
Intel UHD Graphics 620でどの程度のゲームができるの?
と気になる方向けに、と気になる方向けに、FF14のベンチマークソフトでCPU内蔵GPU(Intel UHD Graphics 620)の性能がどの程度か計測します。
結論から言うと、
グラフィック設定を最高品質にすると”設定変更を推奨“となるが、設定を下げれば”やや快適”
で楽しむことができます。
あまりグラフィック性能を要求しないゲームであれば、ある程度楽しめるということが分かります。
とは言え、
- グラフィックの良い3Dゲームをプレイしたい!
- FPS値にもこだわってゲームをプレイしたい!
というゲームを本格的にするユーザーは、グラフィックボード搭載のパソコンを”強く“お勧めします。
目次
Intel UHD Graphics 620搭載のFF14ベンチ検証用パソコン
FF14のベンチマークを実行するパソコンは、Intel UHD Graphics 620を搭載しているSurface Pro 6です。
Surface Pro 6は購入時にスペックをカスタマイズできるので、今回使用するスペックを記載しておきます。
Surface Pro 6
OS | Windows Home |
CPU | Intel Core i5-8250U (1.6GHz / 4コア8スレッド) |
メモリ | 8GB |
グラフィック | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 256GB |
CPU, メモリについては、カスタマイズ時の選択肢の中で一番性能が低いパーツとなっています。
そのため、この構成で動作確認すれば、他のどの構成でもスコアが同等かそれ以上の結果が得られると思います。
ちなみに、グラフィックボードの性能と比較すると次のようになります。
主要なグラフィックボードの性能
(引用:PassMark)
やはり、Intel UHD Graphics 620では、グラフィックボードとかなり差があるようですね。
Geforce GTX 1660, RTX 2060
がコストパフォーマンス的に良く、グラフィックボードを搭載する場合はこのあたりを選ぶ人が多いと思います。
これらと比較すると性能が、約10倍程度違うことが分かります。
FF14のベンチマーク結果
では、実際にFF14のベンチマーク結果を解説していきます。
結果について
FF14のベンチマークソフトでは、結果が次の8段階で表示されます。
7000以上:非常に快適
5000~6999:とても快適
3500~4999:快適
2500~3499:やや快適
2000~2499:普通
1500~1999:設定変更を推奨
1000~1499:設定変更が必要
1000未満:動作困難
FF14公式:ベンチマークソフトの解説ページ
プレイするにあたり、少なくとも普通、やや快適程度は欲しいところですね。
おそらく、非常に快適、とても快適まで出そうと思うと、Geforce GTX 1660, RTX 2060
あたりの性能のグラフィックボードが必要になってくると思います。
とは言え、Intel UHD Graphics 620の内蔵GPUでどこまで頑張れるかというのが気になりますよね。
ベンチマークは、グラフィック設定と解像度を色々変えて、次の3パターンで検証しました。
- ベンチマーク設定①:高品質(ノートPC)
- ベンチマーク設定②:高品質のFHD(ノートPC)
- ベンチマーク設定③:最高品質のFHD
画像の右下あたりの設定変更から適宜変更しています。
ベンチマーク設定①:高品質(ノートPC)
【設定内容】
グラフィック設定:高品質(ノートPC)
解像度:1280 x 720
表示方法:ウィンドウ
結果:やや快適(スコア:2777)
【計測値】
平均フレームレート:18.693
ローディングタイム(合計):58.106sec
CPU使用率:40~50%
GPU使用率:ローディング時以外、ほぼ100%
この設定の時点で、GPU使用率がほぼ100%だということが分かります。
27%になっているのは、シーン毎に発生するローディング時。
ベンチマーク設定②:高品質のFHD(ノートPC)
【設定内容】
グラフィック設定:高品質(ノートPC)
解像度:1920 x 1080
表示方法:ウィンドウ
結果:普通(スコア:2290)
【測定値】
平均フレームレート:15.220
ローディングタイム(合計):66.247sec
CPU使用率:30~50%
GPU使用率:ローディング時以外、ほぼ100%
ベンチマーク設定③:最高品質のFHD
【設定内容】
グラフィック設定:最高品質
解像度:1920 x 1080
表示方法:ウィンドウ
結果:設定変更を推奨 (スコア:1522)
【測定値】
平均フレームレート:9.640
ローディングタイム(合計):69.483sec
CPU使用率:20~40%
GPU使用率:ローディング時以外、ほぼ100%
まとめ:”やや快適”で楽しめるものの、本格的にゲームをしたいならIntel UHD Graphics 620では厳しい
高品質(ノートPC)、解像度:1280×720という設定でも「やや快適」というベンチマーク結果になったので、Intel UHD Graphics 620でもプレイできなくはないみたいですね。
とは言え実際は、平均フレームレートが18.693と低く、最低限プレイできるという印象です。
ゲームをプレイする上で、快適と思えるフレームレートが大体30~60FPS程度なので、カクつくとまでは行きませんが、少し違和感を感じるかもしれません。
ちょっと作業の息抜きにFF14のような軽めのゲームを楽しむライトユーザーであれば、良いかもしれません。
ですが、パソコンの使用用途がゲーム中心というようユーザーであれば、グラフィックボードを搭載したものを”強く“おすすめします。
ゲーム好きな方であれば、きっと他のゲームもしたくなると思います。
FF14は比較的軽めの3Dゲームなので、Intel UHD Graphics 620でもギリギリ何とかなっていますが、より重めのゲームになるとかなり厳しいですね。
ゲーミングPCの目安スペックやおすすめパソコン、最新のセール情報なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
どうも、ケンさん(



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