
5万円前後でパソコンを探しているけど、どんな使用用途(動画編集、3Dゲームなど)に使えるの?
この価格帯のスペックの目安ってどのくらいなの?
と疑問に思っている方に向けて、スペックの目安、使用用途などについて、セール情報と共に解説していきます。
目次
5万円前後パソコンの目安スペック
5万円前後となるとパソコンの中では、低価格帯の部類に入ってきます。
スペック的には、5万円を区切りにCPUやメモリのグレードがかわるという感じですね。
スペックの目安としては、大体次のようになりますね。
目安スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Celeron / AMD Athlon / AMD Ryzen 3 / AMD Ryzen 5 |
メモリ | 4GB / 8GB |
GPU | CPU内臓グラフィック |
SSD | 256GB |
HDD | – |
CPUは、ローエンドなものからミドルエンドなものが選択できますね。
とは言え、5万円以下で探すとなると、Intel Celeron, AMD Athlonと言ったローエンドな性能の高くないパソコンのみとなってきます。
CPUはかなり性能が低く、メモリ容量も少ないので、ネットサーフィンや動画視聴だけといった軽めの作業用途として、割り切った使い方となりますね。
メモリ4GBは、最近のパソコンだとかなり少ない方で、Windows OSで1~2GB消費されるため、残りの自由に使えるメモリは少ししかありません。
そのため、色々なソフトを同時に起動して作業するというのは不向きですね。
一方で、5万円を(数千円程度)超えると一気に性能が上がり、CPUは、ミドルレンジのAMD Ryzen 3, Ryzen 5搭載のパソコンが選択肢に入ってきます。
また、メモリに関しても最近の主流である8GBにすることができます。
ネットサーフィンや動画視聴だけでなく、ちょっとした動画編集やプログラミングなど、処理できる幅がグッと広がります。
もう1ランク上の、10万円前後のパソコンであれば、Intel Core iシリーズ、AMD RyzenシリーズのミドルレンジクラスのCPU、メモリは標準的な8GBに加えて、3Dゲームや3DモデリングもできるようになるGPUも搭載することができます。
5万円前後パソコンの使用用途
では、上で紹介したスペックで、どんな使用用途としてパソコンを使うことができるのか解説していきます。
使用用途ごとに、どの程度動作するかの目安を「◎、〇、△、×」で評価していきます。
自分の使おうと思っているものだけを見ればオッケーです!
スペックの判断基準は、次の通りです。
◎ = 快適に問題なく動作
〇 = 基本的に動作するが、一部性能不足を感じることもある。
△ = 初心者や軽めにしかやらない方は良いが、本格的にやる分にはちょっと性能不足。
× = 動作しない。動作しても確実にカクついてストレスになる。
※使用用途のリンクは、各用途の目安スペック、PCパーツなどを解説しています。
上でも解説したように、5万円を区切りに性能が大きく変わってくるため、「スペック」欄と「解説」欄は両方記載しています。
「スペック」の左はCPUがローエンドでメモリ4GB、右はCPUがミドルレンジでメモリ8GBの場合です。
ライトユーザー向けの使用用途
使用用途 | スペック | 解説 |
---|---|---|
Web閲覧、動画視聴 | 〇 / ◎ | 基本的に快適だが、タブを多く開くと重いかも。 ミドルレンジでは、快適に動作する。 |
ビジネス用途 (Office、メーラーなど) | △ / 〇 | 基本的には問題ないが、文書作成ツールで何ページもある場合や表計算ソフトで多くのデータを扱う時は、厳しい。 ミドルレンジでは、基本的に動作する。 Officeの表計算ソフトで数千行単位のデータを扱う時はちょっと重くなるかもという程度。 |
ブログ執筆 | 〇 / ◎ | 基本的に快適に動作する。 |
クリエイティブユーザー向けの使用用途
使用用途 | スペック | 解説 |
---|---|---|
画像編集 | △ / 〇 | ちょっとした画像編集は問題ないが、本格的なものは厳しい。 ミドルレンジでは、基本的に動作する。 |
動画編集 | × / △ | 動作しないと思った方が良い。 ミドルレンジでは、最低限動作するが快適とは言えない。 編集作業自体はできるが、エンコードに時間がかかる。 ※必要に応じてHDDなど追加しておこう |
プログラミング | △ / 〇 | ちょっとしたプログラミングは問題ない。 ミドルレンジでは、プログラミングは問題なくできる。 しかし、重い開発環境や作成したアプリを動作させるとなると少しだけ心もとない。 |
3DCG・モデリング | × / △ | 動作しないと思った方が良い。 |
