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Intel CPU 「K」モデルでオーバークロックしないのは悪なのか。

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欲しいCPUがたまたまオーバークロックモデルだったが、特にオーバークロックするつもりはない。

オーバークロックモデルだが、オーバークロックせずに使っても良いのか?

という方向けに、CPUがオーバークロックできるモデルだが、実際しなくても良いのか、それともすべきなのか。ということを対応製品の条件やリスク、体験談を交えて解説します。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
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結論は、無理にオーバークロックをしなくても良いです。

この話については、自作PCユーザーからすれば賛否両論の問題で、オーバークロックモデルなのにオーバークロックしなければ意味がないという意見も多数あることは確かです。

 

しかし、結論を先に言うと、オーバークロックモデルは、ベースクロック周波数が比較的高いので、オーバークロックしなくても元々高性能なため、無理にしなくて良いと思っています。

 

ただし、オーバークロックしないのであれば、そのモデルが持っている性能・機能を最大限活かしきれていないということは確かなので、その点は理解しておくべきでしょう。

 

おそらく、オーバークロックモデルでオーバークロックしないことに反対という方は、ここが気になるところでしょうか。

 

では、一応ベースのクロック周波数がどのくらい違うのか例をあげておきます。

Intel Core i7 7700K

-> ベース:4.2GHz, 4コア/8スレッド

Intel Core i7 7700

-> ベース:3.6GHz, 4コア/8スレッド

ベースのクロック周波数で0.8GHzの差があります。

 

Intel Core i7 8700K

-> ベース:3.7GHz, 4コア/8スレッド

Intel Core i7 8700

-> ベース:3.2GHz, 4コア/8スレッド

ベースのクロック周波数で0.5GHzの差があります。

 

ちなみに、Intel CPUの場合は、型番の最後に「K」と付くものだけでなく、「Extreme Edition」と付くものもオーバークロックできる製品です。

AMD CPUは、「Black Edition」と付いたものです。

 

ベースクロック周波数が高いのでオーバークロックしなくても、より高い処理性能を発揮することができます。

あとは、0.5GHz~0.8GHzのクロック周波数を上げるために、お金を出すかどうかという問題になってきますね。

ここを出せるのであれば、オーバークロックしなくても価値はあると思っているので、オーバークロックモデルだからと言って無理にする必要はないという結論になりました。

 

後程話しますが、私は、Intel Core i7 7700”K” のオーバークロックモデルで自作PCを組みましたが、オーバークロックはしていません。

 

 

オーバークロックをする条件やリスクを考える

オーバークロックには、マザーボードがオーバークロックモデルに対応している必要があったり、故障のリスクを上げてしまうということがあります。

 

つまり、次の3つの要素でオーバークロックするかどうかが決まってくると思います。

ベースクロック周波数の高さ

対応製品の購入

故障リスク

ベースクロックが少し上がるだけで満足で、対応製品の購入や故障のリスクはちょっと。。。という方は、オーバークロックは向いていないでしょうし、

その2点を取っても、高いパフォーマンスを発揮する必要があるという方は、オーバークロックするのが適していると思います。

 

要は、人それぞれの考え方で変わってきますということですね。(笑)

結論に、無理にしなくても良いです。と書いたのは、こういう理由があるからです。

 

では、対応製品の購入と故障リスクについて、もう少し詳しく解説しておきます。

 

 

オーバークロックに必要な対応製品の購入

オーバークロックをするためには、最低でもマザーボードがオーバークロックモデルに対応している必要があります。

また、オーバークロックの性能向上に伴って、必要に応じて他のPCパーツの性能も上げておく必要があります。

 

これらのパーツを揃えるための費用もオーバークロックをしない前提で考えた場合と比較して、かなり高くなってくるので予算に余裕がある方向けという感じですね。

 

【必須】オーバークロックモデル対応のマザーボード

マザーボードは、オーバークロックに対応したものを購入する必要がありますが、その見分け方を解説します。

Intel CPUを使用する場合、それに対応したマザーボードには、Intelのチップセットが搭載されています。

そのチップセットの種類によって、オーバークロックができる、できないが分かれてきます。

 

チップセットはマザーボードの型番を見ると分かりますが、Z370, H270, B250という部分で分かります。

オーバークロックに対応しているのは、先頭の英字が「Z」となっているものです。

これ以外は非対応となるので、オーバークロックする場合には、Zのものを購入する必要があります。

 

対応のマザーボードは、比較的高価なものが多くなってきます。

 

 

冷却性能を上げるためのCPUクーラー

CPUクーラーについては、オーバークロックモデル出ない場合、CPU購入時にIntelの純正CPUクーラーが付いてきますが、オーバークロックモデルの場合、付いてきません。

CPUのみとなります。

 

「純正のCPUクーラーでは冷却性能が不足気味なので、より高性能なモデルやオーバークロックをしたい場合は、CPUクーラーを各自用意してね。」というIntelのメッセージですね。(笑)

 

オーバークロックをするのであれば、しない時に比べて発熱が高くなることは避けられません。

そのため、通常より高い冷却性能のあるCPUクーラーが必要となってきます。

 

 

オーバークロック対応のメモリ

メモリについては、特に高価な製品でなくても大丈夫ですが、高クロックのオーバークロックを設定する場合には、メモリも合わせて高クロックに対応したオーバークロック向けのメモリにしたほうが良いでしょう。

 

これらを揃えるのに、2~3万程度高くなるのではないでしょうか。

 

オーバークロックの故障リスク

次に故障のリスクです。

 

オーバークロックは、ユーザーの設定次第でクロックアップすることができます。

倍率、電圧、消費電力などの設定を誤れば、パソコンは起動すらしませんし、最悪の場合、CPUだけでなく他のPCパーツが物理的に故障するということも。

 

また、オーバークロックすると保証対象外になることが多いので、故障した時のリスクは高そうですね。

 

 

用途よっては、オーバークロックしなくても良いと思っている件

オーバークロックをする状況を考えると、一時的、短期的にCPUが高負荷になった際に、少しでもパフォーマンスを上げることで処理を高速化する場合に必要になってくるでしょう。

 

オーバークロックすることにより、高電圧が各パーツに流れ、マザーボード等のコンデンサへの負荷を考えると高い頻度や常時オーバークロックするという状況には向いていません。

 

そのため、動画編集のエンコード時やゲームの一時的な高負荷時などが想定されている場合に適していますが、長時間高負荷な処理が必要なデータ分析などの用途には適さないと思います。

 

私の場合は、Core i7 7700”K”を使用していますが、オーバークロックはしていません。

パソコンの使用用途が特殊でして、1日のほとんどをCPU使用率80%~100%となる高負荷なデータ分析用途に使用しています。

 

長時間の使用となると、やはり故障リスクはできるだけ下げておきたいものです。

しかし、できるだけクロック周波数の高いCPUが良かったので、Core i7 7700ではなく、Core i7 7700”K”を購入したという感じです。

 

とは言え、オーバークロックしようとしても、他のPCパーツをオーバークロック向けにアップグレードする予算は無かったですが。(笑)

 

 

まとめ

データ分析の用途でパソコンを使う人は少ないと思うので、用途部分についてはあまり参考にならないと思います。(笑)

 

しかし、オーバークロックモデルのCPUでオーバークロックするか否かについては、オーバークロックするためのPCパーツを買いそろえるお金とリスクとの相談になると思うので参考にしてみてください。

 

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