
自作PCに挑戦したいけど、失敗したらどうしよう…
実際のところ自作PCって簡単なの?難しいの?
と疑問に思っている方に向けて、私の初自作PCを振り返りつつ解説します。
やってみたいけど…と悩んでいる方の後押しになればなと思います。
結論から言うと、思っていたより難しくは無かったが、簡単はちょっと言いすぎかなという印象です。
※私の初自作PCの印象なので、2台目、3台目は簡単でした。
- 自作PCのどこが難しいのか。
- 難しいところをどう取り組むことで、失敗するリスクが少なくなるのか。
- どういう方に自作PCが向いているのか。
という部分まで解説していきます。
・CPUの性能比較表(仕様/スコア/価格/コスパ)【定期更新】(約100件)
・GPUの性能比較表(仕様/スコア/価格/コスパ)【定期更新】(約50件)
コスパ(スコア対価格)の高さ、高性能さの観点からおすすめなCPU/GPUをデータと共に解説
・コスパ・信頼性などの観点からおすすめPCパーツも紹介しています。
目次
自作PCは簡単?難しい?
自作PCは、ネットなどで調べてみると
意外と簡単ですよ…
難しくて組み立てられなかった…
など色々な情報があり、結局どっちなんだよ…という感じになると思います。
上でも述べたように私が初めて自作PCをした印象としては、
思ったより難しくは無かったが、簡単でもない。
という感じでした。
パソコンの組み立てとなると、いくつもの精密機器を扱うことになるので、ちょっとしたミスですぐ壊れて、中々組み立てられないんじゃないか…と思っていたので、結構ハードルが高いと思っていたんですね。
しかも、パーツ1つ1つが高価なので、絶対に失敗したくない…と思っていたので、尚更です。
しかし、実際組み立ててみると、特に故障もなく案外簡単にできました。
基本的に、各種パーツが挿せることろにしか挿さらないですから、ほぼ間違いようがありません。
あとは、
- PCケースのフタ
- マザーボードの取り付け
- ストレージの取り付け
などをネジ留めするだけなので、ドライバーさえ扱うことができれば、さほど難しいものではありません。
ここまで解説すると
あれ?意外と簡単そう?
「簡単でもない」って言ってたよね…
と思うかもしれません。
組み立て自体は意外と簡単なのですが、それ以外の作業工程で、
- ちょいちょい難しいポイント
- 絶対間違えてはいけない部分
があるので、そのあたりで難しさを感じました。
とは言え、間違ってはいけないポイントをしっかり押さえておいて、そこを対策すれば、めちゃくちゃ難しいという訳でもありません。
とは言え、根気は必要になってきますが…(この部分は後ほど解説)
では、その難しいポイントなどはどこなのか解説していきます。
自作PCの大まかな流れと難しいポイント
自作PCの大まかな流れとしては、
- パーツ選定
- PC組み立て
- 配線
- 動作確認(不具合対応)
- セットアップ
となります。
これらの内難しいかなと思うのが、次の3つです。
【パーツ選定】
規格やバージョンを間違えると物理的にパーツを挿し込めなかったり、動作しなかったりします。
【配線】
電源ユニットのケーブル類の配線ですね。
スッキリと上手くまとめるには、ちょっと難しく時間が必要。
【動作確認(不具合対応)】
PCが起動しない場合、どこに原因があるのか調べるのが難しい。
長い時間分からないこともあるので、時間と根気が必要。
では、どこが難しいのか、どう対処すれば良いのかについて、実体験を踏まえつつ解説していきます。
難しいポイントの解説と対策
難しいポイントを3つ上げましたが、
- 具体的にどのあたりが難しいのか
- その難しいポイントってどう取り組めばいいのか
について深堀して解説していきます。
パーツ選定の難しさ ⇒ 一度プロに聞きに行く
パーツ選定は、CPU、GPU、マザーボード、ケースなど色々なパーツをどれにするか選ぶことです。
パーツの選択肢が非常に多く、難しさもありますが、自作PCの面白い部分でもありますね。
しかし、このパーツ選定で、規格やバージョンを間違えると
- 物理的にパーツを挿し込めなかったり
- 挿し込めたとしても動作しなかったり
します。
例えば、
- CPUとマザーボードのソケット形状が違う
- メモリとマザーボードのメモリスロットの規格(DDR4, DDR3など)が違う
などです。
ここを購入する前に確認しておかないと、買いなおす羽目になり、出費が増えることになるので、しっかり確認しておきましょう。