ベビーユーザー向けの使用用途
使用用途 | スペック | 解説 |
---|---|---|
ゲーム | △ / △ | ブラウザゲーム程度であれば動作するが、2D・3Dゲームは、動作しないと考えておいた方が良い。 |
トレード (株/FX/仮想通貨) | △ / 〇 | デイトレードのように、他画面利用、ツールの更新頻度が高い取引手法の場合は、厳しいかも。 ミドルレンジでは、問題なく動作する。 |
データ分析・AI学習 | × / △ | 動作しないと思った方が良い。 ミドルレンジでは、データ数が多い場合は、分析・学習に時間がかかる。 AIの勉強用と考えるのであれば問題ないが、本格的な動作環境としては不十分と言える。 |
もし、考えている使用用途を満たせないという場合には、1ランク上のパソコンを選ぶことを強くおすすめします。
動作はするかもしれませんが、重くてカクカクで非常にストレスが溜まるということに繋がります。(実体験)
使おうと思っていた用途で使えない!というパターンは一番避けなければいけません。
もうちょっと高いパソコンにしたいけど予算がちょっと足りないという方は、スマホの分割払いと同じように、BTOパソコンも分割払いで購入することができるので、ぜひ検討してみて下さい。
おすすめの5万円前後パソコン
では、5万円前後で買えるおすすめのBTOパソコンを紹介します。
紹介するのは次の3つですね。
- コンパクトでWi-Fi, Bluetooth付き小型PC「mini Regulus TH 3000」(ローエンド)
- マウスコンピューターのスリム型PC「mouse SL4」(ミドルレンジ)
- コンパクトでWi-Fi, Bluetooth付き小型PC「mini Regulus AR5」(ミドルレンジ)
スペック表比較
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メーカー | |||
モデル | |||
OS | Windows 10 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Athlon 3000G (2コア/4スレッド, 3.5GHz) | AMD Ryzen 3 3200G (4コア/4スレッド, 3.6GHz Max 4.0GHz) | AMD Ryzen5 3400G (4コア/8スレッド, 3.7GHz Max 4.2GHz) |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB |
GPU | AMD Radeon Vega 3 Graphics (CPU内臓) | AMD Radeon Vega 8 グラフィックス (CPU内臓) | AMD Radeon RX Vega 11 グラフィックス (CPU内臓) |
SSD | 256GB NVMe SSD | 256GB | 256GB |
HDD | - | - | - |
本体サイズ (幅×奥行き×高さ) | 80.0 × 155.0 × 155.0 mm | 100 × 393 × 367 mm (突起部含む) | 80.0 × 155.0 × 155.0 mm |
本体重量 | 約1.35Kg | 約5.9kg | 約1.35Kg |
参考価格 | 41,778円(税込) (2020/08/15 時点) | 54,780円(税込) (2020/08/14 時点) | 54,978円(税込) (2020/08/14 時点) |
では、1つ1つ簡単に解説していきます。
コンパクトでWi-Fi, Bluetooth付き小型PC「mini Regulus TH 3000」(ローエンド)
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Athlon 3000G (2コア/4スレッド, 3.5GHz) |
メモリ | 8GB |
GPU | AMD Radeon Vega 3 Graphics (CPU内臓) |
SSD | 256GB NVMe SSD |
HDD | - |
本体サイズ (幅×奥行き×高さ) | 80.0 × 155.0 × 155.0 mm |
本体重量 | 約1.35Kg |
参考価格 | 41,778円(税込) (2020/08/15 時点) |
5万円を下回り、約4万円のローエンドモデルのパソコンです。
CPUはAMD Athlonと低性能なものなので、色々な作業は難しいですね。
ただ、この価格帯になるとメモリが4GBと言うのが当たり前ですが、このパソコンは、メモリが8GBということでこの価格帯にしてはかなり奮闘していると言えますね。
販売しているBTOメーカーはドスパラですが、結構コスパの良い商品ですね。
≫ 関連記事:BTOメーカー【ドスパラ】を徹底解説!
