自作PCに挑戦したいけど、失敗したらどうしよう…
実際のところ自作PCって簡単なの?難しいの?
自作PCに初挑戦しようと色々調べてみたところ、もしかして難しい?失敗したらどうしよう…と不安になると思います。
結論から言うと、思っていたより難しくは無かったが、簡単はちょっと言いすぎかなという印象です。
私も初めて自作PCをした時は結構不安だったので、その経験を振り返って、難しいポイントや失敗しないためのコツを解説します。
ケンさん
- 自作PCのどこが難しいのか。
- 難しいところをどう取り組むことで、失敗するリスクが少なくなるのか。
- どういう方に自作PCが向いているのか。
という部分まで解説していきます。
Kenさん
目次
自作PCは簡単?難しい?
自作PCは、ネットなどで調べてみると
意外と簡単ですよ…
難しくて組み立てられなかった…
など色々な情報があり、結局どっちなんだよ…という感じになると思います。
上でも述べたように私が初めて自作PCをした印象としては、
思ったより難しくは無かったが、簡単でもない。
という感じでした。
パソコンの組み立てとなると、いくつもの精密機器を扱うことになるので、ちょっとしたミスですぐ壊れて、中々組み立てられないんじゃないか…と思っていたので、結構ハードルが高いと思っていたんですね。
しかも、パーツ1つ1つが数万円と高価なので、絶対に失敗したくない…と思っていたので、尚更です。
しかし、実際組み立ててみると、特に故障もなく案外簡単にできました。
基本的に、各種パーツが挿せるところにしか挿さらないですから、ほぼ間違いようがありません。
あとは、
- PCケースのフタ
- マザーボードの取り付け
- ストレージの取り付け
などをネジ留めするだけなので、ドライバーさえ扱うことができれば、さほど難しいものではありません。
ここまで解説すると
あれ?意外と簡単そう?
「簡単でもない」って言ってたよね…
と思うかもしれません。
組み立て自体は意外と簡単なのですが、それ以外の作業工程で、
- ちょいちょい難しいポイント
- 絶対間違えてはいけない部分
があるので、そのあたりで難しさを感じました。
とは言え、間違ってはいけないポイント・失敗しやすいポイントをしっかり押さえておいて対策すれば、めちゃくちゃ難しい訳ではありません。
自作PCの流れと難しいポイント
自作PCの大まかな流れとしては、
- パーツ選定
- PC組み立て
- 配線
- 動作確認(不具合対応)
- セットアップ
となります。
これらの作業工程の中で、難しいかなと思うのが次の3つです。
【パーツ選定】
規格やバージョンを間違えると物理的にパーツを挿し込めなかったり、動作しなかったりします。
また、使用用途に対して必要なスペックを見誤ると、カクついたり、最悪動作しないこともあります。
【配線】
電源ユニットから各PCパーツに電源供給するためのケーブル類の配線です。
PCケースファンやCPUクーラーでLED付きのものを選ぶと、ケーブルが凄く増えてややこしくなります。
スッキリと上手くまとめるには、ちょっと難しく時間が必要。
【動作確認 (不具合対応)】
一通り組み立てたら、電源ボタンを押して動作確認をします。
この時、PCが上手く起動しない場合は、どこに原因があるのか調べて対策する必要があります。
すぐに解決できるものもあれば、ドツボにはまって中々解決できないこともいあります。
難しいポイントとは違いますが、ステップ2の組み立て時は、静電気対策をしっかりしておきましょう。
静電気対策グッズや事前に金属の部分に触って放電しておくなど対策が必要です。
ケンさん
では、どこが難しいのか、どう対処すれば良いのかについて、実体験を踏まえつつ解説していきます。
難しいポイントの詳細と対策【失敗しないコツ】
難しいポイントを3つ上げましたが、次のポイントに焦点を当てて深掘りしていきます。
- 具体的にどのあたりが難しいポイントのか
- 難しいポイントに対してどのように対策するのか
パーツ選定の難しさ ⇒ 一度プロに聞きに行く
パーツ選定は、CPU, メモリ, GPU, ストレージ, マザーボード, 電源ユニット, PCケースなど各種PCパーツを選ぶことです。
≫ 関連記事:PCパーツ一覧と各PCパーツ解説【自作PC初心者必見】
それぞれ何十種類ものPCパーツがあるので、組み合わせとしては数えきれないほどあります。
しかし、何でもかんでも好きに選んでいいわけではありません。
規格やバージョンを間違えると物理的にパーツを挿し込めなかったり、動作しなかったりします。
ケンさん
例えば、
- CPUとマザーボードのソケット形状が違う
- メモリとマザーボードのメモリスロットの規格(DDR4, DDR3など)が違う
などです。