【対策について】
対策としては、一度自分で構成を決めたら、PCパーツを販売しているパソコン工房、ドスパラ、ツクモの店舗に行って、プロに聞くと言うのが一番手っ取り早く、確実です。
上で、しっかりと確認しておきましょうと言いましたが、初めての方は、何を確認しないといけないのかも良く分からないと思います。
もし、抜け落ちていたら…と不安になったりします。
実際、私も初自作PCの時はその状況でして、いくら考えても不安が拭い切れず、1人で考えるのは限界だと感じました。
そのため、ドスパラに行って、使用用途に対して十分なスペックなのかということも含めてパーツ構成の相談に行きました。
初心者でもかなり親切に対応してもらえるので、ありがたかったですね。
一応、当ブログでもPCパーツのチェックリストを作っているので参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:【初自作PC向け】自作PC初心者向け、PCパーツチェックリスト
また、
- パーツ選定は難しそうだな…
- 組み立てだけをしてみたいんだよな…
という方は、自作PCキットを購入するのも1つの手ですね。
既に、規格などを考慮された上で、パーツ一式揃ったパッケージとなっているので、面倒なパーツ選定の工程を飛ばすことができます。
≫ 関連記事:自作PC初心者におすすめの自作PCキットを解説!パーツ選定不安な方向け
配線の難しさ ⇒ 時間はかかるが丁寧に
ケーブル類を綺麗に収めたいという場合は、結構難しく、時間がかかります。
- 性格的にキッチリしておきたい
- サイドパネルが強化ガラスなどで中身が見えるのでできるだけ隠したい
という場合には、配線に時間がかかると思います。
大雑把でよければ、最低限CPUクーラーやGPUのファン、基盤にあたらないようにすれば良いので、多少楽になりますね。
配線って電源ユニットのケーブルを繋げるだけだよね?
なんで時間がかかるの?
と思われるでしょう。
これは、私も自作PCをする前はそう思っていました。
しかし、実際やってみると意外と時間がかかるんですよね。
- ケーブルの通し方で、ケーブルが届く届かないがあったり
- 余ったケーブルをどう隠しておくかだったり
見た目を気にする場合は、意外と納得がいくまで時間がかかります。
【対策について】
対策という訳では無いですが、試行錯誤しつつ納得のいく配線を見つける必要がありますね。
配線なので、失敗する失敗しないという話ではなく、時間がかかるかどうかの問題なので、根気強く取り組みましょう。
動作確認(不具合対応)の難しさ ⇒ 根気強く調べる
次に、動作確認時に不具合が発生した場合の対処です。
これが一番難しいと思います。
さぁ、やっと組み立てたぞ!
動作確認で電源ポチッ!
って押しても、うんともすんとも言わず全く動作しなかったり、電源は付くものの映像が表示されなかったり、状況は様々です。
その状況に合わせて原因の可能性を探り、きちんと組めているか再確認する必要があります。
とは言え、
- ケーブルが抜けていたり
- ケーブルを挿す場所が間違えていたり
と不具合というより、ケアレスミス的なものがほとんどだと思うので、十分対処は可能です。
そんなケーブルの挿し忘れるとかあるのかよ
と思われるかもしれませんが、意外と多いんじゃないかなと思います。
私も初めて自作PCした時は、これが原因で時間を取られました。
そんなところミスらないだろう…という心理から、確認をすっ飛ばし、気づくのが遅くなるというのは良くあります。
また、何台も組んでいても、どこかしらミスがあり、一発で動作すると言うのはなかなか難しいです。
(私だけかもしれませんが…)
基本的に初めて自作PCする場合は、何かしら1つ2つぐらいの原因で、動作しないという心構えで進めた方が良いと思います。
【対策について】
対策としては、こんなミスをしないだろう…という思い込みを一回捨てて、全て一度確認するということが大切です。
上では、分かりやすいケーブル類を例にあげましたが、個々のパーツが初期不良で動作しないというパターンもあり得ます。
そのため、
- メモリ2枚の内、1枚だけで動作させてみる。
- ストレージ類は、一旦外して動作させてみる。
など1つ1つ確認していく必要があります。
後々こうならないように、最小構成(CPU、メモリ1枚、マザーボード、電源ユニット)で一度動作確認するという手もあります。
最小構成で動作確認した後に、全部組んで動作しない場合は、GPUやストレージ、追加したメモリなど原因の特定がスムーズになる場合があります。
