
ゲームに最適なパソコンを性能別(ミドルエンド、ハイエンド)に解説します。
どういった人向けか、どのようなゲームまで対応できる、また、紹介したパソコンから予算に合わせてカスタマイズするならどうすれば良いのかも含めて解説していきます。
ゲーミングPCを検討しているが、どう選べば良いのか分からない。
CPU、メモリ、グラフィックボード、ストレージで、それぞれどのくらいの性能があれば、どの程度のゲームが快適にできるの?
等々、色々疑問があると思います。
本記事では、各パーツの性能についてと価格別におすすめのゲーミングPCを紹介します。
目次
おすすめのゲーミングPCについて
本記事で紹介するおすすめのBTOパソコンは次の3つです。
30万円以内でグラフィックの良いゲームでも最高の映像設定で快適に楽しめるゲーミングPC【ヘビーユーザー向け】
⇒ ゲームをがっつりするヘビーユーザー向けで、さらに、高画質、高FPSで快適に動作させたいという方向けのハイスペックゲーミングPC。
【おすすめ】20万円以内でグラフィックの良いゲームでも楽しめるゲーミングPC【ゲーマー向け】
⇒ こちらも、まぁまぁ結構ゲームするぜ!という方向けで、比較的コスパを求めたハイスペックゲーミングPC
15万円以内である程度色々なゲームができるゲーミングPC【ライトユーザー向け】
⇒ がっつりではないけどゲームをしたい方向け。グラフィックの良い3Dゲームは厳しい場合があるかもしれないミドルスペックのゲーミングPC
それぞれ人によって予算があると思うので、価格帯別に3つ取り上げました。
一番安価なものでも、ミドルエンド~ハイエンドの部類のグラフィックボードを搭載しているので、ある程度の2D/3Dゲームには対応できます。
ゲームのグラフィック設定を変更すれば、グラフィックの良い3Dゲームでも動作すると思います。
BTOパソコンのスペック比較表
では、詳しくパーツ(CPU、メモリ、グラフィックボード、ストレージ)と、それぞれのパソコンについて解説していきます。
主要パーツの解説
次に、快適にゲーミングPCができるかどうかを決める主要なパーツについて解説していきます。
主に、4つのパーツがあって、
- CPU
- メモリ
- グラフィックボード
- ストレージ
です。
CPUのスペックは?
グラフィック関係の演算処理はグラフィックボードが行ってくれるので、CPUはそれほど高い処理性能は必要としません。
※ゲーミングPCの場合は、グラフィックボードの搭載を前提と考えています。
「グラフィックボードが処理してくれるのなら、低性能なCPUでも問題ないの?」と思われるかもしれませんが、これについては、問題ありです。
CPUは、グラフィックボードの性能を最大限引き出す役割もあるので、CPUの性能が低いとグラフィックボードの本来の性能発揮できず、グラフィック性能のパフォーマンスも落ちることになります。
そのため、性能が低すぎるCPU(※)はNGで、バランスが大切ということですね。
※Intel Celeron, Pentium, AMD Ryzen以外など
最低でも、Intel Core iシリーズ(i3, i5, i7, i9)やAMD Ryzenシリーズは欲しいところですね。
推奨かなと思うラインは、Intel Core i5以上、AMD Ryzen 5以上かなという感じです。
メモリのスペックは?
メモリについては、ゲームによって異なるので何とも言えませんが、8GB~16GBあたりが妥当ですね。
しかし、高いスペックを要求されるゲームだと、メモリが8GBでは足りない場合があります。
例えば、Battlefield Vの動作環境を確認すると、メモリ:12GBとあります。
多くの場合は、8GBでも問題なのですが、たまにこういう風に、結構メモリが必要なゲームもあるので、やりたいゲームがある場合は確認しておきましょう。
メモリスペックの結論としては、
8GB ⇒ 少しだけタイトルが制限されるけど、大体のゲームは楽しめる。
16GB ⇒ 高いスペックを要求されるゲームも幅広くプレイしたい。
という感じですね。
グラフィックボードのスペックは?
ゲームをする上で、一番重要なパーツのグラフィックボードですね。
特に、3Dゲームをする場合は、オブジェクト表示や光源、影などの演算処理が大量に行われるので、快適にゲームをプレイするためには、グラフィックボードの性能が重要になってきます。
あまり詳しくない方だと、型番と性能(スコア)の関係性が分かりにくいと思うので、最近BTOパソコンで良く搭載されているグラフィックボードを性能の高い順に並べてみます。
カスタマイズする際にも役立つと思うので、カスタマイズ時はこの表を参考にしながら進めていくと良いでしょう。
グラフィックボードの性能順
GPU | スコア |
RTX 2080 Ti | 16,764 |
RTX 2080 Super | 16,052 |
RTX 2080 | 15,559 |
RTX 2070 Super | 14,533 |
RTX 2070 | 14,161 |
RTX 2060 | 12,895 |
GTX 1660 Ti | 11,501 |
GTX 1660 | 10,687 |
GTX 1060 | 9,096 |
GTX 1650 | 7,859 |
GTX 1050 Ti | 6,031 |
GTX 1050 | 4,732 |
結構、性能が必要なBattlefield Vの推奨動作環境でもNVIDIA GeForce GTX 1060となっています。
本記事では、一番低価格なものでもこれ以上の性能にしているので、大抵のゲームは動作するはずです。
とは言え、動作環境ギリギリの性能のものより、少し余裕を持たせておいた方が安心なので、そこも考慮に入れて、後程紹介するおすすめのBTOパソコンを選んでいます。
おすすめのグラフィックボードとしては、
GTX 1660 Ti
⇒ ライトユーザーで色々なゲームを楽しみたい方向け
RTX 2070
⇒ ゲーマーでグラフィックの良いゲームやグラフィック設定を弄ってゲームしたい方向け
RTX 2080 Ti
⇒ ヘビーユーザーで、グラフィックの良いゲームを最高の画質、グラフィック設定で楽しみたい方向け
という感じになります。
ストレージのスペックは?