さらに、デスクトップパソコンでありながら、次の2点は大きなメリットですね。
- Wi-Fi、Bluetooth付きで面倒なLAN配線不要
- 小型PCで置き場所が困らない
とは言え、後の2つは5万円少し超えたぐらいの価格でミドルレンジクラスになり、格段に作業できる幅が広がるので、予算に余裕のある方は、次に紹介するものをおすすめします。
どうしても、価格優先であったり、ネットサーフィンと動画視聴と割り切って使うという方は、このモデルがおすすめですね。
しかし、コスパ重視でできるだけ多くの作業をしたいという方は、次に紹介するモデルを検討してみて下さい。
マウスコンピューターのスリム型PC「mouse SL4」(ミドルレンジ)
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 3 3200G (4コア/4スレッド, 3.6GHz Max 4.0GHz) |
メモリ | 8GB |
GPU | AMD Radeon Vega 8 グラフィックス (CPU内臓) |
SSD | 256GB |
HDD | - |
本体サイズ (幅×奥行き×高さ) | 100 × 393 × 367 mm (突起部含む) |
本体重量 | 約5.9kg |
参考価格 | 54,780円(税込) (2020/08/14 時点) |
マウスコンピューターの普段使い向けのスリム型PCですね。
CPUは、ミドルレンジでこの価格帯にしてはかなり頑張っていると思います。
また、メモリに関しても最近の標準である8GBなので、色々な用途で使用することができますね。
とは言え、グラフィックボードは非搭載なので、3Dゲーム等のグラフィック性能が必要な用途では厳しいです。
マウスコンピューターは、約99%のユーザーが「またこのショップを利用したいですか?」という問いに「はい」と回答しており、ユーザー満足度が非常に高いBTOメーカーでおすすめです。
他の特徴も含め、徹底的に解説しているので、こちらも参考にしてみて下さい。
≫ 関連記事:BTOメーカー【マウスコンピューター】を徹底解説!評価が高く初心者向き
コンパクトでWi-Fi, Bluetooth付き小型PC「mini Regulus AR5」(ミドルレンジ)
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen5 3400G (4コア/8スレッド, 3.7GHz Max 4.2GHz) |
メモリ | 8GB |
GPU | AMD Radeon RX Vega 11 グラフィックス (CPU内臓) |
SSD | 256GB |
HDD | - |
本体サイズ (幅×奥行き×高さ) | 80.0 × 155.0 × 155.0 mm |
本体重量 | 約1.35Kg |
参考価格 | 54,978円(税込) (2020/08/14 時点) |
こちらも同様に、CPUは、ミドルレンジでこの価格帯にしてはかなり頑張っていると思います。
AMD Ryzen 5ということで、この中では一番性能が高いですね。
また、メモリに関しても最近の標準である8GBなので、色々な用途で使用することができます。
ちょっとしたYoutube向けの10分程度の動画編集であればできますね。
とは言え、グラフィックボードは非搭載なので、3Dゲーム等のグラフィック性能が必要な用途では厳しいです。
販売しているBTOメーカーはドスパラですが、この価格帯でAMD Ryzen 5搭載は、結構コスパが高いですね。
≫ 関連記事:BTOメーカー【ドスパラ】を徹底解説!
さらに、デスクトップパソコンでありながら、次の2点は大きなメリットですね。
- Wi-Fi、Bluetooth付きで面倒なLAN配線不要
- 小型PCで置き場所が困らない
まとめ:5万円を区切りに性能が大きく変わる!
5万円前後のパソコンの目安スペックとおすすめのBTOパソコンを紹介しました。
5万円以下は、ローエンドというスペックになってくるため、ネットサーフィンや動画視聴といった軽い作業のみと割り切って使う分には良いですね。
しかし、これ以上色々な用途で使いたいのであれば、5万円以上にすることで、その幅をグッと広げることができ、コスパ的にもその方がおすすめです。
とは言え、これは5万円前後のパソコンの話なので、3Dゲームなどのグラフィック性能が必要な用途でも使いたいという場合は、最低でも10万前後のパソコン、もう少し快適性を追求したいなら15万前後のパソコンパソコンが必要になってきますね。
現時点では、ネットサーフィンぐらいしか考えていなくても、今後「ゲームをするかも…、動画編集するかも…、ビジネスで使うかも…」と何か色々と手を出していく可能性があるのであれば、10~20万程度のパソコンは欲しいところですね。
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メーカー | |||
モデル | |||
OS | Windows 10 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Athlon 3000G (2コア/4スレッド, 3.5GHz) | AMD Ryzen 3 3200G (4コア/4スレッド, 3.6GHz Max 4.0GHz) | AMD Ryzen5 3400G (4コア/8スレッド, 3.7GHz Max 4.2GHz) |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB |
GPU | AMD Radeon Vega 3 Graphics (CPU内臓) | AMD Radeon Vega 8 グラフィックス (CPU内臓) | AMD Radeon RX Vega 11 グラフィックス (CPU内臓) |
SSD | 256GB NVMe SSD | 256GB | 256GB |
HDD | - | - | - |
本体サイズ (幅×奥行き×高さ) | 80.0 × 155.0 × 155.0 mm | 100 × 393 × 367 mm (突起部含む) | 80.0 × 155.0 × 155.0 mm |
本体重量 | 約1.35Kg | 約5.9kg | 約1.35Kg |
参考価格 | 41,778円(税込) (2020/08/15 時点) | 54,780円(税込) (2020/08/14 時点) | 54,978円(税込) (2020/08/14 時点) |
どうも、ケンさん(



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