このように動作確認で動かなかったときに、根気と時間が必要な作業になってくるので、ここに使う根気と時間は無いかも…という方は、ちょっと自作PCは厳しいと思いますね。
現状持っている知識で対応できそうにないな…という方が、向いていないという意味では無いので安心してください。
私も初めてチャレンジした時は、どんな不具合があるかなんて知りませんでしたから…(笑)
現状できるかどうかでは無く、動作しなかった時に、ネットで調べたり、自分の頭で考えたりする必要があるという意味で根気が必要ということです。
組み立て事故でパーツを壊しそうと不安な方は、パーツ保証を使おう
一通り、自作PCの難しいポイントと対策を解説しましたが、
もし、組み立て時に手元が狂って、パーツを故障させてしまったらどうしよう…
と不安になる方も多いと思います。
そういう方は、ドスパラのパソコン保証を利用すると良いと思います。
パーツ毎にパーツ代の数%上乗せで、
- 組み立て時にミスって壊してしまった
- 静電気でパーツがダメになってしまった
ということができるので、非常に頼りになります。
私も初めて自作PCをしたときは、ドスパラでPCパーツを購入して、この保証を掛けました。
幸い、故障は無く保証を使うことは無かったのですが、「故障しても大丈夫!」という心構えで組み立てできたので、心強かったのを覚えています。
≫ 関連記事:BTOメーカー【ドスパラ】を徹底解説!ドスパラの保証で安心の自作PCを!
まとめ:不具合発生時に根気強く原因を調べて
自作PCって簡単なの?難しいの?という方に向けて、実際のところどうなのかを実体験をもとに解説しました。
結論としては、思っていたより難しくは無かったが、簡単はちょっと言いすぎという印象。
組み立て自体は比較的簡単ですが、
- パーツ選定
- 配線
- 動作確認(不具合対応)
については、ちょっと難しいかなという感じです。
特に動作確認では、その原因を予想して、見つけられるかどうかにかかっているので、ドツボにハマることもあります。(実際そうでした)
そのため、この動作確認の作業を根気強く、時間がかかっても対応できるという方であれば、自作PCはできるかなと思います。
どうも、ケンさん(



・CPUの性能比較表(仕様/スコア/価格/コスパ)【定期更新】(約100件)
・GPUの性能比較表(仕様/スコア/価格/コスパ)【定期更新】(約50件)
コスパ(スコア対価格)の高さ、高性能さの観点からおすすめなCPU/GPUをデータと共に解説
・コスパ・信頼性などの観点からおすすめPCパーツも紹介しています。
自作PC の記事や動画を見ると、だいたいが[ゲーミングPC ]って感じなのですが、僕はゲームはやらないので良く解らないのですが、ゲーミングPCで快適にゲームが出来る自作PCであれば、動画編集や3DCADなども快適作業が出来るのでしょうか?
その辺の違いが解らないので、いつも業者の薦めるPCを購入するのですが、自作PCでも作業できるのであればと思っています。
コメントありがとうございます。
確かに紹介されているのはゲーミングPCというのが多いですね。
おそらく、ゲーミングPCの方が需要が高いということで、多く紹介されているのだと思います。
基本的に、ゲーミングPC向けのパソコンは、高性能な
・CPU(Core i7, i9, Ryzen 5, 7など)
・GPU(GeForce 1660, 2060, 2070, 2080(Ti, Super含む)など)
・メモリ(8GB~16GB)
が搭載されていることが多いので、同じく動画編集や3DCADなどのクリエイティブな用途でも快適に動作すると思います。
メモリに関しては、クリエイティブな用途ではゲームより多く消費しがちなので、16GB以上と多めの方が良いですね。
ちなみに、私もYoutube向けに動画編集をしていますが、使用しているのは、Surface Pro 6(Core i5 8250U, 8GB, グラボなし)です。
なので、私が投稿している動画レベルであれば、特にストレスを感じることなく動画編集できますが、Youtubeのエンタメ系の動画のようにエフェクトを多用したり、4K編集をしたいと言った場合は、上記にあげた性能はあった方が良いかなと思います。
本記事のYoutube版:https://youtu.be/SjyAwWHtNRs
また、3DCADの場合はグラフィック性能が必要になってくるので、グラボは必須ですね。