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電源ユニットのEPS規格とは?どういった時に使うのかなどを解説

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電源ユニットの規格は色々あるけど、その中のEPS規格って何なの?

という方に向けてEPS規格の電源ユニットについて解説します。

 

結論から言うと、サーバー・ワークステーション向けのハイエンド電源ユニットです。

 

この記事の著者

パソコンブロガー ケンさん

PC歴20年以上、40台以上の実機レビュー、様々な用途で使ってきた経験を元に、基礎知識や選び方、用途・価格別のおすすめPCなど、パソコン初心者の方向けに解説。
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電源ユニットの規格とEPS規格について

まず、電源ユニットの規格についてですが、簡単に良く使われるものを挙げると次にようになります。

 

・ATX 12V

・EPS 12V

・FlexATX

・SFX

(※正確には、ATXやその後継のATX 12Vなど細かく分かれますがここでは省きます。)

 

この中でATXが最もよく使われますが、今回はEPS規格の電源ユニットについて解説していきます。

 

EPS電源は、イメージとしてはATX規格の電源をよりパワーアップさせたような電源です。

ATXより電源容量が上がっており、それに伴って価格も上がっています。

また、複数のCPU(マルチCPU)や複数のグラフィックボードにも対応した電源規格となっています。

 

EPS規格の電源ユニットの用途

ESP電源は、エントリーサーバー向けの電源として設計・開発された電源です。

 

そのため、ESP電源の用途としては、サーバーやワークステーションとなります。

ワークステーションは、高性能・多機能なパソコンで科学技術計算、CADなどの3DCG・モデリング、グラフィックデザイン、事務処理などに特化した業務用の高性能なコンピュータのことです。

 

高性能なパソコンであれば、それなりに高性能なCPUやグラフィックボードが必要になってきますが、高性能なパーツの多くは、消費電力が高くなるので電源容量の多い電源が必要になるというわけです。

 

そのため、個人で利用するパソコンであれば、よほどの高性能なパーツを搭載しない限り、大容量の電源ユニットは必要ないため、ATX電源を選ぶのが一般的です。

 

最近はATXとEPS規格が両方備わっている電源ユニットが多い

上でEPS電源は、ATXをパワーアップさせたような電源と述べました。

この規格の登場した頃は、説明した通りの位置づけでしたが、最近では、ATXとEPS規格が両方備わっている電源が多くなっています。

 

そのため、ATX規格の電源でも電源容量と補助電源等のコネクタさえ揃っていれば、複数のCPUを搭載したり、複数のグラフィックボードを搭載したりすることも可能です。

 

例えば、「TOUGHPOWER GX1 RGB GOLDシリーズ」の製品概要を確認すると、電源規格の項目は次のようになっています。

 

電源規格:ATX12V v2.4、EPS 12V v2.92

 

このように、ATXとESPの両方の規格に対応している電源ユニットです。

 

もちろん、ATX規格のみに対応した電源もあるので注意が必要です。

逆に、ESP規格のみに対応した電源は、ざっと調べたところほとんどありませんでした。

 

自作PCでは、ほとんど意識しなくてもいい。

先ほど述べたように、ATXとEPS規格が一緒になった電源ユニットが多くなっているので、自作PCでは特にATX、EPS規格に関しては気にする必要はありません。

 

ただし、FlexATX、SFX規格の場合は、形状が全然異なっているので、ケースの対応している電源規格と間違えてしまうと搭載できないのでよく確認しましょう。

 

まとめ:EPS電源はサーバー・ワークステーション向けだが、最近は一緒になっている電源ユニットがほとんど。

EPS電源は、高度な処理性能やグラフィック性能を要求するサーバーやワークステーション向けに設計・開発された電源ユニットですが、最近は、ATXとEPS規格を両方備えた電源ユニットが主流です。

 

そのため、電源容量やコネクタの数があれば、ATX電源でも複数のCPUやグラフィックボードを搭載することができるので、自作PCをする際は、特にATXとEPSの規格については、それほど気にしなくても大丈夫です。



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