
ゲーミングPCは全体的に高スペック帯のパソコンですが、その中でもCPU、GPU共に最強と言えるBTOパソコンについて解説します。
目次
最強のゲーミングPCとは?
ゲーミングPCは、普通のPCと比較するとCPUの性能やグラフィックボードが搭載されている分、高性能な部類のパソコンと言えます。
しかし、その中でも、高い性能のゲーミングPCと言えば、現状(2019/08/17時点)だと大体次のようなスペックではないでしょうか。
高スペックゲーミングPC
基本スペック | |
CPU | インテル Core i9 9900K 8コア/16スレッド, 3.6(最大5.0)GHz |
メモリ | 16GB |
グラフィックボード | NVIDIA Geforce RTX 2080 Ti |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 2TB |
ここまでは、本格的にガッツリゲームする人であれば、まだ価格帯的にも手を出せる範囲のスペックだと思います。
では、これ以上、最強ともいえるゲーミングPCはどうでしょうか。
個人的に、最強のゲーミングPCと言えるスペックは、次のような感じかなと思っています。
最強のゲーミングPC
基本スペック | |
CPU | インテル Core i9-9980XE 18コア/36スレッド, 3.0(最大4.4)GHz |
メモリ | 64GB |
グラフィックボード | NVIDIA Geforce RTX 2080 (Ti) × 2基 |
SSD | 1TB NVMe |
HDD | 3TB |
しかし、こんな高すぎるとも言える高スペックのゲーミングPCなんて、
- どういう用途で使うんだ!?
- どこかのBTOメーカーで取り扱ってるのか?
と疑問に思うかもしれません。
この2点について解説していきます。
最強のゲーミングPCの用途とは?
ゲームと言えば、2Dのゲーム、3Dのゲームなど色々あると思います。
その中でも、3Dゲームというのは、2Dと比較して処理しなければいけない演算がより複雑、かつ、大量になるので、それに耐えうるだけの高いグラフィック性能が必要になってきます。
この性能で、3Dゲームが快適にプレイできるかどうかが決まってきますよね。
とは言え、いくらグラフィックボードの性能を高くすると言っても、今の3Dゲームでは、Gerfoce GTX 1660であれば、結構幅広いゲームがプレイ可能で、Geforce GTX 2080 Tiもあれば、ほぼすべてのゲームを高画質・高品質のグラフィック設定で楽しむことができると思います。
では、それ以上のグラフィックボードを2基搭載したような最強のゲーミングPCでは、一体どんな用途で使うんだ!?となると思います。
思いつくのは次のようなパターンですね。
- ゲームの他に、画面キャプチャや配信ソフトなど複数のソフトを使う。
- ゼロコンマ数秒の表示にこだわる(プロ)ゲーマー。
- 動画編集のエンコードなどのいくらスペックがあっても良い処理を行う。
少しざっくり書いたので、1つ1つ詳しく解説します。
ゲームの他に、画面キャプチャや配信ソフトなど複数のソフトを使う。
ゲームなどを単体で動作させる場合には、最強のゲーミングPCのように複数枚グラフィックボードを搭載したパソコンは、不要かなと思っています。
例えば、ゲーム配信者のように、ゲームに加え、画面のキャプチャツール、配信ツールなど複数の重めのソフトを立ち上げる場合です。
高性能なグラフィックボード1基でも大丈夫と言えば大丈夫ですが、より快適な環境を整えようとするのであれば、必要かなというレベルです。
ゼロコンマ数秒の表示にこだわる(プロ)ゲーマー。
ゲームには、どれだけ快適に動作しているかの指標となるFPS(フレームレート)があります。
1秒間にゲーム画面が何回更新されるかを示しており、この値が低ければカクカクな動作に、高ければヌルヌルな動作になり快適さが変わってきます。
通常であれば、モニターが60Hzなので、60FPSもあれば十分(※)ですが、中には、ゼロコンマ数秒にこだわってゲームをより快適に、より有利にプレイするため、高いFPSにこだわる本格的なゲーマーの方もいます。
そういった方は、240Hzのようなゲーミング用モニターを使って、ゲームをプレします。
※モニターも一般的には、60Hzなので毎秒60回の更新が限界なので、それ以上のFPSになってもあまり意味はないです。
動画編集のエンコードなどのいくらスペックがあっても良い処理を行う。
ゲームの場合は、FPSが高ければ高いほど、快適に動作していると言えますが、正直高すぎても意味がありません。
240Hzモニターを使っているのであれば良いのですが、60Hzモニターの場合は、60FPS以上をだしてもあまり意味がありません。
つまり、ゲームの場合は、グラフィック性能が高ければ高いほど良いという訳ではなく、どこかで上限が来るので、それ以上は意味が無いということになりますね。
しかし、中には、上限が無く高ければ高いほど良いという用途もあります。
ゲームとは関係ないですが、例えば、動画編集のエンコード処理です。
この場合は、動画編集ソフトにもよりますが、グラフィックボードの資源を限界まで使用して処理を行うので、その分エンコードが速くなります。
また、AIの学習なども高ければ高いほど速い処理となります。
このように、上限の無い用途だと、スペックが高いほど時短になったりと有利になります。
最強のゲーミングBTOパソコンの紹介
最強のゲーミングPCに関してスペックや用途を解説してきました。
ここまでのスペックは、自作パソコンで自分でパーツを追加したいと実現しないんじゃないか?と思われるかもしれませんが、実は、一部ではありますが、こういった最強のゲーミングPCを取り扱っているBTOメーカーもあります。
グラフィックボード2基搭載のサイコム「G-Master SLI-X299-NVL」
メーカー:サイコム
基本スペック | |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-9800X 8コア/16スレッド, 3.8(最大4.4)GHz |
メモリ | 16GB |
グラフィックボード | GeForce RTX2080 8GB ×2 |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | – |
電源ユニット | 1000W 80Plus Gold |
参考価格 | 422,990円(税込み) (2019/08/17現在) |
ベースモデルの時点でグラフィックボードを2基搭載しているBTOパソコンです。
グラフィックボードを2基搭載できるBTOメーカーはあまり無いので、先にベースモデルの時点で2基搭載しているものを探しました。
あとのCPUの性能やメモリの容量は、カスタマイズで調整するという形ですね。
調べた時点では、上記の最強のゲーミングPCのスペックにカスタマイズすることが可能です。
まとめ:普通の人は、グラボ1枚で十分です…
最強のゲーミングPCについて、
- どういうスペックなのか。
- どういった用途で使うのか。
- そんなBTOパソコンの取り扱いがあるのか。
について解説しました。
とは言え、普通にゲームを楽しむ分には、ここまでの高いスペックのパソコンは不要ですね。
グラフィックボード1基でGerfoce RTX 2080もあれば、十分すぎます。
ライトゲーマーなら、Gerfoce 1660でも可ですね。
ゲーミングPCについては、価格別・性能別おすすめのゲーミングPCでも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
BTOメーカーでは各社セールを行っているので、上手く活用すればゲーミングPCを安く手に入れることができると思います。最新のセール情報もまとめているので、ぜひチェックを!!
どうも、ケンさん(



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