
バックアップを簡単・手軽にするために必要なストレージとバックアップソフトを紹介します。
ファイルサイズや用途に応じてどのストレージが良いのかも含めて解説していきます。
目次
バックアップに必要なものとは?
バックアップをするために必要なものは大きく分けて2つあります。
- データを保存するためのストレージ
- バックアップするためのソフトウェア
この2つを使うことで、スムーズにバックアップを取ることができます。
ストレージについて
ストレージについては、用途に合わせてHDD・SSD・USBメモリなどの媒体、ストレージの容量を選ぶ必要があります。
- バックアップ対象となるデータサイズ
- 今度どのくらいのペースでデータが増えていくか
などを考慮してストレージの容量を決める必要があります。
バックアップは基本的に、バックアップ対象となるデータサイズと同じだけの容量を使用するので、それを元に必要な容量を決めると良いでしょう。
バックアップ方法や周期によっても異なってきますが、少なくとも、同じ容量の2、3倍は欲しいところですね。
バックアップソフトについて
バックアップについては、バックアップ専用のソフトウェアがあった方が、格段に簡単・手軽にバックアップすることができるので導入をおすすめします。
ソフトを使わない場合、手動でコピーするということになりますが、対象となるデータが複数個所にある
バックアップソフトを使えば、「写真用」「音楽用」「資料用」などのタスクを作って簡単に複数個所のデータのバックアップを管理することができます。
バックアップの実行もそのタスクから簡単に行うことができるので、非常に便利です。
また、バックアップで一番面倒なのは、「定期的にバックアップしなければいけない」ということですよね。
決まった周期でバックアップしようとしても、日々忙しい中で後回しにされがちなバックアップを定期的に実行するというのは正直、至難の業です。(笑)
バックアップソフトを使えば、定期的に「自動」でバックアップを実行してくれるスケジュール機能もあるので、非常に便利です。
複数個所のデータを定期的にバックアップしたいという場合には、バックアップソフトを使用した方が、圧倒的に簡単かつ手軽となります。
ストレージ(HDD・HDD・USBメモリ)
まずは、ストレージから紹介していきます。
紹介するのは次のストレージです。
- ポータブル外付けHDD
- ポータブル外付けSSD
- USBメモリ
- 内蔵HDD
ポータブル外付けHDD
ポータブルHDDは、コンパクトで大容量なので、使い勝手が良く一番おすすめです。
容量は1TB~4TBのものが一般的で、写真やOfficeなどで作成した資料などのデータだけでなく、動画などのデータサイズの大きいファイルをバックアップしたい時も活躍してくれます。
外付けHDDという選択肢もありますが、外付けHDDの場合は、別途電源を供給する必要があるため、電源ケーブルを使う必要が出てきます。
これだと、データ通信用のUSBケーブルと電源ケーブルが必要なので、結構パソコン周りがコードだらけになって煩わしいです。
そのため、外付けHDDよりUSBケーブルだけで使えるポータブルHDDの方が良いですね。
ポータブル外付けSSD
ポータブルSSDは、HDDと比べると容量当たりの価格が高いので、容量としては256GB~1TBぐらいが一般的となります。
容量は少なくなるものの、ポータブルHDDより衝撃に強いというメリットがあります。
そのため、外出先などでバックアップしておきたいという方にはおすすめです。
例えば、出先で写真や動画を撮影するという場合、できるだけすぐにデータを複数個所に保存して、データが消えないようにしたいというような場合ですね。(かなり慎重派な方ですが…)
パソコンに接続して使う必要があるので、モバイルパソコンも持っていること前提ですが、それでも絶対に消したくないデータを扱う場合には、衝撃に強く少々手荒に扱っても大丈夫なポータブルSSDにするべきでしょう。
USBメモリ
容量は比較的少ないですが、それでも32GB~256GBであれば、安価に買うことができます。
動画などの大きなデータサイズをバックアップしたいという場合には不向きですが、写真やOfficeなどで作成した資料などを保存する場合であればUSBメモリの容量で十分だと思います。
また、コンパクトで持ち運びもし易いので、使い勝手が非常に高いのも良いところですね。
内蔵HDD
自分でパソコンのパーツを追加できるという方向けですね。
もちろん、パソコン内部に搭載するスペースが余っていること前提です。
メリットとしては、外付けHDDより安価で、パソコン内部に取り付けるので場所を取らないということです。
