- 光学ドライブってどんな場合に必要なの?
- 光学ドライブの種類って何があるの?
- 外付けの光学ドライブって良いの?
パソコンを検討する際に、光学ドライブが必要なのか、それとも、いらないのか悩まれている方向けに、どういう方に光学ドライブが必要なのか解説します。
私は、パソコンを使い始めて約20年ほど経ちますが、その長年の経験を踏まえて解説してきます。
先に結論から言うと、大部分の人は不要。必要な方でも内蔵タイプより使い勝手の良い外付けタイプの光学ドライブの方が良いです。
ケンさん
ケンさん
目次
光学ドライブの使われ方や最近の主流について
光学ドライブは、CD・DVD・ブルーレイの記録メディアの読み込み・書き込みをするための記録装置のことを言います。
主に次のような用途で使われます。
- ソフトウェアのインストールメディア
- 音楽・映画・ドラマなどのコンテンツレンタル
- 運動会、結婚式などの思い出の記録
- 仕事関係
ただ、最近では使われていない用途も多いです。
ソフトウェアのインストールメディア
OSやマザーボードのセットアップ、周辺機器、画像・動画編集などのソフトウェアをインストールするために、CD形式などで配布されることがあります。
ただ、最近では、周辺機器や画像・動画編集などのソフトは公式のホームページからダウンロードできたり、OSだとUSBメモリからインストールできたりするので、光学ドライブはほとんど使われなくなっています。
OSは、何か事情があってパソコンを再インストールする場合に必要ですが、どちらかと言うと、マザーボードのセットアップも含めて、自作PCをする人がよく使うものになるので関係してくる人は少ないと思います。
関係していたとしても、公式からダウンロードする形式で、光学ドライブを使わない方法が主流となります。
音楽・映画・ドラマなどのコンテンツレンタル
音楽や映画、ドラマなどのコンテンツをレンタルショップから借りる時に、CDやDVD形式が使われています。
ですが、最近ではみなさんご存じのAmazon Prime Video、Hulu、NetflixなどのVOD(ビデオ・オン・デマンド)に置き換わっています。
レンタルの場合だと次のようなデメリットがあります。
- 借りる、返却する手間
- その都度のレンタル料
- 返却期限
- コンテンツ量
しかし、動画を配信できるほどのネットワーク環境が整ってきて、VODが登場してきました。
VODにより、デメリットが解消されたので、レンタルすることが少なくなっているので、それに伴ってCD・DVD、それらを再生する光学ドライブも需要が少なくなっています。
運動会、結婚式などの思い出の記録
お子さんがいるご家庭であれば、運動会、授業参観、結婚式などのイベントを思い出として撮影して、簡単に見返すことができるようにDVDに保存します。
ですが、最近ではこれも少なくなっているんじゃないかなと思います。
昔は、パソコンのストレージの容量が少なかったので、多くの動画を保存すると容量を圧迫してしまうのでDVDに保存することに意味がありました。
しかし、最近ではストレージの大容量化が進み、動画をそのままパソコンに保存しても容量は十分です。
また、スマートフォンの普及で、撮影・保存・再生を1つでできるようになっているので、ラフに思い出を残しておきたいユーザーからすれば、スマホで十分です。
思い出の記録の方法も変わってきているので、それに伴い、光学ドライブが使われる機会は少なくなっていますね。
仕事関係
仕事関係に関しては、DVDなどでデータのやり取りをするような、仕事のプロセスの一部に組み込まれているがために使われている場合があります。
ケンさん
その際のデータの読み込み・書き込みに光学ドライブが必要になってくる感じで、ビジネス向けPCには光学ドライブが標準搭載されていることがありますね。
私は以前、IT企業に勤めていましたが、お客さんにソフトウェアのデータを納品するために、DVDが使われていました。
DVDに書き込んで取引先に送付する形で納品ですね。
ただ、納品する前にも取引先が用意したサーバーなどにコードをアップロードしているので、ぶっちゃけ、こんなアナログな方法を何でしてるのか分かりませんでした(笑)
ケンさん
このように、仕事関係だと取引先などとデータのやり取りをする際に使われることがありますが、正直他に早い方法はいくらでもあるので、使う機会は少ないと思います。
光学ドライブの必要性について
光学ドライブの使われ方と最近の主流についてで解説したように、最近では、より便利な代替方法が登場したことにより、光学ドライブが使われる機会はほとんどありません。
こういった背景もあり、10年以上前は、パソコンに光学ドライブが搭載されていることが多かったのですが、最近では搭載されていないことが多いです。
デスクトップPCだと、PCケース自体に光学ドライブを搭載するためのスペースはあるものの標準で搭載されていることは少なく、オプションで搭載できるパターンが多いです。
また、ノートPCだと、ほとんど搭載しておらず、PanasonicのLet’s Noteやマウスコンピューターなどのビジネス向けノートPCで一部付いているかどうかですね。
自作PCで自分でパソコンのケースを選ぶときも、光学ドライブを搭載するためのスペースがあるのは半々ぐらいなので、全体的に、CD・DVDの需要の減少に伴い、光学ドライブの需要も無くなってきてますね。
そのため、自分が明確に「このために光学ドライブが必要だ!」と思わない限りは不要だと考えています。
ほとんどの方が不要なのですが、その上で、必要な方向けにどういう基準で選べば良いか解説していきます。
光学ドライブの内蔵か外付けか
(パソコンに搭載される内蔵タイプ)
(USB接続で取り外し可能な外付けタイプ)
光学ドライブには、次の2タイプがあります。
- パソコンに搭載される内蔵タイプ
- USB接続で取り外し可能な外付けタイプ
個人的には、取り回しや使い勝手の良い外付けタイプがおすすめです。
パソコンを複数台持っている方であれば、あのパソコンには光学ドライブがあるけど、データを読み込みたい別のパソコンには光学ドライブが付いていない…というケースがあったりします。
そういう場合に、外付けの光学ドライブであれば、どのパソコンでも使えるので使い勝手がめちゃくちゃ良いです。
また、ノートPCを使っていて、たまにしか光学ドライブを使わない方にもおすすめ。
ノートPCで光学ドライブを搭載できるモデルがそもそも少ないので、選択肢が限られてしまいます。
また、光学ドライブを搭載するスペースが必要なわけなので、パソコン本体のサイズや重量が少しアップします。
たまにしか使わないにもかかわらず、光学ドライブのせいで、ノートPCの持ち運び易さに直結するサイズと重量がアップするのはよくありません。
パソコン1台でデスクトップPCを使う方であれば内蔵タイプでも良いですが、それ以外の方は、外付けの光学ドライブがおすすめですね。
まとめ:多くの人は不要、必要でも外付けがおすすめ!
光学ドライブの必要性について解説しましたが、結論としては、大部分の人は不要。必要な方でも内蔵タイプより使い勝手の良い外付けタイプの光学ドライブの方が良いです。
光学ドライブは、CDやDVDが主流だった時は、パソコンで搭載されることも多かったのです。
しかし、CD・DVDに替わる様々な手段が登場してからは、これらの需要が下がり、それに伴って光学ドライブも搭載されることが少なくなりました。
そのため、「明確にこの用途で光学ドライブが必要!」という方以外は不要と考えてもらって大丈夫です。
また、必要な場合でも、複数パソコンを使う方やノートPCで使いたい方は、絶対に外付けの光学ドライブがおすすめですね。