バックアップ用に使うUSBメモリにはどういったものが便利か解説します。
いくつかの観点からバックアップのために使うのであれば、こういったUSBメモリが良いのかを解説していきます。
基本的に、ストレージなので容量が一番気にするところかと思います。
しかし、容量ほどでは無いですが、他にも気にしておいた方が良いかなーと思うところがあるので紹介していきます。
目次
バックアップ用USBメモリについて
では、バックアップ用にUSBメモリを使うとして、どういった観点で選べば良いのか解説していきます。
気にすべき点としては、次の4点ですね。
- 容量
- 信頼性
- データ転送速度(USB 2.0, 3.0)
- 暗号化機能付き
では、1つ1つ解説していきます。
USBメモリポイント①:容量
これは冒頭でも述べたように、ストレージなら一番気にするところですよね。
十分な容量がないとバックアップができないので、バックアップ元のファイルの増え方もある程度考慮して、余裕のある容量のUSBメモリを選ぶようにしましょう。
最近は、USBメモリの容量も大きくなっているとは言え、手軽に買えるのは128GBぐらいまでだと思うので、大きなデータサイズのファイルをバックアップするには不向きと言えるでしょう。
そのため、バックアップに向いているデータとしては、仕事などで作成した資料、写真ぐらいまででしょうか。
動画などのそれ以上大きなデータを扱う場合は、外付けHDDやポータブルHDDなどHDDを搭載した製品がおすすめですね。
USBメモリポイント②:信頼性
意外と見落としがちかもしれませんが、USBメモリの信頼性も重要です。
簡単に言うとUSBメモリやストレージ製品の中で有名なメーカーのものを選びましょうということです。
※USBメモリだけでなく、HDDやmicroSDなども同様です。
USBメモリでは無いのですが、過去に、安さにつられてノーブランドの外付けポータブルHDDとmicroSDカードを購入したことがあります。
しかし、ポータブルHDDは、2,3日で故障し、microSDカードは、電子書籍が読み込めなくなったり、保存した写真の下半分が灰色になったりとデータ破損がありました。
原因は明確には分からないですが、ノーブランド品の故障率が高いことは確かなので、無難に有名なメーカーを選ぶ方が良いでしょう。
USBメモリで有名なメーカーと言えば、SanDisk、Transcend、エレコム、東芝、バッファローぐらいでしょうか。
バックアップ用ともなれば、長期的に保存しておく必要があるので、より信頼性の高いものにしましょう。
USBメモリポイント③:データ転送速度(USB 2.0, 3.0)
次に、データの転送速度ですね。
バックアップは基本的にコピーして、放置すればオッケーなので、特にデータの転送が遅かろうが、速かろうが問題ないと思います。
しかし、速度を気にするのであれば、USB 3.0, 3.1, 3.2を選ぶと良いでしょう。
目安として、1秒当たりのデータ速度を記載しておきます。
HDDの読み込み速度(実測):約150MB/s
SSDの読み込み速度(実測):約550MB/s
USB 2.0の転送速度(規格上):40MB/s
USB 3.0の転送速度(規格上):500MB/s
USB 2.0だと毎秒40MBしかデータ転送できないため、バックアップ元が比較的遅めなHDD(毎秒約150MB)でもUSBメモリのせいでバックアップに時間がかかってしまうでしょう。
そのため、バックアップ速度を速くしたいという方は、最低でもUSB 3.0にしておいた方が良いでしょう。
USB 3.0であれば、バックアップ元が速いSSDだったとしても、いい感じの速度感でバックアップすることができると思います。
※USB 3.0, 3.1などのUSBメモリを使う場合には、接続する側もUSB 3.0, 3.1に対応している必要があります。
USBメモリポイント④:暗号化機能付き
USBメモリには、保存したデータを暗号化できるものがあります。
家に置きっぱなしで使っている場合は問題ありませんが、人によっては、バックアップ用のUSBメモリも持ち運んでいるという方もいるのではないでしょうか?
バックアップするほどのデータなので、写真や仕事の資料などの重要なデータが入っていると思います。
個人情報や社外秘の機密データが入っていて、外になどに持ち歩く場合は、紛失した時のことも考え暗号化付きのUSBメモリが良いと思います。
暗号化付きのUSBメモリであれば、パスワード入力の手間はありますが、もし最悪紛失して他の拾った人がデータを見ようとしても、パスワードが分からないのでデータの閲覧はできないので、機密性は保たれます。
おすすめのUSBメモリ
では、おすすめのUSBメモリを紹介します。
メーカーは、USBメモリやmicroSDカード、SSDで有名なSanDiskです。
30年近く、フラッシュメモリー製品を中心に展開している会社なので、信頼と実績があるメーカーですね。
上で述べた、容量、USBのバージョン等は、製品仕様をよくご確認ください。
特に、1つ目の小型のUSBメモリは、USBに挿してもあまり出っ張らないので、ノートパソコンに常時挿しっぱなしでも邪魔になりません。
大きいタイプであれば、ノートパソコンを持ち運ぶ際には、取り外さないと危ないですが、そんな心配も不要でおすすめですね。
まとめ:小さめのデータバックアップには便利なUSBメモリ
USBメモリは、写真や仕事で作った資料などの小さめのデータをバックアップするのに便利なアイテムです。
簡単におさらいですが、バックアップ用にUSBメモリを検討する場合は、次の項目を考えましょう。
容量
⇒ バックアップの容量の増え具合を考慮して、余裕のある容量を。
信頼性
⇒ 有名メーカーのものを。安いからと言ってノーブランドはダメ。
データ転送速度(USB 2.0, 3.0)
⇒ 速度を気にする場合は、USB 3.0のUSBメモリが良いかも。とは言え、基本データ移動中は放置なので、遅くても問題なし。
暗号化機能付き
⇒ USBメモリを外出時に持ち歩く場合には、紛失時のことを考えて暗号化機能付きUSBメモリを。
動画などの大きなファイルを扱う場合は、外付けHDDやポータブルHDDの方が向いています。
おすすめのHDDについては、バックアップに必要なもので紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。