
トラックボール式のマウスってどんな感じなの?
普通のマウスと比べてメリット・デメリットって何?
という方に向けて、トラックボール式マウスについて解説します。
目次
トラックボード式のマウスについて
トラックボールマウスとは、マウスに付いているボールを指で転がし、マウスのカーソルを操作するタイプのマウスです。
言葉で説明しても分かりにくいので、実際にトラックボールマウスの画像を使って解説していきます。
トラックボールマウス
初めて見る方にとっては、結構斬新な形をしているなという印象を受けると思います。
普通のマウスを比べると、大きな違いは、ボールがあるか無いかですね。
この画像のマウス(ロジクール SW-M570)の場合は、本来、親指を置く位置にボールがあり、このボールを親指で転がして、画面上のマウスカーソルを操作します。
≫ 関連記事:【ロジクール SW-M570マウスレビュー】トラックボール無線レシーバー式マウス
ボールの配置はマウスによって異なります。
例にしたマウスでは親指での操作。
普通のマウスを使い慣れている方からすれば、斬新な形で操作感が結構違うので、戸惑う部分があると思います。
その辺りの操作感を含め、トラックボールマウスのメリット・デメリットを解説していきます。
トラックボールマウスのメリット
トラックボールマウスのメリットは、次の2点ですね。
- デスクが省スペースでも使える:マウス自体は動かさない
- デスクの材質を気にせず使える:ソファーや布の上などもOK
- マウスを動かさないため手首が疲れにくい
では、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
デスクが省スペースでも使える:マウス自体は動かさない
通常のマウスであれば、マウス自体を手で動かすことで、マウスカーソルを操作します。
一方で、トラックボール式のマウスは、ボールを転がして操作するため、マウス自体を動かす必要がありません。
そのため、
- デスク上が色々な機器で埋まっていて動かすスペースが無い
- デスク上が散らかっていて動かすスペースが無い
- そもそも、デスクが小さく動かすスペースが無い
といった時に、便利なマウスです。
左:トラックボールマウス、右:普通のマウス
こういったマウスを左右上下に移動できるスペースがあまりない場所でもトラックボール式のマウスであれば操作できますね。
一方で、普通のマウスであれば、ほとんどマウスカーソルは移動できません。
また、ソファなどで自分の膝の上にパソコンを乗せて作業している時、マウスの置き場所に困らないでしょうか?
トラックボールマウスであれば、左右に動かす必要が無いので、画像のように椅子のひじ掛け部分の細い場所に置いても操作することができます。
スペースに余裕のない場所でも使えるのが1つのメリットですね。
デスクの材質を気にせず使える:ソファーや布の上などもOK
普通のマウスは、マウスの裏面にあるレーザー光(読み取り装置)をデスクに当てて、その光の反射でマウスカーソルの座標を認識します。
そのため、レーザーの種類とデスクの素材の相性が悪いと、光が反射せずマウスの操作ができないということが起きます。
一方で、トラックボール式のマウスは、デスクに光を当てるのではなくボールに当てるので、デスクの材質との相性は関係ありません。
つまり、どんなデスクの材質でも使えるという訳ですね。
ちなみに、マウスのレーザー(読み取り方式)とデスクの相性については、マウスのレーザー(読み取り方式)の種類や特徴で解説しています。
左:トラックボールマウス、右:一般的なマウス
画像を見ての通り、トラックボールマウスは、ボールを外した奥に、レーザーの読み取り装置が付いています。
これを青いボールに当てて、マウスカーソルの座標の読み取りを行っているので、デスクの材質は全く関係ありません。
このように、絨毯(じゅうたん)の上、ござの上でも操作できます。
椅子だったり、寝転びながらだったり、場所を問わずパソコン使いたい!という方には良いんじゃないでしょうか。
マウスを動かさないため、手首が疲れにくい
トラックボール式のマウスは、何度も繰り返しになりますが、マウス本体を動かす必要がありません。
そのため、普通のマウスのように、マウス本体を動かすために一緒に手首を動かす必要が無いので、手首への負担軽減を期待できます。
いつも長時間マウスを使うので、手首が疲れるという方は、
- トラックボール式のマウス
- 腱鞘炎防止のエルゴノミクスマウス
を使ってみると良いかもしれませんね。
≫ 関連記事:マウスによる腱鞘炎と対策を解説【手首が痛くなる人必見】
トラックボールマウスのデメリット
トラックボールマウスのデメリットは、次の1点ですね。
- 慣れるまでに時間がかかる:操作感について
では、詳しく見ていきます。
慣れるまでに時間がかかる:操作感について
実際にトラックボールマウスを使って、デメリットは、この1つだと感じたのですが、この1つが結構大きいと思っています。
それは操作感ですね。
慣れるまでに時間がかかると思います。
普通のマウスの操作では、マウス自体を動かすことになりますが、トラックボールマウスでは、どれかの指(マウスごとに違う)でボールを転がす必要があります。
これが最初使った時、難しかったですね。
人それぞれだと思いますが、数時間や1日である程度慣れてきます。
とは言え、慣れの問題なので、使い慣れればこのデメリットは無くなりますね。
具体的に、ちょっと癖が強いな、操作しづらいなと感じたポイントをあげていきます。
- ポインタを上に移動させる場合、親指を曲げて下から上に弾くようにする必要があるので難しい
- 文字列選択などの細かいポイント操作が難しい
- 慣れていないのでマウス本体を動かしそうになる
トラックボールの左右の動きは、比較的スムーズにできます。
しかし、上への操作は、親指を曲げて下から上に弾くようにする必要があるため難しいですね。
上に動いてもポインタが真上にはいかず、曲がってしまいますね。(笑)
また、普段のマウスを使い慣れている方であれば、ついいつもの感覚で、マウス本体を動かしそうになります。
おすすめのトラックボールマウス
今まで実際に使ってレビューしたものの中から、おすすめのトラックボールマウスを紹介します。
デスクの素材やスペースを気にせず、どこでも使えるマウスです。(ソファーや絨毯の上でも使用可)
まとめ:慣れるまでに時間がかかるが、デスクスペースが少ない方におすすめ!
慣れるまでに少し時間はかかると思いますが、慣れてしまえば使い勝手良いと思います。
とは言え、一般的なマウスの操作感とは、結構違うことは確かなので、向き不向きや好き嫌いも大きく左右するかもしれません。
しかし、
- デスクが省スペースでも使える:マウス自体は動かさない
- デスクの材質を気にせず使える:ソファーや布の上などもOK
- マウスを動かさないため手首が疲れにくい
という部分にメリットを感じるのであれば、一度使ってみても良いですね。
どうも、ケンさん(



コメントを残す