意外とストレージもゲームをする場合に関わってきます。
どういう部分に関わってくるかと言うと、次の2つですね。
- ゲームのロード時間
- ゲームをインストールできるタイトル数
ゲームのロード時間
まず、ストレージには、HDDとSSDがありますが、どちらにするかでゲームのロード時間が変わってきます。
SSD ⇒ 読み込み・書き込み速度が速いが、容量は小さく容量当たりの価格は高い。
HDD ⇒ 容量は大きく容量当たりの価格は安いが、読み込み・書き込み速度が遅い。
という特徴があるので、ゲームのロード時間をできるだけ短縮できるSSDがおすすめです。
また、SSDにすることで、OSの起動時間も2~3倍程度も短縮できるので、メリットが大きいです。
最近では、OSなどのシステムデータをSSDに入れることが多いので、それに合わせてゲームのデータも入れると良いですね。
ゲームをインストールできる本数
グラフィックの良い3Dゲームだと、ゲーム1本で30GB~50GBほどの容量が必要になったりします。
例えば、Battlefield Vの動作環境を確認すると、ディスク空き容量:50GBとあります。
SSDで一般的な容量と言えば、240GB、512GBあたりです。
しかし、240GBだと、OSやその他のソフトウェアで元々20GB程度使われていると考えて、残り220GB程度でしょう。
となると、Battlefield Vのようなゲームを4本しか入れれないことになります。
ゲームをがっつり、色々なタイトルを遊びたいという方には、少ないと思うので、512GBのSSDを搭載しておいた方が良いでしょう。
とは言え、数百MBや数GBのゲームもあるので、やりたいゲームが決まっている場合は、「ゲーム名 動作環境」などで検索してから必要な容量を確認して決めましょう。
やりたいゲームが決まっていない人は、色々なタイトルをしたいかどうかで決めましょう。
数タイトルをやっていくという方は、240GB。色々やりたい人は、余裕をもって512GBにしておくと良いでしょう。
30万円以内でグラフィックの良いゲームでも最高の映像設定で快適に楽しめるゲーミングPC【ヘビーユーザー向け】
メーカー:ドスパラ
製品名:GALLERIA ZZ
基本スペック | |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i9-9900KF 8コア/16スレッド 3.6(Max5.0)GHz |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
グラフィックボード | GeForce RTX2080 Ti 11GB |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 3TB |
電源ユニット | 750W 静音電源 80PLUS Platinum認証 |
参考価格 | 279,980円(税別) (2019/8/6現在) |
全てのパーツにおいて、申し分ない性能ですね。
価格は、少々お高めですが、もしこれでも予算が余っているという方は、ゲーム以外にも色々と同時に起動できるように、メモリ32GBへアップグレードするのが良いかなと思います。
攻略情報を見つつだったり、Youtubeを見つつだったり、ゲーム配信用のソフトを立ちあげたりと色々と同時に起動したいという場合には、もう少しメモリがあった方が良いかもしれません。
【おすすめ】20万円以内でグラフィックの良いゲームでも楽しめるゲーミングPC【ゲーマー向け】
メーカー:ドスパラ
製品名:GALLERIA XF
基本スペック | |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-9700 8コア/8スレッド 3.0GHz(Max4.7)GHz |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
グラフィックボード | GeForce RTX2070 SUPER 8GB |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 2TB |
電源ユニット | 700W 静音電源 80Plus Bronze認証 |
参考価格 | 178,980円(税別) (2019/8/6現在) |
CPU、グラフィックボードの性能を少しだけ控えめにして、コストパフォーマンスを高めています。
性能を追求すればするほど、性能の向上具合と釣り合わない感じで、パソコンの価格が高くなるので、そこまでは行かないが性能も高くしておきたいという絶妙なところを狙ったBTOパソコンです。
SSDは、NVMeタイプでSSDの中でも速い部類のものを搭載しています。
15万円以内である程度色々なゲームができるゲーミングPC【ライトユーザー向け】
メーカー:SEVEN
基本スペック | |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Corei5 9600K 6コア/6スレッド 3.7(Max4.6)GHz |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM |
グラフィックボード | GeForce GTX 1660 Ti |
SSD | 240GB |
HDD | – |
電源ユニット | 600W 80Plus Bronze認証 |
参考価格 | 149,800円(税別) (2019/11/9現在) |
割と低価格帯を狙ったBTOパソコンです。
とは言え、CPUがIntel Core i5、グラフィックボードがGeforce GTX 1660 Tiなので、ミドルエンドかそれより少し上の性能は持っています。
ゲームもある程度、幅広くできるような性能なので、まだやりたいゲームが決まっていない、今後色々なゲームにも手を出していきたい!という方でも問題ない性能です。
モニター付きでこのお値段です。
まとめ:がっつりゲームをしたいユーザーなら20万円以内のゲーミングPCは欲しいところ
ミドルエンド、ハイエンドのBTOパソコンの3つを紹介しました。
一番低い価格帯のパソコンでも、結構幅広くゲームできる性能にしているので、予算に合わせて選ぶと良いですね。
とは言え、グラフィックの良いゲームをしたいとなると、中間の”20万円以内でグラフィックの良いゲームでも楽しめるゲーミングPC【ゲーマー向け】”のパソコンがおすすめです。
BTOパソコンのスペック比較表
どうも、ケンさん(



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