有線LANの方が速度が速く、ネットワークが途切れにくい。
有線LANと無線LANを比較すると、有線LANの方が
- データ転送が早い
- ネットワークが途切れにくい
です。
とは言え、無線LANのデータ転送が遅くて、ネットワークも途切れるから使い物にならないというわけでは無いので安心してください。
製品や設置方法(電波状況)にもよりますが、データ量の多い動画でも普通に見ることができますし、途切れることもほとんどありません。
無線LANの場合は、無線が届く範囲ギリギリの距離であったり、壁などの遮蔽物によって電波が届きにくくなります。
- ルーターとパソコンの設置場所の階が違う場合(例:ルーターが1階、パソコンが2階など)
- 部屋が違い壁1枚挟む程度の遮蔽物の場合
であれば、問題なくWi-Fiを利用できます。
ただし、次のような方は少しでもネットワークが切断されると困るので、有線LANの方が良いかもしれませんね。
- デイトレーダーで常時取引しているという方
- Youtube等にライブ配信しているという方
デスクトップパソコンに無線LAN(Wi-Fi)をつける方法【2通り】
では、本題のBTOパソコンのデスクトップパソコンに無線LANをつける方法についてです。
BTOパソコンの購入を検討されている方向けに、購入時にオプションとして無線LAN(Wi-Fi)を付ける方法と、既にBTOパソコンを購入してしまったが無線LANの方が都合が良いという方向けに購入後でも無線LAN(Wi-Fi)を付ける方法の2通りを紹介します。
【購入前】オプションで無線LAN(Wi-Fi)をつける方法
BTOパソコンは、CPU, メモリ, グラフィックボード等を変更することで、ユーザーの必要なスペックにカスタマイズすることができます。
しかし、BTOメーカーによってはこれらのPCパーツだけでなく、無線LANカードを追加してくれる商品もあります。
無線LANカード
緑の基盤部分はパソコンに内蔵される形なので、黒いアンテナ部分だけがパソコン背面から出るという具合です。
※アンテナ等の形は製品によって様々です。
では、BTOパソコンのカスタマイズ画面のどこを選択すれば良いのか解説しておきます。
マウスコンピューター(BTOメーカー)のカスタマイズ画面
拡張カードという項目が次のようになっています。
- 拡張カード無し
- [ 有線LAN ] インテル(R) ギガビットLAN アダプター
- [ 無線LAN ] ASUS PCE-AC55BT ( 最大300/867Mbps / 802.11ac/a/b/g/n 規格対応 ) + Bluetooth(R) V4.2 + LE
この3番目の無線LANの項目にすれば、無線LANカードを追加してくれます。
マウスコンピューター(BTOメーカー)のカスタマイズ画面
ただし、商品によっては画像のように「無線LAN無し」となっていて、選択できないので注意が必要。
BTOメーカー毎に数商品調べましたが、指定できる項目は次にようになっていました。
マウスコンピューター:無線LANカード
ドスパラ:USBで接続するタイプの無線LANアダプター
パソコン工房:USBで接続するタイプの無線LANアダプター
ツクモ:無線LANカード
BTOパソコンなら友人数人にも勧めた安心のマウスコンピューターがおすすめです。
【購入後】無線LAN(Wi-Fi)のアダプターを使う方法
無線LANアダプターとは、USBでパソコンに接続することで、Wi-Fiを受信できるようにするデバイスです。
パソコンに無線LANアダプターを挿すことで、Wi-Fiを受信できるようになるので、ノートパソコンのように無線でネットワークに接続することができます。
サンプルとしてどのようなものか画像を貼っておきます。
小型のUSBメモリのような形をした無線LANアダプター
アンテナが付いた無線LANアダプター
USBメモリ型は、コンパクトなサイズなのでパソコンの背面だけでなく前面に付けても邪魔にならないと思います。
一方、アンテナ型は、より電波強度を強く、遠距離でWi-Fiを使いたいという場合に適しています。
【購入後・自作PC】Wi-Fi(無線LAN)の拡張ボードを増設する方法
こちらは、自作PCをする方やパソコンを開けて作業するということに抵抗が無い方でないと厳しい方法ですね。
パソコンの中を開けて、Wi-Fi(無線LAN)の拡張ボードを増設します。
事前に、マザーボードに空きスロットがあるか確認しておきましょう。
Wi-Fi(無線LAN)の拡張ボードを増設する方法のメリットとしては、
- USBポートを消費しない。
かなと思っています。
とは言え、デスクトップパソコンの場合は、USBポートが多く搭載されているので、上で紹介した無線LANアダプターの方法でも良いかもしれませんね。
自作PCする方にとってはパーツの増設は簡単だと思います。
また、自作PCをしたことがある人しかダメなのか?と言われればそういうわけではありません。
拡張ボードの増設だけであれば、比較的簡単なので、手順さえしっかり守れば自作PC未経験でも十分可能です。
これを機にプチ自作PCを味わうのも良いかもしれませんね。(笑)
おすすめのWi-Fi(無線LAN)の拡張ボードはこちら。
説明書付きなので、自作PC未経験の方でも増設できると思います。
また、Bluetooth機能も付いているので、マウスやキーボード、イヤホンなどをBluetoothで無線にすることもできますね。
DVDによるドライバーのインストールなので、光学ドライブを搭載していることが必要
まとめ:LANケーブルの設置が面倒な場合は、無線LAN搭載がおすすめ!
3通りのWi-Fi(無線LAN)を搭載する方法を紹介しました。
- 【購入前】オプションで無線LAN(Wi-Fi)をつける方法
- 【購入後】無線LAN(Wi-Fi)のアダプターを使う方法
- 【購入後・自作PC】Wi-Fi(無線LAN)の拡張ボードを増設する方法
一番初めのLANケーブルの設置が無くなるというのは、結構大きいと思います。
実際、ケーブルを設置した経験から言うと、絶対に無線LANにした方が良いですね。
初心者の方向けにデスクトップパソコンに関する知識(性能/用途/価格/デザイン性など)も幅広く解説しているので参考にして下さい。
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