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CPUとGPUの違いを解説【GPUは映像処理専門】

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CPUとGPUって何が違うの?

という方に向けて、違いを解説します。

 

簡単に言うと処理する担当に違いがあります。

 

CPUはパソコン全体の処理を行い、GPUがある場合には、CPUで行っていた映像関係の処理をGPUに任せます。

 

結論を先に言うと

CPU:パソコン内全般の処理を行う

GPU:映像関係の処理を行う

 

GPU非搭載のパソコンの場合は、映像関係の処理もCPUで行う

GPUは搭載せずとも基本的に動作しますが、3Dゲームや3DCGなど映像処理に高い性能が要求されるような使用用途の場合は、GPUは必須です。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
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CPUとGPUの違いについて

パソコンを使うにあたり、必ず何かしらの処理をしています。

  • Webや動画を見たり
  • ブログを描いたり
  • ゲームをしたり
  • 動画編集をしたり

人それぞれ色々な用途でパソコンを使用すると思いますが、必ず、パソコン内では何かしらの”処理“が行われています。

 

それらの”処理“をするのが、CPUとGPUという訳です。

 

CPUは、Central Processing Unitの略で、中央演算処理装置と言い、

GPUは、Graphics Processing Unitの略で、グラフィック演算処理装置と言います。

この名前からも分かりますが、”Processing”とついているように、処理するためのPCパーツですね。

 

CPUとGPUの違いとしては、”中央“と”グラフィック“の部分ですが、それぞれどのような違いがあるか詳しく見ていきましょう。

 

CPUはパソコン全体の処理をする

CPUは、パソコン全体の処理を行うための装置で、基本的に、パソコン内の処理を全て担当しています。

 

例えば、Webページを見ようとした時に、

  1. ブラウザの立ち上げ(Google Chromeなど)
  2. 文字を入力して検索
  3. 検索結果を画面に反映

という手順を踏むことになりますが、これらを実行するために必要な処理をCPUが全て行っています。

 

この内、3番に関しては、検索結果をパソコンの画面に反映する際に、画面を更新する必要があるため、グラフィック処理が行われています。

 

CPUには、CPU内蔵グラフィックというグラフィック装置が搭載されているので、3番のグラフィック処理も行うことができます。

そのため、CPUは基本的に、全ての処理を行っています。

 

CPU内蔵グラフィックの注意点

CPUによって、内蔵グラフィックが搭載 / 非搭載が分かれます。

内蔵グラフィックが非搭載の場合、GPUが無いと映像出力できないので自作PCをする方は、注意が必要です。

市販のパソコンの場合は、その辺りも考慮されているので心配は不要です。

 

CPUでグラフィック処理をしているのであれば、GPUは必要ないんじゃないの?

となる方も多いと思います。

 

では、

  • GPUが何をするのか
  • なぜ必要なのか
  • どういうときに必要なのか

という部分について、次で解説していきます。

 

GPUは映像関連の処理をする

GPUは、グラフィック処理を行うための装置で、基本的に、グラフィック関連の処理を担当しています。

 

GPUは、パソコンを動作させる上では必須のパーツではありません。

そのため、GPUを搭載しなくてもパソコンを使うことができます。

 

CPUの部分でも述べましたが、CPU内蔵グラフィックによって、ある程度、映像関連の処理を行うことができるからです。

 

しかし、CPU内蔵グラフィックの処理性能は、GPUと比較して”かなり低い“ので、高いグラフィック性能が要求される使用用途の場合には、GPUが必須になってきます。

 

また、GPUを搭載することで、CPUが行っていたグラフィック関連の処理をGPUに任せることができるので、CPUの負担が減るというもの大きいですね。

 

ここで、CPU内蔵グラフィックとGPUの性能差を確認しておきましょう。

 

主要なグラフィックボードのスコア

(引用:PassMark

 

Intel CPUで搭載されているCPU内蔵グラフィックは、「Intel UHD Graphics 630」「Intel UHD Graphics 620」です。

【スコア比較】

CPU内蔵グラフィック:1,000程度

GPU:10,000~17,000程度

大体、10倍から17倍もの性能差がありますね。

全然違いますよね。

 

CPU内蔵グラフィックは、Web閲覧やOfficeツールなどの処理の結果を表示させる程度の処理能力しかありません。

 

そのため、3Dゲームや3DCG・3Dモデリングなどの3D関係の処理をする際には、性能不足と言えます。

そういう用途を考えている方は、グラフィックボードを搭載することを”強く“おすすめします。

 

もし、グラフィック性能が不十分の場合は、

  • 画面がカクカクしたり
  • 最悪止まったり

してストレスが溜まるので、使用用途に応じて、CPU内蔵グラフィックで良いのか、GPUを搭載した方が良いのか判断しましょう。

 

では、どのような用途でGPUが必要なのか、必要でないのかが気になると思うので、その辺りを解説します。

【GPUが必要な用途】

・3Dゲーム

・3DCG・3Dモデリング

【GPUがあった方がいい用途、状況によっては必要な用途】

・2DCG

・動画編集(プレビューやエンコード時)

・AI学習(使うAIによる)

・デイトレード(複数枚の画面出力ができるため)

【GPUが不要な用途】

・Web閲覧

・ブログ執筆

・Youtubeなどの動画視聴

・プログラミング

ざっくり言うとこういう感じになります。

 

3Dゲームや3DCG・3Dモデリングをする場合は、必須と考えて良いでしょう。

 

3Dのグラフィック処理は、Web閲覧などの画面更新とは比較にならないほどの処理を行います。

 

キャラクターの動きや太陽などの光源があれば、プレイヤーや建物などの影を計算する必要があります。

また、プレイヤーや敵が何かスキルを使えば、そのエフェクトなどのグラフィック処理も必要になります。

このように段違いにグラフィック性能が必要になってくるので、GPUは必須ですね。

 

どのGPUが高性能なのか、コスパが良いのかについては、別の記事でまとめているので、どのGPUを搭載しようか検討中の方は参考になるかと思います。

≫ 関連記事:GPUの性能比較(仕様/スコア/価格/コスパ)表を作成してみた。【定期更新】

 

 

まとめ:CPUは処理全般、GPUは映像処理のみ

CPUとGPUの違いを解説しました。

 

簡単にまとめると

CPU:パソコン内全般の処理を行う

GPU:映像関係の処理を行う

GPU非搭載のパソコンの場合は、映像関係の処理もCPUで行う

でしたね。

 

基本的に、GPUが無くてもCPUに内蔵グラフィックが搭載されていれば、英上処理はできます。

 

しかし、内蔵グラフィックの性能は、GPUと比較すると”かなり低性能“なので、3Dゲームや3DCG・モデリングなどをする場合は、GPUを搭載することを”強く“おすすめします。

 

とは言え、どのGPUを搭載すればいいの?という方向けに、

  • ある程度の性能とお得な価格で買えるコスパ重視
  • とにかく高性能という感じでパフォーマンス重視

などの観点に分けて、GPUを紹介しているので参考にしてみて下さい。

自作PCをする方はもちろん、BTOパソコンで購入しようとしている方にも目安になると思います。

≫ 関連記事:GPUの性能比較(仕様/スコア/価格/コスパ)表を作成してみた。【定期更新】

 




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