また、使用用途に対して必要なスペックを見誤ると、カクついたり、最悪動作しないこともあるので、選んだPCパーツでやりたいことができるかどうかを見極める必要があります。
ここを購入する前に確認しておかないと、買い直す羽目になり、出費が増えることになるので、確認しておく必要があります。
【対策について】
対策としては、PCパーツを販売しているパソコン工房、ドスパラ、ツクモなどの店舗に行って、店員(自作PCのプロ)に聞くことです。
ケンさん
使用用途に対して必要なスペックを決めて、PCパーツを選んでも、自分では本当に合っているか不安になります。
しかし、初めての方は、何を確認しないといけないのかも良く分からないと思います。
実際、私も初自作PCの時はその状況で、いくら考えても不安が拭い切れず、1人で考えるのは限界だと感じました。
ケンさん
なのでその状況になったら、一度、規格や使用用途を踏まえた上で、自分なりにPCパーツの構成を決めてから聞きに行きましょう。
店員にアドバイスを貰う際に予算も基準になるので、予算も決めておくと良いでしょう。
私はドスパラに行って、使用用途に対して十分なスペックなのか含めてPCパーツの構成が合っているか相談に行きました。
スペックが十分かに加えて、規格やバージョンも含めてチェックしてくれるので、ありがたいです。
初心者でも親切に対応してもらえますし、こちらのPCパーツの理解度に合わせてアドバイスを貰えるので安心できます。
また、店舗ではCPUとマザーボードのセット割引で数千円安くなったりするので、お得になる場合もあります。
- パーツ選定は難しそうだな…
- 組み立てだけをしてみたいんだよな…
という方は、自作PCキットを購入するのも1つの手ですね。
既に、規格などを考慮された上で、パーツ一式揃ったパッケージとなっているので、面倒なパーツ選定の工程を飛ばすことができます。
≫ 関連記事:自作PC初心者におすすめの自作PCキットを解説!パーツ選定不安な方向け
配線の難しさ ⇒ 時間はかかるが丁寧に
ケーブル類を綺麗に収めたいという場合は、結構難しく、時間がかかります。
- 性格的にキッチリしておきたい
- サイドパネルが強化ガラスなどで中身が見えるのでできるだけ隠したい
という場合には、配線に時間がかかると思います。
大雑把でよければ、最低限CPUクーラーやGPUのファン、基盤にあたらないようにすれば良いので、多少楽になりますね。
配線って電源ユニットのケーブルを繋げるだけだよね?
なんで時間がかかるの?
と思われるでしょう。
私も思っていたのですが、実際にやってみると意外と時間がかかるんですよね。
- ケーブルの通し方で、ケーブルが届く届かないがあったり
- 余ったケーブルをどう隠しておくかだったり
見た目を気にする場合は、意外と納得がいくまで時間がかかります。
また、PCケースファンやCPUクーラーのファンなどでLEDを搭載したパーツを使いたい場合、LED用に配線が必要なので、ケーブル類が結構増えます。
説明書を読んでも、どこに接続すれば良いか分かりづらかったりするので、結構時間がかかりますね。
【対策について】
対策という訳では無いですが、試行錯誤しつつ納得のいく配線を見つける必要がありますね。
配線なので、失敗する失敗しないという話ではなく、時間がかかるかどうかの問題なので、根気強く取り組みましょう。
動作確認時に不具合発生 ⇒ 根気強く調べる
PCパーツを一通り組み立てて、いざ起動!と動作確認をしますが、その際に上手く起動できない場合は、原因を突き止めて直す必要があります。
ケンさん
不具合に関しては、電源を押しても、うんともすんとも言わず全く動作しなかったり、電源は付くものの映像が表示されなかったり、状況は様々です。
その状況に合わせて原因の可能性を探り、きちんと組めているか再確認する必要があります。
とは言え、ケーブルの挿し忘れや挿す場所を間違えているなど、ケアレスミスも多いので、全部が全部大変というわけではありません。
そんなケーブルの挿し忘れるとかあるのかよ
と思われるかもしれませんが、これが意外と多くて、私も初めて自作PCした時は、これが原因で時間を取られました。
そんなところミスらないだろう…という心理から、確認をすっ飛ばし、気づくのが遅くなることは良くあります。
基本的に初めて自作PCする場合は、何かしら1つ2つぐらいの原因で、動作しないという心構えで進めた方が良いですね。
【対策について】
対策としては、こんなミスをしないだろう…という思い込みを一回捨てて、全て一度確認することが大切です。
上では、分かりやすいケーブル類を例にあげましたが、個々のパーツが初期不良で動作しないパターンもあり得ます。
そのため、
- メモリ2枚の内、1枚だけで動作させてみる。
