
大体どのくらいが寿命なの?
自作PCってどのパーツから寿命を迎えるの?
と気になる方に向けて、2台の自作PCを24時間運用している経験から解説したいと思います。
自作PCの寿命って?
まず、自作PCの寿命とは何を意味するのか?
自作PCをしていない人からすれば、寿命と言えばパソコン本体そのもののことを指すと思います。
仮に故障しているのがストレージだけだとしてもパソコン自体使えなくなってしまうので、パソコンの寿命となります。
しかし、自作PCの場合、故障しても故障したパーツを取り換えることができるのでパソコンの寿命を迎えたわけではありません。
修理して使い続けることができるわけです。
つまり、自作PCの寿命とは、各パーツの寿命と言えるでしょう。
では最初に迎える寿命とは、一番初めにパーツが故障した時になりますが、最初の故障がどのくらいで迎え、どのパーツが故障しやすいのかが気になるところです。
実際に私の自作PCでどのくらいの時間使い続けて、今までどのパーツが故障したのかを例に解説していこうと思います。
私の自作PCの使用状況について
パーツの寿命の話の前に、私の自作PCの使用状況を紹介しておきます。
私は普段、2台の自作PCを使っており、1台目が2013年、2台目が2017年なので、約5年と1年半ですね。(2018/12/11 執筆時点)
ざっくりとした運用時間ですが、1台目の自作PCは、最初の方は1日4時間程度、ここ3年ぐらいは24時間使用しています。
2台目は、組み立ててからずっと24時間運用です。
24時間になったのは、サーバーやデータ分析用途といったちょっと特殊な用途で使用することになったので、これだけ長くなっています。
24時間と言ってもパソコンの掃除や時々再起動などを定期的にするので、ほとんど24時間という感じです。
経過年数はそれほどですが使用時間が長いので、ある程度参考になるのかなと思います。
普段皆さんが1日に何時間ぐらい使っているということから、大体あと何年ぐらいで寿命になるのか計算してみるのも良いかもしれません。
会社勤めをされている方だと、パソコンを使う時間は限られてくるので、毎日使うとしても1日4時間計算ぐらいではないでしょうか。
一番最初の寿命はストレージ
これだけの時間でパソコンを使っていると故障の1つや2つ出てきます。
その中で、1番始めに寿命を迎えたパーツはストレージ(SSD)でした。
2番目は、2台目の自作PCで、OSを格納しているストレージ(HDD)のケーブルの破損です。
コネクタの接続部分のプラスチックが割れおり、ゆるゆるになって接続できていないことになっていました。
おそらくパーツの増設や掃除のときなどの誤って破損させてしまっただけで、寿命とは違うので省いて考えます。
ちなみに自作PCではありませんが、メーカー製のPCでストレージ(HDD)が3年半で故障したことがあります。
これらから分かるように、PCパーツで故障が多いのはストレージのようです。
今まで使用していたストレージのざっくりとした時間は次のようになります。
・SSD(1台目自作PC)・・・組み立ててから5年で故障(約30000時間)
・HDD(メーカー製PC)・・・購入してから3年半で故障(1日平均6時間使用で、約7600時間)
ストレージの寿命については、結構個体差があるようで、1,2年で故障したという人もいれば、8年使っても動き続けているという方もいるようです。
しかし、多くのストレージの寿命は3~5年と言われているので、いつ故障しても大丈夫なように日頃から重要なデータはバックアップを取っておきましょう。
その他のパーツの寿命
では、その他のパーツはどうなのか?というところですが、私の自作PCでは、その他のCPU, GPU, マザーボードや電源ユニットなどのパーツ故障は今のところありません。
何の不具合もなく動作し続けているので、これらのパーツの寿命を経験則から言うことはできません。
しかし、少なくとも1台目のパーツでは約30000時間、2台目のパーツでは約13000時間は故障していません。
そのため、1日4時間ぐらいしか使わない方であれば、30000時間を単純計算して約20年ということになります。(笑)
実際は、使用していなくても経年劣化があると思うので、それほど長くはならないと思いますが、ストレージ以外のパーツの寿命はほとんど考えなくても良さそうですね。
これほど長く持つのであれば、寿命を迎えて買い替える頃には、性能や規格の面から既存のものを使うのは難しいので、新しく自作PCを組むことになると思います。
まとめ
いかがでしょうか?
実際に使ってきた経験から、何が故障して何が動作し続けているか解説しました。
時間を測っていたわけでは無いので、厳密な時間ではないですが、さっぐりとした寿命を知るのに参考になればと思います。
どうも、ケンさん(

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