外付けHDDだと別途電源も必要になるので、USBケーブルと電源ケーブルで煩わしいということも無いですね。
紹介した製品のメーカーは、Westan DigitalとSanDiskです。
特にバックアップのように、長期間保存するような用途の場合は、安価なノーブランドより、信頼と実績のある有名メーカーを選ぶことをおすすめします。
バックアップの用途では無かったですが、できるだけ安価に済ませたいと思い、ノーブランドのポータブルHDDやmicroSDカードを購入したことがあります。
しかし、ポータブルHDDは2,3日で故障したり、microSDカードは、保存した写真データが破損(半分だけ灰色一色になるという奇妙な壊れ方)したりと悲惨な目に合ってきました。
おそらく、microSDの方は、保存部分に使われている半導体メモリの品質が悪く、bit単位(データの最小単位)でデータが消えたことによるものだと思います。
その他にUSBメモリやSSDも同じく半導体メモリが使われているので同じことが言えるでしょう。
そのため、不良品にあたる確率を減らすために、少し高くても有名なメーカーを選ぶことを強くおすすめします。
バックアップソフト「EaseUS Todo Backup Home」
バックアップソフトでおすすめなのが、EaseUSが開発・販売している「EaseUS Todo Backup Home」というソフトです。
実際に使っているので、その経験を踏まえて解説していきます。
上で述べたように、”複数個所にあるバックアップデータ“を”定期的に自動“でバックアップするには、バックアップソフトを使った方が圧倒的に手軽です。
これだけではなく、EaseUS Todo Backup Homeには直感的で分かりやすい操作画面な上に、シーンに合わせて色々な機能があるのでおすすめです。
簡単に機能を紹介しておきます。
【機能解説】
システム・ファイル・メールバックアップ機能
⇒ ファイルだけでなく、OSなどのシステムデータやOutlookのメールもバックアップ可能
システム・ファイルクローン機能
⇒ データをそのまま別のストレージに移したい時に便利な複製機能
スケジュール機能【おすすめ】
⇒ 定期的に自動でバックアップをする機能で、毎日、毎週、毎月指定した日時、曜日などを設定可能。
バックアップ方式選択機能
⇒ 完全バックアップ、増分バックアップ、差分バックアップを選択可能
クラウドストレージへのバックアップ機能【おすすめ】
⇒ バックアップデータをクラウドストレージに保存することで最も安全なバックアップが可能。Dropbox, Google Drive, One Driveに対応。
パスワード機能
⇒ バックアップデータにパスワードをかけることができる機能。USBメモリなど紛失の恐れのあるストレージに保存する場合に役立つ。
バックアップ・復元の手順、クラウドバックアップ、スケジュール機能の解説ついては、バックアップソフト「EaseUS Todo Backup Home」のレビュー記事をご参考に。
これらの機能の中でも特に、スケジュール機能とクラウドストレージにバックアップする機能はおすすめですね。
クラウドストレージに保存してしまえば、個人でHDD等で管理するより圧倒的に安全なので、最も安全なバックアップ先と言っても良いでしょう。
無料クラウドストレージの場合では、それほど容量が無いので、写真や資料などバックアップできるデータの種類は限られてきますが、絶対に消したくないデータがある場合には、とてもありがたい機能です。
まとめ:最初に買い揃えるのがおすすめ。
バックアップをきちんと継続して実行していくためには、「最初に必要なものを買い揃えておく」ということが非常に重要になってきます。
私が最初バックアップした時は、バックアップ用にストレージを購入したり、バックアップソフトを買い揃えずにやっていました。
当時、内蔵HDDが2,3台搭載していたパソコンだったので、「適当に空いたスペースにバックアップしよう!」という考えでした。
意外とバックアップのデータサイズが大きくなり、最終的に色々な場所にバックアップデータが保存されることになりました。
これでは、復元する際にどこに何が保存されているか分からず、手間が掛かったり、結局復元できず仕舞いということになります。
普通のファイルとバックアップファイルが混在し、かつ、色々な場所に保存されることになるので管理が全くできませんでした。
そのため、最初から「ストレージ」と「バックアップソフト」については買い揃えてからバックアップすることをおすすめします。
どうも、ケンさん(



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