- ストレージ類は、一旦外して動作させてみる。
など1つ1つ確認していく必要があります。
また、不具合の状況を頼りに、ネットなどで調べる根気強さも必要ですね。
後々こうならないように、全てのPCパーツを組み立ててから動作確認するのではなく、最小構成(CPU、メモリ1枚、マザーボード、電源ユニット)で一度動作確認するという手もあります。
こうすることで、不具合の原因となるPCパーツを絞りやすくなります。
このように動作確認で動かなかったときに、根気と時間が必要な作業になってくるので、ここに使う根気と時間は無いかも…という方は、ちょっと自作PCは厳しいと思いますね。
現状持っている知識で対応できそうにないな…という方が、向いていないという意味では無いので安心してください。
私も初めてチャレンジした時は、どんな不具合があるかなんて知りませんでしたから…(笑)
現状できるかどうかでは無く、動作しなかった時に、ネットで調べたり、自分の頭で考えたりする必要があるという意味で根気が必要ということです。
組み立て時に失敗したら…と不安な方はパーツ保証を使おう
一通り、自作PCの難しいポイントと対策を解説しましたが、
もし、組み立て時に手元が狂って、パーツを故障させてしまったらどうしよう…
と不安になる方も多いと思います。
そういう方は、ドスパラのパソコン保証などを利用すると良いです。
パーツ毎にパーツ代の数%上乗せで、次のような場合でも交換してくれます。
- 組み立て時にミスって壊してしまった
- 静電気でパーツがダメになってしまった
私も初めて自作PCをしたときは、ドスパラでPCパーツを購入して、この保証をかけました。
幸い、故障は無く保証を使うことは無かったのですが、「故障しても大丈夫!」という心構えで組み立てができたので、心強かったのを覚えています。
まとめ:誰もが最初は初心者なので根気強く諦めなければできる!
自作PCが簡単なのか、難しいのかについて実体験も含めて解説しました。
再度、結論を言うと
思ったより難しくは無かったが、簡単でもない。
ケンさん
組み立て自体は、PCパーツが挿し込めるところにしかささらないので、比較的簡単ですが、
- パーツ選定
- 配線
- 動作確認(不具合対応)
については、ちょっと難しいかなという感じです。
対策や失敗しないコツとしては、次のような感じですね。
パーツ選定の難しさ ⇒ 一度プロに聞きに行く
配線 ⇒ 時間はかかるが丁寧に
動作確認時に不具合発生 ⇒ 根気強く調べる
特に動作確認では、その原因を予想して、見つけられるかどうかにかかっているので、ドツボにハマって時間がかかることもあります。
そのため、この動作確認の作業を根気強く、時間がかかっても対応できるという方であれば、自作PCはできるかなと思います。
初自作PCだと結構不安はあると思いますが、楽しいのは確実なので、是非チャレンジしてみて下さい。
自作PC の記事や動画を見ると、だいたいが[ゲーミングPC ]って感じなのですが、僕はゲームはやらないので良く解らないのですが、ゲーミングPCで快適にゲームが出来る自作PCであれば、動画編集や3DCADなども快適作業が出来るのでしょうか?
その辺の違いが解らないので、いつも業者の薦めるPCを購入するのですが、自作PCでも作業できるのであればと思っています。
コメントありがとうございます。
確かに紹介されているのはゲーミングPCというのが多いですね。
おそらく、ゲーミングPCの方が需要が高いということで、多く紹介されているのだと思います。
基本的に、ゲーミングPC向けのパソコンは、高性能な
・CPU(Core i7, i9, Ryzen 5, 7など)
・GPU(GeForce 1660, 2060, 2070, 2080(Ti, Super含む)など)
・メモリ(8GB~16GB)
が搭載されていることが多いので、同じく動画編集や3DCADなどのクリエイティブな用途でも快適に動作すると思います。
メモリに関しては、クリエイティブな用途ではゲームより多く消費しがちなので、16GB以上と多めの方が良いですね。
ちなみに、私もYoutube向けに動画編集をしていますが、使用しているのは、Surface Pro 6(Core i5 8250U, 8GB, グラボなし)です。
なので、私が投稿している動画レベルであれば、特にストレスを感じることなく動画編集できますが、Youtubeのエンタメ系の動画のようにエフェクトを多用したり、4K編集をしたいと言った場合は、上記にあげた性能はあった方が良いかなと思います。
本記事のYoutube版:https://youtu.be/SjyAwWHtNRs
また、3DCADの場合はグラフィック性能が必要になってくるので、グラボは必須ですね。