
Fractal Design Define S2は、産業用用途にも使用される吸音材を用い、高い静音性を実現しているミドルタワーケースです。
デザインと仕様、特徴、BTOパソコンの有無などについて解説していきます。
このケースは、BTOメーカー「サイコム」のゲーミングPC「G-Master Hydro Z390 Extreme OC」での取り扱いがあります。
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目次
Fractal Design Define S2の外観
まずは、Fractal Design Define S2の外観を簡単にチェックしていきます。
(By Fractal Design)
静音性の特化しているケースを多く作っているFractal Designですが、今回紹介するDefine S2は、サイドパネルが強化ガラスということが大きな違いになります。
このケースは、サイドパネル全面が大きな強化ガラスとなっており、内部のパーツを楽しめる仕様となっています。
また、電源ユニットが下部分に隠せる構造になっており、ケーブル類は裏配線を使い綺麗に整えることができるので、内部を覗いたときもスッキリとした仕上がりにすることができるので良いですよね。
拡張スロットは合計9つですが、内2つが縦向きのため、別売りのライザーケーブル等を使って、グラフィックボードを立てかけることもできます。
グラフィックボードを普通に搭載すると顔部分が下向きになるので、ちょっと残念な気分になりますが、このケースではいい感じに設置することができますね。
Define S2は、静音性に特化しつつも、魅せるケースとして、静音性、デザイン性を両立しているケースと言えるでしょう。
(By Fractal Design)
内部は、いたってシンプルですね。
ストレージ類は全て裏側なので、表側のフロントあたりは、HDDブラケット等は一切なくスッキリした印象ですね。
この広いスペースは、本格水冷をする際のリザーバータンクの設置場所として確保されています。
ラジエーターに関しても、フロント、トップ、ボトム、リアと色々な場所に搭載することができ、最大420mmの大型ラジエーターに対応しています。
空冷、簡易水冷はもちろんのこと、本格水冷など多彩な水冷システムに対応したケースとなります。
(By Fractal Design)
裏側は、主にストレージ用の3.5, 2.5インチベイと電源ユニットが配置されています。
3.5インチドライブベイも全て裏側にあるケースは珍しいですが、これによって表側の多彩な水冷システムを実現しているという訳ですね。
Fractal Design Define S2の仕様
では、細かいケースの仕様について解説します。
ケース仕様
項目 | スペック |
製品名 | Fractal Design Define S2 |
カラー | Blakout, Black, Gunmetal, White |
材質 | スチール, 強化ガラス |
対応マザーボード | EATX, ATX, mATX, ITX |
ドライブベイ – 5.25 | 0 |
ドライブベイ – 3.5/2.5 | 3 |
ドライブベイ – 2.5 | 2 |
拡張スロット | 7 + 2(2つは縦型) |
サイズ | 543 x 233 x 465 mm |
重量 | 11.6kg |
I/Oポート | USB 3.1 Gen 2 Type-C x1, USB 3.0 x 2, USB 2.0 x2, オーディオ |
ファン | フロント:120/140mm x3(2個標準搭載) トップ:120/140mm x3 リア:120/140mm x1(標準搭載) ボトム:120/140mm x2 |
ラジエーター | フロント:120/240/360mm, 140/280mm トップ:120/240/360mm, 140/280/420mm リア:120mm ボトム:120/240mm, 140/280mm |
CPUクーラー | 最大185mm |
グラフィックスカード | 最大440mm |
電源ユニット | 最大300mm |
Fractal Design Define S2の特徴
Fractal Design Define S2の特徴について解説していきます。
このケースの大きな特徴としては、次の通りです。
- 静音性に特化したギミック
- 重厚感のある高いデザイン性
- 豊富なカラーバリエーション
では、1つ1つ詳しく解説していきます。
静音性に特化したギミック
(By Fractal Design)
Define S2は、静音性に特化したケースですが、特化させるためのギミックがいくつか盛り込まれています。
- 密閉性のケース
- 産業用の高密度吸音材
- 最大9つのケースファン搭載
Define S2は、密閉型のケースで音が漏れにくい構造となっています。
吸気口をかなり狭く、最小限という感じで設計されています。
とは言え、冷却性能が悪くならないよう吸気口のサイズを調整し、静音性と冷却性のバランスの取れたものに仕上がっています。
それだけではなく、サイド、トップ、フロントパネルは、産業用用途にも使用される高密度吸音材を搭載しており、さらに静音性を高めています。
また、最大9つのケースファンを搭載することができるので、回転数を自動制御してくれるようなPWM対応のケースファンを多く搭載することで、ファンの回転数を下げて静音性を高めることができますね。
≫ 関連記事:静音PCケースファンの解説
重厚感のある高いデザイン性
(By Fractal Design)
ベースは、スチール製のパネルと強化ガラスで作られており、さらに全体的にシンプルなデザインなので重厚感のあるケースに仕上がっています。
また、上でも述べたように、電源ユニットを隠せる構造になっており、ケーブル類のごちゃっとした感じは上手く裏配線で整えることできるので、内部を覗いたときもスッキリとさせることができますね。
外見だけでなく、内部にパーツを搭載した後も綺麗に仕上がるような作りになっているので、細部までこだわり抜かれたケースと言えるでしょう。
豊富なカラーバリエーション
(By Fractal Design)
このケースのカラーバリエーションは全部で4色です。
とは言え、大きな色の違いはなく、細かく調整されているという印象のラインナップとなっています。
強化ガラスの縁部分がグレーになっていたり、リアパネルの拡張スロットとケースファンがホワイトになっていたりと、ちょっとした変更という感じですね。
Fractal Design Define S2を扱っているBTOメーカー「サイコム」
このケースは、BTOメーカー「サイコム」のゲーミングPC「G-Master Hydro Z390 Extreme OC」での取り扱いがあります。
そのため、自作er以外の方でも、このケースのパソコンを手に入れることができます。
このモデルは、CPUとGPUを水冷化したデュアル水冷で高い冷却性能とパフォーマンスを発揮できるパソコンです。
サイコムは、LEDライティングに特化したパソコン、CPUとGPUを水冷化したデュアル水冷パソコンなどテーマ性のあるBTOパソコンを取り扱っている面白いメーカーですね。
パーツの選択肢が多くカスタマイズ性が高く、パーツのメーカーや仕様、画像も掲載されているのでカスタマイズのし易さが特徴ですね。
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まとめ:静音性特化のパソコンが欲しい方にはおすすめ!
PCケース「Fractal Design Define S2」を紹介しました。
冷却性能に特化しつつも、強化ガラスと細部まで考えられた仕様でデザイン性も兼ね備えたケースとなっています。
また、簡易水冷だけでなく本格水冷にも対応しており、最大420mmの大型ラジエーターを搭載できるので、多彩な水冷システムを実現することができます。
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どうも、ケンさん(



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